映画「ジュマンジ ネクストレベル」は、 ドウェイン・ジョンソン主演、ジェイク・カスダン監督の2019年の映画です。
この映画「ジュマンジ ネクストレベル」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころを紹介します。
呪われたゲーム・ジュマンジをクリアして2年後、再び冒険が始まる「ジュマンジ ネクストレベル」をお楽しみください。
「ジュマンジ ネクストレベル」キャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: ジェイク・カスダン
脚本: ジェイク・カスダン他
制作: ドウェイン・ジョンソン他
製作総指揮: メルヴィン・マー他
音楽: ヘンリー・ジャックマン
撮影: ギュラ・パドス■ 主要キャスト
スモルダー・ブレイブストーン博士: ドウェイン・ジョンソン
シェルドン・“シェリー”・オベロン教授: ジャック・ブラック
フランクリン・“ムース”・フィンバー: ケヴィン・ハート
ルビー・ラウンドハウス: カレン・ギラン
ジェファーソン・“シープレーン”・マクドノー: ニック・ジョナス
ミン・フリートフット: オークワフィナ
ユルゲン: ロリー・マッキャン
ナイジェル・ビリングスリー: リス・ダービー
スペンサー・ギルピン: アレックス・ウルフ
ベサニー・ウォーカー: マディソン・アイズマン
アンソニー・“フリッジ”・ジョンソン: サーダリウス・ブレイン
マーサ・カプリー: モーガン・ターナー
アレックス・ヴリーク: コリン・ハンクス
マイロ・ウォーカー: ダニー・グローヴァー
エディ・ギルピン: ダニー・デヴィート
ノラ・シェパード: ビビ・ニューワース
「ジュマンジ ネクストレベル」あらすじ
前作での後、スペンサー(アレックス・ウルフ)は密かに破壊されたジュマンジのシステムの修理をしていました。
そして再びゲームの世界に・・・
それを知ったスペンサーの友達のベサニー(マディソン・アイズマン)、フリッジ(サーダリウス・ブレイン)、マーサ(モーガン・ターナー)もジュマンジに戻って彼を救出することにするのです。
今回はさらにスペンサーの祖父エディ(ダニー・デヴィート)と、彼の友人のマイロ・ウォーカー(ダニー・グローヴァー)までもが、ジュマンジに入ってしまうのですが・・・
「ジュマンジ ネクストレベル」ネタバレ
前作で「ジュマンジ」に吸い込まれたスペンサー(アレックス・ウルフ)、マーサ(モーガン・ターナー)、フリッジ(サーダリウス・ブレイン)、べサニー(マディソン・アイスマン)が冒険をクリアしてから2年。
4人は大学生になり、別れ別れになりながらもそれぞれの時間を過ごしていました。
クリスマスが近づいたある日、NYで大学生活を送っていたスペンサーが休暇で実家に帰ってきました。
家では母親の他に、股関節の手術を終えたばかりで歩くのがおぼつかない祖父・エディ(ダニー・デェィビット)も待っていました。
スペンサーが戻って来た事を知った他の3人は久しぶりに顔を合わせる約束をします。
しかし、マーサも来る事を知ったスペンサーは気が乗らない顔をします。
孫が浮かない表情をしている事に気付いたエディは「相談に乗ってやろう」と話を聞きますが、スペンサーはジュマンジの事を隠して話そうとしたので要領を得ない内容になってしまい、結局、「女なんて他にも沢山いる。NYにいるならすぐに次を探さないと勿体ない」と、あまり役に立たないアドバイスを言って終わりになってしまいました。
ベッドに横になっていたものの、スペンサーは朝まで悶々として眠る事が出来ずにいました。
ゲームに入り、ブレイブストーン博士となって活躍した感覚が忘れられず、あの時のように何でもできる自分になりたいという気持ちを抑える事が出来なくなったスペンサーは、地下室に降りてゆきました。
実は彼は破壊したゲームをコッソリ回収し、修理していたのです。
そして、再びゲームに入り込んでしまいます。
次の日、マーサ、フリッジ、べサニーは街のダイナー「NORA」に集まりました。
暫くはお互いの近況を報告しあっていました。
しかし、話がスペンサーとの関係に及ぶと「今、冷却期間中で・・・」と、マーサは急に寡黙になってしまいました。
地雷を踏んでしまったと気が付いたフリッジは、場の雰囲気を変えようと、いつまで経っても現れないスペンサーに連絡を取りますが、返事がありません。
何やら嫌な予感がした3人はスペンサーを迎えに家に向かいました。
その頃、15年ぶりにエディを訪ねてマイロ(ダニー・グローバー)がやって来ていました。
かつて2人はレストランを共同経営していましたが、店を売却する際に仲違いし、そのまま疎遠になっていたのです。
スペンサーの家にやって来た3人でしたが、スペンサーの姿はなく、エディも行方を知らないと知り不安が募り始めます。
そして、地下室に行ってみると破壊したはずのジュマンジが復元されていました。
どうやらスペンサーは一人でゲームに吸い込まれてしまったらしいと悟った3人はスペンサーを助けるために1年前にしたようにゲームの中に入ろうと決意、ゲームを起動させようとコントローラーに触れて中に入り込みます。
しかし、ゲームにバグがあった為に誤作動し、キャラクターを選択する前にマーサとフリッジは吸い込まれ、べサニーは置いてきぼりをくらい、代わりに2階でお茶をしていたおじいちゃん2人がゲームに入り込んでしまいました。
まず皆が降り立ったのはジャングルでした。
マーサは1年前と同じルビー(カレン・ギラン)でしたが、ブレイブストーン博士(ドゥエイン・ジョンソン)=エディじいちゃん、オベロン教授(ジャック・ブラック)=フリッジ、ムース・フィンバー(ケビン・ハート)=マイロとなっててゲームクリアを目指す事となりました。
これがゲームの世界だと幾ら説明しても理解してくれないエディとマイロを引き連れて、4人は何とかジャングルを抜け出しました。
そこには飛行機にのった案内人・ナイジェルが待っており、飛行機の中で説明がはじまりました。
今、ジュマンジの世界は最悪の暴君である残虐王・セルゲンに支配されています。
セルゲンは大地に豊穣をもたらす秘宝・ファルコンを奪い、厳重な金庫に隠してしまいました。
セルゲンはこの秘宝と引き換えに他国の支配者・カバビック兄弟と同盟を結ぶ気でいます。
その前にファルコンを取り戻し、太陽の光にあてて大地に恵みを取り戻す事が今回の使命なのです。
説明が終わって、放り出されたのは砂漠でした。
砂漠のど真ん中にある「バギーの墓場」で4人が立ち往生していると、突然に表れた獰猛なダチョウの大群に追い回されます。
4人はブレイブストーン運転するおんぼろバギーに乗り、寸での所で谷を飛び越えて、何とかダチョウを振り切りました。
一同が砂漠を抜けてたどり着いたのはオアシスにある市場でした。
ナイジェルから教えてもらったヒント「燃える炎を追って果実を手に入れろ」を思い出し、一行は燃える炎というキーワードから、それを連想させる酒場の名前をみて中に入ります。
その中にはセルゲンとお目当ての宝石があり、一同は遠巻きにこの様子を確認します。
すると突然、妖艶な感じの美女が現れます。
彼女はブレイブストーンの知り合いらしく「久しぶりね」と話しかけられますが、誰かの目を気にしてすぐにどこかに行ってしまいました。
その時、突然に店の灯りが消え、直後にファルコンを収めた金庫の鍵を盗まれたと部下たちが騒ぎ始めました。
その時、一人だけ妙な動きをしていた部下・ミン(オークワフィナ)が捕まります。
彼女は鍵を奪い返され、あっという間に処刑されてしまいますが、すぐに復活します。
それを見ていた4人はミンがスペンサーだと気付き、やっと合流する事が出来ました。
しかし、スペンサーは「一人でやれたのに・・・」と、あまり喜んでいない様子でした。
その時、先ほどの美女が再び話しかけてきて、突然に痴話げんかの芝居を始めて走り去ってしまいます。
明らかに「後を追ってきて」と言いたげな行動でしたが、中身がエディのブレイブストーンは「あんな美女に声を掛けられるとは、ワシもまだいける!」と喜ぶばかりで彼女の真意はまるで伝わっていませんでした。
しかし、他の4人は「燃え上がる恋」=「燃える炎」と連想し、二手に分かれて美女と果実を探す事にしました。
ルビーとオベロン教授は「ジュマンジの果実」がなる木を見つけます。
木は怪しい光がうごめく池の中にあり、ルビーはその身体能力を生かして果実を手に入れますが、最後に池に落ちてしまいます。
引き揚げようとオベロン教授が伸ばした手がルビーの手に触れた瞬間、二人の間でスパークが起こり、吹き飛ばされてしまいます。
気が付くと、何と二人の中身が入れ替わってルビー=フリッジ、オベロン教授=マーサになってしまったのです!
デブのオベロン教授の体に飽き飽きしていたフリッジは、美女のルビーになれて大はしゃぎします。
しかし、調子に乗りすぎて池に落ちてしまい、オベロン教授の体に入ったマーサに助けられた時に再び入れ替わって元に戻ります。
一方、美女を追っていったミン、ムース、ブレイブストーンは小屋の中にいるラクダを見つけ、それに乗って街を脱出しようと決めます。
動物の言葉が分かるムースがラクダとの交渉をしている間、ブレイブストーンは外で見張りをしていましたが、通行人と喧嘩になってしまい、人を軽々と殴り飛ばせるパワーの気付いてしまいます。
調子に乗ったブレイブストーンは街中の男達を叩きのめしますが、追っていった美女の夫で、ブレイブストーンの弱点「スイッチブレード」がやって来てしまいます。
その時、ちょうど果実を手に入れたオベロン教授とルビーが合流し、ミン達が盗み出したラクダで街を脱出できました。
そして、街から離れ「もう安心」と思った時、スイッチブレードのバズーカが一同に命中し、全員が1つライフを失ってしまいました。
ライフを失ったものの、何とか一同はセルゲンの要塞が見えるところまで辿り着きます。
しかし、目の前には底が見えない程に深い谷が横たわり、幾つものつり橋が複雑に掛かっていました。
オベロン教授の新しいスキル「幾何学」を使って何とか突破しようとしますが、谷に住むマンドリルの大群に襲撃されミンとルビーは1度死んでしまったものの、一同はギリギリつり橋を渡り切ることに成功します。
安心したのも束の間、マンドリルも追いかけてきて周囲を囲まれてしまいます。
その時、前回20年間ゲームに閉じ込められていたシープレーン(現実世界ではスペンサーの近所に住むアレックス)が馬に乗って駆けつけ、マンドリルを蹴散らしてくれまいた。
彼は唯一ゲームに入れなかったベサニーに頼まれて戻って来たのです。
そして、ベサニーは今回なったのはシープレーンがのってきた馬でした。
ここでキャラクターのスキルと中身の性格が合っていないと不満が噴出します。
その時、オベロン教授がキャラクター変更ができる川を発見します。
早速ブレイブストーン、ムース・フィンバー、オベロン教授、馬、ミンが飛び込み
・ブレイブストーン=スペンサー
・ムース・フィンバー=フリッジ
・オベロン教授=べサニー
・馬=マイロ
・ミン=エディ(おじいちゃん)
となります。
しかし、その直後にセルゲン軍に見つかってしまい、馬とミンが要塞に連れていかれてしまいます。
残された4人は二手に分かれてセルゲンの要塞に乗り込みます。
ルビーとブレイブストーンは岩壁を登って要塞を目指します。
その途中、二人は最近疎遠になっていた事について話を始めます。
ブレイブストーン(スペンサー)は、大学に行ってから自分がいなくても楽しそうにしているマーサの姿をインスタグラムで見る内に、いつまでも昔のままで欠点だらけの自分が嫌になって来たと胸の内を明かします。
それに対してルビー(マーサ)は、生まれて初めて注目されるようになり実は戸惑っている。でも、本当に側にいて欲しい人は決まっていると言います。
そして二人の心の距離は一気に縮まったのでした。
一方、シープレーンは単身でセルゲン軍に紛れて要塞に入り込もうとします。
しかし、オベロン教授、ムースもついてきてしまい、しかも同盟を結ぼうとしているカバビック兄弟と間違われてしまいセルゲンの前に案内されてしまいます。
その頃、ルビーとブレイブスト―ンはミンを救出し、金庫を開ける事に成功します。
しかし、金庫は空っぽでした。
「ジュマンジ ネクストレベル」ラスト最後の結末
嫌な予感に襲われたルビーはセルゲンのいる大広間に大急ぎで向かいました。
すると、カバビック兄弟の振りをしたオベロン教授とムースがセルゲンに「ファルコンを渡す代わりに、花嫁として差し出すと約束したお前達の妹は何処にいる!?」と詰め寄られていました。
すかさずルビーが「私がそうよ!」と進み出て、セルゲンの首にかかったファルコンにもう少しで手が届く所まで近づきました。
しかし、カバビック兄弟から「足止めされている」との手紙が届き、彼らがニセ者だとバレてしまいます。
騒ぎになったところでブレイブストーンが現れ、ルビーも得意のダンスファイティングやヌンチャクでセルゲンの部下を次々と倒してゆきました。
しかし、ブレイブストーンのパワーもセルゲンには通じず、逆に殴り倒されてしまいます。
怒り狂ったセルゲンは飛行船に乗り込んで本物のカバビック兄弟の元に向かおうとしますが、ブレイブストーンは飛行船から垂れ下がったロープにしがみついて船内に乗り込みます。
再びセルゲンとブレイブストーンの一騎打ちになり、最初は押されるものの、セルゲンの弱点が「ベリー」と気付いてジュマンジの実をぶつけ、弱ったところを倒す事が出来ました。
そして、スキルを発揮して空を飛べるようになった「馬」とそれにまたがったミンに助けられ、壊れ始めた飛行船から脱出に成功します。
そのままファルコンを持って雲の上まで飛び、太陽の光を当て「ジュマンジ!」と叫んで見事に大地に恵みを取り戻する事に成功したのでした。
見事にゲームをクリアしたスペンサー達は現実世界に戻ろうとしますが、馬になったマイロだけはそれを拒みます。
実はマイロは現実世界では重病を患い、もう余命幾ばくもない状態だったのです。
エディは別れを悲しみながらもマイロの意見を尊重し、空を飛んで行くマイロの後姿を涙ながらに見送ったのでした。
無事に現実世界に戻ったスペンサー、マーサ、フリッジ、べサニーは当初の予定通り「NORA」に集まり永遠の絆を誓います。
一緒に来ていたエディは、店の経営者・ノラが店を切り盛りする有能な責任者がいなくて困っていると知って「ワシが手伝うと言ったら?」と協力を申し出ます(ついでにブレイブストーンだった時に覚えた「フェロモン駄々洩れの顔」でノラのハートも掴みます)
その頃、スペンサーの母親がボイラー修理業者を地下室に案内していました。
すると、業者が「ジュマンジ」がセットされたゲーム機を発見し、物珍しさから触ってみようとします・・・
暫くして、スペンサー達は店の外から地響きが聞こえる事に気付きます。
外に出た彼らの目の前を通り過ぎて行ったのはダチョウの大群でした・・・
THE END
「ジュマンジ ネクストレベル」見どころ
前作「ウェルカム・トゥ・ジャングル」に続く奇想天外な冒険アクション映画です。
相変わらず、ゲームならではのトンデモないアクシデントが次々と起こって目が離せません。
前にゲームをクリアした経験があるスペンサー達ですが、新しいスキルや弱点、前回と違うキャラになって勝手が違ったり、バグなどもあるのでゲームの世界は常に危険とスリルに満ちています。
自分を変えたい、別の自分になりたいと言う願望は誰にでもあります。
エディじいちゃんの様に思いもしない能力に浮かれてしまう場合もありますが、結局は自分本来の性格やスキルが助けになる事も多いのが面白い所です。
今回は、エディとマイロの関係にも注目です。
長い間音信不通だったマイロが突然訪ねてきて、エディは「何しに来たんだ!」と怒鳴り散らしますが、マイロはゆったりとしていて「卵料理でも作ろうか?」と、いつの間にか家に入り込んでいたりします。
コントのようなコミカルな掛け合いをしながら、段々とわだかまりが解けて仲直りする様子は心温まります。
ゲームと言う困難を経て、仲間との強い絆や自信を手に入れるという展開はこの手の映画の典型ですが、それでも冒険や変身を望む気持ちが刺激されてワクワクせずにはいられない、見たら必ず楽しくなれるエンターテイメント作品です。
ラストのシーンから「また続編もあるかな?」と楽しみにさせてくれるのも上手い演出です。
元祖ジュマンジはこちらです。