「ナイトメアー ビフォア クリスマス」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「ナイトメアー ビフォア クリスマス」ネタバレ あらすじ
アニメ

映画「ナイトメアー ビフォア クリスマス」は、ヘンリー・セリック監督の1993年のアニメ映画です。

この映画「ナイトメアー ビフォア クリスマス」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

クリスマスに憧れたハロウィンのカボチャ大王が騒動を巻き起こす「ナイトメアー ビフォア クリスマス」をお楽しみください。

原案・原作はティム・バートンです。

 

「ナイトメアー ビフォア クリスマス」スタッフ・キャスト

■ スタッフ
監督: ヘンリー・セリック
製作: ティム・バートン、デニーズ・ディ・ノーヴィ
脚本: キャロライン・トンプソン
音楽: ダニー・エルフマン

■ 主要キャスト
ジャック・スケリントン:クリス・サランドン
サリー:キャサリン・オハラ
フィンケルスタイン博士:ウィリアム・ヒッキー
町長:グレン・シャディックス
ロック:ポール・ルーベンス
バレル:ダニー・エルフマン
ブギー:ケン・ペイジ

 

「ナイトメアー ビフォア クリスマス」あらすじ

おどろおどろしいお化けたちが住まう街ハロウィン・タウン。

彼らの毎日は一年に一度のハロウィンを中心に回っています。

この街の有名人といえば、かぼちゃ頭のジャック。

不気味なことが当たり前のこの街で、驚きたくてうずうずしている住民たちを常に満足させているジャックは、誰からも尊敬される立場にあるのです。

しかしどんなに賞賛されても、彼の胸に漂うのは虚しさだけ・・・。

そんなジャックが見つけたのはハロウィンとは真逆のキラキラとした幸せに満ちるクリスマス・タウン。

彼の脳裏に浮かぶ素敵な思いつきとは―――?

 

「ナイトメアー ビフォア クリスマス」ネタバレ

どんなに最高のハロウィンを演出しても、去年も一昨年も同じハロウィンを過ごしていることに虚しさを感じているジャック。

彼は一人森をさまよい、初めての場所にたどり着きました。

向かうように円状に建っている大木にはそれぞれハートやクローバーの絵が刻まれています。

その中の一本に吸い寄せられたジャック。

そこにはクリスマスツリーが描かれていました。

扉になっているそのツリーを開いた彼は、あっという間に気の中に吸い込まれて行って・・・。

着いた先には明るく光る街が見えました。

輝く大きなツリーを据えた楽しそうな街に、心躍らせるジャックは徐々にこの街の魅力にとりつかれていきます。

洪水のように溢れる色、生首ではなく雪玉を投げおもちゃで遊ぶ姿に、いちいち驚き感嘆の声をあげるジャック。

怪物も悪夢も見当たらず幸せに満ちたこの光景に、自分の心の虚しさが消えてるのを感じた彼は、同じものが欲しいと思い立ちました。

彼はハロウィン・タウンにもクリスマスを持ち帰ろうと考えたのです。

 
その頃、ハロウィン・タウンでは一夜明けても帰ってこないジャックの搜索が始まっていました。

来年のハロウィンまで364日しかない、と焦る町長が警報を鳴らしながら必死でジャックを探し回っているのです。

そこへ帰宅したジャック。

意気揚々と町会の開催を宣言します。

街中の人が集まってきました。

フィンケルスタイン博士によって作られたツギハギだらけの人造人間サリーも来ています。

密かにジャックに恋心を抱く彼女は、口やかましい博士に毒を盛って眠らせ、こっそりやってきたのです。

この町会で、ジャックは高らかに宣言します。

僕はクリスマス・タウンを見つけたんだ!

しかしハロウィン・タウンの住民には彼の感動がうまく伝わりません。

プレゼントの話をしても大きな靴下の話をしても、どうしてもホラーよりの発想しか浮かばない住民たちに説明する難しさに悩むジャックは、サンタクロースの説明を彼らにも分かるようにとおどろおどろしくしてみたのでした。

これにより住民たちは大盛り上り。

袋に魔物を入れた鋭い爪を持つサンタクロースという人物にクリスマスの楽しさを感じたようなのです。

 
自宅に帰ったジャックはクリスマス関連の本を片っ端から読み始めます。

彼は自分が感じたあの街の特別な雰囲気をどうすれば伝えられるか、その答えを求めていたのです。

その中の一冊にヒントを得た彼は博士の自宅を訪ね、実験道具を一式借りてきました。

切り絵で雪の結晶を作ろうとして蜘蛛を作ってみたり、クマのぬいぐるみにお腹を裂いて綿を調べたり・・・。

そんな彼に、再び屋敷を抜け出したサリーは差し入れを贈りました。

彼女から贈られた可愛いドリンクに笑顔を浮かべるジャックですが、サリーは彼の反応を見ることなくその場を去ります。

階段に座り込んで声出を手にするサリー。

するとその小枝はツリーのように光りてっぺんには星を乗せたかと思うと、あっという間に炎に包まれてしまいました。

この現象にサリーは不吉な予感を抱き・・・。

 
そんな事とは知らないジャックは、その後もクリスマスに悩まれ続けています。

もう少しで掴めそうなのに、どんなに考えても分からないと苛立つジャック。

しかし悩み続ける彼はやがて、とにかく楽しめば良いんだ、との答えにたどり着きました。

歌い踊るうちテンション上がりきった彼が、今年のクリスマスは俺帯のものだ!と塔のてっぺんから高らかに叫ぶと、街の住民たちは拍手喝采。

悲しげに目を伏せるのはサリーだけなのでした。

明るさを取り戻したジャックは、街の住民を集めてそれぞれにクリスマス準備の役割分担を振り始めます。

フィンケンスタイン博士には空飛ぶそりとトナカイを、サリーにはサンタクロースの衣装を頼みました。

ジャックのみを案じるサリーは、燃えた小枝の話を伝えようとしますが、しかし彼は全く聞いていません。

ジャックはこの街にあの楽しいクリスマスをもたらす楽しみで頭がいっぱいなのです。

サリーはそれ以上ジャックに言葉をかけることが出来ないのでした。

 
ジャックはロック・ショック・バレルの三人にも指示を出します。

大鬼ブギーの子分である彼らに、親分には内緒でサンタクロースを連れてくるように、と言ったのです。

まだまだ無邪気な彼らはジャックの「特別任務」という言葉に目を輝かせ、喜び勇んであの森の扉へ向かいました。

サンディ・クローズ♫サンディ・クローズ♫と手荒な捕まえ方を歌にしながら、大きな風呂を持ち帰った彼ら。

しかし中から出てきたのはイースターのウサギ。

開くべきドアを間違っていたのです。

ジャックはもう一度ドアの説明をし直し、彼らを送り出しました。

くれぐれもサンディ・クローズに乱暴してはいけないよ、と言い含めて・・・。

 
クリスマスまであともう少し。

それはクリスマス・タウンでも同じです。

準備に余念がないハロウィン・タウンと同じように忙しく立ち働くクリスマス・タウンの住民たち。

もちろんサンタクロースも最終チェックに入っていました。

プレゼントを配る子供達のチェックをしていたサンタクロースのもとに彼らがやってきたのはそんな時だったのです。

呼び鈴が鳴り出迎えた途端、袋に詰められてしまったサンタクロース。

ロック達は袋詰めにしたサンタを連れてハロウィン・タウンに帰ります。

サリーお手製のサンタの衣装を着てクリスマスの成功を予感していたジャックは、本物のサンタクロースの登場に胸を躍らせました。

事態が飲み込めず驚くサンタクロースに、今年は僕のお任せを、と彼の赤い帽子を自分の頭に乗せます。

そしてサンタに休暇を、と言ってロック達に任せたのでした。

任されたロック達はまっすぐ親分のもとに向かいます。

ジャックから、ブギーには内緒だぞ、と言われたことなどもう覚えていないのです。

細いパイプに無理やり押し込まれたサンタクロースが落ちた先にいたブギー。

笑いながら獲物となったサンタクロースをいたぶる気満々のブギーに、サンタクロースは抵抗しますが、あっさり吊るされてしまいました。

その様子に大喜びのロック達。

 
そんなこととは知らないジャックは今か今かとその時を待っています。

住民たちも、サンタクロース服姿のジャックに期待の眼差しを向ける中、サリーはなんとかジャックを思いとどまらせようと一人画策していました。

街の水脈に霧のジュースを注ぎ込むサリー。

するとたちまち街は濃いきりに覆われてしまいました。

これではそりも飛べないだろうと考えたのです。

しかしジャックは諦めません。

飼い犬ゼロの光る鼻を灯りに空へと飛び出すジャック。

待って!と制止するサリーの声も届かぬまま、ジャックは行ってしまったのでした。

 
意気揚々と夜空を飛ぶジャック。

彼の眼下には楽しげに飾り付けられた家々が見えてきました。

この光の中に飛び込んで、彼はこれからサンディ・クローズとしてプレゼントを配るのです。

しかし物音に起きだしてきた子供達は、そのプレゼントに度肝を抜かれてしまいます。

干した生首などのおどろおどろしいプレゼントに悲鳴を上げる子供たち。

夜の街は大騒ぎになってしまいます。

警察への通報も増える中、ただジャックだけが楽しそうにクリスマスを満喫していました。

街では、どの家も窓を厳重に施錠し、煙突からは降りてこられないよう暖炉には火を焚いているというのに・・・。

ついには軍隊までも動き出したことが、ラジオを通じてハロウィン・タウンにも伝えられています。

この放送に一人行動を開始したサリー。

サンタクロースを戻すため、彼を探し始めたのです。

 
彼女のそんな想いを梅雨ほどにも知らないジャックは相変わらずのんきなもの。

戦車が打ち上げる大砲も、クリスマスの祝砲だと勘違いしている始末です。

ところが、自分のすぐ近くでたまが爆発したことで、彼はやっとその勘違いに気づきました。

自分が狙われていることを察知したのです。

しかし時すでに遅し。

楽しいクリスマスを!そう叫んで撃ち落とされてしまったジャック。

このニュースはハロウィン・タウンの住民にも届き、町長は街中に知らせるため泣きながら街宣車を走らせるのでした。

クリスマス・タウンでは、偽物は撃ち落したこと、しかし本物のサンタクロースがいないため、今年のクリスマスは中止だという案内が警察から出されています。

それを聞いたジャック。

撃ち落とされても不死身の彼は、自分の愚かさを深く反省するのです。

自分が間違っていた・・・。

そう肩を落とすジャックですが、ただ胸の内の喜びは隠せるものではありません。

少しだけど空も飛べたし、と喜ぶジャックは直ぐに立ち直り、次のハロウィンの事を考えるのです。

そしてその前に自分がすべきこと。
それはサンタクロースを返すこと。

すぐにジャックはハロウィン・タウンを目指すのでした。

 

「ナイトメアー ビフォア クリスマス」最後のラスト結末

その頃サリーは、ブギーの隙をついてサンタクロースを助けようとしながらも返り討ちにあい捕縛されています。

サンタクロースと並んで板の上に寝かされているサリー。

その側で心底楽しそうにサイコロを振るブギーは、出た目の数だけ板の角度を上げ、彼女たちを奈落に突き落とそうとしていました。

そこへ飛び込んできたのがジャックです。

ジャックとブギーの戦いが始まります。

様々な仕掛けでもって襲いかかるブギーですが、全て避けていくジャック。

よくも大事な友達を殺そうとしたな、と怒りに燃える彼は、ブギーの被っているボロ布を奪います。

ブギーの体は小さな虫の集合体でしかありません。

体をさらされてことでブギーは倒されたのでした。

 
やっと解放されたサンタクロース。

怒っている彼は、今度は人の祝日を乗っ取る前に彼女に相談しろ!と言ってそりに乗り込みました。

彼は今夜、一年で一番大切な仕事に穴を開けるわけにはいかないのです。

子供達の街では、見つかったサンタクロースが高速でプレゼントを配り、クリスマスが救われた!とのニュースが流れています。

ジャックの生還も、ハロウィン・タウンではお祭り騒ぎを巻き起こしました。

メリー・クリスマース!
ハロウィン・タウンにも雪が降ってきます。

大はしゃぎで雪と戯れる住民たちの中、サリーだけが再びどこかへ行ってしまいました。

 
彼女は大きな月を背負う岩場にやってきます。

そんな彼女を追ってきたジャック。

もしよかったら君の側に行ってもいいかい?

サリーの恋心が結ばれた瞬間でした。

肩を寄せ合う二人。

永遠に離れない、とキスする二人を、大きく輝く月が祝福しているような夜なのでした。

THE END

 

「ナイトメアー ビフォア クリスマス」見所ポイント!

ストップアニメーションの技法と、当時の最新デジタル映像技法をミックスした作品です。

この作品は漫画や絵本にもなって出版されていること、フィギアなどの様々な雑貨アイテムになっていることもあって、今でもとても人気のあるアニメですね。

この映画の主人公だとは知らなくても、タキシードを着た丸顔の骸骨を見たことなる方は結構多いのではないでしょうか?

 
今作は、ディズニーでアニメーターとして働いていた頃のティム・バートンが書いた詩が元になっている事もあって、彼が手がけた作品だと思っている方が多いかもしれませんが、実は監督は別の方なんだそう。

ストップ・アニメーションという時間のかかる手法を用いているため、制作期間が【バットマン・リターンズ】と重なってしまい、ヘンリー・リックが務めたのだそうです。

ティム・バートンの監督作品ではありませんが、彼の持つ独特の世界観はとてもユーモラスに表現されています。

こちらも、同じくティム・バートン作品です。

「ティムバートンのコープスブライド」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末は?
映画「ティム・バートンのコープスブライド」は、ジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督の2005年のアニメーション映画です。この「ティム・バートンのコープスブライド」のネタバレ、キャスト、あらすじ、最後ラストの結末を紹介します。結婚を控えた気弱な若者が死者の世界へと連れ去られる「ティム・バートンのコープスブライド」をお楽しみください。

今の技術に比べれば粗い部分も少なくありませんが、古いとか新しいとかではなく夢のような世界へ導いてくれる、時代を感じさせない名作アニメです。

当時ご覧になっていた方も、是非お子さんと一緒に、またご覧になってみてはいかがでしょうか?

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