映画「デス・ウィッシュ」はブルース・ウィリス主演、イーライ・ロス監督の2018年の映画です。
この映画「デス・ウィッシュ」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
外科医から処刑人へと変貌を遂げる男を描いたハード・リベンジアクション「デス・ウィッシュ」をご堪能ください。
「デス・ウィッシュ」あらすじ
外科医として忙しい毎日を過ごすポール・カージー(ブルース・ウィリス)。
彼が働くシカゴの病院では、銃の乱用で毎日病院には患者が運ばれてきます。
ポールは妻のルーシー(エリザベス・シュー)と娘のジョーダン(カミラ・モローネ)と穏やかな日々を送っていました。
ジョーダンは大学も決まりポールとルーシーもそれを喜びます。
ポールの誕生日の晩、家族でディナーに出かけるはずでしたが病院から緊急の呼び出しがかかり食事会はキャンセルすることに。
ルーシーとジョーダンは、ポールの誕生日を自宅で祝うため、ケーキの材料を買いに外へでます。
帰宅した二人はケーキを作る準備を始めますが、窓が開きっぱなしになっていたことに気付いたルーシー。
部屋には靴の足跡が残されていました。
ルーシーは、強盗が入ったのだと気づき二階にタブレットを取りに行ったジョーダンに声を掛けますが、その時家の中に潜んでいた強盗がジョーダンに銃を押し付け人質に取るのです。
ルーシーは警察に通報しようとスマホを手に持ちますが、犯人たちに娘がどうなってもいいのかと脅されてしまいます。
そのまま銃を突き付けられたルーシーは犯人に言われるまま寝室にある金庫を開けますが、一階ではジョーダンが犯人の隙をついて犯人の顔にナイフを振り上げていました。
顔を切られた犯人は激昂しジョーダンに銃を向けます。
二階から降りてきたルーシーはジョーダンを逃がそうと、沸かしていた熱湯を犯人にかけますが、そのまま銃で撃たれてしまうのです。
その後、ポールの務める病院に搬送されたルーシーとジョーダンでしたが、ルーシーは命を落とし、ジョーダンは頭蓋骨を骨折し意識不明の重体でした。
その後、レインズ刑事(ディーン・ノリス)とジャクソン刑事(キンバリー・エリス)に事情聴取を受けるポール。
そこにはポールの弟フランク(ヴィンセント・ドノフリオ)も来ていました。
もしかしたら銃を盗むための強盗だったかもしれないという刑事に噛みつくフランク。
ここ何ヶ月かで6件も同様の事件が起きていたのに住民はそれを知らないと訴えたのです。
しかし刑事たちは、ネットには掲載しているが、ただの強盗ではテレビでは取り上げてくれないのだと言い訳をします。
ルーシーの葬儀も無事終わりますが、ジョーダンの様態はいまだ変わらず、ポールは少しずつ精神を病んでいくのです。
はたして・・・
「デス・ウィッシュ」ネタバレ
それから事件に関して何も進展がなくポールはがっくりと肩を落とします。
セラピーにも通い出したポールでしたが、症状はあまり良くなりませんでした。
ある日、煮え切らなくなったポールはレインズ刑事を訪ねます。
レインズ刑事のオフィスには壁一面に未解決事件の資料が貼られていました。
それを見たポールは警察に任せていたままでは今回の事件が解決しないのではと不安になります。
その夜、テレビで偶然銃のCMを見たポールは翌日その店に行ってみることに。
しかし、今まで銃を持ったことも使ったこともないポールは結局銃を買うことが出来ずに帰宅します。
その後、病院に搬送されてきた患者のズボンから銃が落ちます。
ポールはその銃をこっそり拾って持ち帰るのです。
動画などを見ながら銃の打ち方を研究したポールは、訓練を重ねある深夜、街へ出かけます。
パーカーのフードを被り、顔を隠したポールは車を盗難しようとしているギャングに出くわすのです。
止めるよう声を掛けると相手はポールに向かって発砲してきました。
ポールも所持していた銃で撃ちかえすと、その弾が犯人の一人に当たり車ごと電柱にぶつかるのです。
銃に慣れていないポールはスライドの反動で手を怪我してしまいますが、車から出てきた犯人の一人にもう一発銃を打ち込み、そのままその場から立ち去ります。
しかし、その様子を録画していた女性がいました。
この事件を担当したレインズ刑事は、その女性にこの動画を誰にも見せないように言いますが、既にSNSで拡散されていました。
その動画を見た人たちは、顔を隠したポールを「死神」と言い、強盗を射殺したその死神の行動が善か悪かを討論するまでにヒートアップするのです。
それから少しして、銃で足を撃たれた子供がポールの務める病院に搬送されてきます。
ポールはその子から聞いたことを元に、またあの夜みたいにフードを被り子供を撃ったギャングたちを探すことに。
犯人を見つけたポールは容赦なくその男に銃を連発して射殺するのです。
そんなある日、病院に搬送されてきた男の顔に見覚えがあったポール。
その男はポールがルーシーから貰った時計をしていました。
その男は助からず病院で命を落とします。
ポールはその男の所持品からスマホを持ちだし、男の指を使って指紋認証を解除し妻を殺した犯人の手掛かりを探るのです。
一度はレインズ刑事にこの事を話そうとしたポールでしたが、警察は当てにならないと考えまた自分で行動に移すことに。
スマホに残っていたメールから犯人たちのアジトである店を見つけたポールは、死んだ男ジョー(ロニー・ジーン・ブレヴィンズ)の働く店のオーナーを名乗り他の犯人に会いに行くのです。
店にいた男たちから主犯格の男の名前と居場所を聞いたポールは、その男たちを始末し店を後にします。
その後、主犯格の男ノックス(ボー・ナップ)から連絡が入ります。
指定された場所まで行ったポールでしたが、ノックスとの銃撃戦で負傷してしまうのです。
その頃、レインズ刑事から犯人ではないかと疑われたフランクは、犯人の特徴を聞いてポールの元を訪れます。
ポールが犯人なのではないかと勘づいたからです。
ポールは不在でしたが、鍵が開いていたため中へ入ってみると、そこには銃や銃弾が多く用意されていました。
自分で傷の手当てをして家に戻ったポールは部屋にフランクがいることに驚きます。
フランクはこんなことはやめろとポールを説得しますが、ポールは聞き入れません。
巻き込みたくないからとフランクを追い返そうとした時、レインズ刑事がポールを訪ねてきます。
ポールに捜査の目が向いたのです。
「デス・ウィッシュ」最後ラストの結末は?
フランクは上手くごまかしレインズ刑事を追い返し、またポールを説得します。
そこへ病院から電話が。
ジョーダンの意識が戻ったのです。
フランクから、ジョーダンを守れるのはポールだけなのだと言われ行いを改めることにしたポール。
しかし、ジョーダンが退院をする日、再びノックスが二人を狙うのです。
病院のエレベーターに乗った二人はある男と一緒になります。
その男はジョーダンに話しかけ、自分は銃で撃たれて入院していたが、今日退院したと話すのです。
そして二人が降りる間際、ポールに、カージー先生また…と声を掛けるのでした。
ポールは病院帰りのその足で最初に銃を買おうと思った店に行き、銃を買うことに。
それから数日後の夜、庭先でポールの家を除く人物が。
ノックスとその手下でした。
それに気づいたポールは、ジョーダンを階段下のパントリーに隠し警察に通報するよう指示します。
隠れて犯人たちを待ったポールは、合法的に買った銃で犯人たちを次々に攻撃していくのです。
最後に残されたノックスはポールが武器を隠していた地下にいました。
ノックスから銃撃を受けたポールでしたが、ノックスの隙をついて隠していたマシンガンを撃ちノックスも撃退するのです。
通報で駆け付けたレインズ刑事はポールに事情を聞きますが、ポールは今まで負った傷も今日襲われたものだと主張し、持っていた銃もきちんとした手順で買われたものだと証明されます。
強盗から身を守るために売ったというポールの主張は認められ正当防衛で罪は問われませんでした。
あまり納得のいかないレインズ刑事でしたが、ポールには医者として活躍してくれと言葉を残してその場から立ち去るのです。
THE END
「デス・ウィッシュ」見どころ
『狼よさらば』をリメイクした作品で、現代の背景に溶け込むようキャラクターの設定なども変更されています。
ブルース・ウィリスの渋い演技が堪らない作品でした。
善良な医者が、家族を殺害されたことで復讐の殺人鬼になっていく様子はハラハラとさせられます。
家族の復讐が目的だったはずが、関係のない悪党まで手にかけ、もはや始末屋のようになってしまう様は賛否両論でしょう。
このラストではポール(ブルース・ウィリス)が、いわゆる暗黒面に落ちないか心配です。
復讐劇がお好きな方は、同じく家族を殺されたジョン・トラボルタ主演の「リベンジ・リスト」もおすすめです。
フランク役のヴィンセント・ドノフリオも、だらしがないのになぜか憎めない、そんなフランクを上手く演じています。
渋い俳優さんが好きな方にはおすすめの作品です!
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