映画「アイ・スパイ」はエディ・マーフィ主演、ベティ・トーマス監督の2002年の映画です。
この映画「アイ・スパイ」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
トップ・エージェントとボクサーが新型ステルス戦闘機を奪還すべくコンビを組むアクションコメディ「アイ・スパイ」をご堪能ください。
「アイ・スパイ」あらすじ
ウズベキスタンで任務に就くBNS(国家安全局)のエージェントであるアレックス・スコット(オーウェン・ウィルソン)。
裏切り者のパーシー中尉(テイト・テイラー)を生かしたまま捕まえるという任務に就いていましたが、雪崩に巻き込まれそうになってしまいます。
パーシーはジェット機を盗んで武器ディーラーのアーノルド・ガンダース(マルコム・マクダウェル)に売っていました。
アレックスは雪崩に巻き込まれて足を骨折したパーシーを背負い、追ってくるロシア軍の銃から逃げます。
しかし、その弾はパーシーの頭を撃ち抜くのでした。
任務に失敗したアレックスは次の任務場所、ハンガリーの首都ブダペストへと向かいます。
その頃、ラスベガスではミドル級の世界チャンピオンであるボクサーのケリー・ロビンソン(エディ・マフィ)が57戦目の試合も勝利し無敗記録を更新していました。
そんなケリーに大統領から連絡が。
米国の助けになって欲しいと頼まれるのです。
ブダペストに着いたアレックスは今回の任務での失敗を同僚らにチクチクと弄られてしまいます。
その中には優秀なエージェント、カルロス(ゲイリー・コール)もいました。
用意されたスパイ用の最新兵器もカルロスの方が良い物が入っていることに腹を立てたアレックスは、カルロスのアタッシュケースに入っていた用具と自分の物をこっそり交換するのでした。
ブダペストでアレックスの相棒になったのはボクサーのケリー。
大統領から頼まれたのはアレックスの相棒になって、パーシーによって盗まれたアメリカ軍の最新戦闘機「スイッチブレイド」を取り返す事だったのです。
スイッチブレイドは電気制御で姿を消すことが出来る戦闘機。
そんな物が悪徳商人の手に渡ったら大変なことになってしまいます。
自分の思うままに行動するケリーがこの重要な任務にふさわしいのか疑問に思ったアレックスは、ブダペストで合流した女性エージェント、レイチェル・ライト(ファムケ・ヤンセン)とケリーの能力をテストすることに。
そして・・・
「アイ・スパイ」ネタバレ
現地のホテルに着いても自分勝手な行動をとるケリーは、そこで出会った女性に声を掛けどこかへ行ってしまいます。
しかしこれはケリーの実力を試すための罠でした。
美女と連れ立ったケリーはその美女に車に押し込まれ人気のない倉庫へと連れていかれます。
危機一髪のところで助けに来たアレックスに感謝したケリーでしたが、そのアレックスもケリーを拉致した美女から銃を向けられ危険な状態に。
その女性を撃つようアレックスから言われたケリーは一心不乱に銃を撃ちます。
ケリーの撃った弾はその女性に当たり、ケリーの勝利、となった時、その美女が起き上がるのです。
弾は全て偽物で、撃たれた女性はエージェント仲間のレイチェルでした。
ケリーの腕前を褒めたアレックスは今後の任務をどうやっていくのか説明し、タキシードを着こんでアーノルドが参加しているであろうパーティーに潜入することに。
戦闘機の売買について話している男らを見つけますが、アーノルドの手下らに見つかり作戦は失敗してしまいます。
追ってくるアーノルドの手下らと激しいカーチェイスを繰り広げるアレックスとケリーでしたが、運よく路面電車が手下らとの間を通ったため、その時間にマンホールを降りて地下道へと身を潜めるのです。
身を潜めている間に互いの事を話したアレックスとケリー。
置かれた環境が似ていたこともあり心を通わせていくのです。
アジトへと戻った二人は渡されていた最新兵器の中から、互いが見ている者が見えるというコンタクトレンズを片方ずつ装着し、あることを始めます。
それは、レイチェルに気があるアレックスをケリーがけしかけて部屋へ行かせることです。
アレックスはレイチェルと良い雰囲気になり、ケリーはそんなアレックスが見ている風景を見て楽しんでいました。
しかし、これからという時に敵の動きがあったと出動要請がかかるのです。
アレックス、ケリー、レイチェルは現場の温泉へと向かいます。
しかし、アレックスは何だか嫌な予感がして引き返そうと話しますが、ケリーは話を聞かずに進んでしまいます。
アレックスの予感は的中し、潜んでいた敵に銃で襲われてしまうのです。
アレックスが機転を利かせガスパイプを銃で撃ち爆発させてそこから逃げ出すことに成功します。
どうにか外まで逃げ出した時、アーノルドの乗った車を負うレイチェルがいました。
アレックスはレイチェルに呼びかけますが、アレックスの制止も空しくレイチェルの乗った車が爆発してしまうのでした。
レイチェルの死を嘆き、暴走したケリーと喧嘩をするアレックス。
殴り合いの喧嘩になりますが、そこへやって来た警官にアレックスがケリーに殴られたと訴えたためケリーはそのまま連行されてしまうのです。
その後、一人になったアレックスは単身で戦闘機を探すミッションへと向かい、警察から解放されたケリーはボクシングの試合へと向かいます。
ケリーがボクシングで戦っている最中、アレックスはアーノルドが顧客と取引している現場を押さえようとしていました。
アーノルドは、スイッチブレイドのスイッチを押して機体を透明にしたり、出現させたりします。
勿論、そんな高性能の機体を見て喜ばない客がいるはずもなく、すぐに取引は成立しアーノルドの口座にすぐ数千億の金が送金されるのです。
それを見ていたアレックスは銃でアーノルドたちを脅しますが、思いもよらぬ人物が登場します。
死んだと思っていたレイチェルです。
レイチェルはアレックスとアーノルド、どちらも騙し自分だけが利益を得ようとしていました。
スイッチブレイドには自爆装置がついていて、間違ったコードを入力するとその装置が作動するようになっています。
正しいコードを入力できず自爆装置が作動してしまい、レイチェルはアレックスを拷問して正しいコードを言うように脅しますが、アレックスは答えません。
更に激しく殴った時、アレックスの装着しているコンタクトレンズのスイッチが入り、アレックスの見ている光景が試合中のケリーの視界に現れます。
突然現れた景色に驚いたケリーはコンタクトレンズに写ったレイチェルを殴ろうとしてしまい、試合相手から人生初のパンチを食らってしまうのです。
しかし、すぐに持ち直して相手をたおしてからアレックスの元へと向かいます。
ケリーが合流し銃撃戦が繰り広げられる中、トップエージェントのカルロスが現れ、その場を収束させるのです。
自爆装置は結局コードが分からずどうにか装置を取り外し爆発は免れます。
ケリーがカルロスとやり合い倒すと、レイチェルはカルロスが敵で、それを欺くために演技をしたのだと言い出す始末。
それを信じてしまったアレックスは目覚めたカルロスとまたもみ合いになります。
ケリーがアレックスに加勢して戦っている間、レイチェルはアーノルドのパソコンを盗みその場から逃走してしまうのです。
「アイ・スパイ」最後ラストの結末は?
レイチェルにまた騙されたアレックスらは取り返したスイッチブレイドの機能を存分に楽しみますが、そのリモコンを落としてしまい透明になる機能が使えなくなってしまいます。
そのままスイッチブレイドで帰ることにしたアレックスとケリー。
しかし、その途中川に墜落してしまうハプニングに見舞われます。
焦る二人でしたが、内蔵された核爆弾が浮き上がり、不幸中の幸い爆発を阻止することが出来たのでした。
モンテカルロに逃亡したレイチェルはアーノルドのパソコンで銀行口座にパスワードを入力しますが、そこには衛星で追跡されているというメッセージが現れます。
アレックスが手配していました。
慌てて逃げようとするレイチェルでしたが、そこにはアレックスとケリーがいました。
裏切り者のレイチェルは捜査官によって連行されていくのでした。
レイチェルが持っていた新聞がそこに残され、それに目を通した二人は驚きます。
自分たちの手柄がカルロスの物になっていたからです。
新聞の一面には「スーパースパイヒーローが核爆弾を阻止!!」という見出しがありました。
自分たちの手柄を横取りされたケリーは酷く腹を立てますが、アレックスが話す最新兵器の話に夢中になり、さっきまで腹を立てていたことなど忘れてしまうのでした。
THE END
「アイ・スパイ」見どころ
とにかくエディ・マフィが喋り捲ります!!
スパイ映画なのでハラハラドキドキの連続かと思っていましたが、かなり笑えます!
ジャンル的にはコメディ色が強いです。
もちろん見ごたえあるアクションシーンも盛りだくさんですが、個人的にはちょっと抜けたスパイのアレックスとやりたい放題なケリーのやり取りがとても好きでした。
テイスト的にはエディー・マーフィー主演のビバリーヒルズコップが近いですね。

相性の良くなかった二人が身の上話をしたことで心を通わせていく感じとか、全編通して楽しく視聴できる作品でした!
それこそシリーズ化もできそうですが、いまだに無いようですね。
深い伏線や謎解きなどはないので、頭をカラッポにして単純明快に楽しめるおすすめ作品です。
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