「エネミー・オブ・アメリカ」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「エネミー・オブ・アメリカ」ネタバレ あらすじ
ミステリー/サスペンス

映画「エネミー・オブ・アメリカ」は、ウィル・スミス主演、トニー・スコット監督の1998年の映画です。

この映画「エネミー・オブ・アメリカ」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見どころについて紹介します。

政府機関に追われた男の運命を描く「エネミー・オブ・アメリカ」をご堪能ください。

 

「エネミー・オブ・アメリカ」あらすじ

ある法案を巡って暗殺事件が起こります。

アメリカ連邦会議で議論されている「通信の保安とプライバシー法」、これはテロ対策だと言われていましたが、実はこの法案が可決されることによって一般市民のプライバシーが侵害されるかもしれない危険な法案だったのです。

NSA国家安全保障局の高官であるトーマス・ブライアン・レイノルズ(ジョン・ヴォイド)は、この法案に反対を訴えている下院議員のフィリップ・ハマースリー(ジェイソン・ロバーツ)を人気のない湖畔に呼び出し心臓発作に見せかけて暗殺した後車ごと湖に遺棄します。

しかし、この事件は動物研究科のダニエル・ザビッツ(ジェイソン・リー)が仕掛けていた渡り鳥を観察するカメラに録画されていたのです。

 
優秀な弁護士ロバート・クレイトン・デイーン(ウィル・スミス)は労働組合とマフィアの訴訟を担当していて、この日は昔の恋人レイチェル・F・バンクス(リサ・ボネット)を仲介してブリルという男から情報を貰って話し合いに向かっていました。

その帰り、FBIにマフィアたちと一緒に居る所を見られたディーンは不審人物として身元を調べられてしまいます。

ザビッツは、持ち帰ったテープにハマースリー議員が殺害される一部始終が録画されているのを見つけ、知人のジャーナリストにそれを渡すためコピーを始めます。

しかしテープの存在に気付いたレイノルズ議員が工作員をザビッツの元へ向かわせ暗殺を計画していたのです。

ザビッツは自分の部屋に怪しい人物が来ていることに勘づきそのコピーを持って逃走します。

ハイテクを駆使した政府機関に追われた男の運命は?

 

「エネミー・オブ・アメリカ」ネタバレ

その頃、ディーンは妻のカーラ(レジーナ・キング)に送るクリスマスプレゼントを選ぶためランジェリーショップに来ていました。

そこへ逃走中のザビッツがやって来ます。

ディーンとザビッツは大学の同期だったため、ザビッツに名刺を渡すディーン。

ザビッツはディーンの持っていた手持ちの袋にそっとテープを忍ばせまた逃走を図りますが、飛び出た先の道路で消防車に惹かれ死亡するのです。

 
レイノルズが用意した工作員たちは倒れたザビッツの持ち物を探りますが、肝心のテープを発見できず、代わりにディーンの名刺を見つけます。

その後、ランジェリーショップ内の映像でディーンとザビッツが接触しているのが分かり、ディーンの持っていた袋にテープがあるのではないかと分析され、工作員たちはディーンの自宅を訪ね、警察を装ってザビッツの事を聞きだすふりをして侵入します。

しかし、肝心のテープに事は聞き出せずに終わるのです。

ディーンもその後プレゼントを入れていた袋を確認しますが、ザビッツが忍ばせたテープは息子のエリック(ジャッシャ・ワシントン)がゲームだと思い持ち出していました。

 
レイノルズはディーンの弁護士としての信用を落としテープを奪う作戦を立てます。

ディーンたちが不在の時を狙って家中、そして衣服などにも盗聴器や監視カメラGPS発信機などを仕掛けるのです。

全ての事が筒抜けだと気づかないまま、また次の罠にかかってしまうディーン。

情報を提供してくれていたレイチェルとの不倫をでっち上げられ、マフィアとつながりを疑われ信用を失ってしまいます。

レイチェルも職を失い、妻のカーラの元にもレイチェルとの浮気を疑われ責められてしまうのです。

カーラから家を追い出されたディーンはホテルに身を置こうとしますが銀行は凍結され、作ったばかりのクレジットカードも全て使えなくなっていました。

 
案件を担当したマフィアが裏で糸を操っているのだと考えたディーンは、情報を買っていたレイチェルに情報源のブリルに会わせてもらえるよう頼みます。

レイチェルからブリルと会える方法を教えてもらったディーン。

ブリル(ガブリエル・バーン)と接触できますが、靴に探知機が仕掛けられていると指摘されます。

それを取り外したディーンはブリルの乗るタクシーに客のふりをして乗れと言われ、その中でテープの事を問いただされることに。

しかし、その時、わざと煽って来る車に気付いたブリルは応援を要請するのです。

 
ブリルは一匹狼だと聞いていたのに仲間がいることに疑問を抱いたディーンはブリルを怪しみます。

その車のせいで追突事故を起こしたブリル。

ディーンはその隙に車から逃げだしホテルへと戻ります。

カーラに電話をかけますが、カーラの元にはレイチェルとの不倫をほのめかすような写真が送られていました。

 
電話の最中に、煽ってきた車の運転手を見たディーン。

カーラとの電話を切りその男を追います。

その男はディーンに銃を突きつけエレベーターへと誘導するのです。

男はディーンの服や靴、あらゆるところについていた発信機などを取り除きます。

そして「直接接触はしないはずだ。ルール違反だぞ。」とディーンに抗議するのです。

この男が本物のブリル(ジーン・ハックマン)でした。

ブリルはNSAがディーンを監視していると指摘します。

そして二度と自分やレイチェルに近づかないよう警告するのです。

 
どうにか工作員らから逃げ切ったディーンはカーラの元を訪れレイチェルとの誤解を解きます。

そしてエリックがゲームと間違えてテープを持って行ったことに気付くのです。

工作員たちにバレないよう、家政婦の車のトランクに隠れながらエリックに会いにいったディーンはやっと目的のテープを手にします。

その後レイチェルの元を訪れますが、レイチェルは何者かに殺害されていました。

現場にはディーンの元者が散りばめてあり、殺人の容疑がかかってしまうのです。

 
そのことを知ったブリルはディーンに協力することにします。

自身の隠れ家にディーンを連れて行くブリルでしたが、途中で立ち寄ったコンビニでディーンが不用意に電話をかけたことで工作員らに隠れ家がバレてしまうのです。

そのことを知らないディーンとブリルはテープの中身を再生していました。

ハマースリーがレイノルズに殺害される映像を見た二人は、ディーンが追われている理由をやっと理解するのです。

工作員らが隠れ家に侵入した事に気付いたブリルは隠れ家に爆弾を仕掛け、飼い猫とディーンを車に乗せその場から逃走します。

しかし、逃走中に車が爆発し、その衝撃でテープのコピーも破損してしまうのです。

 
ブリルはレイノルズに反撃することを計画します。

レイノルズが過ごすホテルの部屋のあらゆる場所に盗聴器やカメラを仕掛けることに。

しかしそれはレイノルズに焦りを感じさせるためにわざと見つけやすく仕掛けていました。

それに引っかかったレイノルズはブリルの挑発に乗ってきます。

ブリルは直接レイノルズと対面してテープを渡す条件を伝えますが、その間に工作員はディーンが見張っている場所を見つけ、ブリルもディーンも捕まってしまうのです。

 
工作員らのいる車に監禁されたディーンたち。

レイノルズはテープの在処を話さないブリルの手を拳銃で撃ち脅しをかけます。

耐えられなくなったディーンは、以前訴訟で担当したマフィアの居場所をレイノルズに伝えます。

ディーンはカメラを装着させられレイノルズたちとマフィアの元へ。

 

「エネミー・オブ・アメリカ」最後ラストの結末は?

そのマフィアはFBIに監視されています。

ディーンもそのことを知っているので態と分かりやすく顔を見せる様にしてマフィアのいる店へと入るのです。

ディーンは店に入る前にブリルにFBIの存在をほのめかしていました。

ブリルは警官の制服を着ていたため、態と吐くふりをして車外へ出てFBIに、警官が拉致されていると思わせるのです。

 
店内ではマフィアがレイノルズたちに銃を向けます。

ディーンにつけたカメラで監視していた工作員たちも応援に向かい激しい銃撃戦の末、間一髪机の下に隠れていたディーン以外はほとんど死んでしまいました。

そこへ突入してきたFBI。

僅かに生き残った者たちはFBIによって捕らえられるのでした。

警官の恰好をしていたブリルはこの騒ぎに乗じて行方を眩ませます。

レイノルズは店内も盗聴させていたので、その後の取り調べで生きのこった工作員はレイノルズがマフィアに話しているハマースリー殺害に関して聴取を受けることに。

この事が世間にも明るみになり、結局プライバシー法案は否決されるのです。

 
ディーンは家族の元に戻り、いつもの生活を取り戻していきます。

自宅でテレビを見ていると急に画面が切り替わり、ブリルの飼い猫が一瞬映ったあと、ディーンの姿が映し出されるのです。

それは部屋の天井に仕掛けられた監視カメラの映像でした。

ディーンはテレビに手を振って見せ「ブリルあんたは本当に病気だ。」と言って笑います。

テレビの画面には“君もバカンスを”と書かれた砂浜が映るのでした。

THE END

 

「エネミー・オブ・アメリカ」見どころ

自分の見知らぬ所で事件に巻き込まれ命さえも狙われるスリリングな展開にグッと惹きこまれました。

主人公のディーン(ウィル・スミス)だけがこれに戦うのかと思っていましたが、元工作員のブリル(ジーン・ハックマン)とのタッグも面白く、シリアスな場面だけでなく二人のコミカルなやり取りも面白いです。

 
最後、窮地に立たされたディーンの思い切った作戦には驚きました。

撒いていた伏線が最後で回収され、ジェットコースターのような展開にハラハラドキドキします。

よくストーリーが練られた秀作で、さすがトニー・スコット監督。

上手く生き残るディーン、そしてブリルの姿にクスっとしてしまいますよ。

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