映画「海底47m 古代マヤの死の迷宮」は、ソフィー・ネリッセ主演、ヨハネス・ロバーツ監督の2019年の映画です。
この映画「海底47m 古代マヤの死の迷宮」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。
巨大ホオジロザメと女子高生の戦い「海底47m 古代マヤの死の迷宮」をお楽しみください。
「海底47m 古代マヤの死の迷宮」あらすじ
女子高生のミア(ソフィー・ネリッセ)は気弱な性格でした。
対して、考古学者の父親 グラント(ジョン・コーベット)の再婚相手の娘であるサーシャ(コリーヌ・フォックス)は友達も多く、勝気な性格で、二人の関係はギクシャクしていました。
そこでグラントは2人の距離を縮めるため、週末に行われる船中からサメを鑑賞するツアーへの参加を提案します。
サーシャは最初は友達との約束があると難色を示しますが、母親にも行くように説得され,渋々でOKします。
そして当日、ツアーの受付にやって来た2人は、出発を待っている人々の中に同級生のキャサリン(ブレック・バッシンジャー)がいる事に気が付きます。
キャサリンは気弱なミアをいつも馬鹿にしていたので、ミアは急にしり込みしだします。
そこへ、いつもサーシャとつるんでいるアレクサ(ブリアンヌ・チュー)とニコール(システィーン・スタローン)が現れて、もっとスリリングな場所で潜らないかと誘われます。
キャサリンの機嫌を取って同じ船に乗る事に嫌気がさしていた二人は、ニコールとアレクサについてゆく事に決めます。
この行動がとんでもない事になってしまうのです・・・
「海底47m 古代マヤの死の迷宮」ネタバレ
車で人里は離れたジャングルの中に分け入り、たどり着いたのは岩壁で囲まれた湖でした。
そこの水面下には文明の遺跡が眠る海底洞窟があり、グラントや助手のベン(ダヴィ・サントス)やカール(カイリン・ランボ)が、潜って調査中の場所でした。
ニコール達はこの洞窟に潜るケーブダイビングに2人を誘ったのです。
姉妹はダイビング初級者で、ケーブダイビングは危険です。
しかし、その神秘的な魅力に勝てず、グラントが用意した予備のダイビング用品を装着して潜ったのでした。
狭い洞窟を泳ぎ、ついにマヤ文明都市の水中遺跡にたどり着いた4人は、その神秘的な魅力に圧倒されます。
すぐに帰る積りでしたが、更に奥に進んだ4人は、暗闇の中で視覚が退化し、体が透けている魚を見つけます。
その珍しさに見とれていると、突然その魚が4人を威嚇し、驚いたニコールが辺りの石柱にぶつかって倒してしまい、帰り道が塞がった上に辺りに泥が舞い上がり視覚が完全に利かなくなってしまいます。
一気に危険な状況になった時、調査に来ていたグラントの助手 ベンが4人を見つけて来てくれました。
安心したのも束の間、グラントの所に連れて行こうとしてくれたベンが突然に何かに襲われます。
辺りが血まみれになる中、姿を現したのは光の差さない洞窟の中で視覚が退化したホオジロザメでした。
4人は近くにあった狭い通路に逃げ込みますが、サメは4人を執拗に追いかけてきます。
通路に無理やり体を突っ込んで暴れまわった為に壁が崩れ、通路が崩れて行く手を塞がれてしまいます。
サメからは何とか逃れたものの、何処へ行けば外に出られるのかも分からなくなってしまいます。
取り敢えず、さっきまでベンが持っていたロープを見つけ、それを辿ってグラントの所に行こうとします。
しかし、そのロープの先は無情にも千切れ、通路は落石で埋まってしまっていました。
その時、ミアが一人だけなら通れそうな隙間を見つけ、そこを抜けてグラントを探し、残り3人はエアーを節約する為にミアが助けを連れてくるのを待つことにしました。
その頃、水中スピーカーで大音響の音楽を掛けていたグラントの助手 カールが妙な気配を感じます。
何かがいるのかと様子を見に行ったカールは、突現出現した盲目のサメに襲われて呆気なく食われてしまいます。
咄嗟に警報ライトを取り出していたのですが、使うことなく床に落としてしまっていました。
そんな事とは知らずにやって来たミア、そして無線通信が出来なくなって心配になったサーシャの前にもサメが出現しますが、間一髪で逃れました。
更に、異常を察してやってきたグラントにも会う事が出来ました。
グラントは4人を連れて、自分達が入ってきた洞窟の出入り口にやって来ました。
周りは高い崖でしたが、上から垂らしたザイルで一人ずつ上がってゆくのです。
しかし、ミアが立ち泳ぎしながら足元を見ていると、サメが追いかけてくるのが見えました。
その事を知ってパニックになったニコールは、アレクサがザイルと登っている最中であるにもかかわらず無理やり自分も登ろうとし、重量オーバーでザイルを固定していたハーネスが外れてしまい、ニコールは登っている途中で落下して水面に叩き付けられてしまいます。
そして、その音で集まってきたサメに食われてしまいました。
ミア達は怯えながらも、先ほど拾った警報ライトの音がサメは苦手だと気付き、それをかざしてその場から脱します。
しかし、少し油断した隙にグラントがサメに食い付かれてしまいます。
残されたミア、サーシャ、アレクサは海流が激しく渦巻く洞窟を通って外に出ようとします。
壁に張り付くようにして出口を目指しましたが、サーシャが海流にさらわれて流されてしまいます。
ミアは激しく動揺しますが、アレクサに引き留められます。
何とか海流に耐えて出口に辿り着いたミアとアレクサでしたが、出口に入った途端にアレクサがサメに襲われます。
背中から噛みつかれ、背負っていたボンベを捨てて逃げようとしますが、息が続かなくなり水死してしまいます。
サメに驚いたミアも海流にさらわれてしまいます。
しかし、流されたミアを受け止めてくれる者がいました。
先に流されたサーシャでした。
彼女も海流が弱まったところで岩にしがみ付いて助かっていたのです。
「海底47m 古代マヤの死の迷宮」最後ラストの結末は?
二人はわずかな光を頼りに、狭い岩の間を通って外に出ようとします。
サメが追いすがってきましたが、一か八かでボンベを捨てて岩の間を通り抜け、外の海に出る事が出来ました。
二人は近くに船が泊まっているのを見つけ、助けを求めて近づいてゆきます。
しかし、甲板にいた乗組員はヘッドフォンで音楽を聴いていて二人の声に気付かなかった上、ぶつ切りの肉片を海面にばらまきました。
その船は、エサでサメをおびき寄せてガラス張りの船底から観察するツアーの真っ最中だったのです。(偶然にもそれはミア達が最初に行こうとしていたツアーで、いじめっ子のキャサリンも船にいました)
エサにおびき寄せられたサメがゾクゾクと集まってくる中、二人は必死に泳いで船に辿り着きます。
ミアは間一髪で甲板に上がる事が出来ましたが、サーシャはもう少しの所で食い付かれて海に引きずり込まれてしまいます。
ミアはすぐに甲板にあった照明弾を掴み、再び海中に飛び込みました。
そして、サーシャの腹部に食い付いていたサメの鼻先に照明弾を撃ち込んで、サーシャを助け出しました。
そのまま二人で泳いで逃げようとしますが、今度はミアが食い付かれてしまいます。
しかし、ミアは諦めませんでした。
グラントからもらってお守りにしていたサメの歯を取り出し、食い付いているサメに斬りつけて脱出しました。
大きな噛み痕を付けられ、出血しながらもミアはサーシャを連れて船の甲板に逃げ込みました。
そして、突然のことに呆気に取られるキャサリンを「どうだ!」と言わんばかりに睨みつけたのでした。
THE END
「海底47m 古代マヤの死の迷宮」見どころ
ケージに入ってサメを見るダイビング中にウインチが故障して海底に落下、深海で閉じ込められた姉妹がエアーが残り少ない中で決死の脱出に挑む姿を描き大ヒットした『海底 47m』の第2弾です(タイトルは続編のようですが、登場人物やストーリーは別物で、監督が同じだけです)。
今回は水中の洞窟が舞台ですが、エアーが足りなくなってくる緊張感、息苦しさはそのままか、それ以上に強調されていました。
また、一つピンチを乗り越えて、もう少しで助かるかなと思った瞬間に次のピンチが降りかかって引き戻される絶望感、ストーリーの残酷さ、視界の利かない水中で突然に表れるサメの不気味さは秀逸でした。
最初は気弱でサーシャに助けられてばかりだったミアが、段々とたくましくなってゆき、最後にはサーシャに襲い掛かったサメに自ら立ち向かってゆく姿は爽快でした。
いきなり水中の洞窟に閉じ込められた4人の女子高生の姿を描く海洋パニックスリラーであると同時に、サーシャとミアが家族として絆を深めてゆく一面も感じられる作品でした。
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