映画「キス・オブ・ザ・ドラゴン」は、ジェット・リー主演、クリス・ナオン監督の2001年の映画です。
この映画「キス・オブ・ザ・ドラゴン」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころを紹介します。
全編にわたって繰り広げられるアクションと格闘シーン「キス・オブ・ザ・ドラゴン」をお楽しみください。
「キス・オブ・ザ・ドラゴン」キャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: クリス・ナオン
脚本: リュック・ベッソン
制作: リュック・ベッソン 他
音楽: クレイグ・アームストロング
撮影: ジティエリー・アルボガスト■ 主要キャスト
リュウ: ジェット・リー
ジェシカ: ブリジット・フォンダ
リチャード: チェッキー・カリョ
アジャ: ローレンス・アシュレイ
タイ: バート・クウォーク
ルポ: マックス・ライアン
チェン: リック・ヤング
イザベル: イザベル・デュホーベル
「キス・オブ・ザ・ドラゴン」あらすじ
麻薬捜査のために中国からパリにやってきた捜査官リュウ(ジェット・リー)
麻薬密売を行うギャングのソングの逮捕に向かいますが、地元警察のリチャード(チェッキー・カリョ)にハメられ、犯人にされてしまいます。
逃走中に出会った娼婦のジェシカ(ブリジット・フォンダ)もリチャードの被害者でした。
リュウは彼女の娘を助け、リチャードを逮捕するために動き出すのです・・・
「キス・オブ・ザ・ドラゴン」ネタバレ
中国からフランスにやって来た麻薬捜査官のリュウ(ジェット・リー)は、パリのチャイニーズストリートへと向かいます。
そこにある小さな店に入ったリュウが店主のタイ(バート・クウォーク)にある写真をみせると、タイは客を帰しリュウに荷物を置くように指示します。
リュウは持っていたボストンバックをそこに置くと、バックの底をナイフで切り拳銃を取り出すのです。
リュウはその夜、あるホテルへと出向きます。
ホテルのフロントで“バーで”という伝言を受け取りホテルのバーに向かうと、ホテルのフロントマンは無線でリュウが来たことを誰かに報告するのです。
バーに着いたリュウの隣にパイロットがやって来て話しかけてきます。
少しの世間話のあと、そのパイロットはひと目を盗んで「男子トイレへ行け」とリュウに伝えるのです。
リュウがトイレへ行くと、ガタイの大きな男が3人待ち構えていて、その男たちに身体検査をされます。
そして「ボスがあんたに会いたがっている」と言われ厨房へと連れて行かれるリュウ。
厨房ではフランス警察のリチャード警部(チャッキー・カリョ)がリュウを待っていました。
そしてリチャードに拳銃を取り上げられジョニーとあだ名を付けられるのです。
リュウは早速麻薬取引の捜査に参加します。
ホテルのいたる所に監視カメラが取り付けられ、監視室ではリチャードがその様子を伺っています。
リュウは取引の現場を目視できる場所に配置されます。
中国人男性との取引に娼婦を2人連れてきたバイヤー。
その中国人男性は取引前に娼婦を部屋へ連れ込みます。
部屋にも監視カメラが取り付けられ、その様子は監視室で全て見られるようになっています。
娼婦の一人がトイレに行っている隙に、もう一人の娼婦が髪飾りで中国人男性をメッタ刺しにしてしまいました。
映像を見ていたリュウはすぐに部屋に向かいその女性を確保します。
リュウが救急車を呼ぶため電話をしていると、そこへリチャードが現れ、リュウから取りあげた拳銃で中国人男性と取り押さえた娼婦を撃ってしまいます。
「なぜ殺した」と問うリュウにリチャードはリュウの銃をちらつかせ「殺したのは君だ」と告げます。
実はリチャードが麻薬の仲介人で、リュウはリチャードに嵌められてしまったのです。
リュウは一瞬の隙をついてその場から逃走します。
監視室へ急ぎ、リチャードが銃を撃っているテープを抜き取り、激しい銃撃戦の中どうにかホテルの外へ逃げることに成功します。
リュウは、ネックレスの中に隠してあった紙を取り出し、そこに書いてある東駅へ向かう事に。
駅のコインロッカーでそのメモにある番号を入力すると一つには携帯、もう一つにはライフルがいくつも入っていました。
ライフルが入っているロッカーを駅にいた警察官に見られ、また逃走するリュウ。
一方、リチャードは大使館で中国大使のタンとチェン参事官(リック・ヤング)に麻薬の密売にリュウが関わっているのではと報告します。
タンとチェンは、リュウを探すための協力はすると答えますが、リュウの事を信じています。
リュウは最初に立ち寄ったタイの店に身を寄せていました。
その店で、リチャードの部下に薬を打たれフラフラになっていたジェシカに再会するリュウ。
ジェシカは密売現場にいた娼婦の一人です。
二人はその現場で会っていたことは気づかずに別れます。
リュウはチェンと待ち合わせた場所へ向かいますが、リチャードの部下に監視されています。
遊覧船に乗り込み、事の次第をチェンに報告し、録画テープをチェンに渡すとリチャードの部下がチェンを撃ち、チェンは殺害されてしまうのです。
リュウはリチャードの部下たちと激しい攻防を繰り広げますが、傷を負いながらもどうにか逃げ切りタイの店へ戻ります。
リチャードはチェンの所持品から録画テープを抜き取り、他の所持品を中国大使館へ返却し、チェンの殺害もリュウの仕業だと嘘の証拠を大使に突きつけ、外交は終わりだと告げます。
リュウはタイの店で傷の手当てをしていましたが、そこへまたジェシカがやってきます。
そういうのは慣れているからと言い、傷の手当てをしてくれるのです。
その間、ジェシカは自分の身の上話をリュウに聞かせます。
ジェシカはペンダントにしまってある娘の写真をリュウに見せ、私の可愛い天使だと話すのです。
リュウは何故この仕事をしているのかとジェシカに聞くと、「娘を生んだ後にフランス人の男に出会ったの。人生に絶望している時だったからコロっと騙されて気付いたら道に立って客をとってたの。」と話して聞かせます。
リュウは「思い切って止めると言ったらいい。」と言いますが、簡単ではないとジェシカは答えます。
気まずい雰囲気の中、ジェシカは仕事に戻ると店を後にしようとしますが、そこへ娼婦たちを監視しているルポ(マックス・ライアン)が現れジェシカを何度も殴りつけました。
見かねたリュウは、その男に「もうこのような乱暴はしないでくれ」と頼みます。
するとその男は、ジェシカの時間を使ったんだから金を払えと金銭を要求してきたので、言われただけの金額を払ったリュウ。
大金を巻き上げた男を止めようとしたジェシカはまた殴られてしまいます。
その様子を見たリュウはその男たちを次々に倒していくのです。
娼婦から連絡を貰ったマックスが店を見にやってきますが、リュウがいるのを見て店でマシンガンを乱射します。
丁度店に帰ってきたタイはそのマシンガンに撃たれ死んでしまいます。
白煙で周りが見えない店内に侵入してきたマックスはリュウが箸を突き刺し一撃で殺害します。
店から逃げたリュウとジェシカ。
リュウはジェシカにホテルのマッチを見せ、ここに行きたいと話します。
そのことでジェシカが昨日の事件の時にいた娼婦だと知るのです。
リュウはジェシカを証人として大使館に連れて行こうとしますが、ジェシカはリチャードに娘を人質に取られているため行けないと話します。
リュウは不安がるジェシカに「娘を取り戻したら協力するか?中国政府が君らを安全な所へ逃がす。僕は君らを絶対に守るから。」と誓うのです。
ジェシカはリチャードの元に行き、イカレタ中国人が見張りの男たちを殺したと嘘を話します。
自分も拉致され、リュウがマンダリンという店で酔って寝ている隙に逃げてきたと話すと、リチャードはジェシカに手錠をかけ、見張りを付けリュウを見つけに出かけるのです。
ジェシカは上手い誘い文句で見張りを使いに出し、その隙に繋がれていたガス管を壊し、録画テープとリチャードの飼っている亀を持ち出し脱出します。
外で待機していたリュウに手錠を外してもらい、娘のイザベル(イザベル・ヂュホーベル)がいる施設へと向かいます。
しかし、娘がいるはずのベッドは空で、ジェシカはベッドの下に潜んでいたリチャードの部下に殺されそうになってしまいうのです。
リュウはリチャードの部下たちと激しい戦いを繰り広げジェシカを救いだすのですが、外へ逃げようと窓から降りた時、ジェシカは銃で撃たれてしまいます。
胸に銃弾を受けたジェシカは、リュウが抱きかかえ病院へ運び無事に助かりました。
ジェシカの娘は施設から連れ去られ、リチャードの部屋で監視されていました。
目を覚ましたジェシカは、泣きながら娘を取り戻してとリュウに訴えます。
リュウは必ず取り戻すと約束し、「近れているから寝た方がいい」と告げ、針を打ってジェシカを眠らせジェシカの付けているペンダントを持ちリチャードの元へ向かうのです。
「キス・オブ・ザ・ドラゴン」ラスト最後の結末
翌朝、リュウはリチャードに電話を掛け、テープは大使館に渡したと話します。
それを聞いたリチャードは「それなら娘は用済みだ。働かせるには若すぎるが、そうでもないか?」とリュウを煽るのです。
するとリュウは「窓の外を覗いてみろ。」と言い、窓から顔を覗かせたリチャードを見て「これで居場所が分かった。いまから行くぞ。」と告げイザベルの救出に向かいます。
リチャードは警報を鳴らせと部下たちに伝えますが、すでにリュウは署に入っていて次々と止めに入る警官たちをなぎ倒していくのです。
着々とリチャードの部屋に近づくリュウ。
リチャードの部下の中でも最強の双子がリュウに襲い掛かり、ありとあらゆる攻撃を仕掛けてきます。
しかし、リュウの戦闘能力の方が上で、激しい戦闘の末どちらも倒すことに成功します。
リチャードの部屋に辿りついたリュウでしたが、リチャードはイザベルを抱きかかえ銃を突き付けていました。
リュウはリチャードがリュウに向けて銃を放った瞬間にリチャードからイザベルを離し、針でリチャードの動きを封じ込めます。
リュウはイザベルに「ママの友達だよ。外で待っててくれるかい。」と言ってジェシカのペンダントを渡すのです。
リュウはリチャードに「禁じられたツボに針を刺した。ドラゴンのキスだ。」と話します。
そのツボは、脳に血が集まり、やがて耳や鼻、目からも血が吹き出すという死のツボだったのです。
リュウが針を抜いてその場を立ち去ると、リチャードは激しい痙攣を起こし血を吹き出しながら死んでいきました。
ジェシカが入院している病院へやってきたリュウは、彼女に打った針を抜きます。
すると目を覚ましたジェシカは「娘は?」と聞き、目線でイザベルの存在を知らせるとジェシカは大粒の涙を流しながら喜び、リュウの手を取りその手に何度もキスをするのでした。
THE END
「キス・オブ・ザ・ドラゴン」見どころ
ジェット・リーのキレッキレのアクションシーンが最高にカッコいいです!!
体格の良い悪役たちと違い、少し小柄なジェット・リーですが、全く見劣りしない派手なアクションは本当に素晴らしいです!
ジェシカとのシーンで、少し初心な感じも寡黙な役柄とのギャップでキュンときてしまうのです!
カッコよくて可愛い、そんなギャップにやられてしまう女性も多いはず!
また、リチャード役のチェッキー・カリョの怪演も良かったです。
渋くてカッコいいのに、めちゃくちゃゲス男なんです。
悪役がとてもハマっている俳優さんですね。
この作品はアクションの種類も豊富で、カーチェイス、ガンアクション、拳法と、派手で見応えのあるシーンが沢山あるのも素晴らしい!
そして、リュウが得意とする針。
これも見事な手さばきでプップップッと刺して体を動かなくさせてしまうので、このシーンも見逃さずにチェックして下さいね!
ハラハラドキドキの展開も楽しめるストーリーなので、一度見始めると止められなくなってしまう面白さがあります!