「レッド・ドラゴン」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「レッド・ドラゴン」ネタバレ あらすじ
ホラー・スリラー

映画「レッド・ドラゴン」はエドワード・ノートン、アンソニー・ホプキンス主演、ブレット・ラトナー監督の2002年の映画です。

この映画「レッド・ドラゴン」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見どころについて紹介します。

アカデミー賞受賞作品である「羊たちの沈黙」につながる、ハンニバル・レクター博士シリーズ3作目「レッド・ドラゴン」をご堪能ください。

 

「レッド・ドラゴン」あらすじ

元FBI捜査官ウィル(エドワード・ノートン)は、かつて天才精神科医、レクター博士(アンソニー・ホプキンス)が殺人犯であることを見抜き、レクター博士に腹部を刺されながらも、命懸けで逮捕しました。

レクター博士は終身刑を宣告され、精神病院に収監されます。

一方、ウィルはその時の精神的ショックで退職し、妻子とともに海辺で暮らしていました。

するとかつての上司クロフォード(ハーヴェイ・カイテル)がウィルのもとへ訪ねてきます。

バーミンガムとアトランタで起きた連続一家殺人事件の捜査協力を求めに来たのです。

ウィルに現場への復帰を依頼します。

この事件の犯人は、遺体に歯形が残っていることから、「咬みつき魔」と呼ばれていました。

 
妻子と別れ、現場へ調査に行ったウィル。

犯人は家にある全ての鏡を割り、遺体の目に鏡の破片を入れていたのです。

ウィルは得意なプロファイリングで犯人像を推論しますが、なかなか犯人像は固まりません。

そこでクロフォードは犯罪者の心理に精通するレクター博士に助言を求めるように言います。

そして・・・

 

「レッド・ドラゴン」ネタバレ

ウィルはレクター博士に会いに行きました。。

そして捜査資料を見せると、レクター博士は口早に犯人像を話します。

「犯人は自分の顔を醜いと思っている」

被害者の目の鏡は自分を見るためであり、被害者の共通点は家の庭が広いことだと言うのです。

 
ウィルはもう一度、殺害現場へと向かいます。

すると、犯人は木の上から殺害された家族を眺めていた証拠を発見しました。

その木には麻雀のパイ、「レッド・ドラゴン」の意味を持つ中国語が書かれていました。

ウィルは精神病院にいるレクター博士のもとへ犯人像や木に書かれた中国語、犯人の行動について推測を話します。

独房に戻ったレクター博士は弁護士と電話すると言って電話を借りますが、その際ウィルの住所を手に入れます。

 
一方、ウィルは図書館へ行き、レクター博士が口ずさんだ「赤い胸の駒鳥は、楽園を怒りに駆り立てる」に関連する詩集と画集を手に入れます。

画集には「レッド・ドラゴン」という絵があり、大きな角を持つ悪魔と女神が描かれていました。

実際に犯人(咬みつき魔)の背中にはこの絵のタトゥーがあり、「BEHOLD A GREAT RED DRAGON(偉大なるレッド・ドラゴンを見よ)」という表紙の日記を持っていたのです。

 
数日後、レクター博士の独房で犯人からと思われる手紙が見つかり、なんとレクター博士と犯人が文通をしていたことが分かりました。

ウィルや捜査官は手紙を解析し、レクターの返信方法が新聞の個人広告欄であることが判明します。

次回発行される個人広告欄にはレクターからの暗号が載っていました。

暗号を解くとそこには、

「グレアム(ウィル)の自宅はフロリダ州マラソン 一家を殺せ」とありました。

クロフォードはすぐにウィルの家へ警官を向かわせ、ウィルの妻子は無事保護されます。

 
クロフォードはレクター博士を刑務所に入れず利用する方法をウィルに提案します。

記事を書かせると言うのです。

ウィルは記者に事件や犯人のことを話し、それはレクター博士から得た情報だと言います。

しかし、ウィルを取材した記事を見た犯人は、記者を捕まえ、咬みつき、最後には火だるまにして殺害しました。

 
ウィルはもう一度レクター博士と面会を行いました。

被害者の選び方を話すように求めます。

焦ったウィルは、もし手掛かりをくれたら待遇を良くすると言いました。

するとレクター博士は、「犯人は半竜半人、それが変身しようとしている。全身タトゥーで整形している」と言います。

さらに彼は「ディナーとビデオ鑑賞」を希望しました。

これがヒントだというのです。

 
犯人は、幼少期祖母から虐待を受けて育ち「汚いわね。ハサミを持ってきなさい。アソコをチョン切るわよ」と言われてきました。

犯人は1人の目の見えない女性に好意を抱きます。

自分の容姿を気にしている犯人にとって、容姿は気にしなくていいという彼女に惹かれたのです。

犯人は彼女の存在のおかげで、人間らしさを保つことができていました。

そして犯罪を終わらせようと考えます。

 
ウィルは被害者家族のビデオを何度も見返します。

すると、犯人は2か月も前から事前に犯行準備していたこと、犯人が家の内部を完全に把握していたことを知り、犯人の勤める会社、犯人を特定します。

ウィルたち捜査官は犯人ダラハイド(レイフ・ファインズ)の家まで向かいます。

 
一方ダラハイドは盲目の女性を襲い眠らせ家につれていきます。

FBIに気づかれたのはその女性だと思い、彼女が好きなダラハイドは心中しようと家中にガソリンをまき、火をつけ、自身は銃を放ちました。

こうして凶悪犯のダラハイドは自滅したのです。

 

「レッド・ドラゴン」最後ラストの結末は?

ウィルは犯人の金庫にあった1冊の日記を読みます。

人間で生まれたのに度重なる虐待のためにモンスターになったことが読み取れます。

ウィルたちは、事件は解決したと思いました。

しかし燃えた家にあった遺体はダラハイドのものではなかったのです。

 
ウィルは家族に身の危険を感じます。

それに気づくも既にダラハイドはウィルの自宅で息子に銃を向けていました。

ウィルは息子を助けるため、ダラハイドに向けて彼が幼少期に受けた虐待時と同じ言葉を息子に浴びせます。

それに怒りを覚えたダラハイドは、ウィルに襲い掛かりました。

銃撃戦となります。

 
最後にはウィルや息子の異変に気づいた妻が部屋にやってきて、ダラハイドにとどめを刺しました。

事件は犯人であるダラハイドが死んだことで解決します。

 
その後、独房にいるレクター博士に面会予約が入ります。

それはFBIの若い女性だと言い、医師が面会を断ろうと言いますが、レクター博士は「その女性の名は?」と尋ねました。

THE END

 

「レッド・ドラゴン」見どころ

犯人の心理描写がしっかりとあり、入り込める作品。

狂気的な殺人とは裏腹に恋愛模様もあり、物語の中盤で犯人がわかってしまうので、謎解きというよりは悪と恋との間で葛藤する犯人の様子が中心に描かれていました。

クライマックスへの持って生き方も秀逸です。

そしてこの作品のラストがアカデミー賞受賞作品である「羊たちの沈黙」につながる終わり方ですね。

 
このハンニバル・レクター博士シリーズは、すでに4作品公開されています。

時系列的には「ハンニバル・ライジング」「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」「ハンニバル」という流れになります。

が、公開順が「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」「ハンニバル・ライジング」なので、時系列順か公開順で見るかで感じ方が微妙に違ってきますよ。

ぜひ4作品見て頂きたいです。

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