「ザ・ホスト 美しき侵略者」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「ザ・ホスト 美しき侵略者」ネタバレ あらすじ
SF/ファンタジー

映画「ザ・ホスト 美しき侵略者」はシアーシャ・ローナン主演、アンドリュー・ニコル監督の2013年の映画です。

この映画「ザ・ホスト 美しき侵略者」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。

人間の心身を乗っ取る知的生命体の恐怖を描いた「ザ・ホスト 美しき侵略者」をお楽しみください。

 

「ザ・ホスト 美しき侵略者」あらすじ

飢餓問題も暴力もなくなった地球。

皆が誠実・礼儀・優しさを身につけかつてないほど完璧な世界でした。

しかし既にその地球は人間の世界ではなかったのです。

「ソウル」と呼ばれる地球外知的生命体が人類のほとんどの身体を占領していました。

 
生き残った少数の人間は彼らから逃げています。

生き残りの1人である主人公メラニー(シアーシャ・ローナン)は弟ジェイミー(チェンドラー・カンタベリー)と逃げ、安全だと言われている場所へ向かいます。

その途中、ジェレド(マックス・アイアンズ)という男性と出会います。

 
しばらくメラニーは彼と弟と3人で侵略されたことも忘れ暮らしていました。

しかし弟とあるホテルに隠れ、食料の調達に向かっていた際、「ソウル」に侵略された人間であるシーカーに見つかってしまい、メラニーはジェイミーを守るため窓から飛び降りました。

メラニーはシーカーに捕らえられてしまいます。

シーカーは首の後ろにメスを入れ、そこに「ソウル」を近づけると、「ソウル」はメラニーの身体の中に入ってきました。

目を覚ました彼女は、名前を聞かれ「ワンダラー」と答えます。メラニーは「ソウル」に支配されてしまいました。

そして・・・

 

「ザ・ホスト 美しき侵略者」ネタバレ

メラニーの身体を占領したワンダラーでしたが、メラニーが抵抗する声が聞こえます。

メラニーは消え去っていなかったのです。

1人のシーカーから人間の居場所を探れと言われ、ワンダラーはメラニーの記憶を探ります。

その過程でワンダラーはメラニーの感情を受け取り、悲しみ、辛さを感じていました。

その様子を見たシーカーは必要な情報を得るために一度、メラニーの身体の中に入りその後、彼女を殺すと言います。

それを聞いたワンダラーはその場を逃げます。

 
メラニーの指示を受けワンダラーはジェイミーのいる場所を目指します。

ワンダラーは砂漠の途中で力尽きますが、そこでジェブ(ウィリアム・ハート)が助けてくれました。

ジェブはメラニーを生き残りの住む場所へ連れて帰りますが、他の住民は抵抗感を覚えます。

メラニーは「体内で人間が生存可能なことも、ワンダラーの中にメラニーがいることも秘密にしてほしい」とワンダラーに伝えました。

助かるための嘘だと思われるからです。

 
シーカーはワンダラーが描いた絵から行先を割り出し、ワンダラーを捕まえようとしていました。

弟のジェイミーはワンダラーに『「ソフト」に寄生されても人間は中で生きられるのか』と聞きます。

始めは秘密にしておきたかったメラニーですが、ジェイミーからの言葉によって打ち明けると決め、ワンダラーは、メラニーは生きていると伝えます。

ジェイミーは嬉しそうな表情を浮かべました。

 
次の日、
資源を手に入れ、車で戻ろうとしていた住民は、制限速度を超えていたことから人間だとばれてしまいます。

住民はシーカーの乗る車と衝突させ、乗っていたシーカーを捕らえようとしますが、そこにまた別のシーカーに銃を発砲されます。

人間を狙ったシーカーですが、人間が捕らえたシーカーにあたり「ソウル」を殺しました。

人間を全て見つけること、人間を征服することに固執するあまり、怒りを抑えられなくなっていたのです。

 
洞窟ではワンダラーが疑われていました。

しかし、ジェイミーが「ワンダラーを殺したらメラニーも殺すことになる」と言い、皆にメラニーは中で生きていることを打ち明けます。

メラニーの恋人であるジェレドもそれを信じます。

メラニーとジェレドが恋人という関係の中で、ワンダラーはイアン(ジェイク・アベル)に好意を持っていました。

メラニーが猛烈に反対する中、ワンダラーは彼とキスをしました。

メラニーの身体に「ソフト」が寄生したことによってワンダラーが誕生しましたが、心の中にはメラニーとワンダラーの両方がいる状態。2人は意識を共有しています。

 
その夜、洞窟内の医療室には2体の遺体が運ばれていました。

その遺体の首の後ろが切られ、「ソフト」を取り出していたのです。

ワンダラーはその光景を見て、人間の残忍さに絶望します。

ワンダラーは「こんなことをしてももっと犠牲者が出るだけだ」、「家族を虐殺する人ととは一緒にいられない」と言います。

ジェブはそれを聞き「ソフト」狩りを禁止にすると約束しました。

 
一方、ジェイミーは足のケガが悪化し、危険な状態でした。

メラニーに助けを求めるワンダラーですが、彼女の声が聞こえません。

必死にメラニーを取り戻そうと、レインやジェレドとキスをし、彼女を戻します。

ワンダラーはジェイミーを助けるためには、人間ではなく「ソフト」側の持つ薬が必要だと言い、ジェレドとともに洞窟の外へ出ます。

「ザ・ホスト 美しき侵略者」最後ラストの結末は?
 
ワンダラーは「ヒール」という回復薬を持ち帰り、ジェイミーの足の傷に吹きかけます。

ジェイミーの傷はまるで何もないかのようになり元気になりました。

 

「ザ・ホスト 美しき侵略者」最後ラストの結末は?

仲間を殺した1人のシーカーはいまだワンダラーを追いかけていました。

彼女は住民の1人を殺しますが、人間によって捕らえられます。

ワンダラーは洞窟の医師に、人間からソウルを取り出す方法を教えるからこれ以上ソウルを殺さないこと。そして自分を殺してほしいことを伝えます。

医師は捕らえたシーカーからソウルを取り出し、ケースに戻します。

すると女性は目を覚まし、「レイシ―」と名乗り、人間に戻りました。

 
ワンダラーも同じようにメラニーの身体から取り出してもらおうとしますが、他の住民、特にイアンは反対します。

ワンダラーはメラニーとの体験から、他のホストを傷つけたくないと思い、他の惑星に行くのではなく、死を望んでいます。

そしてメラニーと別れをし、ワンダラーはメラニーの身体から出ていきました。

しかし次に目を覚ました時、ワンダラーは生きていました。

メラニーの身体を出た後に違う女性の中にいたのです。

住民は死にそうだった人間を生かすためにワンダラーを入れたと言います。

ワンダラーも人間を殺したわけではないと安心し、幸せを感じました。

数か月後、
ワンダラーらは彼ら以外にも人間とシーカーがともに暮らしているグループがあると知りました。

THE END

 

「ザ・ホスト 美しき侵略者」見どころ

近未来のSF+エイリアンの侵略+ラブストーリーが合わさった今回の作品「ザ・ホスト 美しき侵略者」。

全米で大ヒットを記録した「トワイライト」シリーズのステファニー・メイヤーによる小説を映画化した今作です。

 
エイリアン側は暴力や無理やり侵略しようとしているのではなく、「ソフト」を取り入れることを諭していたのが印象的でした。

エイリアンと人間が主従関係となるのではなく、侵略されたことによって誠実さや優しさのあるかつてないほど完璧な世界になったという設定はユニークで面白かったです。

この世界観や「ソウル」と呼ばれる地球外知的生命体も含め、全体的に美しい映像でした。

 
この映画の1つのポイントは、人間を侵略したはず「ソフト」がホストの人間に影響を受け、人間のために行動するところ。

一方で「ソフト」も大事に思い、どちらかが滅ぶのではなく、どちらも大切に扱い共存する今回のテーマは新しいなと思います。

「ソフト」が葛藤を抱く一方で、「ソフト」に侵略された主人公は、目の前に大事な人がいても直接伝えられないもどかしさや苦悩、決断の行方から目が離せません。

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