映画「スペシャリスト」は、シルヴェスター・スタローン主演、ルイス・ロッサ監督の1994年の映画です。
この映画「スペシャリスト」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころを紹介します。
元CIAの爆破のプロと復讐に燃える女が巨大な犯罪組織に戦いを挑むサスペンスアクション「スペシャリスト」をお楽しみください。
これで「スペシャリスト」のすべてがわかります。
「スペシャリスト」キャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: ルイス・ロッサ
脚本: アレクサンドラ・セロス
制作: ジェリー・ワイントローブ
音楽: ジョン・バリー
撮影: ジェフリー・L・キンボール■ 主なキャスト
レイ・クイック: シルヴェスター・スタローン
メイ・マンロー: シャロン・ストーン
ネッド・トレント: ジェームズ・ウッズ
トマス・レオン: エリック・ロバーツ
ジョー・レオン: ロッド・スタイガー
「スペシャリスト」あらすじ
元CIAの爆破作業請負人、レイ・クリック(シルヴェスター・スタローン)は、メイ・マンロー(シャロン・ストーン)という女性から復讐のために3人の男を爆殺してほしいと依頼されます。
メイの熱意と魅力的な声に惹かれ、レイは行動を起こし、1人ずつ標的を仕留めていき、ついに復讐を果たしたかに思われたのですが・・・
シルベスター・スタローンとシャロン・ストーンが初共演して注目されたサスペンスアクションです。
「スペシャリスト」ネタバレ
CIA特殊工作員として働いていたレイ・クイック(シルベスタ・スタローン)。
当時から爆破技術に長けていました。
上官であるネッド・トレント(ジェームズ・ウッズ)と任務に就いていた時、爆破を仕掛けターゲットを待っていると、予定の場所に現れたターゲットが子供を連れてやってきます。
レイはネッドに爆破をやめるよう掛け合いますが、レイの訴えも空しく関係のない子供までも巻き込んでターゲットが爆破されてしまうのです。
この一件でレイは工作員を辞め爆破を専門とした依頼を受け仕事をする日々をおくります。
ある日、メイ・マンロー(シャロン・ストーン)という女性から爆破依頼の電話を受けます。
メイは3人の殺害を依頼してきましたが、レイは暗殺者ではないと言ってその依頼を断りました。
不思議な魅力のあるメイが気になったレイは、メイの居場所を突き止め監視することに。
すると、メイの両親がマフィアに殺害されていた事を知ります。
メイは両親を殺害したレオンファミリーに復讐しようとしていたのです。
そのレオンファミリーにはレイの上官であったネッドも関わっていました。
どうしても復讐を果たしたいメイは、レオンファミリーのボスであるジョー(ロッド・スタイガー)の息子トマス(エリック・ロバーツ)の好みのタイプを調べ近づくことに。
ひと目でメイを気に入ったトマスはメイを口説き落とします。
復讐の為とはいえ、自分の両親を殺害した男の側にいる事に耐えられなくなったメイはレイとの電話で弱音を吐くのです。
メイは「私の夢は、あいつらが死んでいくとき、私が名前を明すの。それがあいつらがこの世にいる最後に聞く言葉になる。」と話します。
メイに同情したレイは依頼を受けることに・・・
計画を手伝うと言うメイに対してレイは「あいつらはもう俺の相手だ。」と言ってそれを断り、「これが罠だったら君を殺す。」と言って通話を切るのでした。
レイが最初に狙ったのはジョーの手下であるチャーリー(マリオ・アーネスト・サンチェス)。
レイはチャーリーがいるバーの扉に爆弾を仕掛け、絶妙なタイミングで爆破させチャーリーを暗殺しました。
ジョーはこの事件の処理をネッドに任せます。
ネッドは自由に動きが取れるようにするため警察を味方に付けるようジョーに頼みます。
ジョーの計らいで爆発物捜査班に加わったネッドは、パーティの出席者を映した監視カメラにメイの姿が映っているのを見て、自分が調べるから他の仕事をしてくれと捜査員に命令します。
いきなりやって来たネッドに仕事を奪われ気分を害した捜査員はネッドに嫌味を言います。
するとネッドは押収したプラスチック爆弾を使って捜査員を脅しすべての指揮権限を自分の物にするのでした。
二人目のターゲットを狙うレイ。
チャーリーが爆弾で殺害された事で用心しているその人物は車に爆弾が仕掛けられていないか調べます。
車の下に仕掛けられた爆弾を見つけ取り外すと、念のため駐車係にエンジンを掛けさせ無事を確認し、取り外した爆弾を駐車係に渡しその場を去りました。
しかし、駐車場を出ようとゲートをくぐった時、そこに仕掛けられていた起爆装置がオンになり車のシートが爆発し吹き飛ばされてしまいました。
翌日、ネッドはメイの元を訪れ「ずいぶん出世したな。」と言い口答えするメイの頬を殴ります。
実は、メイはネッドと取引をしてレオンファミリーに近づいていたのです。
ネッドの狙いはレオンファミリーを自分の物にする事と、レイをおびき出す事でした。
レイは3人目のターゲット、トマスを暗殺する仕掛けに取り掛かります。
トマスに用意されたコーヒーのカップをすり替え爆弾を仕込みます。
しかし、その場にメイが一緒に居るところを見て起爆装置をオフにしようとしますが間に合わず爆破してしまいます。
爆破する直前、メイはトマスに自分の本名を告げるのでした・・・
爆破現場に駆け寄るレイでしたが、そこへネッドがやって来たのを見てその場から立ち去ります。
ネッドはレイの見事な仕事に感心するのでした。
息子を殺害されたジョーは怒り狂い、トマスを守れなかったネッドを激しく攻め、犯人を殺さずに自分の前に連れてくるよう指示します。
メイと連絡が取れないレイはメイが住んでいたアパートに忍び込み部屋の中にあったパソコンやペンダントに入れてある家族写真を見てメイを感じるのです。
一方、ネッドはレイを誘き出すためメイが使っていた文句を使い広告を出します。
その広告を見たレイは早速その番号に電話を掛けるのです。
ネッドの罠だと知らずに電話を掛けたレイでしたが、メイとは違う声の相手にがっかりし電話を切ろうとします。
しかし相手から「メイから伝言があるの。彼女はまだ生きてるわ。」と言われネッドが仕掛けた罠だと気付きます。
レイは多くの捜査員が聞いているその電話でネッドの正体を話し始めます。
言葉巧みにネッドを挑発するレイ。
ネッドはレイの告発によってCIAの工作員をクビになっていました。
その恨みを晴らすため今回の計画を企てていたのです。
レイの挑発に乗ったネッドは怒りにまかせレイを罵りますが、逆探知の時間を計算していたレイは自分の用件だけ話して通話を切ってしまうのでした。
メイの葬儀の日、レイも葬儀に参列しますが、棺に入っていたのは全くの別人でした。
そこへメイが現れるのです。
レイよりも遅れて現れたネッドもメイが生きていることを知ります。
依頼のやり取りをする間、お互いに惹かれていたレイとメイ。
その晩二人は一夜を共にし、愛し合うのです。
「何故死んだと思わせた?」と問うレイに「トマスの手下から逃れるためよ」と答えるメイ。
運ばれた病院の救急室で死にかけた女性のバックに自分の身分証を入れて自分が死んだと思わせていたのだと話します。
レイなら標的以外は安全だと信じたメイは爆発が起きることを知っていてその場に残り、トマスが死んでいく姿を目に約付けておきたかったのです。
翌朝、シャワーから出たレイはメイが“わたしは信じてはいけない女よ”という書置きを残して部屋からいなくなったことに気付きます。
ホテルから出ようとしたメイでしたが、ネッドに見つかり捕まってしまいます。
トイレに行きたいと嘘を付いたメイはトイレで居合わせた女性から携帯電話を奪いレイがいるホテルの部屋へ電話をします。
ネッドたちがホテルに来ていることを告げるメイでしたが、レイは騙されたと思いメイからの電話をすぐに切ってしまうのです。
部屋に爆弾を仕掛け始めるレイ。
レイが滞在する部屋に着いたネッドたちは慎重に部屋に忍び込みます。
しかし、不穏な気配に気づいたネッドが手下たちを止めようとしますが、爆弾が起動し部屋が吹き飛ばされてしまいました。
その頃レイはホテルの厨房から外に逃げようとしますが、そこへネッドの手下がやってきます。
しかし、次々になぎ倒し脱出に成功するのです。
ネッドはメイを連れてジョーの元を訪れ、「この女がレイを雇いトマスを殺させた犯人だ。」と話します。
メイは「スタン・マンローと妻のアリスを知ってる?私はあの時押し入れに隠れてた。トマスが殺しそこねた娘が私よ。」と自分の正体をジョーに告げるのです。
復讐の為トマスが殺された事を理解したジョーは「お前はトマスがお前の両親を殺す命令を出したのだと誤解しているようだが、あの命令をだしたのはわしだ!誰を生かすも殺すも命令を出せるのはわしだけなのだ!」と真相を話します。
ネッドはレイを殺すためにメイが必要だとジョーに話し、メイを使ってレイを誘き寄せようと計画します。
メイは電話でレイと話しますが、メイを疑っているレイはメイから「会いたい」と言われてもそれを拒否します。
メイは泣きながら会いたいと訴えどうにかレイとの約束を取り付けます。
そしてメイは電話の最後に「私が残したメッセージ覚えてる?あれは本当よ。」と告げ通話を切ります。
その言葉を聞いたレイはメイが残したメッセージを確認するのです。
「スペシャリスト」ラスト最後の結末
レイとの待ち合わせ場所にやって来たネッドとメイ。
ネッドは爆弾が仕掛けられている事を警戒しメイだけを建物の中に送りこみます。
メイが建物に入った直後爆発が起きます。
ネッドはレイを逃がさないよう厳重に辺りをを探させますが、レイはメイを連れて既に逃げていました。
ネッドは爆発前のレイとメイの二人の会話を録音したテープから、レイが住処にしている場所を特定します。
一方、現場からレイと逃げたメイはジョーを殺さないとこの復讐が終わらない事を話します。
自分だけでジョーのところへ行こうとするメイを引き止めようとするレイ。
そこへネッドたちがやってきます。
レイは家に仕掛けてあったトラップを起動させることに。
次々に爆破する爆弾に阻まれ中々突入することが出来ない警官たち。
しかしネッドはプラスチック爆弾で自ら入口を爆破し侵入したのです。
そしてメイに爆弾を仕込んだシガレットケースを持たせていることを話します。
その起爆装置のスイッチをオンにしたネッドはじりじりとレイたちに近づきますが、レイが仕掛けておいたトラップを踏み爆破で命を落とすのでした。
レイはメイが持っていた爆弾を投げ捨て間一髪のところで地下道に逃げます。
建物はいくつも仕掛けられた爆弾が次々に爆破し、大爆発。
翌日、新聞でこのことを知ったジョーはトマスの仇が討てたことを神に感謝しますが、送られてきた郵便物に入っていたペンダントが爆発しこの世を去ってしまいます。
その爆発音を聞いたメイはスッキリとした顔で車に乗り込みレイと共にその場を立ち去るのでした。
THE END
「スペシャリスト」見どころ
何といっても、これでもかと使った爆弾での派手なアクションシーンが見どころです!
マフィアのファミリーに復讐をしていくというストーリーなので、ガンアクションが多いかと思っていましたが、殆んどが爆破シーンなのも徹底していて、アクションシーンを見てスカッとしたい方にはおすすめです!
しっかりと作りこまれた脚本で、序盤ではメイ(シャロン・ストーン)は味方なのか?裏切っているのか?そのあたりも確信が持てずハラハラドキドキの展開・・・
メイが死んで・・・マジかよ?
ラストもビックリのエンディングでした。
また、シルベスタ・スタローン演じるレイとシャロン・ストーン演じるメイのミステリアスな雰囲気のある大人の恋愛にもドキドキしてしまいます!
スタローンの作品の中でも、女優さんとダブル主演のような形、しかもラブシーンありな作品はこのスペシャリストだけだと思います。
そこは貴重な作品ですね。
爆破に次ぐ爆破と珍しく女っ毛のあるスタローンを楽しんでください。