「60歳のラブレター」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末は?

「60歳のラブレター」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末は
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映画「60歳のラブレター」は中村雅俊主演、深川栄洋監督の2009年公開の作品です。

この映画「60歳のラブレター」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。

3組の熟年夫婦の絆を描く感動作「60歳のラブレター」をお楽しみください。

 

「60歳のラブレター」あらすじ

橘孝平(中村雅俊)はある企業の専務取締役でしたが、定年を向かえ30年の会社人生活にピリオドを打ちました。

これからは新しい人生を謳歌しようと考えている孝平。

妻のちひろ(原田美枝子)は定年お祝いのために食事を用意いし、孝平を待っていました。

しかし、孝平が向かった先は愛人の根本夏美(原沙知絵)の元でした。

自宅には娘のマキ(星野真里)と恋人の八木沼等(内田朝陽)もやってきて、孝平の帰りを待っています。

 
遅くに帰ってきた孝平に対し、マキは明らかな嫌悪感を抱き帰ろうとします。

慌ててちひろは、マキにふたりは離婚すると伝えるのでした。

お金の事では不自由させないと言う孝平に対し、マキは「30年も耐えたんだから、たくさんもらいなさいよ」と告げて去っていくのでした。

 
孝平(中村雅俊)の新天地は根本夏美(原沙知絵)の会社でした。

共同経営者として働くのです。

一方、ちひろ(原田美枝子)は生き甲斐を求めて働き出すのでした。

 
佐伯静夫(井上順)は医師で仕事の一環で翻訳家の長谷部麗子(戸田恵子)と医療翻訳の仕事もしています。

松山正彦(イッセー尾形)は、ちひろ(原田美枝子)のなじみの魚屋です。

佐伯に糖尿病気味だと診断され、妻の光江(綾戸智恵)とともに健康のため、ウォーキングにいそしんでいました。

そんな様々な状況の人達が、互いに影響されて変わっていくとは誰が考えていたでしょうか?


 

「60歳のラブレター」ネタバレ

橘孝平(中村雅俊)は新しい会社であまりうまくいっていませんでした。

若い社員とのギャップがなかなか埋まらないのです。

翻訳家の長谷部麗子(戸田恵子)は独身貴族です。

家事の一切をお手伝いさんに任せていました。

その新しいお手伝いさんは、働き始めたちひろ(原田美枝子)だったのです。

最初はうっとうしがっていた麗子でしたが、健気に働くちひろにしだいに心を開くようになります。

ちひろは麗子に連れていかれたパーティーで売れっ子作家の麻生圭一郎(石黒賢)に出会うのでした。

 
佐伯静夫(井上順)には子供がいますが、妻は亡くなっていました。

佐伯は再婚しろと子供に言われていますが、彼にはその気はありません。

しかし、一緒に仕事をしている麗子(戸田恵子)はしだいに彼に惹かれていくのでした。

 
ここで妙な関係の3組が出来上がります。

橘孝平(中村雅俊)と根本夏美(原沙知絵)

ちひろ(原田美枝子)と麻生圭一郎(石黒賢)

麗子(戸田恵子)と佐伯静夫(井上順)

 
そして松山正彦(イッセー尾形)と光江(綾戸智恵)にも難題が持ち上がります。

光江に脳腫瘍が見つかったのです。

その松山夫婦と橘孝平(中村雅俊)は病院で会います。

マキ(星野真里)に子供が生まれたのです。

ちひろ(原田美枝子)の変りぶりに孝平は驚きます。

ちひろはもうあの頃の主婦ではなくなっていたのです。

 
光江(綾戸智恵)は手術を受けます。

しかしまだ意識が戻りません。

 
ちひろ(原田美枝子)は自己主張のできる独立した女性になっていました。

橘孝平(中村雅俊)にはしっかりと反抗するようになり、麻生圭一郎(石黒賢)からは北海道旅行に誘われます。

 
一方、佐伯静夫(井上順)の娘に付き合いを大反対されてしまう麗子(戸田恵子)

「生き方が下手くそな父をいい加減な気持ちで付き合って傷つけたら許さない」と麗子に叫びます。

すると麗子はこれまで隠してきた佐伯静夫(井上順)への想いを素直にさらけ出すのでした。


 

「60歳のラブレター」ラスト最後の結末は?

冒頭で孝平(中村雅俊)を探していた青年、北島進(石田卓也)が終盤ようやく孝平と出会います。

彼が言うには自分は写真屋の孫で、30年前に撮影した写真を届けに来たと・・・

その写真と一緒に30年後のあなたへ。というちひろの手紙もあるのだと。

その手紙を読んで崩れ落ちる孝平・・・

 
その時、病院内で歌声が聞こえます。

その声に引き寄せられる孝平(中村雅俊)、佐伯静夫(井上順)・・・

病室で正彦(イッセー尾形)が、光江がプレゼントしてくれたギターで、意識のない光江にビートルズを弾き語っていたのでした。

そして光江は無事に目覚めます。

 
佐伯静夫(井上順)と麗子(戸田恵子)は付き合うことになりました。

孝平(中村雅俊)とちひろ(原田美枝子)は、よりを戻すことになりました。

最後は「今から私は生まれて初めて本当の恋をする」と、ちひろのナレーションが入ります。

完。

 

「60歳のラブレター」みどころ

はたから見て裕福で幸せそうに見えていた家庭が実はそうではなくて、幸せそうに見えない家庭が実は一番愛情にあふれていたという事実。

光江(綾戸智恵)からの松山正彦(イッセー尾形)へのプレゼントシーンはグッときました。

逆に冒頭から橘孝平(中村雅俊)の印象はガタ落ちです。

 
すべての繋がりは正彦(イッセー尾形)の弾き語りで一気に動き出します。

イッセー尾形がキーマンのこちらの作品もおすすめです。

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佐伯静夫(井上順)の英語のプロポーズも素敵でした。

最後の橘孝平(中村雅俊)とちひろ(原田美枝子)の本音のぶつかり合いも・・・

なんだかんだで結局、いい男になっちゃうんだなあ、中村雅俊。

 
映画チラシのようにすべての登場人物が揃ってテーブルを囲むシーンはないのですが、これからそんなシーンが見られそうな予感を残して物語が終わります。

それぞれの家庭環境、状況が違う中でのそれぞれの恋愛観はとても意味が深いように感じました。

普段見慣れている地味な妻が、自分以外の場所で見違えてしまうシーンはドキッとする方も多いのでは?

共通して言える事は、普段はなかなか本音を伝えあっていない。

我慢している、感情を内に秘めている。

それじゃダメなんだということでしょうか。

言いたい事が言い合える関係は素敵ですよね。

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