「にがくてあまい」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ!

映画「にがくてあまい」ネタバレ あらすじ
ラブストーリー

映画「にがくてあまい」は川口春奈主演、草野翔吾監督の2016年の日本映画です。

この映画「にがくてあまい」のネタバレ、あらすじやラスト最後の結末、見どころを紹介します。

野菜嫌いキャリアウーマンと、ベジタリアンでゲイのイケメン美術教師のラブコメディ「にがくてあまい」をお楽しみください。

 

「にがくてあまい」キャスト・スタッフ

■ スタッフ
監督: 草野翔吾
脚本: 大歳倫弘
制作: 森山敦 他
音楽: 渡邊崇
撮影: 小松高志

■ 主要キャスト
江田マキ: 川口春奈
片山渚: 林遣都
立花アラタ: 淵上泰史
青井ミナミ: 桜田ひより
馬場園あつし: 真剣佑
ヤッさん: SU
江田豊: 中野英雄
江田操: 石野真子
青井ミナミのマネージャー: じろう(シソンヌ)
江田マキの同僚: 松本穂香

 

「にがくてあまい」あらすじ

美人だが男運のないキャリアウーマンのマキ(川口春奈)は、ある日、男子校で美術教師をしている渚(林遣都)と出会い、一方的に恋に落ちる。

新しい同居相手を探していたマキは、渚の家に転がり込むことにするが、野菜嫌いのマキとは違い、渚は料理上手のベジタリアンで、ゲイでした。

そして渚には馬場園あつし(真剣佑)という恋人もいて・・・

 

「にがくてあまい」ネタバレ

広告代理店でバリバリのキャリアウーマンとして働く江田マキ(川口春奈)は、忙しさにかまけて、きちんとした食事は取らず、職場での昼食は栄養ゼリーで済ます毎日を送っています。

同僚に食事に誘われても、彼氏と新居の内見に行くからと断るマキでしたが、実際には彼とはもう別れていて、見栄を張っただけでした。

断った本当の理由は、有機野菜がメインのバーベキューに誘われたからなのです。

マキは大の野菜嫌いでした。

 
その夜、行きつけのバーで一人寂しく飲んでいたマキは、出された料理も野菜をよけて食べる偏食っぷり…。

そんなマキの前に1人のイケメンが現れ、その男性に一目ぼれしてしまいます。

しかしそのイケメンが手に持っていたのは大量の有機野菜。

酔いつぶれたマキは「野菜のバカ!!」と叫んで倒れてしまいます。

 
翌朝マキが目覚めると、バーで出会ったイケメン男性・片山渚(林遣都)が朝食を作っていました。

しかし渚が作ってくれた朝食は、マキが大嫌いな野菜のスープ。

恐る恐る口にしてみると、嫌いな野菜が入っているとは思えない美味しさに驚きます。

イケメンな上に料理上手で名門私立高校の教師というハイブランド男子な渚に更に惹かれるマキでしたが、渚はゲイだったのです。

マンションの更新をしなくてはならなかったマキは、生徒にゲイだってことをバラすと渚を脅し、一緒に住もうと迫るのでした。

 
後日、渚の家に引っ越したマキは、渚に一緒に住む条件を提示されます。

それは、食事はすべて渚が作り、マキはその料理を全て食べる事。

しかもベジタリアンの渚に合わせて肉は一切禁止…。

 
引っ越し翌日、ゲイとは分かっていてもイケメンな渚にうっとりするマキでしたが、手作りの弁当を持たされうんざりしながら出社します。

一方の渚は、引っ越しを手伝ってくれた学校の同僚で後輩の馬場園あつし(新真剣佑)に密かな恋心を抱いていました。

 
マキはお昼休憩の時間に渚手作りの弁当を同僚に褒められます。

野菜ばかりの弁当が嫌なマキは、同僚に分けて中身を無くそうとします。

弁当を食べた同僚が絶賛するので、マキもその弁当を食べてみるとあまりの美味しさに箸が止まらなくなってしまいます。

作り方を教えて欲しいという同僚に、一緒に住んでいる彼が料理上手なのとまた見栄を張ってしまいます。

 
一緒に暮らすうちに、それぞれの事情を知っていく二人。

マキが野菜嫌いになった理由も明かされます。

マキの実家は、「いきいき農場」というネットでも人気の農家をしていて、入手することが難しいといわれる超人気農家だったのです。

父親が脱サラをして始めた農家でしたが、初めは軌道に乗らず貧乏生活を余儀なくされていました。

そのことに嫌気がさしていたマキは野菜が嫌いになってしまったのです。

 
ある日、仕事のトラブルで弁当が食べられず、残してしまったマキ。

そのことを渚に責められますが、「教師と違って私の仕事は食事をとれない事もある」と言い返し、言い合いの勢いで弁当はしばらくキャンセルすると言い気まずい雰囲気になってしまいます。

翌朝、いつも通りに弁当が用意されていましたが、持たずに出るマキ。

イライラしていたマキは仕事の大事な書類を家に置き忘れてしまいます。

そのせいで上司から叱られプロジェクトから外されそうになってしまいます。

 
その夜やけ酒で酔っぱらったマキは、渚に「なんでそんなに冷たいの?少しくらい私を褒めてよ!」と泣きながら絡みます。

そんなマキに「あんたが頑張ってるのは知ってる。俺だけじゃなくて見てる奴はちゃんと見てるよ。」と優しく声を掛ける渚。

マキが「なんで私と住むことにしたの?」と問うと渚は「あんたが上手そうにご飯を食べるからだよ」と答えます。

その後渚が作ってくれた料理は、マキがCMのプロデュースを任されるはずだったゴーヤを使った茶碗蒸しでした。

マキが忘れた書類を見つけた渚は、マキが頑張っていることをちゃんと知っていたのです。

 
その料理をCMに使おうと考えたマキは渚からそのレシピを教わります。

マキはそのゴーヤの茶わん蒸しを持ってCM出演をオファーしていたモデルの元に向かいます。

そして全力でフォローすると話し、CM出演を考えてもらえるよう話すのです。

その結果、CM作りは大成功に終わります。

 
仕事が上手く行ったお祝いをするため、バーで渚と待ち合わせしていたマキでしたが、渚からキャンセルの電話が入ります。

渚は家で馬場園に料理を教えていました。

男との話が電話越しに聞こえてへこむマキは、バーのママに愚痴りイライラを発散させるのでした。

 
ある日、渚が体調を崩して寝込んでしまいます。

看病をしようと帰ってきたマキの目の前で渚にキスをする見知らぬ男性が…。

バーのママから、渚とお兄さんの話を少しだけ聞いていたマキは、その男が渚のお兄さんだと勘違いしてしまいますが、その男は渚がこの家に住む前の住人だった立花アラタ(淵上泰史)という男性でした。

インドに長旅をしていたアラタは渚に留守を頼んでいたのです。

アラタは、マキが作っていたおかゆを取り上げ、カレーを作って食卓に出します。

クセになる味のカレーは食欲をそそるものでした。

 
翌朝、体調が戻った渚と一緒に出勤するマキは、お兄さんのことを聞きだそうとしますが、はぐらかされて聞けずに話が終わってしまいます。

マキは渚と別れた後、元彼に偶然再会します。

スーツ姿の元彼は名刺をマキに渡して去っていきます。

 
アラタも一緒に住むため、マキの部屋の押し入れに入っている布団を出しに行ったアラタが突然叫びだします。

部屋へ駆けつけると、押し入れの中の布団は湿気でキノコとカビが生えて悲惨な状態に…。

そのことで言い争う渚とマキ。

売り言葉に買い言葉で「出て行く!」と宣言してしまったマキは荷造りを始めます。

アラタが渚とマキの間を取り持とうとしますが、取りつく島も無い二人。

今日は帰らないからと言って出かけるマキ。

アラタも、渚の兄の墓参りに行くから帰らないと話します。

渚も誘われますが、それを拒否します。

渚の兄は持病があり、その発作をおこし亡くなっていたのです。

 
渚は、兄の異変に気付けなかった自分を責め、墓参りにすら行けていなかったのです。

アラタは渚のせいではないと否定しますが、渚の心は変わらずアラタは一人で墓参りに出かけます。

帰らないと宣言したマキは、元彼のところへ来ていました。

豪華な部屋に住んでいる元彼と豪華な肉料理を食べていたマキでしたが、その時間は苦痛で、今までは美味しいと感じていたはずの料理も全く美味しく感じませんでした。

 
渚のいる家に帰ったマキは、渚の作る料理を堪能します。

泣きながら食事をするマキは、元彼との事を話します。

そして、布団の事を謝り、ちょっとお肉を食べてしまった事も白状します。

渚から「美味しかったか?」と聞かれたマキは「渚の料理の方が好き」と答えます。

 
食後に出されたお茶は、マキが幼い頃から飲んでいた麦茶と同じ味のものでした。

ずっとこの麦茶を探していたというマキに「あの中に入ってた」とマキの実家から送られてきた箱を指さします。

「この麦茶の味と同じで、故郷の事は忘れられないものだよ」と渚は話し、付いていってあげるから実家に帰ってみたらどうかと提案します。

マキは、「じゃあ、渚もお兄さんの事を教えて」と話します。

 
翌日、マキの荷物を運ぶために呼んでいた馬場園が乗って来た軽トラックを借りてマキの実家に向かう渚とマキ。

馬場園は渚たちの家に置いてけぼりにされてしまいます。

久しぶりに帰ってきたマキは道に迷い、車から降りて道を尋ねます。

すると男性から追いかけられるマキ。

その男性はマキの父親・豊(中の英雄)でした。

 
一方の渚は、車庫でブルーシートに覆われたバイクを発見し豊の物だと察します。

「いきいき農場」のファンである渚は、マキの家族ともすぐに打ち解けます。

ベジタリアンの渚は、肉の代わりに油揚げを入れた餃子を作って振る舞います。

マキは母親の操(石野真子)に、いつも荷物を送ってくれてありがとうと感謝します。

麦茶の事もお礼を言いますが、野菜も麦茶も豊が送っていたと聞き驚きます。

農業を始めて苦労をさせてきたから、立派な野菜を作ることがマキに対する誠意だと思って、食べないと分かっていても豊は野菜を送っていたのです。

 
操は、豊への親孝行に成人式で着れなかった振袖を着て豊に見せてあげなさいと話します。

振袖を着て食卓についたマキは、野菜餃子を食べて両親を驚かせます。

そして両親への感謝の言葉を口にします。

マキがずっと家に帰らなかったのは、突然田舎に来て農家を始めた両親に怒っているのではなく、中途半端な自分に腹が立って帰ることが出来なかったのです。

娘の変化に喜んだ豊は、自分が作ったクラフトビールを持ち出し乾杯します。

しかし、寝かせすぎたビールはとても飲めたものじゃなく、口に含んだ瞬間に吹き出してしまいます。

 

「にがくてあまい」ラスト最後の結末

そんな一家団欒中に、渚のもとにアラタからメールが届きます。

メールには上半身を脱がされた馬場園の写真が添付されていました。

焦ってアラタに連絡すると、今空港にいて、インドで結婚すると話します。

「ゲイだろうが、ノンケだろうが恋はままならないもんだよ」と言い、「お前の兄貴の代わりはもうお終いにするから、ちゃんと墓参りに行けよ」と言われます。

 
帰り支度をする渚に、豊は「マキをもらってくれないか」と聞きます。

渚は「残念ですが、僕は男性が好きで、女性には興味がないのです。」と本音で答え豊を絶句させてしまいます。

うたたねしていたマキは、アラタからのメールを読んで飛び起きます。

そのメールには、今日は渚の兄の命日だから墓参りに行くように説得してくれないかという事が書かれていました。

渚は振り袖姿のままバイクに跨り渚が運転する車を追いかけます。

豊のものだと思ったバイクはマキのものでした、

 
豊は渚を見送りながら、操に「渚君はゲイなんだそうだ」と伝えると、操は残念な様子もなく、「受けかしら攻めかしら」と答えます…。

マキは生のパプリカを食べて見せ、渚と出会って野菜も父親とのことも克服できたから、渚もお兄さんの事を克服してと話します。

交代で運転しながら墓参りに行こうと話す二人でしたが、オートマしか運転できないマキのせいで結局渚が一人で運転し、夜が明けてから墓参りをします。

 
家に帰ると、アラタ教えてもらったと言って馬場園が上半身裸でヨガをしていました。

渚はそのことに安堵します。

豊はまたマキに野菜を送ろうとダンボールに詰めていますが、そのダンボールからBL漫画を発見します。

操が用意したのでしょう。

 
後日、渚から持たされた弁当はトマトづくしの弁当でした。

トマトの花言葉は感謝だと同僚から教えてもらったマキは、いつも同僚におすそわけしていた弁当を独り占めして食べるのでした。

完。

 

「にがくてあまい」見どころ

小林ユミヲさんの人気漫画「にがくてあまい」の実写映画化作品です。

ドラマ「おっさんずラブ」でもイケメンゲイ役を演じ多くの視聴者から注目を浴びた林遣都さんが、「おっさんずラブ」よりも前にゲイ役を演じていました!

めちゃくちゃイケメンでハイスペック男子なので、絶対に女の自分とは付き合えないと分かっていても胸キュンしてしまうマキの気持ちが良く分かります!

 
川口春奈さんも、ゲイの男性にキュンキュンしてしまうマキをキュートに演じていて、渚とマキのシーンは微笑ましくて可愛らしいシーンも盛りだくさんです。

ゲイ男子とノンケ女子の恋愛なので、二人が付き合うということは無いのですが、お似合いの二人なので、どうにか渚がマキに振り向いてくれないかとマキを応援したくなってしまいます。

渚が片思いする相手を新真剣佑さんが演じていたり、松本穂香さんがマキの同僚役をしていたり、脇役も豪華です!

 
劇中に出てくる渚の作る料理がとても美味しそうで、見る時間を間違えると空腹で寝れなくなるかもしれないのでご注意を!

料理をする林遣都さんの包丁さばきも見事で、野菜を切るリズムがとても心地よいのです。

最近では聴覚を刺激するASMRが流行っていますが、料理の音も心地の良い刺激をくれる音ですよね。

 
原作と映画とでは少しストーリーが違うので、原作との違いを探してみるのも面白いかもしれませんね。

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