映画「ビューティー・インサイド」は、ハン・ヒョジュ主演、パク・ジョンヨル監督の2015年の韓国映画です。
この映画「ビューティー・インサイド」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。
目覚めるたび姿が変わる男と、彼を愛した女のラブストーリー「ビューティー・インサイド」をお楽しみください。
パク・ジョンヨル監督の映画デビュー作品でもあります。
「ビューティー・インサイド」スタッフ・キャスト
■ スタッフ
監督: パク・ジョンヨル
製作: イム・スンヨン
脚本: パク・ジョンヨル
撮影: キム・テギョン
音楽: チョ・ヨンウク■ 主要キャスト
ホン・イス:ハン・ヒョジュ
キム・ウジン:キム・デミョン
キム・ウジン:ド・ジハン
キム・ウジン:ペ・ソンウ
キム・ウジン:パク・シネ
キム・ウジン:イ・ボムス
キム・ウジン:パク・ソジュン
キム・ウジン:キム・サンホ
キム・ウジン:チョン・ウヒ
キム・ウジン:イ・ジェジュン
キム・ウジン:ホン・ダミ
キム・ウジン:チョ・ダラン
キム・ウジン:イ・ジヌク
キム・ウジン:キム・ミンジェ
キム・ウジン:ソ・ガンジュン
キム・ウジン:キム・ヒウォン
キム・ウジン:イ・ドンウク
キム・ウジン:コ・アソン
キム・ウジン:イ・ヒョヌ
キム・ウジン:キム・ジュヒョク
キム・ウジン:ユ・ヨンソク
キム・ウジン:上野樹里
キム・ウジン:イ・スンチャン
キム・ウジン:グォン・キハ
サンベク:イ・ドンフィ
ウジンの母:ムン・スク
「ビューティー・インサイド」あらすじ
18歳の誕生日の朝、目覚めると自分の顔が変わっていた男子高校生キム・ウジン。
どうしてこうなったのか、どうすれば元の顔に戻れるのか分からないまま月日は過ぎて、彼は毎朝目覚めるたび別人なる事を繰り返しながら生きています。
この事を知っているのは母親(ムン・スク)と親友のサンベク(イ・ドンフィ)だけ・・・。
なるべく人と顔を合わせなくて済むようにと、彼が選んだ職業は家具デザイナーです。
ウジンがデザインして制作し、ネット販売しているのです。
こうして毎日が過ぎていくのだと思っていたウジンでしたが、彼はある時ひとりの女性に恋をします。
家具店で働くホン・イス(ハン・ヒョジュ)。
明るく仕事にも一生懸命な彼女への恋心が抑えきれなくなったウジンは―――?
人は見た目に惹かれるのか、それとも中身か・・・?
究極の問いへの挑戦を形にした作品です。
「ビューティー・インサイド」ネタバレ
ウジンが変わるのは顔だけではありません。
身長や体重、年齢や性別も変わるので、ときには老婆だったり、ときには子供だったり・・・。
その都度服のサイズや視力も変わるため、彼は様々なアイテムをそれぞれいくつも種類を変えて揃えて準備しています。
イケメンの日は、サンベク(イ・ドンフィ)に連れられてクラブへ行ったりもします。
このサンベク(イ・ドンフィ)は、ウジン(ト・ジハン)の顔が変わるという奇妙すぎる特異体質を知っても笑い飛ばしてくれるような気持ちの良い男です。
自分の欲望に忠実なため、ウジンが美しい女性の日などは誘いをかけてきたりもしますが、ウジン(ト・ジハン)は彼がいることによってかなり助けられているのです。
イケメンの日は女の子とホテルへ行く事も少なくありません。
しかしそんな朝も彼の姿は変異しているのです。
女の子を起こさないようそっとホテルを出るウジン。
彼には女性と同じ朝を迎えることなど夢のまた夢の話。
好きになっても一日だけ・・・。
ウジンは毎日の終わりに、今日はここまで、と吹き込んだ動画をパソコンに記録しているのでした。
ある日、仕事上のトラブルから彼は家具のオートクチュールを思い付きました。
これなら他社にも真似できない、と自信を持つウジンにサンベク(イ・ドンフィ)も大盛り上り。
二人は家具ブランド[アレックス]を立ち上げたのでした。
今日のウジン(イ・ボムス)は身長こそ低いけれども、落ち着いた雰囲気を漂わせる中年男性です。
よく行く家具屋で彼が見つけたのは、一人の女性でした。
顧客の生活スタイルを聞き、それにあった家具を勧める彼女は製品にも詳しく、ウジン(イ・ボムス)の独特の座り方を聞き出すと、彼が家具職人だと見事見抜いたのです。
そして彼女が勧めてきたのは[アレックス]の商品でした。
丁寧に作られていて丈夫だから、と明るく話す彼女の笑顔に魅せられたウジン(イ・ボムス)。
今日好きだといっても明日には別人になる自分が告白なんて・・・と思い悩みますが、それでも気持ちが抑えきれない彼は、イケメンに変わる朝を待つ事にしました。
ついにその日が来ます。
今日のウジン(パク・ソジュン)は背が高く、顔の小さな好青年。
その姿であの家具店に行った彼は、彼女の勧める家具を買ったそのチャンスを逃さず食事に誘うのです。
突然の誘いに戸惑う彼女は当然断ろうとしますが、今日を逃せば次がいつになるか分からないウジン(パク・ソジュン)は必死!
自分の住民番号や携帯番号、さらには住所まで告げて彼女を安心させようと頑張ります。
そんな彼に彼女は付き合ってくれたのでした。
彼女の名前はホン・イス(ハン・ヒョジュ)。
ウジン(パク・ソジュン)がイス(ハン・ヒョジュ)を連れてきたのは[アレックス]の工場です。
ここの社員のふりをして工場内を案内する彼は、買ってきたお寿司をここで食べようと言い出しました。
二人向かい合うテーブルに、スマホをコップに入れて置くウジン(パク・ソジュン)。
そうすることでスマホからの音楽が、まるでテーブルから広がるように聴こえるのです。
目を輝かせるイス(ハン・ヒョジュ)は、開けたり広げたりするとスピーカーや空間が現れるテーブルを作ってみたい、とうっとりしながら話すのでした。
楽しい時間はあっという間。
打ち解けた二人は夜の坂を歩いています。
彼女の自宅まで送り届けたウジン(パク・ソジュン)にイス(ハン・ヒョジュ)は名残惜しそうに、電話して、と微笑むと家の中へ入っていきました。
早速ウジン(パク・ソジュン)は、翌日の夕食を誘うメールを送ります。
彼女からの返事はOK。
彼は考えたのです。
このまま眠らずにこの姿をキープ出来るのであれば、一生眠らないぞ、と。
あくびをしながら仕事に打ち込んだ彼は、昨日のままの姿でイス(ハン・ヒョジュ)を迎えに行けたのでした。
ぐっと距離を縮めたふたりは、楽しそうに夜の街をデートします。
ウジン(パク・ソジュン)がイス(ハン・ヒョジュ)を連れて行ったのは、立派なオーディオセットが揃った場所。
美しく流れるレコードの音楽に耳を傾けながら、並んでソファーに座り穏やかに過ごす二人。
そしてまた昨日と同じ工場へ向かったのです。
そして彼女を送り届けると、今夜も眠らない決意のウジン(パク・ソジュン)。
眠らないよう深夜にサンベク(イ・ドンフィ)の睡眠を邪魔したりしながら迎えた三日目。
ウジン(パク・ソジュン)はイス(ハン・ヒョジュ)を、とある毛糸屋へと誘います。
そこで彼がしているのと同じ糸指輪を見つけたイス(ハン・ヒョジュ)。
彼女もまた嬉しそうに自分の指に嵌めるのでした。
それにしても欠伸が止まらないウジン(パク・ソジュン)。
まるで何日も寝てないみたい、と心配するイス(ハン・ヒョジュ)に大丈夫だと返しながら、彼は次の約束を取り付けたくて仕方ありません。
けれど明日はイス(ハン・ヒョジュ)の母親の命日なのです。
そこで夜会えない代わりに朝ごはんを一緒に、と誘ったウジン(パク・ソジュン)は、自宅まで送り届けた彼女にそっとキスをしたのでした。
ところがその帰り。
電車の揺れと徹夜続きの疲労から、ついに眠ってしまったウジン(パク・ソジュン)。
目を覚まし、あっ!と後悔しても後の祭り。
そこには禿げ上がった頭にヒゲ面の、先程までのイケメンとは真逆の顔をしたウジン(キム・サンホ)がいました。
後悔してもしきれませんが、もうあのウジン(パク・ソジュン)は戻ってきません。
翌朝、約束の場所でイス(ハン・ヒョジュ)はウジン(パク・ソジュン)を待っていました。
その姿をすぐ側で見ていたウジン(キム・サンホ)。
もちろんイス(ハン・ヒョジュ)はウジン(キム・サンホ)には気付きません。
声帯も変わっている為、彼女からの電話にも出られないウジン(キム・サンホ)。
約束守れなくてごめん、とメールするしか出来ることはないのでした。
それでも彼はこれまでのウジン(キム・サンホ)とは違います。
彼女は僕を待っている。
その思いで初めて、消えたくないと切に願ったのです。
彼女のためになることなら何でもしたい、と彼が手がけたのはあの、トランスフォームするテーブルでした。
出来上がったテーブルを彼女の店に送ったウジン。
その頃のイス(ハン・ヒョジュ)は新しく入ってきた見習い社員たちの教育係になっていました。
その見習い社員の中にいたハン・チェギョン(チョン・ウヒ)。
よく気のつく彼女から、就業後食事に誘われたイス(ハン・ヒョジュ)は思いもよらない事を聞かれます。
キム・ウジンを覚えていますか、と―――。
驚くイス(ハン・ヒョジュ)をチェギョン(チョン・ウヒ)は自宅へと連れ帰ります。
そこにはあの日、工場で見た作品の数々が・・・。
それらを前にしてチェギョン(チョン・ウヒ)は意を決して告白します。
自分がキム・ウジンだと。
そしてその証拠にと、パソコン内に保存してある毎日の自分の姿、そこにあの日のウジン(パク・ソジュン)を映し出したのです。
僕は目が覚めると姿が変わるけれど、中身はキム・ウジンのままなんだ、と告白するチェギョン(チョン・ウヒ)。
しかし混乱したイス(ハン・ヒョジュ)は、もう二度と会いたくない、と言って出て行ってしまったのでした。
それからの数日間、イス(ハン・ヒョジュ)は考え続け、ある夜ウジンの自宅へ向かいます。
迎えてくれたウジン(上野樹里)は、今日は日本人の若い女性でした。
韓国語は話せないけれど聞き取りはできると言うウジン(上野樹里)に、一緒に寝ようと誘うイス(ハン・ヒョジュ)。
彼女はウジンが変わる姿を見たいというのです。
二人一緒にベッドに横になり、これまでのウジン(上野樹里)の人生を聞いています。
毎日違う顔で生まれることが、イスにあってからは辛くて仕方なかった、と話すウジン(上野樹里)。
静かに、穏やかに流れる空気を経て、翌朝目覚めたイス(ハン・ヒョジュ)は、彼を起こさないように立ち上がると、記録を残したパソコンを開きます。
そんな彼女に近付いたのは今日のウジン(イ・ジェジェン)は、初めて会った時の彼のような若く容姿の整った青年でした。
昨日会った人と今日も会えるのは、平凡な事だけど僕には奇跡みたいなこと、そうウジン(イ・ジェジェン)は微笑むのでした。
こうして二人の交際は始まりました。
毎日違う容姿に変わるウジンと楽しく付き合うイス(ハン・ヒョジュ)。
僕の姿が変わるおかげで君は世界で一番たくさんの人に愛される女になる、と言うウジンは思ってもみなかった毎日に夢中になっています。
イス(ハン・ヒョジュ)は毎日変わるウジン(イ・ヒョヌ)を愛してくれました。
けれど、待ち合わせをしても彼女が先にウジン(イ・ヒョヌ)を見つけることはできません。
目を閉じても貴方を感じられるように、という彼女にウジン(イ・ヒョヌ)は、僕が君を先に見つけるよ、と手を繋ぐのでした。
二人の交際は順調に続き、今日は女性の姿のウジン(ホン・ダミ)はイス(ハン・ヒョジュ)をまたあの毛糸屋へと連れて行きます。
ここは彼の母親(ムン・スク)の店なのです。
ウジンと付き合うのは大丈夫?と心配する母親(ムン・スク)は、イスさんが辛いだろうけど二人が仲良く傷つかずにいて欲しい、とそれだけを願っているようでした。
しかし母親の心配は杞憂では終わりませんでした。
イス(ハン・ヒョジュ)にとってウジンは、毎日姿を変えても中身は変わらない彼だからこそ愛している人なのに、他人から見ればイス(ハン・ヒョジュ)はいつも男を変えて連れ歩いている女に見えてしまうのです。
他意なく同僚たちが話すイス(ハン・ヒョジュ)の彼氏情報が全てチグハグで噛み合わないことに複雑そうなイス(ハン・ヒョジュ)。
そんな彼女に追い討ちをかけるようなことをウジン(ソ・ガジュン)がしてしまいました。
今日の彼の姿が分からない彼女をからかう様にして、僕を探してご覧、と人通りの多い待ち合わせ場所で彼女を試したのです。
不安げな顔でキョロキョロと辺りを見回す彼女にそっと近付き、後ろから手を繋いだウジン(ソ・ガジュン)。
彼にとってはちょっとした悪戯のつもりでしたが、怯えるようにして怒ったイス(ハン・ヒョジュ)は、繋がれた手を振り払って帰ってしまったのでした。
この日を境に、イス(ハン・ヒョジュ)の様子がおかしくなってしまいます。
お客からの質問に咄嗟に答えられず、上司からも心配される始末。
眠れない彼女は心療内科にかかり、薬を飲んで眠る毎日を過ごしているのです。
ウジン(イ・ドンウク)と一緒に居る時だけが彼女にとって安らぎの時間になっています。
彼のことが原因で体調を崩しているのに、彼の側にいる時だけが余計なことを考えなくて済むからです。
今日のままでいて欲しい、と呟く彼女に、結婚しようか、と告げたウジン(イ・ドンウク)。
彼はイス(ハン・ヒョジュ)との結婚を真剣に考え、指輪も自作していたのです。
しかしそんな彼の言葉にイス(ハン・ヒョジュ)は曖昧に微笑むだけ。
繋いでいた手をそっと話した彼女に、指輪なんて到底見せられるはずもなく、ウジン(イ・ドンウク)は、冗談だよ、と流すしかないのでした。
その帰り道、イス(ハン・ヒョジュ)を送る車の中で彼女が、止めて、と言い出しました。
一生一緒にいたいと思ってプロポーズしたウジン(イ・ドンウク)に対し、結婚前に考えることが山ほどある、と荒ぶるイス(ハン・ヒョジュ)。
まず両親にはどう説明するのか、慣れるのに時間もかかるのに貴方って何故そんなに自分勝手なの!と怒るイス(ハン・ヒョジュ)の言葉に、本当のことを言われたからこその憤りが乗っかって、ウジン(イ・ドンウク)もまた声を荒げてしまいました。
同じ気持ちだと思っていたのは僕だけだったのか―――
ウジンがそう悩んでいる頃、イス(ハン・ヒョジュ)はまた心療内科にかかっています。
彼と別れたほうがいいのか、でも彼には私しかいない。
二つの気持ちで揺れるイス(ハン・ヒョジュ)はある日、睡眠薬を飲みすぎて病院へ運ばれてしまいました。
イス(ハン・ヒョジュ)がここまで追い詰められていた事を、初めて知ったウジン(コ・アソン)。
そのことを母親(ムン・スク)に相談します。
そこで彼は衝撃の事実を知らされたのです。
実は、ウジン(コ・アソン)の父親もまた彼と同じ特異体質だった、と話す母親(ムン・スク)。
夫を愛し、毎日男を変える女だという周囲の陰口も無視していた母親(ムン・スク)でいたが、ある時ふと彼の顔が分からなくなってしまった事で、急に恐怖を感じました。
彼に何かあっても自分は気付けないし見つける事さえ出来ない、と・・・。
そんな母親(ムン・スク)の葛藤に気付いたのか、ある日お金と手紙だけを残して父は消えてしまったのでした。
自分が母親(ムン・スク)と同じようにイス(ハン・ヒョジュ)を苦しめている事に思い悩んでいたウジン(キム・ヒョジュク)は、雪の舞い散る夜、彼女に会いに行きます。
急な訪問に戸惑うイス(ハン・ヒョジュ)に彼は、別れよう、と告げたのでした。
最後に彼女にぴったりの椅子を贈って・・・。
「ビューティー・インサイド」最後のラスト結末は?
ウジンと別れたイス(ハン・ヒョジュ)の毎日は、以前と変わらない穏やかなスピードで流れていきます。
今でもウジンを近くに感じつつ、それでも、別れようと言われた時にほっとした自分を見透かされそうで気付くふりすらできないでいるイス(ハン・ヒョジュ)。
薬を飲まなくても眠れるようになり、嘘のように前と同じ生活が戻ってきました。
けれどイス(ハン・ヒョジュ)は今でも時々問いかけているのです。
毎日別人になっていたのはあなたじゃなくて私だったのかもしれないと―――。
10ヶ月後、[アレックス]との契約延長のため、サンベク(イ・ドンフィ)の元を訪れたイス(ハン・ヒョジュ)はそこで、チェコ行きの沢山の荷物を見掛けました。
そしてウジンがいまどこにいるのかを知ったのです。
その日の夜、イス(ハン・ヒョジュ)は父親に問いかけます。
お母さんが生きていたら何がしたい?と。
すると父親は照れくさそうに、一緒に年を取りたかったと答えます。
その翌日出勤したイス(ハン・ヒョジュ)はそこで、ウジン(パク・ソジュン)と聴いたあの音楽に気付きました。
私はあの時何を恐れていたんだろう・・・。
溢れる涙のイス(ハン・ヒョジュ)。
彼女はチェコへやってきました。
ウジンに会うためです。
ここでもウジン(ユ・ヨンソク)は姿を変えながら家具デザイナーをしています。
突然やってきた彼女に、別人のふりをするウジン(ユ・ヨンソク)。
ここにそんな人はいない、そういう彼にイス(ハン・ヒョジュ)は、韓国のバイヤーとして彼がブログにアップしていた作品を見せて欲しいと言って上がり込んできました。
作品をゆっくりと眺めた彼女は確信を持って彼の手を握ります。
私はもう大丈夫、と言いながら。
それを聞いて泣き出してしまったウジン(ユ・ヨンソク)に彼女は、具合が悪くなることよりあなたがいない事のほうが辛いの、と言って謝るのでした。
二人はチェコの街を歩いています。
このままずっと一緒にいてくれる?と聞くイス(ハン・ヒョジュ)に、ウジン(ユ・ヨンソク)は、あの日彼女から言われた言葉を返しながらも、ポケットからあの指輪を取り出しました。
そっと彼女の薬指へ。
やり直し、プロポーズしてよ、というイス(ハン・ヒョジュ)はこの上なく幸せそうな笑顔で彼を見つめるのでした。
THE END
「ビューティー・インサイド」見所ポイント!
期待通りとても面白かったです。
人は外見じゃない、内面だ!とはよく聞きますが、しかしその人の姿が毎日変わったらどう思うだろう?という考えてもみなかったような世界を見事に見せてくれました。
毎日姿が変わるというファンタジックな物語なのに、きちんと設定が作りこまれているので、こう言う人が本当にいるのではないか?もし自分の愛した人がそうだったらどうするだろう、と無理なく考えられてとても引き込まれた作品です。
考えなくてはいけないことはたくさんあるし、姿が変わる人がウジンのように善人だったからこそ成り立った物語ですが、もし悪人であればまた全然違うアプローチで楽しめる設定だなと思います。
それにしても韓国は脚本が独創的で面白いですね。
たまに作り込みが甘いのか矛盾点や、回収されない謎など、鑑賞後疲れてしまう作品もありますが、今作は間違いなく良作だと思います。
切なくて泣けてしまうシーンもあるので一人で観るのもいいですが、家族や恋人、友人など、自分にとって大切な人と一緒に鑑賞するのも色んな意見が聞けて楽しいと思いますよ。