映画「007 カジノ・ロワイヤル」はダニエル・クレイグ主演、マーティン・キャンベル監督の2006年の作品です。
この映画「007 カジノ・ロワイヤル」のネタバレ、あらすじやラスト最後の結末、見どころを紹介します。
6代目007、ダニエル・クレイグ初登場の「007 カジノ・ロワイヤル」をお楽しみください。
「007 カジノ・ロワイヤル」は、007シリーズの第21作目になります。
「007 カジノ・ロワイヤル」あらすじ
ジェームス・ボンドが00(ダブルオー)になって間もない頃の話です。
ウガンダでスティーブン・オバンノ(イザック・ド・バンコレ)とル・シッフル(マッツ・ミケルセン)の取引が行われていました。
仲介役はミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)。
スティーブン・オバンノの金をル・シッフルは株操作で儲けようと画作しています。
ル・シッフルはテロリストの金を運用することで儲けているのです。
スティーブン・オバンノは完全に不信感はぬぐえないものの、革命の為にお金を預けるのでした。
マダガスカルではボンド(ダニエル・クレイグ)が爆弾密造人の監視をしていました。
しかし途中で気づかれ逃走してしまいます。
結局、捕まえたものの相手は死亡、ボンドは爆弾密造人の携帯履歴から「エリプシス」という手がかりを得るのでした。
「エリプシス」の発信元がバハマとわかったボンドはバハマのホテルで武器商人ディミトリオス(シモン・アブカリアン)と、その妻ソランジュ(カテリーナ・ムリーノ)と接触します。
そして妻のソランジュに近づきディミトリオスの情報を得て彼を追ってマイアミに向かいます。
マイアミではディミトリオスが爆弾をテロリストに渡すことになっていました。
ボンドはそれを阻止できるのでしょうか?
「007 カジノ・ロワイヤル」ネタバレ
この爆破の標的はスカイフリートという世界最大の飛行機でした。
実はこの爆破とウガンダで取引をしていたル・シッフルは繋がっていたのです。
この飛行機を爆破することで株価を操作し、大儲けすることがル・シッフルの目的だったのです。
爆弾を付けたトラックはスカイフリートに突っ込もうとします。
そこへ駆け付けたボンドがテロリストと格闘し、なんとか衝突は避けられました。
しかし爆弾はそのままです。
テロリストが起爆装置を押すと・・・・爆発したのはテロリストでした。
いつのまにかボンドが爆弾をトラックからテロリストのベルトに付け替えていたのです。
テロ失敗で暴落に投資したル・シッフルは大損。
しかもウガンダのスティーブン・オバンノに返す金もありません。
ル・シッフルは大金を得るチャンスがあるカジノ・ロワイヤルへ向かいます。
当然MI6もそれを察知しており、ボンドを行かせるのでした。
目的はカジノで勝ち、失意のル・シッフルを確保することです。
カジノ・ロワイヤルへ向かう汽車の中でボンドはMI6がよこした資金係のヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)と会います。
第一印象はお互い最悪でした・・・
現地では案内係のルネ・マティス(ジャンカルロ・ジャンニーニ)が用意をしていました。
いよいよポーカーゲームのスタートです。
しかし接戦を制したのはル・シッフル。
ボンドは早くも資金が尽きてしまったのでした。
そこで助け舟を出したのが同じテーブルの参加者フィリックス・ライター(ジェフリー・ライト)でした。
彼の正体はCIA。
CIAの金を使ってゲームを続けろ。という提案にボンドは乗りました。
そして起死回生の勝負に出ますが、何者かに毒を盛られたマティーニを飲まされてしまいます。
身体の異変に気付くボンド。
ですがゲームを降りる事はできません。
いったん退出してボンドカーで解毒を試みます。
しかし間に合わず心肺が停止に・・・
そこに駆け付けたヴェスパーがボンドを助け、事なきを得たのでした。
何事もなかったようにテーブルに戻ってきたボンドにル・シッフルは驚きます。
そして最後の勝負。
ル・シッフルはフルハウス。
ボンドは・・・ストレートフラッシュで勝利したのでした。
勝利の後、ボンドとヴェスパーは食事をします。
もうふたりは両想いになっていました。
しかし、ヴェスパーはル・シッフルにさらわれてしまします。
助けに向かったボンドも捕まってしまうのでした。
ひどい拷問を受けるボンド。
ヴェスパーが口座番号をボンドが暗証番号を教える事で金がル・シッフルの手に入ります。
言わないとヴェスパーも・・・
絶体絶命のピンチに仲介役のミスター・ホワイトが助けに来ます。
慌てたル・シッフルはすぐに金は返す。と言いますがミスター・ホワイトは迷わずル・シッフルを打ち抜くのでした。
「007 カジノ・ロワイヤル」最後のラストの結末は?
救助されたボンドはヴェスパーと会います。
そしてカジノで儲けた金を送金します。
ボンドはもう今の仕事を辞めてもいいと思うようになっていました。
バカンスを楽しむふたり。
そこに怪しげな男が・・・
ボンドにはMI6から早く送金しろと催促の電話が来ました。
金は送金したはず・・・
送金した金はヴェスパーが引き出していました。
ヴェスパーを追うボンド。
ヴェスパーは死んでしまいました。
ボンドは悲しみにくれます。
その姿を遠くから見ていたのはお金を手にしたミスター・ホワイトでした。
ヴェスパーには恋人がいて人質になっていました。
ヴェスパーはしかたなくル・シッフルの指示に従っていたのです。
そしてM(ジュディ・デンチ)から衝撃的な事実を伝えられます。
拷問の時、ヴェスパーは取引したのです。
あのお金を渡す代わりにとボンドの命を助けてくれと・・・
彼女は自分の死を悟っていました。
彼女の最後のボンドへのメッセージはミスター・ホワイトの電話番号でした。
ボンドはミスター・ホワイトを捕まえました。
そしてこう言います。
俺はボンド。ジェームス・ボンドだ。
THE END
「007 カジノ・ロワイヤル」見どころ
007シリーズで初めての2作品続くストーリーです。
この「カジノ・ロワイヤル」のラストシーンから続編「007 慰めの報酬」が始まります。
そして初のダニエル・クレイグによるジェームス・ボンド。
大きな違いは肉体派ボンドであること。
アクションも身体を使ったパルクールアクションなど今までのボンドとは違います。
鍛え上げられた肉体をさらすシーンも多いですね。
特に拷問のシーンとか・・・
そして今まではどちらかと言えば火遊び的な恋だったり、アバンチュールな恋愛が多かったボンドですが、ダニエル・クレイグのボンドはシリアスに恋愛が描かれています。
私が知る限り、ボンドがこれほどまでのめり込んだ女性を知りません。
そしてそれだから故に次の作品にまで繋がっていくわけです。
個人的にはQの発明アイテムが出てこないのが残念ですが、アストンマーチンは健在ですのでファンは登場シーンでニヤリとするはず。
新生ボンドをぜひお楽しみください。
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