「ダブル・ジョパディー」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「ダブル・ジョパディー」ネタバレ あらすじ
ミステリー/サスペンス

映画「ダブル・ジョパディー」は、アシュレイ・ジャッド主演、ブルース・ベレスフォード監督の1999年の映画です。

この映画「ダブル・ジョパディー」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所を紹介します。

身に覚えのない罪で逮捕され、有罪となってしまった主人公の復讐劇「ダブル・ジョパディー」をご堪能ください。

 

「ダブル・ジョパディー」あらすじ

実業家の夫と可愛い息子と暮らすリビー(アシュレイ・ジャッド)。

何不自由なく幸せに暮らしていたリビーでしたがある日、夫殺しの容疑をかけられ逮捕されてしまいます。

リビーは夫のニック(ブルース・グリーンウッド)とヨットで海に出ていました。

朝目覚めると隣に寝ているはずの夫の姿が見えず、自分のバスローブや床には大量の血がついていたのです。

 
警察の捜査の結果、船には二人の指紋とニックの血痕しか見つからなかったためリビーに容疑がかかってしまいました。

裁判でいくら無実を訴えてもヨット内でニックが警察に通報した音声が記録されていてそれがきっかけで服役が決まってしまいます。

息子のマティ(ベンジャミン・ウィアー)は親友であるアンジー(アナベス・ギッシュ)に預け刑務所に服役することに。

 
初めはアンジーがマティを連れて面会に来てくれていましたが、ある日突然連絡が取れなくなってしまいます。

途方に暮れたリビーでしたが、服役仲間で元弁護士のマーガレット(ローマ・マフィア)から「人は簡単には消えない。頭を使いなさい。」とアドバイスを受け、以前アンジーが務めていた学校にアンジーを装って電話し、退職金が振り込まれていないから登録住所が間違っていないかと言い新しい住所を聞き出すのです。

手に入れた連絡先に電話すると、アンジーは慌てた様子で言い訳をします。

マティに代わってもらいやっと久しぶりに愛する息子の声を聞けたリビーでしたが、その時受話器の向こうから死んだはずの夫ニックの声がしたのです。

ニックは生きていました。

リビーはニックとアンジーに騙され、ニックが保険金を手に入れる身代わりとして犯人に仕立て上げられたのです。

ここからリビーの復讐が始まるのですが・・・

 

「ダブル・ジョパディー」ネタバレ

全てを理解したリビーはひどく落ち込みます。

しかしそんなリビーを心配したマーガレットは弁護士の知識を生かし、二重処罰の禁止(ダブル・ジョパディー)が定められているとアドバイスするのです。

それからのリビーはニックに復讐をするため模範的な行動をし、体を鍛え刑務所から出られる日を待ちます。

 
それから6年。

仮釈放されたリビーは保護観察官であるトラヴィス(トミー・リー・ジョーンズ)の元へ向かいます。

トラヴィスはとても厳しい男性で、事細かくルールを作りリビーをはじめ仮釈放の人たちを監視するのです。

そんな中、トラヴィスの厳しい監視をくぐりニックとアンジー、そして息子の行方を探るリビー。

アンジーが務めていた学校の教師にアンジーの居場所を尋ねますが教えてもらえませんでした。

そこで、リビーは夜中学校に忍び込んでアンジーの個人情報を盗み出そうとします。

しかし、警備員に見つかりリビーは捕まってしまうのです。

 
リビーは連絡を受け迎えに来たトラヴィスに引き渡されます。

トラヴィスはリビーに「あと3年我慢すれば息子に会えたのに。お前と息子の距離は遠くなった。」と言われてしまうのです。

トラヴィスの車はフェリーに乗りリビーを移送していましたが、トラヴィスが席を外した際、リビーは車を動かして繋がれた手錠を壊そうとします。

それに気づいたトラヴィスはすぐに車に戻りますが、リビーが車を急バックさせたため二人は車ごとフェリーから落ちてしまうのです。

 
どうにか手錠を外し逃げ出したリビーは故郷に戻り母親の元を訪れます。

母親はトマト畑に埋めていたへそくりをリビーに渡すのです。

リビーは手に入れたアンジーの個人情報を使い、ディーラーで車を買うから自分の持ってるカードで変えるか調べて欲しいと嘘をつきアンジーの社会保障番号から今の住所を突き止めます。

リビーはすぐにその住所を訪ねますが、そこにはアンジーもニックもおらず、アンジーは数年前にガス爆発に巻き込まれ死んだと隣家の住人から聞かされるのです。

 
その事故の事を調べていたリビーは新聞に載っていた事故の記事に写るアンジーの後ろにカンディンスキーのリトグラフが写っているのを発見します。

画廊を訪ねそのリトグラフが他に売られていないか調べて欲しいと頼み、売り手を調べてもらうことに。

しかしその最中、リビーを追ってきたトラヴィスがリビーの乗っていた車を見つけ画廊を訪ねてくるのです。

リビーは画廊のスタッフとトラヴィスが話している隙に売り手であるニックの住所を調べそこから逃げ出します。

すぐにトラヴィスも後を追いますが、またしてもリビーを取り逃がしてしまうのです。

 
調べた住所をもとにニューオリンズを訪れたリビー。

ニックの住所を訪ねるとそこはホテルで、ニックはそこのオーナーになっていました。

その夜ホテルでチャリティーパーティーが行われると聞いたリビーは高級ホテルに泊まる婦人の名前と部屋番号を盗み聞き、そのホテル併設の店でその婦人の部屋にツケるようにして高級ドレスを購入します。

リビーは招待状が無くても、他の客と連れに見えるよう振る舞いパーティーに潜入し独身男性として競りの商品として出演していたニックを1万ドルで競り落とすのです。

 
リビーに気付いたニックは、「破産寸前ですべてを失う瀬戸際だった。君とマティの為に保険が必要だったんだ。君が起訴されるとは思わなかったんだ。」そう言い訳をしますが、リビーは「マティを返して。マティだけ返してくれたらホテルも偽名もどうでもいいわ。いますぐ返して!」と詰め寄りますが、ニックは、今は夜中だからと窘めます。

引き下がろうとしなかったリビーでしたが、会場にトラヴィスが来ているのを見つけ後日ニックと会うことに。

 

「ダブル・ジョパディー」最後ラストの結末は?

待ち合わせの墓地にマティを連れてくるよう指示したリビーでしたが、マティに会うこともできずにニックによって墓地の中に閉じ込められてしまうのです。

その頃、ニックが怪しいと感じたトラヴィスはニックの過去を洗いだします。

そしてニックは生きていて本当の犯人はニックなのだと確信するのです。

リビーはトラヴィスから奪った銃で棺桶を壊しどうにか外へと逃げ出しますがトラヴィスに見つかり、ニックが生きていたこと、そしてまた騙されてしまったことに悔しくなりトラヴィスの前で泣き崩れます。

 
トラヴィスはリビーと共にニックの元を訪れることに。

リビーがいることは内緒にしてリビーに揺さぶりをかけるとすぐに尻尾を出したニック。

そこへ銃を持ったリビーが現れます。

ニックは「ここで俺を殺したら死刑だぞ。」と言ってリビーを脅しますが、リビーは「いいえ。同じ罪で二度裁かれることはないのよ。」そう言い捨てるのです。

 
リビーを葬ったと発言したニックの言葉を録音していたトラヴィスは、この証拠でニックを逮捕できると断言しますが、我を忘れたニックに撃たれてしまいます。

リビーまでも撃とうとするニックともみ合いになったトラヴィス。

ニックはトラヴィスにトドメを刺そうとしますが、リビーがニックを撃ち殺すのです。

 
リビーはトラヴィスと一緒にシアトルへと戻りマティの元を訪れます。

もしかしたらマティが自分の事を分からないかもしれないと尻込みするリビーを励ましたのはトラヴィスでした。

マティはリビーが死んだと聞かされていましたが、自分の母親が生きていることを喜び、そんなマティをリビーは優しく抱きしめるのでした。

THE END

 

「ダブル・ジョパディー」見どころ

テンポ感が良く、主人公の心情なども分かりやすく描かれていて飽きの来ない作品です。

同じ罪で二度裁かれることはないという制度を上手く使った復讐劇は、どんな結末になるのかハラハラとドキドキを感じられてアクション映画に近い見ごたえがありました。

二重処罰の禁止(ダブル・ジョパディー)を教えた服役仲間で元弁護士のマーガレットのおかげですね。

 
金持ちの主婦だった主人公が、無罪の罪で服役し、その期間に色々な面で鍛えられ強くなる様は見ていて痛快ですっきりとした気持ちになれます。

幸せの絶頂から叩き落され、地べたを這い、また立ち直っていく・・・

堅物のトラヴィス(トミー・リー・ジョーンズ)が敵対する側から味方になっていくさまも見ていて良かったです。

 
まあ「二重処罰の禁止」がなければ、ただの復讐劇なのですが、ソコをもっと描いてたらもっと深みが出たかもしれません。

先が読めちゃう点は多々ありましたが単純に楽しみましょう。

主演のアシュレイ・ジャッドですが「ベラのワンダフル・ホーム」では素敵なお母さんを演じてますよ。

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