映画「エリザベス:ゴールデン・エイジ」はケイト・ブランシェット主演、シェカール・カプール監督の2017年の映画です。
この映画「エリザベス:ゴールデン・エイジ」のネタバレやあらすじ、最後のラストの結末、見どころを紹介します。
英国を黄金時代へと導いた女王の姿を描く歴史大作「エリザベス:ゴールデン・エイジ」をご堪能ください。
「エリザベス:ゴールデン・エイジ」あらすじ
無敵艦隊を持つ最強国スペイン王のフェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は熱心なカトリック教徒であり、ヨーロッパ全土を「聖戦」の渦に巻き込みます。
唯一スペインに逆らったのが、プロテスタント教徒のエリザベス女王(ケイト・ブランシェット)が統治するイングランドでした。
エリザベス女王は重臣からカトリック教徒の対処を求められますが、彼女は身の危険を承知しながらも思想によって処罰を行わないと宣言します。
イングランド王家の血を引く、スコットランド女王メアリー(サマンサ・モートン)は亡命していましたが、エリザベス女王へ反撃の機会を伺っていました。
エリザベス女王に対して「女王が独身のままだから神がお怒りだ」や「子どもを産まぬ」との噂がたち、メアリーには息子もいると、重臣たちはエリザベス女王に忠告をします。
そんな中、他国からの求婚の申し出が絶えないエリザベス女王に、新世界を旅するウォルター(クライヴ・オーウェン)が現れます。
そして・・・
「エリザベス:ゴールデン・エイジ」ネタバレ
ウォルターはエリザベス女王からの寵愛を求め、彼女に取り入ろうとします。
一方でエリザベス女王もそれを知りながら彼に惹かれていきました。
エリザベス女王のお気に入りであるベス(アビー・コーニッシュ)は彼女の従兄から助けを求められます。
カトリック教徒の従兄は、メアリーが指揮するエリザベス女王の暗殺を企てる集団に属していました。
彼はカトリックから寝返ろうとし助けを求めたのです。
しかし、エリザベス女王の重臣はスペインの情報を得るため彼を捕まえ、拷問し、首絞刑にしてしまいます。
彼から得た情報のもと、エリザベス女王はスペインの企てを知ります。
それによりエリザベス女王は不安に溺れてしまいました。
新世界への出航の許可を得ようとしたウォルターですが、エリザベス女王の苦悩を垣間見ます。
そして彼は出航の許可は得られず、国内にとどまり、戦いに備えるように言われました。
ベスは従兄の死を知ります。
ウォルターは従兄の死に責任を感じているベスを慰め、次第にベスとウォルターは惹かれ合っていきました。
礼拝堂でエリザベス女王は「エリザベスは売女。メアリーが真の女王だ」と叫ぶカトリック教徒から襲撃を受けます。
しかし銃は空砲であったため無事でした。
しかしエリザベス女王はあの襲撃以降、部屋にこもりきりになってしまいました。
メアリーはこの襲撃を命令していたことがばれ、反逆罪として罪に問われ、処刑を言い渡されます。
エリザベス女王はメアリーの処刑決行のサインを求められました。
始めは拒みますが、サインしなければならない状況となり、最終的にはメアリーの処刑を命じます。
彼女は今までにないほどの動揺見せ、泣き崩れてしまいます。
一方スペインは、エリザベス女王によって正当な後継者であるメアリーが殺されたのだと、進軍を開始しました。
「エリザベス:ゴールデン・エイジ」最後ラストの結末は?
スペインとの争いが迫り、エリザベス女王がウォルターへ好意を寄せる中、ベスがウォルターとの子を妊娠していたことが発覚します。
エリザベス女王はそれを知り、ベスを追放、ウォルターを幽閉してしまいます。
スペイン軍との交戦が開始しました。
エリザベス女王は民に武器を持たせ、囚人も解放し、戦いに備えます。
彼女は、民に向かって「あなた方と生死を共にする」と言い自らも鎧をまといました。
海では風向きが味方し、火を放った自軍の船、焼き討ち船をスペイン軍の艦隊にぶつけ、イングランド軍が優勢に立ちます。
さらに追い打ちをかけるように嵐がやってきました。
そして、イングランド軍の焼き討ち船と嵐により、スペイン軍は全滅し、エリザベス女王の勝利となります。
聖戦後、エリザベス女王はベスとウォルターの子を祝福しました。
スペイン無敵艦隊の敗北は、スペインの海戦史上最も屈辱的な汚点でありましたが、一方イングランドでは、穏やかで平和な黄金時代(ゴールデン・エイジ)を迎えました。
THE END
「エリザベス:ゴールデン・エイジ」見どころ
スペインとの対立や宮廷内に渦巻く陰謀を乗り越え、黄金時代(ゴールデン・エイジ)を築いていくエリザベス女王の苦悩や葛藤を描いた作品。
また前作の映画「エリザベス」のその後を描き、今回も前作と同様、ケイト・ブランシェットが主演を務めています。
「ヴァージン・クイーン」との名を持つ彼女に、一国を背負う女王としての強さと同時に、か弱さを感じた作品でした。
自分の意志ではどうすることも出来ない政治の世界。
そして民衆・・・
不本意ながらも自分を捨て、国を治めて行かなければならないエリザベスの苦悩が伝わります。
時代は違いますが「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を思い出しました。
エリザベス女王が、敵からの襲撃や恋愛に心迷いながらも、最後に見せてくれた芯の強さがかっこよかったです。
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