「チャッピー」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「チャッピー」ネタバレ あらすじ
SF/ファンタジー

映画「チャッピー」は、シャールト・コプリー主演、ニール・ブロムカンプ監督の2015年のアメリカ映画です。

この映画「チャッピー」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

人工知能を搭載したロボットの物語「チャッピー」をお楽しみください。

アメリカで週末興行収入ランキング初登場1位。
日本で週末興行収入ランキング初登場8位になりました。

■ スタッフ
監督: ニール・ブロムカンプ
製作: サイモン・キンバーグ
製作総指揮:ベン・ウェイスブレン
脚本: ニール・ブロムカンプ、テリー・タッチェル
撮影: トレント・オパロック
音楽: ハンス・ジマー

■ 主要キャスト
チャッピー(声とモーションキャプチャ):シャールト・コプリー
ディオン・ウィルソン:デーヴ・パテール
ニンジャ:ワトキン・チューダー・ジョーンズ
ヨーランディ:ヨ=ランディ・ヴィッサー
アメリカ:ホセ・パブロ・カンティージョ
ヴィンセント・ムーア:ヒュー・ジャックマン
ミシェル・ブラッドリー:シガニー・ウィーバー
ヒッポ:ブランドン・オーレット
ピットブル:ジョニー・K・セレマ

 

「チャッピー」あらすじ

近未来の南アフリカ。

無法地帯と化しているヨハネスブルクの犯罪率を下げる為に、政府はロボットによる警官隊の常設を決めます。

選ばれたのは大手兵器メーカー・トラバール社が誇る若き天才ディオン・ウィルソン(デーヴ・パテール)が作り出したA・Iロボット[スカウト]でした。

彼の作り出したスカウト達による活躍で、飛躍的に下がる犯罪率。

うなぎ登りに高まるディオン(デーヴ・パテール)の評価を、同じくロボット兵の開発をしていたヴィンセント・ムーア(ヒュー・ジャックマン)は歯噛みしながら見詰めています。

A・Iによるロボット開発の可能性に燃えるディオン(デーヴ・パテール)と、ロボットはあくまでも人間が捜査すべきとの考えに固執するムーア(ヒュー・ジャックマン)。

果たして本当にロボットによる警官隊で人々の安心は守られるのでしょうか―――?

 

「チャッピー」ネタバレ

犯罪が減ったとはいえ銃声が鳴りやむことがない街、ヨハネスブルク。

ニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)はとある失敗により、ヒッポ(ブランドン・オーレット)から大金を要求されています。

一週間で用意しろ!と脅しをかけられているところにロボット警官隊による襲撃を受け、命からがらアジトに逃げ帰ったものの、どうにかしてお金を作らない事にはヒッポ(ブランドン・オーレット)により消される事は目に見えています。

すると仲間のヨーランディ(ヨ=ランディ・ヴィッサー)がとある提案するのです。

曰く、警官と家でもロボットはロボット。
スイッチを切ればいい、と…。

この案に乗ったニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)達は作戦を練るのでした。

大活躍のスカウトの生みの親、ディオン(デーヴ・パテール)は、退社した後も研究に余念がありません。

彼はA・Iに知能を持たせたかったのです。

遂にそれが成功した日。

CEOのミシェル・ブラッドリー(シガニー・ウィーバー)に研究の商品化を訴えますが、今現在のスカウトで顧客からの満足も得られている彼女は乗り気ではありません。

そこでディオン(デーヴ・パテール)は勝手な行動を起こします。

ニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)達との戦闘で廃棄処分を決めた22号を持ち出したのです。

ところが会社を出てすぐ、彼は待ち構えていたニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)達により拉致されてしまいました。

アジトに連れ込まれたディオン(デーヴ・パテール)は、荷台の22号を味方に出来る様プログラムし直せ、と命令されます。

そこで彼は、あの研究成果を22号で試すのでした。

ただし廃棄処分をギリギリで切り抜けた22号のボディはボロボロ…。

バッテリーは持って五日の命です。

それでも、パソコンと繋ぎ起動させた22号は、まるで生まれたての子供のような無垢さを見せ、それがヨーランディ(ヨ=ランディ・ヴィッサー)の母性本能をいたく刺激しました。

思っていたのと違うと激高するニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)を宥め、22号にチャッピーと言う名前をくれたのも彼女です。

チャッピーはヨーランディ(ヨ=ランディ・ヴィッサー)達から良い事も悪い事も少しずつ教えられ、彼女の事をママと呼んでいます。

一度は追い払われたディオン(デーヴ・パテール)ですが、自分の研究成果を確認したい彼は、チャッピーに教える為の道具を色々持ち込んできました。

しかしそんな彼の後をつけていた人物がいました。

彼への嫉妬に燃えるムーア(ヒュー・ジャックマン)です。

まるで人間のようなチャッピーの姿を盗み見た彼は驚きを隠せません。

探していたカードキーがチャッピーに使われている事を確信した彼は、姿を隠したまま帰ります。

 
楽しそうなチャッピーですが、彼はニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)により現実世界を教え込むという理由で、荒れた街に置き去りにされてしまいました。

乗せて欲しいと訴えるチャッピーを置いて無情にも去ってゆく車。

置いて行かれたチャッピーは少年たちから石や火炎瓶を投げつけられ、ヨロヨロと逃げ出します。

ボロボロになりながら走り続けていたチャッピーが休憩していた時でした。

ムーア(ヒュー・ジャックマン)が、チャッピーのカードキーを奪う為に武装して現れたのです。

車に連れ込まれカードキーを奪われたものの、必死で逃げる事に成功したチャッピー。

やっとたどり着いたアジトで、心配しながら待っていたヨーランディ(ヨ=ランディ・ヴィッサー)に、優しく癒されるのでした。

 
ディオン(デーヴ・パテール)と犯罪は冒さない、と約束していたチャッピーですが、無垢な彼は人を疑う事を知りません。

うまくニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)に丸め込まれ、強盗に手を染めてしまいます。

悪い事をしている意識の無いチャッピーの働きにより、次々と強盗を成功させたニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)は、ギャングのキングを訪ね、盗んだ車と引き換えに爆弾を手に入れるのでした。

その間外で待っていたチャッピーは犬の死骸を発見します。

そこで初めて死を身近に感じた彼にニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)は、チャッピーのバッテリーが少ない事を伝えました。

不死身だと思い込んでいた彼は大きくショックを受け、帰宅後話しかけてくるディオン(デーヴ・パテール)を無視します。

死んでしまうボディで僕を作ったくせに!何故死ぬように作ったの!と激高するチャッピー。

その姿に、君は僕の想像を超えた…と言葉を失うディオン(デーヴ・パテール)なのでした。

 
カードキーを奪ったムーア(ヒュー・ジャックマン)はそれを使って全スカウトの停止を操作します。

これにより街は一気に防衛力を失ったのです。

勿論チャッピーも例外ではありません。

突然倒れたチャッピーを運び出すディオン(デーヴ・パテール)。街は犯罪者たちの無法地帯となってしまいました。

 
会社にチャッピーを運び込んだディオン(デーヴ・パテール)は、彼をパソコンと繋いだことで悪質ウィルスを発見、除去します。

これによりチャッピー覚醒。

そこでチャッピーはムースの姿に気付きます。

ムーア(ヒュー・ジャックマン)が心血注いで作り出した兵器ロボットですが、それを、君と違って脳がないんだ、というディオン(デーヴ・パテール)。

身を隠し聞いていたムーア(デーヴ・パテール)は怒りに震えています。

しかし彼に気付かないチャッピーはムースに指令を送る脳波ヘルメットに興味津々です。

自分が生き残る可能性を否定されたチャッピーは、自分の意識を新しいボディに移す為、そのヘルメットを持ち帰ってしまいました。

そして不思議そうにヘルメットを見ているヨーランディ(ヨ=ランディ・ヴィッサー)に説明するため、彼女にヘルメットをかぶせて説明するチャッピー。

チャッピーは諦めずに意識の解析を行っています。

やっとの事で解析を完了した彼は、新しいボディを買う為に強奪しようと言うニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)と共に、武装して無法地帯となっている街へ繰り出すのでした。

 
首尾よく現金輸送車を襲い強奪に成功したチャッピー。

ディオン(デーヴ・パテール)は会社のパソコンを操作する事で、全ての犯人がムーア(ヒュー・ジャックマン)であることを掴みます。

ムーア(ヒュー・ジャックマン)に詰め寄るも、その時ニュースで強盗を働くチャッピーの姿が流れてしまいました。

仮にも警察である彼が犯罪者の仲間となっている事に戦慄する人々。

この事態を利用したムーア(ヒュー・ジャックマン)は、CEOのミシェル(シガニー・ウィーバー)にスカウトは失敗だと訴えます。

これをきっかけにして彼は遂にムース発動の許可を得るのでした。

 
その頃、大金を得てアジトに戻ったチャッピーですが、目的の新しいボディは買いに行かないと言われた事に怒りを爆発させます。

彼はニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)の言葉を信じて犯罪に手を染めたのに…。

なぜ人間は嘘をつくんだ!と叫ぶ彼の元へディオン(デーヴ・パテール)がやってきます。

しかしもうチャッピーは全てを諦めているように無気力…。

そこへムーア(ヒュー・ジャックマン)に操作されたムースが現れ、現場は激しい銃撃戦になってしまいました。

皆殺しにしてやるとアジトを爆破するムーア(ヒュー・ジャックマン)。

楽しそうにクラスター爆弾を放つ彼が操作するムースに、立ち向かったのはチャッピーでした。

チャッピーはムースのボディに何かを叩きこみ、ニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)はムースに取り付けられているカメラを破壊する事で、ムーア(ヒュー・ジャックマン)の視界を奪います。

しかし彼らの敵はムーア(ヒュー・ジャックマン)だけではありません。

チャッピーを奪いに来たヒッポ(ブランドン・オーレット)からの攻撃を受け、ニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)もディオン(デーヴ・パテール)も銃弾を受けてしまいます。

ニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)はチャッピーに仲間を連れて逃げるように指示を出しますが、予備カメラを復活させたムーア(ヒュー・ジャックマン)が執拗に追いかけてきます。

一人立ちはだかったニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)ですが、そんな彼を置いていけなかったヨーランディ(ヨ=ランディ・ヴィッサー)が車から飛び降りてしまいました。

そして返り討ちに合い命を落とすヨーランディ(ヨ=ランディ・ヴィッサー)。

それを見たチャッピーは、最初に打ち込んだ爆薬を起動させてムースを倒すのでした。


 

「チャッピー」ラスト最後の結末

しかし、ムースを倒した所で彼女は還ってきません。

チャッピーは怒り狂ったままトラバール社に向かいました。

そこでムーア(ヒュー・ジャックマン)を見付けたチャッピーは、彼が自分を浚いに来た男だと気付きます。

ムーア(ヒュー・ジャックマン)が動けなくなるまで痛めつけた彼は、瀕死のディオン(デーヴ・パテール)の意識を移す為、脳波ヘルメットがある場所を目指します。

チャッピーは外を警官隊に囲まれながら、ぎりぎりの状況でディオン(デーヴ・パテール)の意識をその場にあったスカウトへ移す事を成功させたのでした。

撃たれた痛みも消え、自分が生きている事に戸惑うディオン(デーヴ・パテール)。

しかしすぐにチャッピーも残る命が少ない事を思いだしました。

急いで一番近場にあるスカウトをパソコン上で探し出し、見つけた39号への意識の転送を始めます。

ヘルメットをかぶり、怯えるチャッピーを励ましたディオン(デーヴ・パテール)は、今まさにドアを破ろうとしている警官隊から逃げる為外へと飛び出します。

するとそこに倒れていた一体がムクリと起き上ったのです。

チャッピーの命は繋げられたのでした。

 
共に命拾いした二人はアジトへと戻ります。

そこではニンジャ(ワトキン・チューダー・ジョーンズ)がヨーランディ(ヨ=ランディ・ヴィッサー)を埋葬していました。

チャッピーはあの日ママに被せたヘルメットから抽出した彼女の意識を取りだしてきます。

これを使ってママに新しい体を用意すると言うチャッピーが、騒動の鎮静後トラバール社にハッキングするシーンがこの物語のラストになります。

大量生産されるロボット。

それらは全てヨーランディ(ヨ=ランディ・ヴィッサー)と同じ顔をしているのでした。

THE END

 

「チャッピー」見所ポイント!

PG-12指定が付いてた為、どういう作品か楽しみだったのですが、確かにこれはRというよりはPG指定なのが納得です。

グロい場面はありませんが、子供に見せるには何かにつけ説明が必要だなと感じました。

ロボットが出てくるSF作品には割と多い気もしますが、がとにかく主役ロボット・チャッピーが可愛いです。

知能を持った世界初のロボットという位置付けの為、生まれた時には人間の赤ん坊のようにいろんなことを教えて上げなくてはいけないところや、教わる親がギャングの為、動きがやんちゃだったりと、細かなところがとても楽しめました。

特にディオンに説教される際、ふてくされて壁にもたれる姿が人間臭くて可愛くて仕方がなかったです。

 
またキャスト陣も興味深かったです。

シガニー・ウィーバーやヒュー・ジャックマンらハリウッドスターを脇役に回し、【スラムドッグミリオネア】で2009年のアカデミー作品賞を獲ったデーヴ・パテールも霞む強烈なキャラクターを演じたヨ=ランディ・ヴィッサーとワトキン・チューダー・ジョーンズ。

とても奇抜な恰好をされていて、素の表情が分かりにくかったのですがお二人とも役者ではなく歌手、ラッパーなのだそうです。

ヨ=ランディ・ヴィッサーは役の名前もヨーランディ。

なんだか映画を観てるのかリアルなのか不思議な気持ちになりました。

ハッピーエンドとも言い辛いラストだっただけに、続編があれば良いのにな,と期待したくなる作品でした。

テキストのコピーはできません。