映画「ネバー・ダイ」はエリチ・ゴンザレス主演、リチャード・V・ソムズ監督の2018年の映画です。
この映画「ネバー・ダイ」のネタバレやあらすじ、最後ラストの結末、見どころを紹介します。
フィリピンで作られた、凶悪組織に立ち向かう女性スタントマンを描いたバイオレンスアクション映画「ネバー・ダイ」をご堪能ください。
「ネバー・ダイ」あらすじ
主人公クレイ(エリチ・ゴンザレス)はスタントマンとして映画の撮影をしていました。
監督から古臭いとダメ出しを受けます。
そこにある有名女優が撮影現場にやってきます。
監督は彼女にクレイのせいで撮影が押しているといい、それを聞いた彼女は自分で格闘シーンをやると言い出しました。
クレイは撮影が最後までできなかったせいで給料を半分に下げられてしまいます。
自宅に戻った彼女は、給料の低さから父親からスタントは辞めろと言われますが、食事代と薬代を稼がないといけずスタントをやめられません。
同じようにスタントの仕事をしていた父親はそれを聞き、「素早さと強さを生かし自由に動け」とアドバイスをします。
クレイは父親の言葉でやる気を出しました。
クレイはサンドバックを相手に練習に励みます。
そこへ昔の仲間ジョンスキー(ソウ・レイエス)とチェチェ(マックス・アイゲンマン)が会いに来ます。
彼らにぴったりの仕事があるというのです。
さらにそこにクレイの元カレ、ラミール(アレックス・メディーナ)もやってきます。
彼は「デカい儲け話があるからチームを再結成したい」と言い出しました。
クレイは前回の失敗を顧みない彼らに最初は反対しますが、ラミールに説得されたクレイを含めた5人はチームで仕事を受けます。
そして・・・
「ネバー・ダイ」ネタバレ
マニラでは子どもが臓器売買組織の標的にされていることが社会問題となっていました。
娘を見つけてくれというニュースをみたチェチェは、お金が貯まったら田舎に帰ると言います。
ただでさえ貧乏のなか、無法地帯なマニラ社会は耐えられないのです。
5人がやってきた先にはバンキル(パオロ・パライソ)が仕切るアジトがありました。
そこでは身体を切断された死体が捨てられていました。
ラミールが受けた仕事は臓器売買だったのです。
ストリートチルドレンをさらってこいと言い渡されます。
「この仕事を降りる」と言い切ったラミール。
しかしその発言に気を召さなかったバルキルらはラミールをナイフで刺し、乱闘が始まりました。
クレイは鍛えた体で立ち向かい、その他のメンバーもそれに続きます。
激しい乱闘が続きますが、ラミールが猟銃を発砲し、何とかその場から逃げ出します。
クレイはアジトで捕らえられていた女の子も一緒に連れ出しました。
バルキルらはアジトから出ても追ってきます。
見つかってしまったクレイらはまたも乱闘となり、一方的に攻撃を受けましたが、建物内に入ったことによって一時的に逃げることができました。
しかしそこにもまたバルキルらがやってきました。
建物内に寄ってきたバンキルらは手分けをしてクレイらを探し回ります。
建物内の機械をうまく使い隠れながら逃げるクレイら6人。
物音を立ててしまい場所がばれてしまいますが、必死に逃げ回ります。
その後も逃げては見つかり逃げては見つかりの繰り返し。
チームの1人は他のメンバーとはぐれてしまい、クレイの名を大声で呼んだことによってバルキルらに居場所がばれてしまいます。
彼らによって鉄の棒や鉈で斬られ、最後には銃で撃たれて死んでしまいました。
チェチェが臓器売買やこの乱闘に巻き込まれたのはラミーユのせいであると言い、仲間割れをしてしまいます。
チェチェは他のメンバーと別行動をし始めます。
その後、クレイらが隠れていたところに、バンキルの組織の1人が襲ってきますが、クレイが倒しました。
しかし、助けた女の子がいなくなっていたのです。
クレイは途中でバンキルのメンバーに邪魔をされながらも女の子を見つけ追いかけます。
女の子は彼らに見つかってしまい、連れられそうになりますが、そこに居合わせたクレイは女の子を救うため、組織のメンバー2人に立ち向かいました。
クレイは鉄骨に登り、上から鉄線でロープを作り、相手の首にかけ吊り下げます。
その後もクレイのメンバーがそれぞれ凶悪組織メンバーに立ち向かい殺し合いが続きました。
もうすぐ出口に出られるクレイと女の子ですが、クレイは戦いで受けた傷から走ることができなくなってしまいます。
そこにラミールとジョンスキーがやってきました。
敵のメンバーも追ってきてしまい、彼らはクレイら2人に逃げろと言います。
逃げようとするクレイですが、思うように立てません。
痛みと戦いながら敵に立ち向かうクレイとラミール。
クレイのもとへ敵のボス、バルキルがやってきてしまいます。
ラストの殺し合いの始まりです。
「ネバー・ダイ」最後ラストの結末は?
お互いナイフで相手を刺しながら、そこにラミールも加勢しクレイはバルキルを殺しました。
ラミールをこの戦いで失い、クレイも力尽きその場に倒れてしまいます。
するとその場に銃をもった敵のメンバーがやってきます。
彼はクレイに銃口を向けます。
死を覚悟したクレイ。
しかし彼は引き金を引かず、その場を後にしました。
生き残ったのはクレイと女の子だけ。
他のメンバーは死んでしまいました。
次の日、街の人が手にしている新聞には「謎の女性 臓器売買から少女を救う」と書かれています。
女の子は無事帰ることができたのです。
その後クレイは、何事もなかったかのように再びスタントマンとして働いていました。
THE END
「ネバー・ダイ」見どころ
父親と同じスタントマンとしての仕事を選んだ、不屈の精神と信念をもつ主人公が、元カレと昔つるんだ仲間からの仕事を手伝う場面から始まります。
主人公スタントマンのクレイとその仲間が、凶悪組織から逃げては戦うの繰り返しを描いたシンプルな作品でありながら、そこには子どもを標的にした臓器売買という社会問題を盛り込んだ作品。
逃げては戦い、逃げては戦うという単純な繰り返しの中でも、夜のマニラにある危険な、そして湿った雰囲気が漂った中の、血みどろの殺し合いは緊張感がめちゃくちゃありました。
テイスト的には「ザ・レイド」に似ています。
後半ではメンバーのそれぞれが逃げては1対3-5人で殺し合いする場面が繰り返されます。
ラストシーンでクレイはなぜ撃たれなかったのか。
そんなことも考えるのも面白いかもしれません。
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