「アバウト・タイム」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「アバウトタイム」ネタバレ あらすじ
ラブストーリー

映画「アバウト・タイム」は、ドーナル・グリーソン主演、リチャード・カーティス監督の2013年の映画です。

この映画「アバウト・タイム」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

ハートウォーミングな人生讃歌「アバウト・タイム」のロマンティックコメディをご堪能ください。

 

「アバウト・タイム」あらすじ

ゆったりとした時間が流れる、イギリス・コーンウォール。

キレイな海が広がるのどかな町に、レイク一家は住んでいます。

卓球と読書が好きな父・ジェームズ(ビル・ナイ)、母・メアリー(リンゼー・ダンカン)は、感情に流されない凛とした女性でした。

息子のティム(ドーナル・グリーソン)と、娘・キャサリン(リディア・ウィルソン)。

そこに、母の兄・デズモンド伯父さん(リチャード・コーデリー)も一緒です。

毎日浜辺でピクニック、金曜の夜は庭で映画を観る彼ら。

天気なんてお構いなしで、家族5人はどんな事も目一杯たのしみます。

実はこの家族の男には代々伝わるある能力が備わっていて・・・

 

「アバウト・タイム」ネタバレ

物語の主人公は、オレンジ色の髪をした青年・ティム。

恋に奥手な彼は、誰もがはしゃぐ年に一度のビッグイベント!
大晦日パーティーでも、キスするチャンスをみすみす逃しガックリとうな垂れます。

一方、ティムの妹・キャサリンは積極的な女のコで、ナンパしてきたチャラ男・ジミー(トム・ヒューズ)と急接近。

自然体で生きる魅力的なキャサリンは “キットカット” と言う愛称で呼ばれ、家族に愛されています。

でも、男運が悪く危うい面を持つキットカット。

妹思いのティムは、ジミーを快く思っていませんでした。

 
翌日、ティムを呼び出した父は、ある事を大真面目に語りはじめます。

「タイムトラベル…時空を旅できるんだ」

「・・・?」大して面白くない父の冗談に、ノッてあげる事にしたティム。

レイク家の男に代々備わった不思議なチカラは、あくまで “自分の過去” にだけ戻れる。

父も21歳になった時に父(おじいちゃん)に聞かされ、今ティムにその時が来たのです。

「暗いところに入れ…」と、言われるがままにクローゼットの中でギュッと手に力を入れて、ティムは戻りたい【過去】へ・・・?!

大晦日パーティーのやり直しです。

ティムにとって二度目のカウントダウン!

昨夜できなかった熱烈なキスをして、父と居た元の時間にかえって来ました。

 
母もキットカットも知らない、レイク家の男だけの秘密は謎だらけ。

どうして出来るのか、父も分からないと言いますが問題ナイと楽天的。

父は過去に戻って、何度も大好きな読書を楽しんでいると言います。

考えた末に、ティムは “彼女” を作ることにチカラを使う事にしました。

 
夏と共にチャンス到来!
シャーロット(マーゴット・ロビー)という素敵な女性が現れます。

キットカットの彼・ジミーのいとこで、夏の2か月だけレイク家に滞在するようです。

シャーロットの気を引こうとチカラを使いまくりますが、大した進展も無いままアッという間に彼女と過ごす最後の日、ティムは勇気を出して告白します

結果は【今】も【1か月前】も彼女にキモチは無く、二度ともあっさりフラれてしまうのでした。

そんなティムは傷心のままロンドンへ、弁護士として第一歩を踏み出します。

 
住まいはアビーロードの近く、父の古い友人・ハリー(トム・ホランダー)の家で世話になるのですが、劇作家をしているハリーはとても気難し男でした。

ハリーと2人暮らし、職場の女性にも声を掛けられない。

彼女を作るなんて夢のまた夢とあきらめていたティムに、遂に運命の相手が現れます。

 
ある夜、悪友のジェイ(ウィル・メリック)に連れられ入ったのは、真っ暗な店内で食事が出来る変わったレストラン。

偶然となりに座ったのは、ティムの母と同じ名前のメアリーという女性でした。

モデルの “ケイト・モス” の大ファンだと言う彼女との会話は途切れず、楽しい時間を過ごしたティムたちは顔を合わせる事に。

店の外で待つティムは、現れたメアリー(レイチェル・マクアダムス)に一目で恋をします。

そして、彼女もティムに好意を持ったようで、2人は連絡先を交換して別れました。

 
ティムがウキウキ心弾ませていた頃、同居するハリーには最悪の出来事が起きていました。

その夜、手掛けた舞台の初日を迎えたハリー。

ところが、役者がセリフを覚えておらず散々だったと彼は悔しがっています。

そこで、ティムは【過去】へ・・・
ハリーの舞台は大成功で一安心。

しかし、思わぬ大誤算!

あのレストランには行かず、ハリーの舞台会場へ行ったためにメアリーとの時間は消滅、唯一知っている事と言えば彼女はケイト・モスが好きという事だけでした。

 
開催されている “ケイト・モス写真展” に通い続けるティム。

彼がメアリーにやっと会えたのは、ジミーにフラれ、仕事もクビになった妹・キットカットが付き合ってくれた日でした。

キットカットに応援され、メアリーに「会いたかった」と、話し掛けますが彼女にとってティムはただの不審者です。

それでもあきらめないティムは、自分の事を忘れ数日前に出来た彼氏とラブラブなメアリーを奪うため【過去】へ・・・

程なくして、2人は一緒に暮らし始めました。

 
しあわせな日々が過ぎたある土曜の夜、ティムは3年前にこっぴどくフラれた相手・シャーロットと再会します。

彼女と食事を楽しんだティムですが、頭に浮かぶのはメアリーの事。

「今すぐ、やらなきゃいけない大切な事が…」と、シャーロットの誘いを断り急いで家に帰ります。

既に寝ているメアリーに、強引にプロポーズをするティム。

もちろん、彼女に今では無いと拒否されますが、もう一度だけ【過去】へ・・・

「結婚してほしい」と、真剣なティムに目を覚ましたメアリーは「イエス」と、二度目のプロポーズは成功しました。

 
メアリーを連れて、コーンウォールへ帰ったティム。

レイク家の誰もが彼女を歓迎し、特にキットカットは愛情いっぱい彼女に抱き着きます。

この時のキットカットは、また仕事をクビになり実家に引きこもり、元カレのジミーと切れていないようで少し不安定でした。

 
ティムとメアリーは、結婚とお腹に赤ちゃんがいる事を家族に報告。

数日後、コーンウォールの教会で式をあげます。

当日は、とんでもない雨と風が吹き荒れますが、みんながしあわせな時間を過ごし、ティムとメアリーは永遠の愛を誓いました。

でも、ティムの父はスピーチに納得していないようで・・・戻ります。

 
「世界一可愛い娘、ポージー…」2人に女の子が生まれました。

親になったティムは、この子を守ろうと強くこころに決めます。

毎日がしあわせで満ちた日々、ティムは【過去】に戻る事はありませんでした。

 
ポージーの1歳の誕生日、ティムの家に家族が集まりお祝いしてくれますが、彼らを悲しい出来事がおそいます。

いつまで経っても来ないキットカットは、交通事故を起こし病院に運ばれていました。

その日、彼氏・ジミーと喧嘩し自暴自棄になった彼女は飲酒運転をしたのです。

ティムはキットカットを助けるため【過去】へ・・・

ポージーの誕生日会に笑顔の彼女を連れて来ました。

 
キットカットを心配するティムは、1人コーンウォールに帰ります。

自分を卑下する妹を、ティムはどうにか立ち直らせたいとアノ秘密を打ち明けました。

物置の中で、キットカットの手を取り目を閉じる2人。

戻ったのは、彼女とジミーが出会った大晦日パーティーの夜です。

ティムは「やり直しだ!」と【過去】に動揺するキットカットを連れて、ジミーに会わずにこの夜をやり過ごそうとしますが、彼女は「彼は私を好きになる」と信じています。

しかし、キットカットの思いは裏切られ、ジミーは他の女のコをナンパ。

彼を殴りつけ、気を晴らしたキットカットとティムは【過去】をやり直して帰ります・・・

 
前を向いたキットカットの心に浮かんだのは、なんとティムの悪友・ジェイ。

じつは、もともと彼女に好意を寄せていたジェイ、2人の姿を見てティムは安心しました。

上機嫌で、メアリーとポージーが待つロンドンに帰ったティム。

ところが、可愛い娘がまったく知らない男の子に変わっていたのです。

慌てて父に尋ねると【過去】に戻りキットカットが人生をやり直したあの日、ポージーはこの世に存在していない。

命を授かる “奇跡のタイミング” が【過去】を変える事でズレてしまい、ポージーは消え違う子を生み出したと言うのです。

タイムトラベルの重大なルール!

新しい命の誕生を境に、ソレ以前の【過去】を変えることは出来ない。

 
大切な妹を助けてやりたいとも思いますが、父として娘・ポージーを失いたくない。

そして、ティムが下した決断は、キットカットの交通事故の阻止をあきらめること。

あのチカラを以ってしても、妹に何もしてやれなかったティム。

身も心も傷つきベッドに横たわるキットカットに、メアリーも一緒に寄り添い続けます。

そして、回復とともに2人の気持ちが届いたキットカットは、ジミーと決別し酒も断つと誓い前を向くことを約束するのでした。

 
ティムは【過去】にジェイといい雰囲気だった事を思い出し、キットカットにすすめると彼女も満更でもなさそうに笑顔を見せます。

ティムとメアリー、そしてポージーの暮らしを取り戻しレイク一家に穏やかな時間が流れると、彼らにまた新しい命が生まれました。

 
3歳になったポージーと弟・ジェフ。

ドタバタしながらも幸せな日々を送るティムに、母・メアリーから電話が来ます。

いつものように、読書をしている父。

そんな素振りは見せませんが、ガンが見つかり病気は着実に進行しているようです。

愛煙家の父は、妻・メアリーはそのタバコを吸う姿に惚れたと自慢し、ティムたちが生まれる前からの身体、だから何も出来ないと。

良い事も悪い事も含めて人生、不思議なチカラは決して悪い事を消すためのモノではないと言います。

それでも、より良い人生になるよう父は、ティムにしか出来ない幸せになるための秘訣を教えます。

それは、みんなと同じように一日を普通に過ごす事と、その一日をもう一回繰り返す事。

 
一度目で気づけなかった事や出来なかった事を、二度目は周りの人たちも巻き込んで彼らの人生をも素晴らしいモノに出来るチカラがティムにはあると。

こうして、ティムは父の “教え” を実行して充実した日々を過ごしますが、悲しい知らせが届きます。

父が亡くなったのです・・・

 

「アバウト・タイム」最後ラストの結末は?

いつも賑やかだった、コーンウォールにあるレイク家。

みんなの心が沈み悲しみに耐えられないティムは、生きている父に会いに戻ります・・・

 
それから数日後、メアリーに3人目の子供が欲しいと言われ戸惑うティム。

新しい命の誕生は、亡くなった父との永遠の別れを意味しているからです。

ティムは、父が望んだようにまっすぐに未来を見る決意をしました。

そして数か月後、メアリーのお腹には命が宿りもうすぐ生まれそうです。

父に別れを伝えるため、ティムは最後のタイムトラベルに出ます。

 
卓球を楽しみ、いつも負けてばかりの父はティムに勝つことが出来て大喜び。

ご褒美にキスを贈ると言うティムは「もうすぐ子供が生まれる…」と、父に最後の別れに来たことを伝えます。

すると、父はやりたい事が一つあると言い、ティムと2人で物置に入りました。

そして、ティムが子供だった【過去】に戻り、海辺を散歩して最後の時間を過ごします。

 
ゆっくりと季節は流れ、レイク一家に笑い声が響くようになりました。

キットカットもジェイと結ばれ母になり、しあわせを噛みしめる日々を送ります。

あの日以来【過去】へ戻ることは無くなったティムは、父に教えられた “一日を二回” という秘訣を上回る発見をしたようです。

それは、メアリーと3人の子供たち、家族、友人との愛おしい時間。

過去でも未来でもない “今” を、大切に精一杯生きること!

THE END

 

「アバウト・タイム」見どころ

素晴らしい瞬間が散りばめられている、一日を思う存分楽しむ。

悲しい事や嬉しい事で彩られる人生を、大切に生きようと思わせてくれる作品です。

とにかく、ドーナル・グリーソン演じる主人公・ティムを囲む家族が、みんなチャーミングで心がほっこりします。

 
オープニングから、クセのある家族なのは一目瞭然。

それぞれが醸し出す、優しく温かい雰囲気がステキであの家族のファンになりますよ。

劇中に流れる音楽も魅力的で、彼らを更にキラキラにしてくれます。

若干、ご都合主義で「?」なシーンもありますが、そんなのは吹っ飛んでしまうほどです!

 
ティムが心を奪われ、生涯を共にしようと決めた女性・メアリーを演じた、レイチェル・マクアダムス。

彼女がはじめて顔を見せた時の、胸キュン指数の急上昇にご注意下さい!

ぱっつん前髪、いきなりのヨロケっぷりにはにかんだ笑顔。

これは、ティムじゃなくても心を持って行かれて、2人の恋の行方に夢中になります。

 
だけど、今作で伝えたい事は、もっと奥が深かったのです!

ティムの母そして父が、彼らに話し伝えるシーンは決して押し付けではなく、スッと心に入って人生を豊かにする言葉です。

メアリーとティムの母の女同士の内緒話や、父がティムに教えた幸せになる秘訣…。

リンジー・ダンカンとビル・ナイ、名俳優が魅せた “カッコイイ” と “可愛い” は最高です!

 
優しい気持ちになれる、愛の詰まった物語。

日常にあるシアワセを思い、大切な人たちと観ていただきたいです!

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