映画「ザ・ターゲット」は、チャーリー・シーン主演、ジョージ・P・コスマトス監督の1997年の映画です。
この映画「ザ・ターゲット」のネタバレ、あらすじや犯人、最後のラスト結末や見所について紹介します。
見えない敵の大統領の暗殺計画を阻止すべく戦うサスペンス「ザ・ターゲット」をご堪能ください。
「ザ・ターゲット」あらすじ
大統領補佐官を務めるボビー・ビショップ(チャーリー・シーン)。
ある日、大学の恩師ユーリ・ポチェンコ教授(セオドア・ビゲル)からどうしても会って話したいことがあると連絡が入ります。
しかし、ポチェンコ教授が掴んだ情報は政府にとって漏洩されたら困る内容のものだったのです。
電話を盗聴されていたポチェンコ教授。
オフィスにやって来た暗殺者によって仲間は銃殺されてしまいます。
危機一髪のところでポチェンコ教授は逃げだしますが、暗殺者には生きていることがすぐにバレてしまうのです。
一方、ボビーは休日を楽しんでいましたが、ホワイトハウスから緊急で呼び出されます。
ホワイトハウスでは大統領(サム・ウォーターストン)が演説する内容が問題になっていました。
演説する内容が新聞社に漏れているというのです。
しかし、ボビーは機転をきかせたおかげで混乱は免れます。
これは大きな陰謀の序章に過ぎなかったのです・・・
「ザ・ターゲット」ネタバレ
その夜、ボビーと約束した時間よりも前に現れたポチェンコ教授。
「政府内に陰謀がある。政府の最上層部に反逆者がいるはずだ。」と訴えるポチェンコ教授でしたが、「シャドー」という言葉を残し、ボビーの目の前で銃殺されてしまうのです。
ボビーも暗殺者に狙われますが、どうにかその場から逃走します。
逃げながら上司である首席補佐官のジェイク(ドナルド・サザーランド)に連絡を取るボビー。
事情を知ったジェイクは警備を揃えボビーを救出に向かいます。
しかし、ボビーと待ち合わせた場所に暗殺者がやって来たため、ボビーを救出する作戦は失敗に終わってしまうのです。
その後、暗殺者から逃げ切った再びジェイクに連絡を入れたボビー。
そこでポチェンコ教授から聞いたことを伝え、また連絡すると一旦電話を切ります。
ホワイトハウスではなぜ高官ではなくボビーが狙われたのか議論になりますが、大統領は「彼を救出し、極秘で真相を掴むように。」と官僚らに伝えるのです。
ボビーは新聞社のフランク・ライデル(テリー・オクィン)が以前、影の政府という記事を新聞に載せていたのを思い出し、連絡することに。
ライデルはボビーの話を聞いて、その記事を書いたアマンダ・ギブソンズ(リンダ・ハミルトン)に情報源を聞くため連絡を取ります。
しかし、どの電話も盗聴されていたのです。
ライデルが待ち合わせ場所に来なかったため、近くを通りかかったアマンダと一緒に新聞社へ向かうボビー。
ライデルはオフィスにいましたが、既に殺されていました。
そこには警備員に扮した暗殺者がいたため、ボビーはアマンダを連れ新聞社から逃げることに。
ボビーから事の次第を聞いたアマンダは、ポチェンコ教授があるプログラムを使って政府の汚職を暴こうとしていたことを話します。
今までの行動の先を読まれていたことを疑問に感じたボビーは電話が盗聴されている事に気付き携帯を川に投げ捨てるのでした。
その頃ボビーはライデルを殺した容疑をかけられていました。
どうにかジェイクと落ちあうことができたボビーは協力をしてくれと頼むのです。
アマンダからポチェンコ教授の友人タマラが何かを知っているかもしれないと聞き彼女の家を訪ねることに。
アマンダに車で見張りを頼みタマラの部屋に向かったボビーは扉を壊して中へと侵入します。
そこで隠し部屋を見つけたボビーはパソコンに残された文書をコピーするのです。
そこへやって来た暗殺者は部屋へ入ろうとしたときに帰ってきたタマラを殺しボビーのいる室内へと入ります。
しかし、ボビーは暗殺者に気付き外へと逃げ出すのです。
アマンダの運転する車で暗殺者から逃げますが、車の天井を壊して侵入しようとしてくる暗殺者をどうにか振り払い逃げることに成功するのでした。
タマラ殺害の容疑もかけられてしまったボビーでしたが、アマンダとホワイトハウスへと向かいます。
警備にボビーの事が伝えられていればそのまま捕まってしまいますが、アマンダに協力してもらいイチかバチかホワイトハウス内へと入るボビーとアマンダ。
ジェイクのIDでパソコンにログインしたボビーは、タマラのパソコンから入手した情報にある官僚らの名前を検索しますが、どれも極秘扱いで閲覧が出来ませんでした。
試しに自分の名前を入力してみると調査中と表示されます。
ホットラインでジェイクに連絡とったボビーでしたが、その最中にポチェンコ教授の名前を調べると、ジェイクが殺害命令を出した事が発覚するのです。
ジェイクは館内に無音警備装置をセットしますが、ボビーはそれをかいくぐりどうにかホワイトハウスの外へと逃げ出します。
追手を撒くためにアマンダの車を乗り捨て、彼女の友人から車を借りて逃走することにしたボビー。
アマンダがジェイクに電話し政府の陰について脅しをかけます。
それについて反応を示しませんでしたが、ホワイトハウスを出てあるところへと向かうジェイク。
ボビーらが後をつけると、そこにはジェイクが将軍と副大統領を呼びだしてある計画について話をしていました。
それは大統領暗殺計画だったのです。
計画は児童福祉のチャリティ会場で大統領が演説をする場を狙うというものでした。
「ザ・ターゲット」最後ラストの結末は?
大統領を救うため、会場に到着したボビーとアマンダ。
その頃暗殺者も大統領を殺害すべく準備を進めていました。
チャリティーイベントなので、沢山のおもちゃが寄付されていて、その中に武器を忍ばせておもちゃの山に潜ませるのです。
会場の中に入る為、アマンダがわざと金属探知機に引っかかるようにして入り口に向かい警備に取り押さえられます。
警備がアマンダに手を取られている間に会場内へ侵入するボビー。
ボビーはジェイクを説得しようとします。
しかしジェイクはボビーの話を聞き入れませんでした。
計画の時間、暗殺者はあらかじめ用意してあったスイッチをオンにしヘリコプター型の銃を会場内で乱射します。
ボビーは命がけで大統領を守る為、銃で狙われた大統領の盾になり、パーティー用に用意されていた風船をヘリ型銃に落とし機能させなくさせるのです。
しかし安心したのもつかの間、舞台の奥から銃を構えて走る暗殺者が大統領を狙います。
それにいち早く気付いたボビーは警備が落とした銃を構えその暗殺者を射殺するのです。
大統領はボビーのおかげで助かり、暗殺者も死に、全てが終わったこの事件でしたが、主犯格のジェイクはそのまま銃で自害してしまうのでした。
この一件で活躍したボビーは首席補佐官に抜擢されますが、それを断るボビー。
アマンダとは良い関係を築いていくのです。
THE END
「ザ・ターゲット」見どころ
チャーリー・シーンやドナルド・サザーランドなど、豪華な共演が目を引く作品です。
特にチャーリー・シーンは最近まったくお見かけしなくなったので貴重な作品とも言えるでしょう。
優秀な大統領補佐官が政府の闇に狙われ、巻き込まれるというサスペンスストーリーは先が気になりどんどんのめり込んでしまいました。
暗殺者や政府との対決シーンは激しいアクションシーンが満載でハラハラドキドキも味わえます。
特にこの暗殺者、名前が無いしセリフも一切ありません。
そこがまた恐怖感を煽ります。
ちなみにこの俳優さんはスティーブン・ラング。
「ブライド・ウエポン」や「ドント・ブリーズ」のようなアクション系の作品に出演してますね。
また、信頼していた上司(ドナルド・サザーランド)が主犯格だったというどんでん返しのストーリーも面白かったですね。
手に汗握るシーンが盛りだくさんです!
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