映画「セルラー」は、キム・ベイシンガー主演、デイヴィッド・R・エリス監督の2004年のアメリカ映画です。
この映画「セルラー」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。
携帯電話に見知らぬ着信が来ることから始まるサスペンス「セルラー」をお楽しみください。
原作はアラン・グリンのベストセラー『ブレイン・ドラッグ』です。
「セルラー」スタッフ・キャスト
■ スタッフ
監督: デイヴィッド・R・エリス
製作: ディーン・デブリン、ローレン・ロイド
製作総指揮:ダグラス・カーティス、キース・ゴールドバーグ
脚本: クリス・モーガン
撮影: ゲイリー・カポ
音楽: ジョン・オットマン■ 主要キャスト
ジェシカ:キム・ベイシンガー
ライアン:クリス・エヴァンス
ボブ巡査部長:ウィリアム・H・メイシー
イーサン:ジェイソン・ステイサム
ジャック:ノア・エメリッヒ
ディミトリ:エリック・エテバリ
ディーソン:マット・マッコーム
チャッド:エリック・クリスチャン・オルセン
クレイグ:リチャード・バージ
クロエ:ジェシカ・ビール
弁護士:リック・ホフマン
「セルラー」あらすじ
高校の生物教師のジェシカ(キム・ベイシンガー)は、夫と息子の3人で幸せに暮らしていました。
しかし、ある日突然、自宅に押し入ってきた数人の男たちに誘拐されてしまいます。
犯人のリーダー格のイーサン(ジェイソン・ステイサム)は、ジェシカ(キム・ベイシンガー)をどこかの家の屋根裏部屋に監禁します。
そして、その部屋にあった電話を叩き壊して出て行くのですが・・・
ジェシカ(キム・ベイシンガー)は粉々になった電話のコードを接触させ、外への連絡を試みます。
そこで繋がったのは、ライアン(クリス・エヴァンス)という青年の携帯電話でした。
最初は半信半疑だったライアン(クリス・エヴァンス)は、犯人との会話を聞きジェシカ(キム・ベイシンガー)を助けるために奔走します。
一体、犯人達の正体と目的は?
ライアン(クリス・エヴァンス)は携帯だけの情報から、ジェシカ(キム・ベイシンガー)を助ける事ができるのか?
「セルラー」ネタバレ
イーサン(ジェイソン・ステイサム)達、犯人の正体は、なんと警察官でした。
ジェシカ(キム・ベイシンガー)や、その息子を誘拐した理由は、夫のクレイグ(リチャード・バージ)がイーサン達が売人からクスリを奪って殺害した現場をビデオに撮影していたからでした。
そのビデオテープを手に入れたかったのです。
一番最初にライアン(クリス・エヴァンス)が駆け込んだ警察署では、ボブ巡査部長(ウィリアム・H・メイシー)が対応しましたが、他の部署へライアン(クリス・エヴァンス)を行かせてしまいます。
しかし、ライアン(クリス・エヴァンス)は、届け出をするまもなく、ジェシカ(キム・ベイシンガー)の息子リッキーを守るべく学校へ向かいます。
その頃、ボブ巡査部長(ウィリアム・H・メイシー)は、ライアン(クリス・エヴァンス)の事が気にかかり、ジェシカ(キム・ベイシンガー)の自宅へ行きますが、ジェシカを装った女刑事がうまく誤魔化してしまいます。
もう完全に悪徳警察官組織がらみの犯罪です・・・
結局、ライアン(クリス・エヴァンス)の奮闘むなしく、息子リッキーと夫のクレイグ(リチャード・バージ)も犯人一味に捕らわれてしまいます。
その頃、自宅にいたボブ巡査部長(ウィリアム・H・メイシー)は、テレビニュースでライアン(クリス・エヴァンス)の事を見ます。
そして不審に思い、ジェシカ邸へ電話をかけるのです。
その留守番電話の声は、さっき会ったジェシカとはまったく別の声でした。
事件を確信したボブ巡査部長(ウィリアム・H・メイシー)は、再びジェシカ邸へ・・・
そこには無残に割られたガラスや荒らされた形跡がありました。
そして先ほどの偽ジェシカが発砲してきたのです。
ボブ巡査部長(ウィリアム・H・メイシー)は、銃撃戦の末、偽ジェシカを倒しました。
一方、証拠のビデオテープは、ライアン(クリス・エヴァンス)が奪いました。
ライアン(クリス・エヴァンス)は、イーサン(ジェイソン・ステイサム)達と取引をします。ジェシカ(キム・ベイシンガー)一家の解放とビデオテープの交換です。
悪徳警官達は警察の力を使って、秘密裏にライアン(クリス・エヴァンス)を捕えようと動きます。
ライアン(クリス・エヴァンス)の顔を知っているのは、ボブ巡査部長(ウィリアム・H・メイシー)だけ。
ライアン(クリス・エヴァンス)確保のために、ボブ巡査部長(ウィリアム・H・メイシー)も取引現場に向かう事になりました。
「セルラー」最後のラスト結末
取引現場でボブ巡査部長に見つかってしまったライアン(クリス・エヴァンス)
悪徳警官達に引き渡されます。
そしてテープも破壊・・・
一方、帰路についていたボブ巡査部長(ウィリアム・H・メイシー)は、一緒にいた悪徳警官のレシーバーの声を聞いてしまいます。
「手に入った。一件落着だ。一家を始末しろ」
「アジトに戻って・・・」
この会話を聞いてしまったボブ巡査部長(ウィリアム・H・メイシー)は、すべてを悟ります。
ライアン(クリス・エヴァンス)を助けに戻るのです。
そしてイーサン(ジェイソン・ステイサム)との銃撃戦の末、ライアン(クリス・エヴァンス)の機転で勝利します。
破壊されたビデオテープは、ライアン(クリス・エヴァンス)が、携帯の動画録画にテープを撮っていました。
これで一網打尽です。
そして初めて会う、ライアン(クリス・エヴァンス)とジェシカ(キム・ベイシンガー)・・・
固く抱き合いジェシカが、何かお礼をしたいと言います。
「出来る事があればなんでもするわ。言ってほしい」と。
ライアン(クリス・エヴァンス)が「ひとつある。もう二度と俺に電話をしないでくれ」と返事をした所でTHE ENDです。
「セルラー」見所ポイント!
映画の冒頭はジェシカ(キム・ベイシンガー)と息子リッキーのほのぼのとしたシーンで始まるのですが、ものの数分でいきなりガラスを割ってイーサン(ジェイソン・ステイサム)犯人一味が登場します。
そこからは、ほぼノンストップでライアン(クリス・エヴァンス)が駆けずり回る映画です(笑)
思った以上にけっこう楽しめました。
見所は、我らがジェイソン・ステイサムが悪党役のところです。
憎々しいワル演じてます・・・
そして失礼ながら見かけはあまりパッとしないボブ巡査部長役のウィリアム・H・メイシー。
彼、強いです(笑)
銃の腕前も見事。27年間銃を撃った事がないと嘆きますが、いやいやなかなかのモノです。
映画の序盤で誰がこんなに活躍すると思ったでしょう?
意外性のヒーローでした。
サスペンスの中にチラッとユーモアも散りばめられていて秀作だと思います。
もっと評価されていい映画です。
この作品の原案を担当したラリー・コーエンが脚本を書いた「フォーン・ブース」も電話のシュチエーションサスペンスでおすすめです。