映画「イグジスツ 遭遇」は、エドゥアルド・サンチェス監督の2014年のアメリカ映画です。
未確認生物(ビッグフット)の恐怖を描くホラー映画です。
そんな、映画「イグジスツ 遭遇」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。
■ スタッフ
監督: エドゥアルド・サンチェス
製作: ロビン・カウイ、ジェーン・フレミング、アンディ・ジェンキンス、マーク・オーデスキー
製作総指揮 : グレッグ・ヘイル、ジョージ・ワウド、D・トッド・シェパード
脚本: ジェイミー・ナッシュ
撮影: ジョン・ラトランド
音楽: ニマ・ファクララ■ 主要キャスト
ドラ:ドラ・マディソン・バージ
マット:サミュエル・デイヴィス
トッド:ロジャー・エドワーズ
ブライアン:クリス・オズボーン
サスカッチ:ブライアン・スティール
エリザベス:デニス・ウィリアムソン
「イグジスツ 遭遇」あらすじ
山小屋でバカンスを楽しむ男女五人組。
ここは実はビッグフットが現れるという伝説の場所だったのです。
夜中に車を走らせていた彼らは、何か動物を轢いてしまいます。
それが何だったがわからないまま、一行は山小屋へ・・・
そこで現れた毛むくじゃらの巨大な生物が、彼らを突然襲います。
彼らの運命は?
そして、この巨大生物の正体と目的は?
「イグジスツ 遭遇」ネタバレ、最後のラスト結末は?
「イグジスツ 遭遇」ネタバレですが、彼らが自動車で轢いてしまったのは、伝説の生物「ビッグフット」の子供でした。
故意ではなかったといえ、怒り狂ったビッグフットの親が彼らを襲いに来たのです。
彼らは理由のわからないまま戦いますが、次々にビッグフットにやられてしまいます。驚異的な身体能力はさすが伝説のビッグフットです。
最後に、唯一生き残ったブライアン(クリス・オズボーン)が、自分たちが轢き殺したのがビッグフットの子供であるという事実を知るのです。
それを知ったブライアン(クリス・オズボーン)は、自分には復讐されるべき理由があると覚悟を決めます。罪の意識を感じ、抵抗をやめるのです。
最後のラストでは、万事休すと思われましたが、ビッグフットはそんな彼の心を見透かしたのか、何もせずに解放するのでした・・・
「イグジスツ 遭遇」の見所ポイント!
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」でファウンド・フッテージものの原型を作ったエドゥアルド・サンチェス監督の最新作です。
今作も今までと同じく、POV視点のファウンド・フッテージものとして撮影されています。
舞台は人里離れたビッグ・シキット国立保護区。
ここは伝説のビッグフットが住んでいるという噂の場所なのです。
そんな彼らがビッグフットと遭遇した恐怖を描いたのが今作「イグジスツ」です。
ほとんど霊らしきものをカメラには写さなかった「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」に比べると、今作ではしっかりと怪物の正体を写しているモンスター・ムービーとなっています。
似たような作品ですと「トロール・ハンター」という巨大モンスターが登場する映画がありましたが、今作のビッグフットは現実感ある適度な大きさが逆にリアルで怖いのです。
ちょっと大きめのゴリラサイズなのですが、叫びながら山小屋に襲い掛かって来るシーンの恐ろしさは凄まじいものがあります。
しかし、今作はただのモンスタームービーには終わっていない魅力が存在します。
それは登場人物の描き分けです。男女五人組でのバカンスなのですが、一人だけカップルからあぶれてしまっている男がいます。
それが厄介者でありカメラオタクのブライアン。
この映画は、基本的には彼の視点を中心として、最後まで事件の顛末を語らせる形にしているのが面白い。
いわば、ブライアンの贖罪の物語と言えるのです。
加えて、ビッグフット側にも人間を襲う理由というのが存在します。
それは冒頭で人間たちに子供を轢き殺されてしまったという事実です。
ラストでカメラをジッと睨むビッグフットの表情には、憎しみとも哀しみとも取れない複雑な表情が浮かんでいました。
なぜ彼は人間を許したのか、なぜ彼は人間を解放したのでしょうか。
我々人間も、動物に対して許すという気持ちを持つ事が大切なのではないでしょうか。
そんな事を考えさせてもくれる、貴重な一作です。