映画「ベイブ」は、ジェームズ・クロムウェル主演、クリス・ヌーナン監督の1995年の映画です。
この映画「ベイブ」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころを紹介します。
子ブタのベイブが世界一の牧羊豚を目指して大活躍する「ベイブ」をお楽しみください。
これで「ベイブ」のすべてがわかります。
「ベイブ」キャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: クリス・ヌーナン
脚本: ジョージ・ミラー 他
制作: ジョージ・ミラー 他
音楽: ナイジェル・ウェストレイク
撮影: アンドリュー・レスニー■ 主要キャスト
ベイブ: クリスティーン・カヴァナー
アーサー・ホゲット: ジェームズ・クロムウェル
エズメ・ホゲット: マグダ・ズバンスキー
ホゲット夫妻の娘婿: ポール・ゴダード
フライ(メスの牧羊犬): ミリアム・マーゴリーズ
レックス(オスの牧羊犬): ヒューゴ・ウィーヴィング
フェルディナンド(アヒル): ダニー・マン
メー(老羊): ミリアム・フリン
ダッチェス(猫): ルーシー・テイラー
「ベイブ」あらすじ
豚は「大きくなって太れば豚の天国にいける」と信じています。
ベイブもその日が来るのを待ちわびていましたが、コンテストの商品として出されたことで大きく運命が変わっていきます。
犬や猫、アヒルや羊・・・
さまざまな仲間ができて、ベイブは主人のアーサーと共に、牧羊犬ならぬ牧羊豚を目指すようになります。
しかし、色々な困難も待ち受けていて・・・
「ベイブ」ネタバレ
子豚のベイブは、養豚場で生まれ育ちますが、幼い頃に親と引き離されてしまいます。
そしてベイブは「体重当てコンテスト」にの商品として駆り出され、当たった牧場主・アーサー(ジェームズ・クロムウェル)の家に引き取られたのでした。
アーサーの家では、アヒルのフェルディナンドは、おんどりの真似をしたくて、朝鳴き声をあげています。
それを鬱陶しく思う奥さんエズメ(マグダ・ズバンスキー)は目覚まし時計を買いました。
機械に朝の鳴き声を取られてしまったフェルディナンドは、ベイブを使い目覚まし時計を回収しようとします。
しかし、ベイブの脚が毛糸に引っかかり、机の中のものを倒し部屋はは大荒れ。
それがアーサーの耳に入り、ベイブはフェルディナンドと話すのを禁止されてしまいます。
ある日、アーサーは子犬を売りに出し、牧羊犬のメス・フライは子供と分かれることになってしまいます。
子供がいなくなったフライと、親のいないベイブは仲良くなります。
ベイブは、そんなフライをママとして慕うようになるのでした。
クリスマスの時期。
アーサーの息子家族がやってきます。
クリスマスディナーは、豚の丸焼きです。
妻・エズメは、ベイブを豚の丸焼きにしようとしますが、アーサーはそれを嫌がります。
ベイブは、異変を感じ取りルール違反である門を出て、羊・メイたちの元へ。
そこでは、羊泥棒たちが、メイたちを追い回していました。
ベイブは、アーサーたちに知らせに戻ります。
それをアーサーは評価し、牧羊犬と一緒にベイブも羊たちのところへ連れて行きます。
アーサーは、もしかしたらベイブも牧羊犬の仕事ができるかと思ったのです。
ベイブは、犬と同じやり方ではなく、羊たちに礼儀正しくお願いすることで、羊たちを誘導するのに成功します。
アーサーの思惑は当たったのです。
しかし、それに嫉妬した牧羊犬のオス・レックスが、ベイブをかばうフライと喧嘩し、牧場の空気は悪くなってしまいます。
実はレックスには言いたくない過去がありました。
大雨の日。
レックスは、川に取り残され動けなくなっている羊たちを誘導しようと吠え続けました。
しかし、羊たちは動くことができませんでした。
レックスは朝まで羊たちのそばにいました。
その朝、羊たちは溺れ死に、レックスも瀕死の状態で見つかりました。
2週間かけて回復しましたが、レックスの耳はほとんど聞こえない状態に。
そしてそれは運悪く、牧羊犬協議会の1ヶ月前でした。
世界一になれるはずだったレックスは、ほとんど聞こえないため男の言うことをうまく聞き取ることができず、失点を繰り返し、優勝することは夢に終わりました。
この件からレックスは卑屈になってしまっていたのです。
アーサーは、ベイブを牧羊犬協議会に参加させようと訓練するようになります。
ある日、狼が来て羊たちを噛み殺そうとします。
それを救うためにベイブは助けに入ります。
しかし、そのときベイブについた血を見たアーサーはベイブのせいだと早合点します。
羊を殺したものはどうなるのか。
殺されてしまうのです。
牧羊犬のメス・フライは、ベイブが殺したとは信じられず、羊たちに事情を聞きに行きます。
そこで、本当の犯人は狼だと知ったフライは男の元へ駆け戻り、ベイブでは無いと伝えます。
ベイブは危機一髪で難を逃れたのです。
ある日、エズメは婦人会に参加するため家を3日留守にすることになりました。
その間、アーサーはベイブを家にあげます。
猫・ダッチェスは、ベイブの鼻を引っ掻き、怪我を負わせてしまいます。
それを見つけた男は、猫を追い出し、ベイブの手当てをします。
それを見た動物たちは、言います。
『いろいろあるね。』
「ベイブ」ラスト最後の結末
牧羊犬協議会の前日、停電が起きます。
暖炉の前にいる、ベイブの元に、猫・ダッチェスが忠告をしにやってきます。
豚は食べるために飼われているのだいずれ食べられるのが豚の運命だ。と、ベイブにわざわざ伝えます。
ダッチェスは、ベイブは中に入って優しくしてもらい、自分は家の外に出されたことを恨んでいたのです。
ベイブはショックで牧羊犬のメス・フライの元へ行きます。
フライに真実を確かめにいき、大抵の豚、ベイブの家族も食べられるために連れていかれたのだと知り、家出してしまいます。
牧羊犬協議会当日の朝、フライたちがベイブを見つけますが、家に戻ったベイブの気持ちはまだ元気になれません。
アーサーは、ベイブを励ますために、踊ります。
そんな姿を動物たちが窓の外から見ていました。
大会の会場で、ベイブは初めて黒い羊を見ます。
しかし、この羊たちには言葉が通じません。
このままでは、大会で優勝できません。
そこで、牧羊犬のオス・レックスがアーサーの牧場の羊たちの元へどうすれば良いか聞き出しにいきます。
そして本来なら羊一族の間でしか伝えられていない秘密の呪文を教えてもらうのでした。
それを知ったベイブは大会で黒い羊たちを誘導することに成功します。
ミスなく完璧にこなしたベイブに、客席から歓声が沸きます。
満点で大会を終え、スタンドは大盛り上がりです。
家にいる、妻のエズメは感動で涙していました。
アーサーは、ベイブに言います。
『よくやった。よくやったぞ。』
そして、映画は幕を閉じます。
THE END
「ベイブ」見どころ
ずっと多くの人に観られている『ベイブ』
動物たちの目線で話が進み、人間たちがしている行動を考えさせられます。
出てくる動物たちが可愛く頑張るベイブを応援したくなります。
アカデミー視覚効果賞を受賞したCGやアニマトロニクスなども見どころです。
実に人間ぽい、犬や猫、アヒル、羊などがとても魅力的です。
子供から大人まで楽しめる映画です!
1998年に続編『ベイブ/都会へ行く』が製作されています。