映画「ギャラクシー・クエスト」は ティム・アレン主演、ディーン・パリソット監督の1999年の映画です。
この映画「ギャラクシー・クエスト」のネタバレやあらすじ、最後ラストの結末、見どころを紹介します。
豪華キャスト出演のSFコメディ「ギャラクシー・クエスト」をお楽しみください。
「ギャラクシー・クエスト」あらすじ
異星人と戦う、宇宙船プロテクター号のタガート艦長&クルー。
その勇敢な姿と熱い友情に、TVの前のファンは胸熱──
どんなに熱狂的なファンだって、“この物語はフィクションです”って分かってる。
でも、地球から遠いところにある、クラトゥ星雲に住むサーミアン星人は違います。
タガート艦長&クルーの戦いは、“ガチのドキュメンタリーだ!”
彼らに会うため、本拠地・地球にやって来たサーミアン星人。
ただのファンって言うのもあるけど、目的は“宇宙一の極悪なサリスと和平交渉”なのです。
サーミアン星人の宇宙船プロテクター2号に、搭載された“ある物”を狙うサリス。
実戦経験がほぼ無いサーミアン星人は、その攻撃に困ってました。
早速、サーミアン星人は『ギャラクシー・クエスト』のファン集会に参加。
そして──『ギャラクシー・クエスト』第92話を、地球人ファンと鑑賞中。
すべては完璧・・・ところがソレは敵の罠だった!
まんまとハマったプロテクター号のクルーは、諦めるしかないと弱腰に。
でも「ネバーギブアップ!望みを捨てるな!!」勇敢なタガート艦長の心は折れていません。
危機を脱するために「“オメガ13”起動…」と、艦長は指示を・・・【つづく】上映終了。
クルーや異星人のコスプレしてるファンも居る会場で、憧れのタガート艦長を見つけると思い切って声掛け。
すると「…じゃ、リムジンで迎えに来て」って、艦長はOKしてくれた!?
「ギャラクシー・クエスト」ネタバレ
タガート艦長を演じる、俳優・ジェイソン(ティム・アレン)。
決め台詞は「ネバーギブアップ!望みを捨てるな!!」
クルーに信頼される艦長、その素顔は共演者の信用ゼロ嫌われ者なんです。
特徴その1:キャラ人気No.1に大いに浮かれて、ピン仕事も大歓迎な自分大好き男。
特徴その2:『ギャラクシー・クエスト』を愛して、誰よりもファン思いな男です。
TV放送が終わって、かれこれ20年経つ『ギャラクシー・クエスト』は不朽の名作。
今なおファンの心をガッチリ!でも一方では、「…仕事はコレだけなのに(笑)」って。
スタッフか?アンチファンか?個室トイレに入るジェイソンは、まさかの悪口にガーン!
だけど、ハッキリ言っちゃえば、当たり役はタガート艦長のみの俳優人生。
この20年、仕事は各地まわって(収入源の)サイン書いて、ドコでも艦長の格好がマスト。
思い知らされるジェイソンの心はペチャンコで、熱烈ファンの少年にも暴言を吐きます。
「アレはTV だッ!宇宙船なんか存在しない!!」
酒を飲んで寝てしまったジェイソンは、“クライアント”が窓を叩く音で起きました。
クラトゥ星雲から来た、サーミアン星人・・・ちょっと何を言ってるのか?
だけど、見た目も設定も完璧だし、高級リムジンでのお迎えに浮かれるジェイソン。
ただのピン仕事だと思って、話も聞かず爆睡してる間にリムジンはビュンと宇宙へ!
サーミアン星人は、有能な科学者揃い。
『ギャラクシー・クエスト』に登場する宇宙船を、まんま真似したガチの宇宙船プロテクター2号も造りました。
船内で目覚めたジェイソンも「立派なセットだ…」と、感心♪
あれこれ面白がってると、巨大画面にドーンと映ったのは極悪な敵・サリスです。
いかにも敵キャラっぽい全身みどり&ゴツボコのサリスに、緊張感ゼロのジェイソン。
オロオロするサーミアン星人に「…破壊砲をぶちかませ!」と、艦長らしく指示します。
や、やはり、タガート艦長は強い・・・
でも、本当にやっつけたのか心配だから、帰るジェイソンに交信機を渡してお別れします。
『ギャラクシー・クエスト』の必須アイテム・交信機。
本物っぽい出来に感激するジェイソンは、気づけば全身ジェルまみれ!?
プロテクター2号ドアオープン→目の前に広がる宇宙→ジェイソン発射!→速攻、家。
ジェイソン信じる→アレは“本物っぽい”じゃなくて全部ガチだ!
その頃、共演者は激安家電スーパー開店イベントの仕事をこなしていました。
「…サリスって宇宙のワルをやっつけた!」と、ふざけた妄想を語るジェイソンにムカッ!
信じてもらおうと交信機で「こちら、艦長……」と、呼び掛けますが応答なし。
そう言えば、ファンの少年と鉢合わせた時に、ジェイソンが交信機を取り違えてた!
実は、昨日のサイン会でジェイソンにガチ切れされたのが、この少年・ブランドン(ジャスティン・ロング)&友達。
宇宙船プロテクター号を出演者よりも知り尽くしている彼らも、大活躍するのか!?──
激安家電スーパーの駐車場。
交信機は、本物だ!オモチャだ!と言い争ってると、サーミアン星人が登場!
「艦長、サリスはまだ生きてます……」っ~事で、迎えに来てくれました。
タガート艦長が必要とされている事が、嬉しくてたまらないジェイソン。
一方、共演者は信じるハズも無く激安家電スーパーから帰ろうとしますが、思い直します。
自分勝手でピン仕事が大好きなジェイソンが、全員での仕事を持ち掛けて来た!?
不本意だけど『ギャラクシー・クエスト』で、まわる仕事は共演者にとっても大事。
私たちはファンを大切にする!そう頭を切り替えると、サーミアン星人のもとへ。
「…宇宙船に乗せてもらうわ!私たちはクルーですから」
『ギャラクシー・クエスト』で、子供操縦士・ラレドを演じたトニー(ダリル・ミッチェル)。
すっかり大人になった彼は、残念すぎる年上のジェイソンにガンガン文句を言います。
同じく、技術主任・チェン役を演じたフレッド(トニー・シャルーブ)。
彼は共演者がギャーギャー騒いでも、マイペース(無関心!?)で優しい性格です。
グエン(シガニー・ウィーバー)の役は、唯一の女性クルー・マディソン中尉。
台詞のパターンは「コンピューター、○○は?」的な、質問&その答えの復唱だけ。
必要性があまりない薄~い役で、注目されるのは美貌とプロポーションばっかり。
アレクサンダー(アラン・リックマン)は、自分の役も決め台詞も嫌い。
鏡を見ては嘆く彼の役どころは“トカゲ頭のエイリアン医師”、その名もDr.ラザラス。
誇らしかった舞台俳優から一転、特殊メイクで変なトカゲに成り下がった現実を今も直視出来ません。
決め台詞は「トカゲ・ヘッドに懸けて、必ず復讐を果たす」
素顔は最低なジェイソンが、タガート艦長役ってことに嫉妬して!?いつも怒っています。
そして、ガイ(サム・ロックウェル)も、ニヤニヤして搭乗希望!
『ギャラクシー・クエスト』のファン集会や、各種イベントでMC担当のガイ。
一応、第81話に出演した共演者だけど、誰の記憶にも残らない端役でした。
ガイだけが覚えてる、溶岩モンスターに殺される最後・・・ウジウジ根に持つタイプです。
例の如く全身ジェルまみれになって、スパーンと宇宙空間を飛んでプロテクター2号へ!
「あ゛あ゛……」と、プルプルして絶叫!サーミアン星人ってガチじゃねぇーー-!!
サーミアン星人のリーダー・マセザー(エンリコ・コラントーニ)。
マセザーの右腕的存在、青年サーミアン星人・テッブ(ジェド・リース)。
女性サーミアン星人のラリアリ(ミッシー・パイル)。
トカゲ頭のエイリアン・Dr.ラザラスを大尊敬する、青年サーミアン星人・クエレック(パトリック・ブリーン)。
彼らをはじめ大勢のサーミアン星人が、人気クルー(+ガイ)に羨望の眼差しを向けます。
極悪な敵・サリスの狙いは、宇宙船プロテクター2号に搭載された“オメガ13”。
でも、あくまで『ギャラクシー・クエスト』に登場したモノを、再現してるだけのサーミアン星人。
オメガ13の中心部には未知のエネルギーがある事は分かったけど、それ以上は不明です。
ヘタに起動させて、全宇宙が消滅なんて事になったら大変!
という訳で「艦長…おしえて!」
「……??????」当然ながら、ジェイソンたちも知る訳ありません。
それでも、サリスとの交渉なんてササッと終わるって、ジェイソンは相変わらず能天気。
サーミアン星人の想像を超えて来るおもてなしや、ガチでヤバい敵・サリスに他の皆はガクブル!!
あれよあれよという間に、地球への帰還が絶望的になってサリス接近中の情報が。
そして、巨大画面に怒ってるサリスがドーン!→この前はよくもやってくれたな!!
どんなに「オメガ13の事は知らないんだ」って、ジェイソンが本当のことを言ってもムダ。
めちゃくちゃ怒ってるサリスに、ガンガン攻撃されるプロテクター2号。
この危機を脱するためには「…ワープだ!」なんだけど、サリスはどこまでも追って来る!
ビュンビュン最速ワープしてエンジンはもう限界で、船体がブッ壊れるのも時間の問題。
吸い付くように飛んで来るのは宇宙戦争の名残の地雷で、もうジェイソンは逃げるのみ。
どうにか地雷ゾーンを抜けたけど、エンジンもタガート艦長&クルーの仲も壊滅的です。
『ギャラクシー・クエスト』で見た、タガート艦長&クルーの戦いは本物。
そう信じて疑わないサーミアン星人に、とうとう真実が告げられます。
嘘というモノを、最近まで知らなかったサーミアン星人。
でも、嘘つき放題の最低な奴、極悪の敵・サリスによって“嘘”を学びました。
「あなた方が、サリスと同じ?汚いことを??」サーミアン星人→混乱(役者って何?)
そこに、エンジン稼働に必要な部品“ベリリウム球”がある星を見つけたと連絡が!
嘘の件は一旦保留して、ジェイソンたちは勇敢なタガート艦長&クルーとなって、星に上陸します。
でもドラマと違って、わんさか集まるガチの訳分からん生き物との戦いは命がけ!
結局、ベリリウム球は手に入ったけど、身を挺してクルーを守ったジェイソンだけが星に取り残されました。
宇宙船プロテクター2号に戻ったクルーは、サーミアン星人と力を合わせてジェイソン転送作戦を実行!
・・・したいけど、ガチの人間で実験した事がないから、命の保証はありません。
技術主任・チェン役を演じたフレッドに、運命のボタンが託されるけど自信ない。
そこに、女性サーミアン星人・ラリアリ登場!
目と目が合うフレッドとラリアリ、愛のパワーで運命のボタンをポチッ!!
「やったーーー!!!!!!」初の人間転送は、大成功しました。
ジェイソンの事が大っ嫌いな、トカゲ頭のエイリアン・Dr.ラザラスもちょっと微笑みます。
だけど、一難去ってまた一難。
ヤベぇ極悪の敵・サリスが悪の軍団を連れて、プロテクター2号に乗り込んで来ました!
サーミアン星人のリーダー・マセザーを人質にして、“オメガ13”を奪おうとするサリス。
「知ってる事を言え!艦長だろ?」そう脅されてもジェイソンは何も言えず、絶体絶命!
みんなの命を守るため、船内で『ギャラクシー・クエスト』観賞スタート。
【タガート艦長役・ジェイソン】その意味が分かるサリスは笑います。
ジェイソンは、今なお信じてくれるマセザーに「みんな役者だ……嘘なんだ」と。
ショックを受けるマセザー、俳優たちも居た堪れない顔に──
悪の軍団2人に連れられて、宇宙に投げ出されそうになるジェイソンたち地球人。
そこで、役者らしくDr.ラザラスVSタガート艦長で(ガチ)喧嘩して、悪の軍団2人を撃退!
一安心するジェイソンだけど、モニターに映るのは窒息に追い込まれるサーミアン星人たち。
あと8分でプロテクター2号は爆発、タガート艦長&クルーは3班に分かれます。
ミッションは熔炉爆発の阻止、そして酸素供給&サーミアン星人が監禁された部屋の扉オープン。
ただし1人メンバーから漏れた操縦士・ラレドは、(下手だから)操縦の練習に専念します。
「……君の助けが必要なんだ!」
そう交信機から聞こえる、タガート艦長の声に大興奮なのは少年・ブランドン。
宇宙船プロテクター号の隅々まで知ってる彼と友達が、船内にある熔炉へ誘導します。
道中、“オメガ13”の真下を通ると、なんと『ギャラクシー・クエスト』マニアのブランドンは、その謎を知ってました!
ブランドンが一番有力だと思っている機能は、“13秒過去に戻って、物質を再構成できる”。
その後、酸素供給のミッションクリア!監禁されたサーミアン星人救出。
そして、タガート艦長&女性クルー・マディソン中尉も、爆発阻止まであと一歩!
「じゃ、青のボタン押して……」って簡単な爆破停止方法に、拍子抜けするタガート艦長。
あっと言う間に時間は経って、爆破まで20秒!青のボタンをポチッ!!
はぁ~、終わった・・・?爆破カウントダウンは続いて“ドラマらしく”残り1秒で停止。
『ギャラクシー・クエスト』を熟知している、サーミアン星人の再現度に感心します。
「ギャラクシー・クエスト」最後のラストの結末は?
全てのミッションをクリアした、タガート艦長&クルーが全員集合!
端役だったガイも、すっかり主要メンバーに。
そして、プロテクター2号はワープ!向かうはあの地雷たっぷりの超危険エリアです。
地雷を引き連れたプロテクター2号が猛スピードで、サリスと悪の軍団に接近!
練習した甲斐がある操縦士・ラレドは、見事に地雷爆弾をぶちかまし彼らは勝利しました。
的確な指示を出したタガート艦長、それを遂行したクルーたち。
ドラマじゃなくてガチで敵を倒したジェイソンは、清々しい顔で仲間を見つめます。
サーミアン星人のリーダー・マセザーは、彼らの活躍に胸熱!
そして、とっても強くて信頼できる、タガート艦長にプロテクター2号を指揮して欲しいと。
すると「マセザーこそ、立派な指導者だ」とジェイソンは称え、みんなが賛同します。
いよいよ地球へ帰還する時、トカゲ頭のDr.ラザラスが妙な事を言いました。
「ブラックホールに入る前に、サリスの船から何かエネルギーが……?」
そこに、穏やか~な技術主任役のフレッドが来ると、いきなりジェイソンを撃ちます。
その正体は、プロテクター2号にコッソリ乗り込んだ極悪の敵・サリスでした。
バンバン撃たれる、クルーやサーミアン星人。
ジェイソンはマセザーに「オメガ13を作動させろ!」と、指示します。
ブウォーンと現れた起動スイッチ、それをジェイソンは押しました──
他のみんなも、ジェイソンも撃たれていない。
Dr.ラザラスが「ブラックホールに入る前に、サリスの船から…」→技術主任の登場!
こいつは極悪の敵・サリス→分かってるジェイソンめっちゃ殴る→知らない皆は止める。
立ち上がったサリス→とどめを刺したのはサーミアン星人のリーダー・マセザー!
勇敢な姿を見せたマセザーは「ネバーギブアップ!望みを捨てるな!!」と、微笑みました。
サーミアン星人と別れたジェイソンたちは、地球に向かいます。
その地球で騒動になっているのは、忽然と姿を消した『ギャラクシー・クエスト』の出演者はドコへ?
彼らの事情を唯一知ってる少年・ブランドン&友達は、交信機と花火で着陸地点を示します。
やっぱりガチの宇宙船は、素人操縦士・ラレドじゃ完璧とは行かないけど無事に帰還!
ドーーーン!って、思いっ切り突っ込んだ建物は『ギャラクシー・クエスト』ファン集会の会場です。
エキサイティングな登場に大歓声が上がりますが、何と極悪の敵・サリスが付いて来た~!
ファンの目の前で、タガート艦長が仕留めて完全勝利!
会場は大きな感動に包まれます。
その後、公開された映画では端役だったガイも憧れの主要メンバーに昇格し、役どころは保安主任・ロック。
熱狂的なファンがいる『ギャラクシー・クエスト』の快進撃は、まだまだ続きそうです!
THE END
「ギャラクシー・クエスト」見どころ
聞こえて来る、SFドラマ『ギャラクシー・クエスト』テーマ曲──
タガード艦長&クルーは熱狂的なファン同様、あなたのハートをガッチリ掴むでしょう!
わずか数分でトリコ、いや!もう始まった瞬間に頬が緩んで体がポカポカ温かくなるかも。
本作の舞台は宇宙が中心、サーミアン星人が造った宇宙船プロテクター2号の船内が殆ど。
TVドラマ、アニメ、映画でも大人気の『スタートレック』のオマージュ的な作品。
この(真面目な!?)イメージで観ていない方は、ズバリ大損してる!
宇宙の知識も『スタートレック』を観てなくても問題なし。
※余談ですが、個人的に唯一 全話制覇したTVドラマ『スタートレック ヴォイジャー』はオススメです。
誰一人としてマトモなのが居ない!?
登場キャラ&バカバカしい展開に笑って欲しいです!
そして、本作を観た事がある人々は大いに驚いたことでしょう。
こんな変テコな映画で、泣けるなんて・・・
頬をつたう涙、あのとき確かに私は“バカだなぁ”と思っていた彼らに心を揺さぶられました。
初見のあなたには知らないままで名シーンに触れて欲しいので、ドコかはお伝えしません。
実は、人間ドラマの要素が強い本作、全力のバカって胸を打つんですよね。
そのバカをやってくれるのが、シリアスからコメディまで演じる名優たちです!
勇敢なタガート艦長してる時の、キリッとした顔が素敵な俳優・ティム・アレン。
でも、やっぱりボケ強めで、クルーとどっかの星に上陸するシーンも、無駄にカッコつけてくれるから最高!
※個人的な思い出は、高校生のとき観に行った『サンタクローズ』(日本公開1995年)と『トイ・ストーリー』のバズの声ですね。
俳優・アラン・リックマンは、作中ずっとトカゲ頭のエイリアン・Dr.ラザラス姿でムスッ!
ほんの数秒だけ描かれる自宅シーンでも、風呂上がり!?何故かズラだけは被ってるんです。
生真面目そうなDr.ラザラスは俳優の誇りを持ってる、かっこ良いトカゲなんでしょうね。
アラン・リックマンの死去は、たくさんのファンが胸を痛めたことでしょう。
飄々とした技術主任・チェンを演じたのは、俳優・トニー・シャルーブ。
実は、私が「これ絶対、面白い!」って最初に思ったのは、彼の味わい深い表情でした。
一見 地味そうだけど、技術主任としての活躍や女性サーミアン星人・ラリアリと恋で、存在感あります。
操縦士・ラレドを演じた俳優・ダリル・ミッチェルの見せ場は、もちろん操縦!
たくさんのサーミアン星人に見守られ、ガチの宇宙船を動かす夢のような初体験。
ド緊張したけど“結構簡単じゃん”ってほぐれる表情、だけど・・・
この映画が、スマートにイケてる姿を描く訳がありませんよね!本編でご確認ください。
宇宙船プロテクター号のクルーになる前は、宇宙貨物船ノストロモ号でエイリアンと戦った女優・シガニー・ウィーバー。
本作ではマディソン中尉となった彼女が居れば、怖いモンは無いでしょう!
“ダクト”に入って、タガート艦長と爆発阻止へ。(ダクト→映画『エイリアン』参照)
そのシーンも息を飲む緊張感じゃなく、命懸けだけど笑える場面になっています。
でも、クルーもサーミアン星人も、皆めちゃくちゃカッコイイんですよね!
始めは天狗だったジェイソン(ティム・アレン)が、仲間と肩を抱き合うハッピーエンド。
本作を観終わった時、きっとあなたも『ギャラクシー・クエスト』のファンになってるでしょう!
あっ!端役のあの人を忘れてました・・・ガイ役の名優・サム・ロックウェル!
個人的に、シリアスな彼も大好きですけど、本作のサム・ロックウェルは永久保存したい。
ファン集会でMCしてる時のガイは、完全にお調子者で場慣れし過ぎです。
初めてのガチ宇宙人との遭遇でも、最高の絶叫を披露してくれるのはガイ!
出演者に認知されてないスグ死んじゃう役に、ギャーギャー騒ぐネガティブなトコ。
細かいボケや顔芸!?も秀逸な、ガイから目が離せません。
本作の地球人がとっても魅力的なのは、やはりサーミアン星人の存在があるから!
俳優・エンリコ・コラントーニが演じた、サーミアン星人のリーダー・マセザー。
技術主任・チェンと恋に落ちた女性サーミアン星人・ラリアリ役を、女優・ミッシー・パイルが魅せます。
第一印象は完璧なコスプレをしてるファンですが、喋り方やリアクションでガチの宇宙人って納得!
純粋無垢で優しくて、とってもイイ奴らなんです。
タガート艦長&クルーの前では人間っぽく変身していて、本当の姿は吸盤があるアノ生き物!?
地球に帰還してしまうタガート艦長を見る時の、寂しそうな目。
それでも「ネバーギブアップ!望みを捨てるな!!」と、前を向くサーミアン星人。
ほんとに本作はドコを取っても(ある意味)ふざけてなくて、全編が見どころなんです。
家族や親戚、友達に彼氏彼女、小さい子供からじいちゃん&ばあちゃんまで皆で観れる最高傑作!
あなたのお気に入り映画になり得る『ギャラクシー・クエスト』。
どうぞ、最後までお楽しみください!
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