映画「AVA/エヴァ」は、ジェシカ・チャステイン主演、テイト・テイラー監督の2020年公開の映画です。
この映画「AVA/エヴァ」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見どころを紹介します。
裏切られた組織に女性暗殺者が復讐を開始するアクション「AVA/エヴァ」をお楽しみください。
「AVA/エヴァ」あらすじ
暗殺者であるエヴァ・フォークナー(ジェシカ・チャステイン)は、暗殺の依頼を受け空港でターゲットを待っていました。そして彼女は運転手としてターゲットを車に乗せます。
ターゲットの男性は、エヴァとの会話するうちに彼女に惹かれ始めますが、彼女は草原の中で車を止めました。
そして彼に「何をしたの」と聞きます。
暗殺者であるエヴァが送り込まれたのには何か理由があるはずだと考えているからです。
しかし彼は分からず、エヴァは彼を殺害しました。
エヴァはボスであるデューク(ジョン・マルコヴィッチ)に抹殺が完了した旨の電話をし、報酬を受け取ります。
その後、休暇を得てエヴァは彼女の母と妹がいるボストンに戻りました。
彼女は幼少期から成績優秀、運動もでき、将来有望とまで言われていました。
しかし、飲酒運転で事故を起こし、それから軍隊に入隊しますが、ドラックやアルコール依存症となってしまい、除隊することになってしまいます。
ボストンでエヴァは妹のジュディ(ジェス・ワイクスラー)に会いますが、8年ぶりの再会に驚き、同時に8年間という期間、1度も帰ってこなかったこと、病気の母親に何もできていないことにいら立ちを表します。
病院で母親に会ったエヴァ。
その際に仕事について尋ねられますが、国連に勤めていると言い、本当のことを伝えることはできません。
素性を誰にも知られてはならないのです。
またジュディはエヴァの元カレであるマイケル(コモン)と交際していました。
そして・・・
「AVA/エヴァ」ネタバレ
エヴァは次にサウジアラビアでドイツの軍幹部を自然死に見せかけて殺害しろという任務を受けます。
彼女はそのターゲットに近づき、ともにホテルに向かいました。
そのホテルでターゲットに毒を盛り、15分もすれば相手を心筋梗塞に見せかけて殺す事ができましたが、彼の護衛に気づかれホテルの部屋に襲撃されます。
エヴァはすぐに喉を搔き切り、次々にやってくる護衛を始末し、ホテルの外に出ました。
任務には成功したものの、騒ぎを起こしてしまったエヴァ。
さらにターゲットに対して「何をしたの?」となぜ死ななければならないのかと探っていることがばれ、組織から狙われてしまいます。
ボストンに戻ったエヴァは、元婚約者のマイケルと会い、母親の提案で、エヴァとジュディ、マイケルの三人での食事を勧めます。
始めは問題なく話していたものの、やはり途中で気まずくなりジュディは腹を立てレストランから出ていってします。
マイケルにいまだ思いを寄せるエヴァですが、マイケルは彼女に「ジュディと婚約するんだ」と伝えました。
その後エヴァは、依存症の克服を目的とした集まりに参加します。
彼女はそこでアルコール依存症になった理由や過去について話しました。
将来有望とされていたエヴァですが、家庭内では父親の不倫をきっかけに問題が起きていたのです。
エヴァは父親の不倫を知ってから母親に正直に話して謝るように言い、もしそれができないようであればエヴァ自身が母親に話すと伝えます。
しかし結局父親は、エヴァを使い言い逃れをしたのです。
当時エヴァはお酒におぼれていたため、母親は父親を信じました。
それからエヴァは家にいたら父親を殺してしまうからもしれないと家を出て、軍隊に入隊したといいます。
一方、デュークは組織のトップであるサイモン(コリン・ファレル)のもとを訪ねます。
組織のきまりを守っていないエヴァを排除しなければならないとサイモンは言いますが、デュークは、エヴァは優秀なエージェントであり、休暇を取らせ落ち着かせれば同じことは起こらないと説得させます。
それを聞き、理解を示したように見えたサイモンですが、結局彼はエヴァを始末するように他の部下に命令を下しました。
サイモンの命令通り、エヴァは襲われてしまいます。
彼女は無事でしたが、彼女はデュークに「組織が自分を消しにかかっているのか?」と聞きます。
以前サイモンに説得しに行ったデュークはそんな命令は存在しないと伝えました。
エヴァが襲われたことを知ったデュークは再びサイモンを訪問し問いただしますが、争いになり、結果としてデュークは湖の中に沈められてしまいます。
一方エヴァは明け方に部屋にやってきたジュディから、マイケルがギャンブルにはまっていて朝まで帰ってきていないことを聞きます。
心配したエヴァは、ギャンブルが行われている場所までマイケルを迎えに行きます。
乱闘になりますが、最終的にはトップであるトニー(ジョアン・チェン)にマイケルの借金額を数日で用意するといってその場を出ました。
その後エヴァは退院した母親の自宅に行っていました。
そこでトランプをしながら「話したいことがある」といいます。
しかし母親も「話す内容をちゃんと選びなさいよ。言った言葉は取り消せないし、私も忘れられない」と返します。
母親はエヴァの仕事について勘付いていたのです。
と同時にエヴァが家を出る前の出来事について話します。
彼女は父親が不倫していたことに気づいており、さらに娘を使って言い逃れしていたことも気づいていたといいます。
ただ1人になることの恐怖から父親を信じたふりをしていたようです。
エヴァはその事実に涙を流しました。
その後、サイモンからデュークを始末したとの電話と動画が届きます。
エヴァはジュディとマイケルの住むアパートへと行き、マイケルに一緒に逃げてほしいと言い、キスをしました。
しかし彼からジュディが妊娠したことを聞き、自分の妹に対してひどいことをしたと、自分が残酷な人間だとそこで初めて気づきます。
このことをきっかけに、エヴァはギャンブル場へ向かいます。
銃を片手に持ったエヴァにトニーの部下が襲い掛かりますが、全員を撃ち殺し、トニーのもとへと向かいます。
トニーに殴られながら、エヴァは彼女が41人を殺害しお金をもらってきたことを明かし、トニーを絞め殺す一歩手前で止め、マイケルの借金を置いていきました。
ホテルに戻ったエヴァはずっと絶っていたお酒を飲んでしまいます。
そして銃口を自分に向け自殺しようとしてしまいます。
「AVA/エヴァ」最後のラスト結末は?
しかしそこへエヴァを殺害しにサイモンがやってきます。
彼女たちは部屋の家具やガラスが壊れるほどにまで争いますが、警報機が鳴り始めたため、サイモンは「次あった時は必ず決着をつける」と言い、その場を去りました。
しかしエヴァは部屋に隠してあったお金、パスポートと拳銃を持ち彼の後を追いかけ、橋の下で追い詰め殺しました。
その後、彼女はジュディとマイケルのいるアパートに向かいます。
そしてジュディと2人で話したしたいと言い、母親を連れて出国するように言いました。
50万ドルの入った銀行口座の情報と出国用の20万ドルを渡します。
そしておなかの中にいる子どもを守るように、マイケルと幸せに暮らすように伝えます。
動揺しているジュディですが、最後に「何をしてるの」とエヴァに尋ねます。
すると彼女は「子どもには言えないこと」と答えました。
そしてマイケルからデュークからの手紙を受け取り、去っていきました。
THE END
「AVA/エヴァ」見どころ
暗殺をメインとしたアクションシーンだけでなく、暗殺者として任務を遂行し続けた主人公の、家族との過去や依存症と向き合いを表した作品。
暗殺者として家族にも知られないように隠して生きてきたエヴァ。
そして最後には疎遠だった家族のために尽くす優しさとともに強さを感じられる作品でした。
個人的には、エヴァが彼女の母親に素性を明かそうとするシーンが印象に残っています。
母親に裏切られたと思い家出したエヴァと、真実を知っているからこそエヴァと話したくなかった母親が、初めてわかり合えた場面。母親がエヴァに伝えた言葉が印象的でした。
「女神の見えざる手」でも主演を務めるジェシカ・チャステイン。
彼女は女性の今までとは少し違う、また強い姿を見せてくれます。
彼女の見せるアクションにも注目です。
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