映画「必殺処刑チーム」は、ケラン・ラッツ主演、アラン・アンガー監督の2015年のカナダ映画です。
この「必殺処刑チーム」のネタバレ、キャスト、あらすじ、裏切り者や最後ラストの結末を紹介します。
必殺処刑チームのキャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: アラン・アンガー
製作: ジェフ・ハート 他
脚本: アラン・アンガー 他
撮影: パシャ・パトリッキ
音楽: ジェイコブ・シェイ■ 主要キャスト
デヴィッド・ヘンドリックス:ドミニク・パーセル
ブロディ・ウォーカー:コディ・ハックマン
コーヴァー:コディ・ハックマン
ジーナ:トリッシュ・ストラタス
サリー:ダニー・グローヴァー
ライカー:ヴィニー・ジョーンズ
マーティ:ソウル・ルビネック
ダラス:ロマーノ・オルザリ
スコット・キャロウェイ:スティーヴ・バイヤーズ
「必殺処刑チーム」あらすじ
ニューヨーク市警の刑事デヴィッド・ヘンドリックス(ドミニク・パーセル)
ある日、デヴィッドは映画俳優のブロディ・ウォーカー(コディ・ハックマン)と行動を共にするよう命令されます。
向かった先の警察の訓練施設で謎の武装集団によって襲撃を受けてしまいます。
黒幕はデヴィッドのかつての同僚コーヴァー(コディ・ハックマン)・・・
ここからデヴィッドとブロディのコンビが、凶悪な武装集団に立ち向かうことになります。
果たして・・・
「必殺処刑チーム」ネタバレ
俳優のブロディ・ウォーカー(コディ・ハックマン)は飲酒運転のスキャンダルで報道され、上席に呼び出されていました。
彼の出演作の興行収入は5億円に上る中、今回は報道者を小突いたことで告訴されそうになり、検察との話し合いをして更生のため1週間、警察の仕事を手伝うことになったのです。
その担当になったのがヘンドリックス(ドミニク・パーセル)でした。
彼は元特殊部隊であり、今は警察官として職を全うしていましたが、ブロディは「銃を持たせてくれ」とワガママばかりで辟易していました。
2人は容疑者を捕えて署内にいる中、警官が銃を奪われてブロディが人質に…
ブロディは助けを乞いますが、ヘンドリックスは犯人に「撃てよ」と煽りつつも近づいて銃を奪取し犯人を確保。
ブロディから安全装置がかかっていたことを確認したのかと問われて「さぁな」と答えて一件落着となりました。
そんな折、ヘンドリックスの家にブロディがやって来て「今度の映画で復活したい」と、これからは真面目に取り組んでいきたい旨を語ります。
ヘンドリックスはそれを聞いて自身が所属していた「チーム・ファイブ」の訓練施設へ彼を連れていきます。
2人は守衛所で携帯を預けてゲスト用のIDをもらい、中でヘンドリックスはチーム・ファイブのメンバーを紹介して、そのままキルハウスという訓練場へ。
元リーダーのヘンドリックスはメンバー4人からの信頼が厚い中、ブロディは役の勉強になるかと思いきや、早くも施設内を勝手にうろつき始めます。
そこにダラス(ロマーノ・オルザリ)と名乗る男が2人の従業員を連れて修理にやって来て、サーバールームへ。
彼らは5分間通信が遮断される旨を守衛に話す一方で、仲間に合図を送ってからケースに隠した銃を持って施設内に…
すれ違う警官たちを密かに殺害しつつ、サーバー内に仕掛けた装置が作動するのを待っていました。
そこにブロディがやって来て、装置が爆発した際に心停止に…
停電と共に音に気付いたヘンドリックスたちは駆け付けて、ブロディにAEDで治療し、撃たれていた仲間を救出し、敵の増援と共に追い払います。
その後、メンバーは守衛所の固定電話から応援と医療班を呼び、敵が隠れた部屋を捜索します。
そこは公文書の保管庫であり、司法省が摘発して押収した物を秘密裏に隠されていました。
ヘンドリックスは侵入者の一人を倒し、尋問して目的を話させようとしますが失敗します。
しかし、彼の腕には軍のタトゥーが…
これは元同業者だと推理し、やって来た応援はニセモノと推理します。
ちょうど入口の鋼鉄の扉を開けようとしていた仲間を止め、銃を撃ってきた敵を倒し、再び扉を閉めるのでした。
彼らを指揮するのは前に仲間だったジョン・コーヴァー(コディ・ハックマン)という男。
懲戒免職になったジョン・コーヴァーは最後の任務で確保した莫大な資産となる債権を探していたのです。
ジョンは「保管庫にある債権を渡せば命は助かる」と電話を入れ、ヘンドリックスはそれを聞いて外へ。
銃を向けられる中、ジョンと昔話をしながら交渉をし、施設に戻って他に手段が無いと悟ったことで債権を用意し始めます。
そこにブロディが債権と白紙の紙を混ぜて燃やし、敵の目を欺こうと提案します。
監視カメラをハックしていたジョンは全て燃やされたと思ったことで激怒して部隊を送り込む準備を始めました。
チームは武器保管庫にて応戦の準備をする中、相手が用意周到だった事もあり仲間の中に裏切り者がいると推測します。
そのため、入って2か月目のスコット(スティーヴ・バイヤーズ)が怪しまれますが、なんとポケットには携帯電話とメールの履歴が…
スコットは「俺のじゃない」と言いますが、拘束されてしまいした。
その間、ジョンはガスを流し込み、ヘンドリックスたちは急いで服を濡らして口元を覆い流される元を封鎖。
しかし、ブロディがガスを吸い込みすぎて塩素中毒を起こしてしまい、ヘンドリックスは緊急時の治療として尿を無理やり飲ませてガスを中和させて助けたのです。
ついに敵が押し寄せてくる中、ヘンドリックスはブロディに「生き残って犯人の特徴を伝えろ」と言って彼を閉じ込めて身を隠させました。
チームは敵と銃撃戦を繰り広げますが、数が多く中へ追い込まれていくチームたち…
しかし、ヘンドリックスが大柄の男と一対一で肉弾戦の末、銃を構えられてピンチになりながらも、敵の手りゅう弾を奪って懐にねじ込んで爆発させて勝利しました。
安心したのもつかの間、ヘンドリックスがスキを突かれて撃たれそうになったその時、こっそり出てきていたブロディが敵を殺し助けました。
「必殺処刑チーム」ラスト最後の結末
再び襲撃を受ける中、ブロディは隠れようと閉じ込められていた場所に行くと、仲間のジーナ(トリッシュ・ストラタス)がそこに発砲しているのを目撃…
裏切り者は彼女だったと悟って拘束されていたスコットを助けに行きますが、ジーナが追い付いてきて発砲します。
スコットは死に、ブロディは銃で応戦し何とか彼女を殺すことができたのです。
敵もあらかたせん滅する中、ブロディはヘンドリックスと合流します。
そこにジョンがやって来て、ブロディは無謀にもそのまま殴り掛かって逆に胸を撃たれてしまうのでした。
ヘンドリックスは銃で応戦しましたが弾切れになり、素手で戦いながらも最後には相手の武器で首を掻っ切って倒すことができたのです。
全てが終わったと思ってその場を去ろうとすると、ブロディが・・・
彼は服の下に防弾チョッキを着ていたことで一命をとりとめていたのでした。
ヘンドリックスは笑みをこぼします。
その後、ブロディは俳優に復帰し、新人刑事の役で脚光を浴びインタビューを受けていました。
彼はトラブル続きだったのに復活したことをについて語り、「銃撃戦という非現実的な体験はどうだったか?」と聞かれると、ブロディは「死を真正面に感じた」と答えます。
それが演技の核になっているとも言って、「お礼を言いたい相手はヘンドリックス」だと話します。
この収録を見ていても電話に出ないことを嘆き、「命の恩人だぞ!」と叫ぶ中、当のヘンドリックスはそれを見てニヤリとし、物語は幕を閉じます。
THE END