映画「ファインディング・ドリー」は室井滋主演、アンドリュー・スタントン監督の2016年の映画です。
この映画「ファインディング・ドリー」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
今度は物忘れの激しいドリーのパパとママを探す「ファインディング・ドリー」をご堪能ください。
「ファインディング・ドリー」あらすじ
忘れっぽく、言いつけを忘れては両親から心配されていたナンヨウハギのドリー。
家の側には激流が流れ、絶対に近づかないようにと言われていました。
「パパとママを忘れたら?」と不安がるドリーに両親は絶対に自分たちは忘れないし、ドリーも忘れないと言います。
そんなドリーが両親とはぐれてしまいました。
他の魚に助けを求めますが、だんだん両親のことが思い出せなくなってしまいました。
そしてドリーはひとりぼっちになったのでした。
ドリー(室井滋)が迷子になった息子を探す旅をするカクレクマノミのマーリン(木梨憲武)と旅に出てから1年。
あの時迷子になったニモ(菊地慶)も、元気に学校に通っています。
そんなニモの遠足について行ったドリー。
ニモたちとの会話で家族のことを思い出しかけていたドリーは、激流を見て何か思い出しますがそのまま飲み込まれてしまいました。
気を失ってしまったドリーはふと「カリフォルニア・モロベイの宝石」という言葉を思い出します。
そして急に家族のことを思い出して興奮したドリーは、両親が探しているはずだと言います。
両親にどうしても会いたいドリーは、唯一覚えていた「カリフォルニア・モロベイの宝石」という言葉を手掛かりにマーリンとニモと一緒に旅に出ます。
「ファインディング・ドリー」ネタバレ
おなじみウミガメのクラッシュ(小山力也)の背に乗りグレートバリアリーフからモロベイへ行った3匹。
前にも同じことがあったと以前激流に巻き込まれた時のことを思い出したドリーは、両親の名前を思い出します。
しかし大声で両親の名前を叫ぶドリーのせいで、3匹はダイオウイカに襲われてしまいます。
命がけで逃げる3匹、その途中ニモが海藻にぶつかり泣き出します。
ニモのことで頭がいっぱいのマーリンに邪険に扱われたドリー。
助けを求めて顔を水面に出したドリーは人間に捕まり、海洋生物研究所にある隔離所へ連れていかれました。
管理用のタグを付けられたドリーはそこで、周囲の色と同化しているミズダコのハンク(上川隆也)に出会います。
隔離所に保護された普通の魚たちは治療後、海に返してもらえます。
しかし助かる見込みがないものはタグを付けられてクリーグランドの水族館に送られてしまうと言います。
ハンクからここが、自分が探していた「カリフォルニア・モロベイの宝石」と聞いたドリー。
海にろくな思い出がないハンクはドリーがタグをくれたら自分がクリーグランドの水族館に行くから、ドリーはここに残って両親を探せばいいと言います。
そして水族館で暮らしたいハンクはドリーのタグと引き換えに、ドリーが家族を見つけられるよう地図の所へ連れていくことになりました。
その頃、ドリーが連れていかれたのはパパのせいだというニモ。
落ち込むマーリンはアシカ達にドリーがいるのは治療する場所であり、そしてあそこが「カリフォルニア・モロベイの宝石」だと聞いて安心します。
コーヒーポットでハンクに運んでもらったドリーは、地図の所までやってきました
その時、側にいた職員が電話で今日中にハンクを海に返す予定だと話しています。
地図の貝殻のイラストを見て、子供の頃の記憶が戻ったドリー。
貝殻は家への道しるべだったのです。
しかし行き場所を決める前に職員に見つかりそうになり、ハンクは側の扉へ逃げます。
そこでディスティニー(運命)と書かれたバケツを見つけたドリーは、そこに飛び込みます。
そのバケツの中身は、ジンベイザメのディスティニーのえさだったのです。
このディスティニー(中村アン)、実はドリーの昔からの友達でした。
さらにシロイルカのベイリー(多田野曜平)にも再会したドリー。
ディスティニーからドリーは、彼女の家はオープン・オーシャンの水槽だと聞きます。
そこに、ドリーの付けたタグを貰うためにハンクがやってきました。
側にあるパイプからオープン・オーシャンに向かえると聞いたドリーはハンクに一緒に来てほしいと頼みますが、ハンクではパイプに入れないという事で他の道を探します。
その頃、マーリンとニモは近くにあったバケツに入って鳥のベッキーに運んでもらう事になりました。
ドリーとハンクはベビーカーに乗り込み、オープン・オーシャンを目指します。
しかし、途中で子供とぶつかり持っていたポップコーンを落としてしまいました。
そのポップコーンを食べるため、枝にバケツをかけたベッキー。
ベッキーを待とうというニモですが、ベッキーを信じられないマーリンは自力で進もうとバケツを揺らして売店の水槽へ。
すると戻ってきたベッキーがバケツを運んでいきました。
約束を守ったベッキーと、冷めた目でマーリンを見るニモ。
そこからどうやって進むか、アイディアマンのドリーになったつもりで考えた2匹は、噴水を利用して池に移動します。
その頃ドリーとハンクはタッチ・プールに迷い込んでいました。
そこで子供たちに触られそうになったドリーとハンク、ハンクの墨で子どもたちから逃げます。
そしてドリーたちはやっとオープン・オーシャンにつきました。
ハンクにタグを渡したドリーでしたが、そこに両親はいません。
そしてそこにあった紫の貝殻から子供の頃、家までの道に迷わないよう貝殻が置かれていた事を思い出しました。
そしてママの好きな貝殻を拾おうとしてパイプに吸い込まれ、海に迷い込んでしまったことも思い出します。
ドリーと同じナンヨウハギの仲間が隔離所にいて明日、クリーグランドに送られることになっているそうです。
パイプから隔離所に行けると聞いて飛び込んだドリー、しかし迷ってしまいます。
そんなドリーをベイリーがエコロケーション(音や超音波を発生させ、その反響から物体の距離・方向・大きさなどを確認する事)で道案内します。
そしてドリーはパイプの中でついに、追ってきたマーリンとニモに出会います。
隔離所についたドリーたち、その頃隔離所はクリーグランド行きの準備で大忙し。
そこには、忍び込んできたハンクの姿もあります。
ドリーはついに自分の仲間がいる水槽に入ります。
しかしそこに両親のチャーリー(牛山茂)とジェニー(高島雅羅)はいません。
2匹はドリーを探して隔離所へ向かい、そのまま戻って来なかったのです。
落ち込むドリーでしたが、出発の時間が迫っています。
ドリーを逃がそうとしたハンクでしたが失敗、そのままドリーは流されて海へ。
一方、ナンヨウハギの水槽に入ったままのマーリンとニモはトラックに積まれてしまいます。
海底でパニックになったドリーは、地面に貝殻が並んでいるのに気が付きます。
それをたどって着いたのは両親の住む家でした。
どの方向からも帰ってこられるよう、貝殻が並べられていたのです。
両親と再会したドリーは、トラックに乗せられたマーリンとニモを助けに行きます。
そしてディスティニー、ベイリーの助けを借りてトラックを追います。
「ファインディング・ドリー」最後ラストの結末は?
橋の所に集まっていたラッコ達の協力で、車を停めたドリー。
そしてトラックに乗ってマーリンとニモのもとにやってきました。
あのベッキーがバケツでニモとマーリンを助けますが、今度はドリーが取り残されてしまいます。
再び水槽に戻ってきたベッキーは、ドリーを助けようとします。
別れを告げたハンクに、一緒に海行くよう説得するドリー。
ついにハンクが折れますが、トラックの扉が閉じられてしまいました。
そこでハンクが運転席に乗り込み、器用にトラックを運転します。
そしてトラック事海に突っ込みました。
他の魚たちと海へ戻ったドリー、両親とも再会を果たします。
ドリーはマーリンとニモ、両親、ディスティニー、そしてベイリーと共にグレートバリアリーフに帰ってきました。
もちろん、ハンクも一緒です。
ハンクはエイ先生がいない間、ニモの学校の先生をすることに。
あいかわらずマイペースに暮らすドリーと、振り回されるマーリン。
ドリーはマーリンと仲良く海を見ながらずっと忘れないと呟くのでした。
THE END
「ファインディング・ドリー」見どころ
「ファインディング・ニモ」で旅したマーリンとドリー。
今作は大ヒットした前作のキャラクターも多数登場しますので、ベストな鑑賞方法はやはり前作の「ファインディング・ニモ」を見てからが良いかと思います。
今回は相変わらず忘れん坊で興奮しやすいけど、どこか憎めないドリーが主役です。
ディズニーのピクサー作品は人間ではなく動物が主役であることが多いですが、その描かれる世界観はそのまま人間の世界に当てはまります。
動物の姿を借りて人間界の問題を描いているのがアニメながら大人も引き込む魅力なんだと思います。
忘れん坊のドリーでしたが、愛情深い両親の事は頭の奥深いところにしっかり残っていました。
本筋は家族愛と仲間。
消えないのは両親との思い出だけでなく、友達との絆なのです。
お子さんにもその事がしっかりと伝わる映画です。
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