映画「プリティ・リーグ」はトム・ハンクス主演、ペニー・マーシャル監督の1992年公開の作品です。
この映画「プリティ・リーグ」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
世界初の全米女子プロ野球リーグの選手達が奮闘する感動ドラマ「プリティ・リーグ」をお楽しみください。
「プリティ・リーグ」あらすじ
1988年、ドティ・ヒンソン(ジーナ・デイヴィス)は全米女子プロ野球リーグの回顧展の開会式に出席することになります。
あまり乗り気ではないドティは娘にせかされて嫌々行くことに。
会場は野球場でした。
たくさんの選手がプレーしています。
それを見ながらドティは昔を思い出していました。
1943年、第二次世界大戦で野球選手も出兵しています。
その間、野球が廃れることを危惧した首脳陣が野球存続のために出したのが、プリティ・リーグ。
全米女子プロ野球リーグでした。
その頃、オレゴン州にいたドティはソフトボールの選手として活躍していました。
妹のキット(ロリ・ペティ)はなかなか思うように活躍できません。
姉のドティには嫉妬しています。
そんなドティにスカウトが来ます。
しかしドティはキットを連れてプロテストを受けに行くのでした。
プロテストに行く道中でマーラ・フーチ(ミーガン・カヴァナー)が合流します。
彼女は優秀なスラッガーでした。
しかし自分に自信がありません。
一方、女子が野球なんてという反対の世論もありました。
そんな中、合格したのはドティとキッド。
メイ・モーダビート(マドンナ)
ドリス・マーフィー(ロージー・オドネル)
イヴリン・ガードナー(ビティ・シュラム)
シャーリー・ベイカー(アン・キューザック)
エレン・スー・ゴットランダー(フレディ・シンプソン)
ベティ・ホーン(トレイシー・ライナー)
マーラ・フーチ(ミーガン・カヴァナー)
ヘレン・ヘイリー(アン・ラムゼイ)
アリス・ギャスパーズ(ルネ・コールマン)
彼女たちはピーチズに入るのでした。
はたして・・・
「プリティ・リーグ」ネタバレ
プリティ・リーグでは野球だけじゃなく、普段のマナー作法も教えられました。
首脳陣の目論見はたんなる野球選手ではなく、女性として華のある選手を作ることで人気を得たいと考えていたのです。
ピーチズの監督に就任したのはジミー・デューガン(トム・ハンクス)でした。
彼は元花形スター選手でしたが、今はアルコール依存症で体たらくな生活を送っていました。
ピーチズに関してもまったくヤル気はありません。
初試合は観客はガラガラでした。
ジミー・デューガン(トム・ハンクス)はやる気なしでドティ(ジーナ・デイヴィス)が代行をする始末。
観客のヤジも酷く、野球ではなくてサーカスでも見るかのような態度でした。
そんな中、ドディのサヨナラホームランでピーチズは勝利するのでした。
人気のなかったプリティ・リーグも次第に観客が増えてきました。
エンタメ性を意識し始めた選手達のせいです。
人気も出てきた選手達、マーラ・フーチ(ミーガン・カヴァナー)はファンと結婚しました。
ピーチズの快進撃は続き、どこの球場も満席になるようになりました。
ビジネスとしても成功したのです。
しかしプリティ・リーグは来年は廃止の予定になっていました。
戦争が終わりそうで、野球の存続も問題がなくなったのです。
その頃、ピーチズはプレーオフに進出していました。
ところが戦争の影が・・・
ベティ・ホーン(トレイシー・ライナー)の夫が戦死したのです。
ベティはチームを去りました。
そしてドティの夫ボブ・ヒンソン(ビル・プルマン)がわらわれます。
彼は負傷して除隊になったのでした。
ドティもチームを去ることを決意します。
オレゴンに夫と帰るドティに対してジミー・デューガン(トム・ハンクス)は後悔するぞ。と忠告しますが、ドティは去っていくのでした。
主力を欠いたピーチズはワールドシリーズで健闘します。
3勝3敗のタイで最終戦へともつれ込みます。
敵のチームにはトレードで移籍したキット(ロリ・ペティ)がいます。
そしてピーチズにはドティ(ジーナ・デイヴィス)が戻ってきました。
試合は8回の裏にイヴリン・ガードナー(ビティ・シュラム)のミスで1点取られてしまいます。
残る最後の9回の表の攻撃です。
「プリティ・リーグ」ラスト最後の結末
ツーアウト2塁3塁、バッターはドティ。
キットとドティの姉妹対決です。
ドティがセンター前ヒットで逆転します。
9回の裏の敵の攻撃はツーアウトでバッター、キット。
キットがヒットを打ち、ホームへ・・・
キャッチャーのドディと交錯しますが、ボールを落としてしまいゲームセット。
ピーチズは負けてしまいました。
最後にヒーローになれたキッド。
ゲームの盛り上がりを見ていたオーナーはプリティ・リーグの存続を決めるのでした。
現代に戻り、ドディが球場を見回すとドリスとメイが。
そして他のチームメイト達もいました。
そしてキットとも。
ジミー(トム・ハンクス)はすでに亡くなっていました。
みんなで記念撮影をして・・・
THE END
「プリティ・リーグ」見どころ
当時この映画はマドンナが出演するということで注目を集めていましたが、結果として作品の内容もおもしろくヒットしました。
マドンナはそのままのキャラで、特にダンスシーンは圧巻でしたね。
ダメ監督やダメ選手が覚醒していくところ、エンタメの中に戦争という影をうまく入れているところが良かったです。
しかしジミー(トム・ハンクス)がなぜ心変わりしていったのかが詳しく描かれていなかったのがもったいなかったかな。
この1年後にトム・ハンクスはこの作品のキャラとは真逆な役を「フィラデルフィア」で演じていますが、さすがアカデミー俳優です。
選手たちの若い頃と年を取ったキャラが良く似ていて、こんな似ている人を良く見つけたなと感心しました。
この映画でよく話題になるのが、決勝戦でのドティとキットの交錯プレイです。
ドティがわざとボールを落としたのでは?という考察もあるようですが、私は違うと思います。
本気の勝負でキットが勝った。
今まで姉に勝ったことが無かった妹が最後に勝つ。というストーリーが本筋なのでしょう。
冒頭からこの姉妹の関係性が描かれていましたから、その関係性の変化で終わらせたかったのでは?と思います。
熱血でもなく少しほのぼのとしたスポーツ物語をお楽しみ下さい。
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