映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」は、 2015年の樋口真嗣監督の日本映画です。
この映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。
原作はもちろん、諫山創のマンガ「進撃の巨人」ですが、漫画とは少々違う世界観になっている映画です。
■ スタッフ
監督: 樋口真嗣
製作:映画「進撃の巨人」製作委員会
脚本: 渡辺雄介、町山智浩
撮影: 江原祥二
音楽: 鷺巣詩郎■ 主要キャスト
エレン:三浦春馬
シキシマ:長谷川博己
ミカサ:水原希子
アルミン:本郷奏多
ジャン:三浦貴大
サシャ:桜庭ななみ
サンナギ:松尾諭
フクシ:渡部秀
ヒアナ:水崎綾女
リル:武田梨奈
ハンジ:石原さとみ
ソウダ:ピエール瀧
クバル:國村隼
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」あらすじ
突如謎の巨人が出没。
人類の大半を喰うという事態が勃発します。
ほとんどの人類が死滅した中、生き残った者たちにより巨大な壁が作られました。
それから100年。
彼らは巨人の存在すら忘れ、壁の中で平和に暮らしていました。
しかし壁外調査団を派遣しようとした矢先に、伝説の巨人が登場します。
壁を破壊し侵入してくる巨人たちによって、多数の人類が喰われてしまいます。
そんな中、幼馴染のエレン(三浦春馬)とミカサ(水原希子)とアルミン(本郷奏多)は離れ離れになってしまいました。
二年後、見違えるほど立派な兵士へと成長したエレン(三浦春馬)は、アルミン(本郷奏多)らと共に壁外調査へ向います。
壊された壁の穴を爆弾で修復する任務についたのです。
そこでエレン(三浦春馬)は、二年前に離れ離れになったミカサ(水原希子)と再会します。
しかし、ミカサ(水原希子)は人類最強の男・シキシマ(長谷川博己)と懇意になっていました。
そんな中、彼らは無事に壁の穴を破壊できるのでしょうか……。
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」ネタバレ、最後のラスト結末は?
多数の兵士が喰われていき、爆弾も失ってしまったエレン(三浦春馬)たち。
アルミン(本郷奏多)の窮地を救おうとしたエレン(三浦春馬)は、一匹の巨人に喰われてしまいます。
だが、ここで謎の力が作用し、エレン(三浦春馬)自身が巨人と化し覚醒します。
巨人エレンは、周囲の巨人を駆逐し尽くすと、失神して倒れてしまいました。
ほんとイイトコロで終わってしまいます。
まあ、続編の後編がありますから当然ですけど・・・
果たしてエレン(三浦春馬)は人類の希望の星となるのだろうか……。
そんな希望と不安をのこして後編へと続きます・・・
完。
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」見どころ
ご存じ、諫山創原作の大ヒット漫画の映画化です。
監督は「日本沈没」「隠し砦の三悪人」「のぼうの城」なでで特撮技術に定評のある樋口真嗣。脚本は渡辺雄介&町山智浩。
出演は三浦春馬、水原希子、長谷川博己、本郷奏多、國村隼など。
現在連載中の漫画の映画化という事もあり、今作はかなりオリジナルな設定で描かれた映画として仕上がっています。
ですのでここでは原作との相違点については触れず、映画単体として見所を紹介したいと思います。
原作はハリウッド映画「パシフィック・リム」へも影響を与えたほどの作品なのですが、ではこれを逆に日本で実写化するとどうなるのか、というのが今作が一番注目すべき所でしょう。
もちろんハリウッドと比べると予算や技術の差があり、当然「パシフィック・リム」のような映画に仕上がるのは困難です。
今作では巨人はフルCGではなく、合成で描くという東宝「ゴジラ」シリーズと同じ手法を使っています。
ハリウッド映画を見慣れた観客にとっては若干安っぽく見えてしまうのは事実ですが、これはこれで異様な迫力を生み出しているのですからあなどれません。
まずこの映画、「世界は残酷」というキャッチコピーに負けないだけの映像を見せたかったのか、かなり残虐な描写の多い作品となっています。
とにかく巨人が人間を喰うというシーンに力を入れており、漫画やアニメとは比べものにならないほど気色の悪い出来に仕上がっています。
全体的に画面も暗く、巨人の造形もリアルかつ不気味なものとなっており、もはやB級ホラー映画並みに恐怖感を味わえる作品と言えるでしょう。
肝心の立体起動によるアクションシーンのレベルが低いのは残念ですが、この映画はもはや単なるパニックホラー映画として楽しむのが正しい鑑賞方法なのかもしれません。
終盤まで巨人の恐怖に怯え続けた観客は、エレンが巨大化した瞬間に強烈なカタルシスを覚える事でしょう。
まるでウルトラマンかゴジラを彷彿とさせる巨人VS巨人の格闘シーンは興奮を覚える事は間違いないなしです。
ハリウッド映画とは違った手法で作られた、残虐特撮怪獣映画。
それが今作「進撃の巨人・前篇」なのです。
この続編はこちら。
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