映画「デンジャー・コール」は、ルーク・ゴス主演、アマリヤ・オルソン監督の2015年のアメリカ映画です。
この映画「デンジャー・コール」のネタバレ、あらすじや犯人、最後ラストの結末について紹介します。
誘拐された娘を救うべく奔走するノンストップアクション「デンジャー・コール」をお楽しみください。
■ スタッフ
監督: アマリヤ・オルソン
製作: ティモシー・ウッドワード・ジュニア
脚本: ドウェイン・ウォーレル
撮影: オービン・オルソン
音楽: ジョージ・カリス■ 主要キャスト
ジェレミー・ミラー:ルーク・ゴス
パメラ・ミラー:ミーシャ・バートン
リチャード:ヴィング・レイムズ
ハワード:マイケル・パレ
キャシー:ライリー・バンディック
トニー:トニー・デミル
「デンジャー・コール」あらすじ
911緊急コールセンターで働くオペレーターのパメラ(ミーシャ・バートン)
彼女のもとに「10分後に交通事故が起きる」という奇妙な予告電話がかかります。
そして予告通り大事故が・・・
今度はパメラを名指しで娘を人質に取ったと新たな電話が入ります。
元夫の警官ジェレミー(ルーク・ゴス)に助けを求めるパメラ。
どこからか2人の行動を監視しているらしい犯人の正体はいったい?
「デンジャー・コール」ネタバレ
911のコールセンターで働くパメラ(ミーシャ・バートン)の元に火事を知らせる通報が入ります。
彼女は場所を聞くと「お前の家だ」と言われ、家に居るはずのジェレミー(ルーク・ゴス)は娘のキャシー(ライリー・バンディック)を置いて外出していたことを知りました。
危うくキャシーを失うところだったことから、刑事だったジェレミーと別居し始めたのです。
あれから一年、今日はキャシーの社会科見学の日…
コールセンターで勤務を始めようとした彼女は東部地区の担当に回されます。
そこで不審な通報が入り、10分後に事故が起きると予告されたパメラは、パトロール中のジェレミーに急行するよう知らせるのでした。
ジェレミーが到着すると大型トラックがぶつかってきて危うく命を落としそうに…
通報者である犯人は「恐怖を味わえ」とパメラに言い、キャシーを誘拐したことも告げるのです。
今後、常に通話中にして決して同僚に知らせず、言うことを聞かなければキャシーを殺すと脅す犯人。
最初の命令はパメラにジェレミーを指定した現場に急行させろという内容でした。
ジェレミーは再び急行すると、誰もいない現場で爆発が起きて建造物が倒れます。
ジェレミーと相棒のハワード(マイケル・パレ)は無事でしたが、付いてきたウィリアムズは死んでしまいました。
パメラは無線で状況を把握しつつ、引き続き犯人の命令を聞かねばならない状況に陥ります。
そこに、交代の時間になっても通話を続けるパメラは「サボっている」と同僚に疑われ、通話を止められてしまいました。
犯人との約束を破ってしまい、「次は無いぞ」と脅され、ジェレミーが夫であることもバレてしまいます。
事前に聞いた話と違うと責められますが、別居中で仲が悪いと言う理由でなんとか乗り切るのでした。
「デンジャー・コール」容疑者
パメラの携帯電話から秘密裏に現状を送られていたジェレミーは、キャシーの安全を最優先に考えて言われた通りに次の現場へ…
そこには煙の立ち込める家があり、急いで中を捜索すると放火犯を発見。
逃げる放火犯を追って捕まえたジェレミーは雇い主を聞き出そうとしますが、再び逃亡を図った犯人をハワードが撃ち殺してしまったのです。
ジェレミーは仕方なく、放火犯のカバンの中を捜索。
すると大金が入っており、紙幣はジョージア国立銀行のものだと分かりました。
その情報から犯人の狙いは銀行を襲うことだと推理し急行します。
到着すると中には縛られた従業員たちがおり、覆面男が銃を撃ってきました。
ジェレミーは何とか彼らを追いつめ、女性を人質にとられつつも説得します。
しかし、またもやハワードが銃殺・・・
しかたなくジェレミーは男が持っていた携帯を持ってリダイヤルの番号をパメラに伝えるのでした。
「デンジャー・コール」犯人
彼女はこっそり番号を追跡し始めますが、犯人から銀行強盗の代わりにジェレミーに金を持ってこさせろと命令。
オーソン通りに一人で持って来ればジェシーと交換すると言うのです。
ジェレミーは銀行から金を奪い、パトカーに乗って待ち合わせ場所へ…
その際に仲間に呼びかけて現場に待機するよう命じたのです。
ジェレミーは建物に着き、一人で中を捜索しますが誰もいませんでした。
武装した仲間も中に乗り込んだ時、爆発が起きたのです。
なんと起爆させたのはハワードであり、最初から犯人の仲間だったと分かりました。
パメラは爆発音を聞いてジェレミーが死んでしまったと嘆きます。
そして、犯人にジェレミーは独りで来なかったことや、一連の責任はパメラにあるのだと責めるのでした。
「お前がこの一連の事件の犯人だと全警官に無線を入れろ」と言われ、言う通りにするパメラ。
この時、リダイヤル番号の場所が特定され、地図に示された地点がコールセンターだったことに驚きます。
「デンジャー・コール」黒幕の正体
上の階を見上げると休みだったはずの所長(ヴィング・レイムズ)が現れます。
パメラはとっさに所長の銃を奪いますが難なく取り押さえられてしまいます。
犯人だった所長は1年前から計画を練っており、当時ジェレミーが銀行の資料を一式家に置いていたことから火事を起こして資料を盗んだと語ります。
そして、コールセンターのことを熟知した彼はパメラに通話を切らせないようにしている間に10カ所もの近隣の銀行支店の強盗に成功。
極めつけはパメラが持った銃はジェレミーの持ち物…
全ての罪をパメラに被せて、迎えに来たハワードと共に2億を入手して所長は逃げるのでした。
パメラはパトカーに乗せられて連行されますが、乗用車が行く手をふさぎます。
パトカーは煙を上げて急停車し、乗用車からはジェレミーの姿が…
爆発に巻き込まれたと思っていたパメラはジェレミーが生きていたいことに喜びます。
「デンジャー・コール」最後のラストの結末
2人はキャシーを救うべく、パトカーにあった追跡用のパソコンから犯人の番号を追跡し始めます。
電話中だったことから車の場所を特定でき、ジェレミーはパメラに銃を持たせて準備を整えました。
犯人の車に追いつき、止めに入りって犯人の乗った車を横転させます。
中からハワードが出てきてジェレミーに殴りかかりますが、逆に彼を行動不能にしました。
一方でパメラは犯人と対峙し、銃を撃って所長を止めようとします。
しかし、弾を外してしまったため殴りかかられ、倒されてしまってピンチに…
パメラは散らばっていた車のガラス片を投げつけて所長の気を逸らし、彼の仲間のマシンガンを拾い上げて射殺したのです。
ジェレミーは燃え上がる車内からキャシーを助けて事件は幕を閉じました。
THE END
「デンジャー・コール」見どころ
思いのほか楽しめました。
いわゆるB級映画ですが、アクション満載、ツッコミどころ満載の純粋に楽しめる映画になっています。
個人的に「特攻野郎Aチーム」を思い出してしまいました。
相棒のハワード(マイケル・パレ)が怪しい・・・と序盤から薄々わかってしまう展開ですが、そこはご愛敬。
でもさすがに黒幕のラスボス、所長はなかなかの展開でした。
主演のルーク・ゴスは元ミュージシャンで昔「ブロス」というバンドで売れていた人です。
当時双子のデュオバンドで人気でした。
そのルーク・ゴスが俳優に転身して見事にアクションをこなしています。
ほぼアクションの連続なので理屈抜きに楽しめる秀作ですね。