映画「クーデター」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ

映画「クーデター」ネタバレ あらすじ
ホラー・スリラー

映画「クーデター」はオーウェン・ウィルソン主演、ジョン・エリック・ドゥードル監督の2015年公開の作品です。

この映画「クーデター」のネタバレ、あらすじや最後のラストの結末と見どころについて紹介します。

東南アジアの某国でクーデターに巻き込まれた家族を描く「クーデター」をお楽しみください。

 

「クーデター」あらすじ

経営していた会社が倒産してしまったジャック・ドワイヤー(オーウェン・ウィルソン)。

水道会社に再就職するも、すぐに転勤することに。

妻のアニー(レイク・ベル)と二人の娘ルーシー(スターリング・ジェリンズ)ビーズ(クレア・ギア)を連れてアメリカから東南アジアへと向かいます。

 
飛行機を降りると予約していたはずのタクシーが来ていません。

すっぽかされ、ホテルまでの移動をどうしようかと考えていたところに飛行機の中で少しだけ話したハモンド(ピアース・ブロスナン)という男性が友人のケニー(サハジャック・ブーンタナキット)に運転を頼んであるからと言いホテルまで乗せて行ってくれることに。

ホテルのロビーには、ジャックが入社した水道会社カーディフ社の名前と、ジャックの顔写真が印刷された垂れ幕が飾ってありました。

 
その翌朝、ジャックは会社から何か連絡が来ていないかロビーに確認しに行きますが、何も連絡がないと言われ新聞を買いにホテルの外へと出かけます。

外の売店で英字新聞を探しているとその店主はジャックに三日前の英字新聞を渡すのです。

三日前から英字新聞は売店に届いていませんでした。

仕方なくその新聞を買って帰ったジャック。

その帰り道、ジャックはとんでもない光景を目にするのです。

それは武装した市民と警官隊が衝突する場面…。

クーデターが起きた瞬間でした。

ジャックはパニックになる人々の中をどうにか抜け出し急いでホテルへと戻ります。

その最中にも暴徒化した者たちにアメリカ人が殺されていました。

そして・・・

 

「クーデター」ネタバレ

やっとホテルに到着したジャックでしたが、暴徒たちはホテルの入り口を占拠しています。

アニーたちと合流するため部屋に向かったジャックでしたが、アニーたちは外の様子に全く気付かずプールに行く準備をしていました。

ジャックはクーデターが起きたことをアニーに伝え部屋から逃げようとしますが、娘のルーシーが一人でプールに向かっていたのです。

ジャックはルーシーを迎えにプールに行きますが、その近くでも暴徒たちが外国人へ銃を向けています。

ジャックは非常階段を使ってルーシーを連れ部屋に戻る事に。

しかし後ろから暴徒たちが迫っています。

そこへ昨日バスに乗せてくれたハモンドが現れ暴徒を倒しながら、屋上へ行けと言われるのです。

 
その頃部屋に残ったアニーと娘のビーズは、隣の部屋まで暴徒たちが来ていることに気付き恐怖に震えます。

そこへ戻ってきたジャック。

妻と娘二人を連れ屋上まで逃げると、そこにはホテルにいた外国人や従業員らが多数逃げてきていました。

ホテルの下には多くの暴徒たちが叫んでいます。

ジャックは今どんな状況なのか近くにいた外国人に尋ねますが、携帯も繋がらず助けが切るかも分からないと言われるのです。

暴徒たちは「無駄な抵抗はするな。皆殺した。水には血を。」そう繰り返し叫びます。

ジャックたちは暴徒の言っている事の意味が分からず、屋上に逃げて来ていたホテルのボーイに暴徒たちの言葉の意味を訪ねると、そのボーイは「アメリカ人が私たちの国から水道会社を乗っ取った。その行為に対する抗議です。」そう答えるのです。

 
ジャックとアニーはカーディフ社の事だと気づきますが、ジャックは会社から支援事業だと聞かされていた為、恨まれるような事態になっていた事に困惑します。

その時ホテルの上空にヘリが現れ助けが来たのだと皆喜びますが、そのヘリに乗っていたのは暴徒でした。

暴徒は銃を連射し、無残にも屋上にいる人々を射殺していきます。

逃げ惑う人々たちに追い打ちをかけるように、暴徒たちが次々に屋上に乗り込んでくるのです。

 
ジャックは暴徒たちの先を読もうと言い、屋上から隣の建物へと飛び移ることに。

しかし、アニーや子供たちは恐怖で中々飛び移る事が出来ません。

ジャックはアニーを勇気づけどうにかアニーが隣の建物へと飛び移ると、娘二人を放り投げアニーに受け止めさせ、自身も飛び移る事に成功します。

ジャックが暴徒たちに目をやると、そこにはロビーに飾られていたジャックの顔が印刷された垂れ幕をジャックに見せつける暴徒がいました。

 
飛び移った建物の壁を伝って室内に入ったジャックたちでしたが、その建物も攻撃を受けます。

戦車で発砲されまた多くの人が死にました。

瓦礫だらけの中に隙間を見つけたジャックたちは、周りから見えないように入り口を死体で隠して身を潜めます。

ジャックたちの周りでは暴徒たちが多くの人を殺害していきますが、彼らはジャックたちに気付くことなくその場を後にするのです。

暗くなるのを待って瓦礫の中から出たジャックたちは、助けが来る事は期待できないから自分たちでアメリカ大使館へ向かおうと計画します。

 
死体の服をはぎ取り、それに着替えたジャックたち。

帽子を目深に被り一台のスクーターに四人で乗りアメリカ大使館を目指すことに。

しかし、やっと辿り着いたアメリカ大使館は既に暴徒たちによって襲われた後でした。

そこで暴徒たちと遭遇してしまったジャックたちはスクーターを捨て、走って逃げた先に寺院を見つけます。

中にいた男は勝手に入るなとジャックたちを追い出そうとしますが、どうにか頼み込んで匿ってもらえることに。

 
安堵したのもつかの間、暴徒たちはその寺院の中に押し入りジャックたちを探し始めます。

じっとしているだけでは助からないと感じたジャックは、アニーたちをその場に残して銃を奪いに行く事に。

しかし、暴徒の一人がジャックに気付きます。

それを陰から見ていたアニーはジャックを助けるため自分が囮になって暴徒の前に姿を現すのです。

捕まってしまったアニーを助けるため、暴徒の一人が持っていた銃を奪いアニーを捕えている暴徒たちに向けるジャック。

しかし、銃を発砲することが出来ずジャックも捕まってしまうのです。

 
暴徒たちはジャックの目の前でアニーを強姦しようとしますが、そこへ「金ならある。銃を調達してやることだってできる。」そう喚きながら暴徒に連れられてきた男がいました。

それはハモンドです。

ハモンドが「俺は奇数、お前は偶数。」そう叫ぶと暴徒に向けて銃を撃ちました。

覆面を被りハモンドを連れてきた暴徒もハモンドの言葉を合図に周りにいた暴徒たちに銃を撃ちます。

覆面の男はハモンドの友人でバスを運転していたケニーだったのです。

 
ジャックたちはハモンドに連れられある建物へと向かいます。

その建物にはアジア人が集団で暮らしているようでしたが、皆ジャックたちに友好的でした。

屋上に案内され、やっと食事をとる事が出来たジャックたちは安堵の表情を見せます。

 
ハモンドが屋上から見える川を指して、川を三キロ下った先にはベトナム国境があるからそこに入れは庇護されるとジャックたちに教えると、ジャックは助けてくれたことに感謝しますが、ハモンドは「こうなったのは俺のせいだ。」そう言うのです。

ハモンドはCIAで、欧米の企業はこの国のような発展途上国を食い物にしようとしていると話を始めます。

ハモンドらCIAが友好的に近づき、社会的な基盤となる水、電気、道、を作ってやるという話を持ち掛け相手がその金を払えなくなったら乗っ取るという卑怯な手を使った自分たちのせいで起きた暴動なのだと。

 
その夜、眠りについたジャックはふと目を覚まします。

すると、ハモンドとケニーがなにやら周りを警戒していました。

その時銃声が鳴り響きます。

隣のビルから狙撃を受けたのです。

ハモンドとケニーが応戦しながらジャックたちを逃がしますが、その途中ケニーは暴徒に撃たれ命を落とします。

ハモンドも撃たれ、ジャックたちには自分を置いて逃げろと伝えるのです。

死んだと見せかけてジャックたちを川に向かわせたハモンドは、追ってくるトラックがジャックたちに追いつくことが無いように最後の力を振り絞り運転手を銃で撃つとそのトラックに轢かれて命を落とすのでした。

 
ハモンドが自分を犠牲にしたことで、どうにか川まで逃げ切る事が出来たジャックたち。

やっと川を渡れる小舟を見つけますが、そこに舟の持ち主が現れます。

ジャックは自分の時計と靴をその男に渡して舟を貸してもらうことに成功するのです。

しかし、そこに現れた暴徒のリーダー。

ジャックはリーダーを殴りますが、結局捕らえられ肩を銃で撃たれてしまいます。

 

「クーデター」最後のラスト結末は?

それを見たルーシーは、アニーが目を離した隙に暴徒たちの前に飛び出てしまうのです。

リーダーはルーシーを捕まえると、ルーシーの手に銃を持たせジャックへと向けます。

リーダーの銃はルーシーに向けられている為、ジャックはルーシーに「パパはお前を心から愛しているよ。だから大丈夫。撃っていいんだ。」そう言って自分を撃つように言いました。

しかし、ルーシーはジャックを撃つことができません。

その時、アニーがリーダーの後ろから迫り棒で思い切りリーダーの頭を殴ります。

その隙に銃を奪ったジャックは他の暴徒たちを銃で撃ち、舟でベトナムとの国境を目指すことに。

 
ジャックとアニーは必至で舟をこぎますが、後方には暴徒らのトラックが迫っています。

見つからないように一旦舟を漕ぐのを止めますが、目の前にベトナムとの国境が現れ、再び舟を漕ぎだしました。

そんなジャックたちに無数のライトが当てられベトナム兵が銃を構えながら「許可がない者はベトナムに入国することが許されない。引き返しなさい。」そう告げるのです。

 
ジャックは撃たないでくれと頼みますが警告は止みません。

その時、川の流れでベトナム領に舟が入ると、ベトナム兵たちはジャックらに銃を向けていた暴徒たちにライトと銃を向け「舟はベトナム領に入った。銃を撃てば戦争行為とみなす。」と警告しました。

ジャックたちはベトナム領に入る事に成功し、兵士たちに無事救助されるのでした。

THE END

 

「クーデター」見どころ

目をそらしたいのに食い入るように見てしまう作品でした。

訳も分からずクーデターに巻き込まれてしまった家族の姿に終始息を飲む展開が続きます。

安心して見れるシーンは冒頭の飛行機の中のシーンくらいかと…。

それからはいつ見つかってしまうのかと、ハラハラする時間が最後の最後までずっとなので見終わった後についつい長い溜息が出てしまうほどでした。

何より、演じている俳優さんたちの鬼気迫る演技が本当に素晴らしくて、見ている間ずっと痛々しくて胸が苦しかったです。

 
最後まで家族を守り抜いたジャックもカッコいいし、辛い思いをしてもジャックを支えたアニーもステキだし、自分のせいだからと身を挺してジャックたちを逃したハモンドも勇敢で、それぞれのキャラクターがとても魅力的でした。

過激なシーンも多いので苦手な方もいると思いますが、救助された後の家族でのシーンはほっこりとしていて泣かせてくれますよ。

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