映画「ノッティングヒルの恋人」は、ジュリア・ロバーツ主演、ロジャー・ミッシェル監督の2013年の映画です。
この映画「ノッティングヒルの恋人」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見どころについて紹介します。
ハリウッド女優と平凡な男のロマンティックなラブコメディ「ノッティングヒルの恋人」をご堪能ください。
「ノッティングヒルの恋人」あらすじ
たくさんのファンから声援を浴びるハリウッドスター、アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)。
記者からたくさんのフラッシュライトを浴びせられています。
彼女はきれいな人だけど遠い人、というバツイチのウィリアム・タッカー(ヒュー・グラント)。
ウィリアムは、友達がいっぱいいるロンドン西部のノッティングヒルで、小さな旅行書専門書店を営んでいます。
彼が住むのはハリソンフォード似の男と出て行った元妻と買った青いドアの家で、友人のスパイクと同居しながらさえない毎日を送っています。
今日もデートに備えてダサいTシャツのファッションショーをするスパイクに付き合わされているのでした。
ある水曜日、売り上げの計算をしながら頭を抱えているウィリアムの店にどこかで見たような女性がやってきました。
トルコの本を見る彼女におすすめの本を紹介するウィリアム。
そんな時、店内で万引き事件が発生しました。
万引き犯は彼女に気付くとサインをねだります。
「あなたは牢屋行きよ」と言うメッセージと共にサインした彼女に万引き犯は電話番号を教えようとしますが、断られてしまいます。
本を買った彼女が店を出た後、飲み物を買いにいて戻ってきた店員にウィリアムは今誰が来たと思う?と尋ねます。
あの女性はハリウッドの大人気女優、アナ・スコットだったのです。
おかわりの飲み物を買いに行ったウィリアム。
帰りに女性とぶつかってしまい、服を汚してしまいます。
その相手は先ほど店を出て行ったアンでした。
ウィリアムはアンを自分の家に案内し、バスルームを貸します。
お風呂に入っている間に慌てて片づけをするウィリアム。
ウィリアムはお風呂上がりの着替えたアンに見とれて、何とか長居してほしいと色々飲み物やお菓子を進めるも断られてしまいます。
「もういかなきゃ」と言うアンをウィリアムは、「シュールだけど素敵だ」と送り出しました。
しかし本を忘れてしまったアンはすぐに戻ってきて、自分の言葉を後悔するウィリアムにキスをしていきました。
そこへちょうど帰ってきてアンの前を素通りのスパイク、下ネタを言っている場合ではないですね。
その夜、スパイクとアンの出演する映画を見ながらウィリアムは今日の出来事を思い返します。
「どこかで彼女とキス出来た男がいるんだぜ」と言うスパイク、隣にいますよ。
「ノッティングヒルの恋人」ネタバレ
日常に戻ったウィリアム。
旅行慮専門店で小説を探す客や、勝手に自分の服を着るスパイクにうんざりしています。
それからしばらくしてウィリアムは、スパイクから「2、3日前にアナと言う女の子が電話をかけてきた」と言われます。
「リッツにいるから電話して」と言ったそうですが、彼女につなぐための偽名を忘れてなかなかつなげません。
必死に電話するウィリアムの後ろでやっと思い出したスパイク。
おかげで何とかアナに連絡が付きました。
お茶に誘ったウィリアムはアナに招かれ、彼女の宿泊する高級ホテル「リッツ・ロンドン」を訪れます。
そこでアナは新作映画のキャンペーンの取材を受けることになっていました。
たくさんの記者が訪れていたため、ウィリアムも記者と間違えられてしまいます。
そして「馬と猟犬」の記者と名乗ったウィリアムはアナと5分間だけ会えることとなりました。
電話が遅くなったことを謝りふたりで話すのもつかの間、すぐにマネージャーがやってきて本当に取材をすることに。
マネージャーが出たり入ったりする中、何とかキスについて話すふたり。
キスについて謝られたウィリアムは夢のようだったと言い、夢なら自分からキスするとアナに伝えました。
ウィリアムはアナに今夜忙しいかと尋ねるも、忙しいと言われてしまいました。
そして他の出演者にも取材する羽目になり、見てない映画に対して的外れの質問をするも見事「馬と猟犬」の記者のふりをしたウィリアム。
レオナルド・ディカプリオを監督と言うあたり、全く映画にないようです。
ウィリアムが取材を終え帰ろうとしたところで、アナが呼んでいるともう一度会えることになりました。
アナがなんと予定をすべてキャンセルしたと言います。
喜んだのも束の間、ウィリアムは今日が妹のハニーの誕生会であることを思い出しました。
そしてアナの提案で、ふたりでパーティーに行くことに。
パーティー会場である友人のベラ(ジーナ・マッキー)とマックス(ティム・マッキナリー)の家にやってきたふたり。
突然現れたハリウッドスターに驚くハニーや友人たち。
特にハニーはアナの大ファンで「人生最高の時、私たち親友になれる」と大喜びでさらには「兄貴と結婚して」とまで言い出しました。
パーティー終盤、最後に残ったチョコレートブラウニーを一番不幸な人が食べる、と言うことになり皆がそれぞれ語ります。
誰も結婚してくれそうにない、足が不自由で子供ができない…と色々重たい話も出た中、バツイチで事業は傾いている、昔はハンサムだったのに今は面影がないというウィリアム。
そのままウィリアムが食べるのかと思いきや、整形手術や恋人とのトラブル、ずっとダイエットなど語るアナ。
皆が笑ってその場を和ませなしたが、結局誰が食べたのでしょう。
パーティーからの帰り道、アナは明日暇かと尋ね、帰国を延期したことを告げます。
そしてステキな庭を見つけたふたりは忍び込み、そこでキスを交わしました。
映画、食事とウィリアムとの時間を楽しむアナ。
あるレストランでアナをけなす客に出会いました。
あまりの下品さにウィリアムは敬意を払うべき、と声を掛けます。
そしてアナを見ると彼らもさすがに黙り込みました。
そんな帰り道、アナはウィリアムを部屋に誘いました。
しかし少し間をあけてウィリアムが行くと急にアナの態度が変わり、帰ってほしいと言います。
そこにはアメリカにいるはずのアナのボーイフレンドが来ていたのです。
ふたりの気も知らずにアナにキスするボーイフレンド。
それにショックを受けたウィリアムは、現実に引き戻された気がするとアナに別れを告げました。
アナと別れ落ち込むウィリアムに女性を紹介しようとする友人達ですが、なかなか気の合う人と会えません。
そこでウィリアムは本気で愛せる人と会うのは難しい、本気で愛した相手はアナと、別れた妻、そしてそこにいる親友の妻であるベラだけだと言います。
それからしばらくたったある日。
昔のヌード写真がスキャンダルとなり、マスコミに追われることとなったアナがウィリアムの家にやってきました。
駆け出しの頃にお金がなくてヌード撮影をしてしまい、その写真が出回ってしまったのです。
そんなアナをウィリアムはやさしく迎え入れ、お風呂を貸してあげます。
そんなアナのお風呂シーンを見てしまったスパイク、神様ありがとうと言うセリフは欧米らしいですね。
そしてアナはホテルでの出来事を謝り、もうあのボーイフレンドとは別れたと言います。
改めてふたりの時間を楽しむアナとウィリアム。
映画のセリフ合わせをしたり、ティータイムをしたり…そして一夜を共にしました。
その翌朝、チャイムが鳴ったため下着姿で出たウィリアムは家の前で待ち構える多くのマスコミに写真を撮られてしまいました。
家の前にはアナがここにいると知ったマスコミが詰めかけていたのです。
スパイクが自分をマスコミに売ったと思い込み、スキャンダルを逃れてきたのに新たなスキャンダルになったと激怒するアナに「大切な思い出にするよ、君が来てくれてよかった」と伝えたウィリアム。
スパイクがうっかりパブでアナのことを漏らしたことから、マスコミがウィリアムの家に来てしまったのでした。
ある日のウィリアムの友人たちの集まり、そこで婚約するとハニーが発表しました。
すごくいい人が見つけた、将来性のあるアーティストと言いますがウィリアムは兄貴なのに聞いていないと不機嫌に。
そんな中、ハニーはスパイクに今のあなたのことよと伝えます。
驚くスパイク、兄貴どころか本人も知らなかったのですね。
そこから前向きになろうとするウィリアム。
吹っ切れたと言ったウィリアムはそこで、撮影のため再びロンドンにアナが来たことを聞かされます。
ウィリアムがアナのもとを訪れると、話したいことがあると言われます。
ちょっといい雰囲気のふたり。
撮影を見ながらアナを待つウィリアムは、撮影中の音声を聞けるというヘッドフォンを借りてアナたちの話を聞きます。
相手役の下品な男からさっき話していたのが誰か、と尋ねられたアナ。
ウィリアムはそこでアナが「過去の人よ、気まずい、何をしに来たのか」と答えるのを聞いてしまいました。
その言葉にショックを受けたウィリアム。
「ノッティングヒルの恋人」最後ラストの結末は?
翌日、ウィリアムのもとを訪れたアナ。
法律が変わったらスパイクと結婚しよう、と冗談を飛ばすウィリアム。
ここで来た客、おそらく小説を探していた男性ですがウィリアムに追い返されてしまいます。
そしてアナはもし帰らなければまた付き合ってもらえるか、とウィリアムに尋ねます。
昨日のあの会話のことを言うウィリアムにアナは、軽薄な男で本当のことを言えなかった、と言います。
しかしウィリアムはそんなアナの告白を断り、君と一緒だと危うくなると言いました。
ウィリアムはもうこれ以上傷つきたくないのです。
アナは別れを告げたウィリアムに、「私も一人の女よ、好きな男の人に愛してほしい」と言い残して去っていきました。
「彼女普通だ」「女優は変人」とウィリアムをみんなが慰める中、スパイクは「バカったれのすっとこどっこい」と言います。
「付き合ってくれと言われてよかったな」と言われたウィリアムは嬉しい気はした、有名かもしれないがひとりの女、好きな男に愛されたいとアナの言葉をかみしめます。
そして友人一同で、アメリカに戻る前の記者会見に挑むアナのもとに向かいます。
途中信号待ちが長引くと車を無理やり止めてウィリアムの乗った車を行かせるスパイク。
そしてホテルで記者証を求められますが、ベラの機転で乗り越え会場に乗り込みます。
やっと着いた会場から聞こえてきた質問によると、これから1年ほど仕事を休むようです。
「いつまでイギリスに」と質問を受け「明日帰国します」と答えるアナ。
その他の質問を聞くとどうやら元カレに熱愛報道が出て、それをきっかけに休業すると思われたようです。
そして「前回イギリスに来た際に写真を撮られたイギリス人男性とは?」と聞かれたアナは「いい友人です」と答えます。
そして質問するよう促されたウィリアム。
「そのイギリス人と友人以上になることはありますか、タッカー氏がばかたれと気付いてひざまずいてやり直したいと思ったらチャンスを与えますか?」と尋ねます。
「受け入れる」と答えたアンは隣のマネージャーに耳打ちし、は先ほどの記者にもう一度「いつまでイギリスにいますか」言と尋ねさせます。
そして「永遠に…」と答えたのでした。
ここで先程質問したウィリアムの正体に気付いた記者たち、そこはまるで婚約会見かのようになったのでした。
友人たちに祝福され、結婚式を挙げたふたり。
やがてアナは妊娠し、ふたりはさらに幸せにあふれているのでした。
THE END
「ノッティングヒルの恋人」見どころ
実業家とコールガールの恋を描いたジュリア・ロバーツの代表作、「プリティーウーマン」の逆バージョンのような今作。
大女優が演じる大女優と言う事でそのオーラが十分に生かされていました。
女優とさえない書店店主という身分の違いによってトラブル続きのふたり。
アナの前で自信が持てないウィリアムでしたが、自分の周りにいる男性とは違ったウィリアムにアナは魅力を感じたのでしょう。
だからいろいろとアプローチをしてきたんですよね?
そして今作のもうひとつの見どころは「友情」です。
母親からの電話はあるものの、ウィリアムを支えるにはいつもたくさんの友人達でした。
なかでもなんだかんだでいい味のスパイク、兄妹で取り合いされていましたね。
こちらの身分違いの恋も、おすすめです。
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