映画「テルマエ・ロマエⅡ」は阿部寛主演、武内英樹監督の2014年の映画です。
この映画「テルマエ・ロマエⅡ」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
お風呂でつながった古代ローマと現在の日本、日本の濃い顔が揃った「テルマエ・ロマエⅡ」をご堪能ください。
「テルマエ・ロマエⅡ」あらすじ
ハドリアヌス皇帝(市村正親)によって繁栄する古代ローマ帝国。
主人公、ルシウス(阿部寛)はそこで浴場設計技師をしています。
風呂作りに悩むルシウスは突然ローマから現代日本へとタイムスリップできるように。
ルシウスは現代日本の風呂に驚き、そして漫画家志望の山越真実(上戸彩)と出会います。
コロッセオでグラディエーターの戦いを見るルシウス。
ルシウスはそのグラディエーター達を癒すための風呂の改修を頼まれます。
疲弊しきったグラディエーター達が倒れ込むように入る風呂を観察に来たルシウスは、そこでまたもタイムスリップ。
タイムスリップしたその先は、巡業中の相撲達が入る風呂でした。
ルシウス曰く平たい顔族(日本人)のグラディエーターか、と言うルシウス。
ルシウスはそこで足踏みやマッサージチェア、入浴剤などに感銘を受け、ローマにも取り入れます。
その風呂は大成功をおさめたのでした。
そして・・・
「テルマエ・ロマエⅡ」ネタバレ
グラディエーターの風呂を成功させたルシウス。
今度は子供の娯楽になる風呂作りを依頼されます。
頭を悩ませたルシウスはまたも現代日本にタイムスリップ。
着いたのは子供たちがたくさん遊ぶ温泉施設でした。
ウォータースライダーを罪人への罰?
訓練装置?と不思議がるルシウス、自身も滑ってみたルシウスはそこで真実と再会します。
漫画家を目指す真実は出版社に風呂の描写がいまいちと言われてしまい、温泉風呂専門ライターとして研究に励んでいました。
再会を喜ぶ真実、ルシウスは風呂のことが聞けると真実との再会を喜んでいます。
ここは温泉施設「湯~トピア」、真実をユートピアの意味をどこにも存在しないような理想郷という意味だと説明します。
ここで子供たちに水鉄砲を浴びせられ涙が出てしまったルシウス、涙が出るとローマに戻るルシウスはそのまま自分の時代へ帰ります。
ローマにウォータースライダーを作ったルシウス。
それが大好評となり、今度はハドリアヌス帝直々にローマに平和をもたらす風呂作りを命じられます。
テルマエユートピアづくりに燃えるルシウス。
元老院は風呂が民衆の心が堕落する、と温泉づくりにのめり込むルシウスを消そうとします。
ユートピアの工事にかかるルシウスは、パンノニアに遠征中のケイオニウス(北村一機)から風呂作りを依頼する手紙が届きます。
女癖の悪いケイオニウスをなぜハドリアヌス帝は次期皇帝にと言うのか?と思うルシウス。
自分では現地に出向けないと持ち運びできる風呂を考えるルシウスはまたもタイムスリップします。
組み立て式の風呂の取材に来ていた真実、真実と入れ違いにルシウスが現れます。
樽でできた風呂をこれならそのまま運べると観察するルシウス。
持ち主の老人が戻ると、風呂をバラバラにするルシウスの姿が。
風呂を戻し、沸かすルシウス。
老人は与作を歌いながら気持ちよさそうに風呂につかります。
テルマエの効果が増す歌?と一緒に歌うルシウス。
しかし、あまりにルシウスが勢いよく空気を送り込むため風呂が壊れてしまいました。
そして再びパンノニアに浴槽を送ったルシウス、ケイオニウスにヘイヘイホーを歌うと効果が増すと伝言します。
心より礼を言うとルシウスに手紙を送るケイオニウス、次期皇帝の器かと感心するルシウスですが、ローマ美女も期待していると言う追伸にあきれます。
温泉施設づくりに励むルシウス、突然長い間風呂に入っていない山賊に襲われてしまいます。
誰かにルシウスの首を差し出すよう言われたという山賊。
山賊に襲われたルシウスですが、そこから温泉が湧いていることに気付き、金より価値があるものがあると山賊たちをうまく言いくるめて温泉を作る手伝いをさせます。
そして温泉が湧き出ましたが、これが宝かと怒った山賊に襲われたルシウス。
今度は草津温泉にタイムスリップしてしまいます。
そこにたまたま来ていた真実の案内でルシウスは卓球やもぐらたたき、さらに射的と風呂だけでなく温泉街で色々な体験をします。
そしてマジックショーを見て公開処刑だと思ってショックを受けたルシウス。
さらにビールやラーメンも堪能。
そして真実に混浴風呂に誘われますが、ローマでは禁止だと言います。
それでも結局、ルシウスは真実の誘いに乗って混浴に入ることに。
そして古代ローマにもどったルシウスは、温泉施設にラーメンや餃子もぐらたたきを導入します。
人が集まりにぎわう施設、もぐらたたきや卓球もある人気ですが、平たい顔族の真似事とまだまだ納得がいっていません。
そしてルシウスは、テルマエユートピアで最も大事な温泉を掘ることに熱中します。
そんなルシウスを視察に来たハドリアヌス帝。
ルシウスはハドリアヌス帝に混浴も取り入れたいと提案しますが、反対されます。
そんなとき、ケイオニウスが疫病になったという知らせが入ります。
ケイオニウスのことで悩むルシウスはぎっくり腰になってしまい、そのまま水に落ちてしまいました。
たどり着いたのは真実の実家の温泉でした。
ぎっくり腰のルシウスを疫病かと心配する真実、真実が医者を探している間にルシウスは鍼灸の治療を受けることになります。
真実が戻ってくると、ルシウスはすっかり疲れが取れて寿司やお酒を楽しんでいました。
ワサビ入りの寿司を食べたルシウスは涙に出そうになり、真実と共に温泉に落ちて古代ローマへ。
ローマのテルマエを見る真実。
しかし温泉が出ず、職人たちの疲れやストレスはピークに。
建設中の施設で風呂につかるケイオニウスがいました。
歴史書からケイオニウスの病が結核であることを知っていた真実は、結核に風呂は逆効果なうえに病が広がると止めます。
しかし、そのせいで真実は悪意の預言者と疑われてしまいます。
温泉が出ずさらに仕事に打ち込むルシウス、しかしついに疫病が職人たちの間ではやり出します。
次期皇帝は難しい、と言われるようになったケイオニウス。
ルシウスが会いに行くも、病状はかなり深刻なようです。
死ぬ覚悟のケイオニウスから彼女たちへの手紙を任されたルシウス、そして死ぬ前に一目兄に会いたいと言います。
ケイオニウスには男性にしか興味を持たず、世継ぎが残せないからと家を出て行方不明の兄がいたのです。
そんな兄と反対に女好きになったと言うケイオニウス。
ケイオニウスが体調を崩したショックで、ハドリアヌス帝まで倒れてしまいました。
そんな中、コロシアムではさらに激しいグラディエーターの戦いが行われます。
そこにケイオニウスが来ている、というアナウンスが流れます。
ローマは強くないといけないと言うケイオニウス、しかしそれは元老院が用意したニセものでケイオニウスの兄、ジェイオニオス(北村一輝)でした。
そのケイオニウスはニセモノだと言うルシウス。
しかし真実が歴史書「ローマ帝国の繁栄と滅亡」を持っていたせいで、真実はローマを滅亡に導く魔女だと思われてしまいます。
捉えられた真実、しかしそこでまたもルシウスは現在の日本へ行ってしまいます。
そこでルシウスは相撲取りに鍼灸する鍼灸師に出会い、鍼灸師を連れてローマへ戻ります。
針灸治療をハドリアヌス帝に施術してもらい、ルシウスは捕まった真実のもとへ。
泣けば戻れるのに、泣くのを我慢してルシウスを待っていた真実。
そこにグラディエーターのアケボニウスがやってきました。
戦争がない世界を夢物語と言うアケボニウス、もう戦いにつかれたと真実を逃がしてくれました。
ルシウスは真実とパンノニアへ向かいます。
魔女が逃げた、と言うニセケイオニウスはルシウスたちを追ってパンノニアへ向かいます。
温泉づくりに励むルシウス達のところにやって来たニセケイオニウスと軍隊。
真実は、狙いは自分だと飛び出します。
「テルマエ・ロマエⅡ」最後ラストの結末は?
真実を殺そうとするニセケイオニウス。
そこにハドリアヌス帝と本物のケイオニウスがやってきました。
疫病患者が次期皇帝のわけないと言われるケイオニウス。
しかしケイオニウスを名乗る男に尻を触られたことがあるかニセケイオニウスの付き人の女性達に尋ねると全員が首を振ります。
ケイオニウスなら絶対触るとニセケイオニウスであることが明らかになり、元老院の策は失敗します。
和解する兄弟、そしてついに温泉を掘り当てられ、温泉施設ユートピアが完成します。
次の風呂工事へ向かうルシウス。
真実はルシウスに、次の工事現場で事故にあって亡くなるという史実を伝えます。
しかしルシウスはローマのために働いてテルマエ・ロマエとして死ねるのならと言います。
やって来た別れの時。
現在に戻った真実はテルマエ・ロマエという漫画を連載し、映画化も決まります。
そして映画の撮影現場の見学に来た真実は、そこで井戸からタイムスリップしたルシウスに再会するのでした。
完。
「テルマエ・ロマエⅡ」見どころ
古代ローマの風呂というユニークな題材に興味をひかれた人も多いでしょう。
主人公ルシウスは、現在日本の風呂を古代ローマで工夫し再現しています。
古代ローマの常識での解釈は独特で、特に電気や自動という概念がないためルシウスはこの国の奴隷はなんて働き者なのかと思い込みます。
風呂と国を愛したルシウス、自分の運命を知ってもその仕事を全うします。
これは風呂コメディーであるのと同時に、職人の物語なのですね。
主演は阿部寛さん。
他にも顔の濃い俳優が多数登場し、古代ローマ人という役柄を違和感なく演じられています。
ヒロインは上戸彩さん。
結ばれることはないながらも、深く愛し夢をかなえるための努力を惜しまない素敵な女性です。
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