「空の青さを知る人よ」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「空の青さを知る人よ」ネタバレ あらすじ
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映画「空の青さを知る人よ」は、長井龍雪監督、CloverWorks制作の2019年の映画です。

この映画「空の青さを知る人よ」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見どころについて紹介します。

過去と現在をつなぐ、切なくてちょっと不思議な”二度目の初恋”物語「空の青さを知る人よ」をご堪能ください。

 

「空の青さを知る人よ」あらすじ

幼い時に両親を亡くした相生あおい(声:和歌山詩音)は姉のあかね(吉岡里帆)と二人秩父の田舎で暮らしている高校二年生。

あかねが高校三年の時、あかねの同級生で恋人の金室慎之介/しんの(声:吉沢亮)らがバンドの練習をしているのを見ていたあおい。

その頃からしんのに憧れてベースを練習していました。

しんのは高校を卒業したら一緒に東京へ行こうとあかねを誘いますが、両親を亡くしたあかねはその誘いを断りあおいを育てながら田舎に残る決心をするのです。

その後、しんのは東京へ行き、あおいは地元の市役所に就職しました。

 
しんのらが練習していたお堂で夜な夜なベースの練習をするあおい。

そこにはあかねの同級生、バツイチの中村正道(落合福嗣)の一人息子、正嗣(大地葉)も一緒にいます。

あおいは高校を卒業したら東京へ出てバンドを成功させると言いますが、あかねは進学してからでも良いのではないかとあおいを諭します。

しかし、あおいは自分を犠牲にして田舎に残ったあかねに対してやるせない気持ちをもっていました。

 
そんな中、市役所主催の町おこしイベント「音楽の都フェスティバル」が開かれることに。

市役所で働くあかねは、同じく市役所で働く正道からそのイベントの手伝いを押し付けられてしまいます。

その頃、いつものお堂でベースの練習をしていたあおいは、13年前のしんのとそのお堂で出会います。

まさかと思ったあおいでしたが、しんのはあおいと同じ目玉に黒子があるのが特徴でした。

その黒子を確認したあおいは13年まえのしんのだと確信します。

しんのは、あかねに東京行きを断られた日、そのお堂にいましたがなぜかお堂から出られなくなっていたのです。

2人のしんのは一体?・・・

 

「空の青さを知る人よ」ネタバレ

あおいは13年前のしんのと出会ったことをあかねに上手く話せずにいました。

そこへ正道からイベントのヘルプ要請がかかります。

秩父駅で待っていたあおいたちが目にしたのは、派手なトレーラーで歌う大物歌手、新渡戸団吉(松平健)と、そのバックバンドでした。

そのバックバンドには大人になった慎之介がいました。

 
そのまま接待に付き合わされたあかね。

飲み過ぎた慎之介をホテルまで送ったあかねでしたが、酔った勢いで抱き着いてきた慎之介に呆れホテルを後にします。

その頃、正嗣を連れてお堂に向かったあおいは、しんのから今現在の慎之介とあかねが付き合うことが出来ればその体に自分が戻れるのではないかと相談され、あかねと慎之介をくっつける役をお願いされてしまうのです。

 
あおいの同級生の千佳(声:種崎敦美)は、あおいがいつも男の人に迎えを頼んでいるという噂を聞きつけ、自分にもその男の人の友達を紹介して欲しいと付きまといます。

しかし、男の人だと思われていたのは姉のあかねでした。

そこへ、団吉のバックバンドのメンバーが食あたりで倒れてしまったと連絡が入ります。

正道がドラム、あおいがベースとして代役を務めることに。

リハーサルに参加したあおいでしたが、ベースのくせに目立つなと慎之介に酷い言葉を言われてしまいます。

その様子をスマホで撮影していた正嗣。

その動画を見たしんのは、あおいのベースがもっと上手くなるよう一緒に練習を始めます。

 
あおいは、あかねに対しての本音をしんのにこぼします。

自分を育てるためにこの町に残ったあかねに罪悪感を覚えていたあおい。

あかねの側から自分がいなくなればあかねが好きに生きていけると思っていたのです。

そして、あおいはその話を親身に聞いてくれたしんのに恋心を抱いていることに気付きます。

好きになってはいけないと思えば思うほどつらくなり、あかねに当たってしまうあおい。

そんなあおいを見てもあかねは怒ったりせず、ただ困った顔を見せるのでした。

 
音楽祭のリハーサル日。

会場の裏手で一人ギターを弾く慎之介。

それに気づいたあかねは、唯一慎之介がソロでリリースした曲、「空の青さを知る人よ」が聴きたいとリクエストします。

最初は真面目に歌っていた慎之介でしたが、物まねを交えながら面白おかしく歌う慎之介に思わず笑ってしまうあかね。

そんな二人の姿をかげから見ていたあおいは、あかねをあんな笑顔に出来るのは今も昔もしんのだけなのだと悟ります。

慎之介は、今の暮らしをやめて秩父に戻ろうかと考えているとあかねに話します。

しかしそんな慎之介を、まだまだこれからだと言って励ますあかね。

慎之介がリハーサルに戻ったあと、あかねは静かに涙を流すのでした。

 
あかねの涙を見たあおいは、その後家で「あおい攻略ノート」というあかねが書いたノートを見つけます。

そこにはあおいの為にあかねが色々と工夫と努力を重ねたことが沢山書いてあったのです。

あかねの努力も知らず、やりたいことだけをやってきて、挙句にあかねに酷いことを言った自分に腹を立てるあおい。

あおいはお堂へ向かいしんのに自分の気持ちを話します。

慎之介ではなく、しんのが好きだから、今のままでいて欲しい、だけどあかねのことも好きだというあおいは、言いたいことだけ言ってしんのから逃げようとするのです。

しかし、お堂から出られないしんのは、ここから出れない自分はあおいを追いかけられない、泣いているあおいを見送ることしかできない、何故ここにいるのかと嘆くのでした。

 
音楽祭当日を迎え、会場は準備で忙しく動きます。

そんな中、団吉がいつもつけているペンダントが無くなったと騒ぎ始めるのです。

出かけた場所をスマホで撮った写真を見ながら思い返していると、ある古いトンネルを訪れたときに失くしたようだと気づきあかねがその場所を見に行くことに。

その後、地震が起きあかねが向かったあたりで土砂崩れが起きたと報告が入ります。

あおいが電話をするも繋がらず、会場を飛び出しお堂へと向かいます。

 

「空の青さを知る人よ」最後ラストの結末は?

その頃、慎之介と高校時代のしんのはお堂で鉢合わせしていました。

慎之介は、大切にしていたギター「あかねスペシャル」を今更取りにきたのかとしんのに言われてしまいます。

そこへ血相を抱えてやってきたあおい。

あかねが土砂崩れに巻き込まれたかもしれないと聞いたのに、正道からの連絡を待とうと冷静にしている慎之介に腹を立てたしんのは、「お前が行かなくてどうする、ビックナミュージシャンになってあかねを迎えにくるはずじゃなかったのかよ。それが何だよ。クソだせえ。」そう言ってどうにかしてお堂から出ようとします。

あおいも外からしんのの手を引っ張り、やっと出ることができるのです。

 
あおいの手を引き山を駆け下りた二人はそのままの勢いで空を飛び、あかねの元へ急ぎます。

慎之介もタクシーでトンネルに向かうことに。

土砂災害に巻き込まれてしまったあかねは、ひとりトンネルに取り残されていました。

そこへしんのが現れます。

13年前のしんのを見てもすんなり信じてしまうあかね。

しんのは「あおっていう妹を一番大切にできるお前の事を好きになれて良かった。」そうあかねに伝えます。

外では崩れた土砂を掻き分け中に入ろうとする慎之介をあおいが止めていました。

そこへあかねを抱きかかえたしんのがやってきます。

あおいはあかねの車に乗らず、三人で乗って帰ってと言いしんのに別れを告げるのです。

 
車で眠ってしまったしんの。

それを見た慎之介は、今の思いをあかねに伝えます。

ミュージシャンとしての生活もあかねも諦めないと言う慎之介の言葉にあかねが答えると眠っていたしんのは姿を消すのです。

自分の気持ちを落ち着けるために全力疾走で山を下りていたあおいは、ふと、しんのが消えたことを悟ります。

そして涙を流しながら「ああ、空、くっそ青い…」そう呟くのでした。

 

「空の青さを知る人よ」見どころ

昔も今も、変わらない思いが交錯するストーリーはほっこりと温かく、胸のときめきも感じられるものでした。

それぞれのキャラクターが個性的で、憎めないのも良かったです。

 
更に、声優陣が豪華!

慎之介/しんの役には俳優の吉沢亮さん、あかね役には女優の吉岡里帆さんが声優をつとめ、素晴らしい演技をされてしました。

同タイトルの主題歌、あいみょんの「空の青さを知る人よ」も物語のラストを盛り上げていました!

劇中で慎之介が歌うシーンも良かったです!

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