「16ブロック」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「16ブロック」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「16ブロック」は、ブルース・ウィリス主演、リチャード・ドナー監督の2006年の映画です。

そんな、映画「16ブロック」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

「16ブロック」の予測不能の展開をお楽しみください。

 

「16ブロック」あらすじ

裁判所に証人(モス・デフ)を送り届けるだけの簡単な任務に就いたN.Y.市警の刑事・ジャック(ブルース・ウィリス)。

ジャックはアルコール依存症の不良刑事でした。

護送中、ジャックは何者かの襲撃を受けます。

ついには警察を敵に回し、ジャックはわずか16ブロック先を目指して護送を開始するのです。

閉廷まで残された時間は118分。

果たして無事に間に合うのでしょうか?

 

「16ブロック」ネタバレ

ニューヨーク市警の刑事ジャック・モーズリー(ブルース・ウィリス)。

アルコール中毒で、仕事中でも酒を飲み、周りからは厄介者扱いされています。

その姿は妹であるダイアン(ジェナ・スターン)も呆れるほどでした。

 
ある夜勤明けの日、帰宅しようとしたジャックでしたが、上司からその日の10時から行われる起訴陪審の証人であるエディ・バンガー(モス・デフ)を護送するよう指示されます。

しかし、夜勤明けの眠気と疲れで面倒に感じたジャックは夜勤明けだからと断りますが、裁判所までの距離はわずか16ブロック(約1.6㎞)だと言われ、仕方なくエディを裁判所まで護送することに。

べらべらと喋りまくるエディでしたが、ジャックは全く聞く耳を持たずイライラとしながら運転をします。

渋滞する道路を、クラクションを鳴らしながら運転していたジャックでしたが急に車を止めます。

エディは「裁判の後も予定が詰まってる。」と急かしますが、酒が切れてきたためジャックはエディを車に残し酒を買いに行ってしまうのです。

 
その時、ジャックの車の後をつけてきた怪しい車が近づいてきます。

車から降りた怪しい男が車のカギを開けるようエディに言いますが、エディは手錠をはめられているため開けることができません。

その男が銃でエディを狙った時、店から出てきたジャックがその男を撃ってしまいます。

その男の仲間がジャックめがけて銃を発射しますが、何とかかわし車でその男を轢き逃走するのです。

 
途中で車を捨て、馴染のバーに逃げ込んだジャックは応援を要請します。

すぐに応援にやってきたフランク・ニュージェント刑事(デヴィッド・モース)。

フランクはジャックに「お前は悪党を射殺した。いい仕事をしたな。さっき二人目の犯人も逮捕したからこれで終わりだ。」と声をかけます。

フランクはエディの護送を変わるから家に帰って休むようジャックに提案し、それを聞いていたエディも早く裁判を終わりにしたいとその提案に乗ります。

しかし、もう一人刑事がジャックの元へやってくると、さっきまでべらべらと捲し立てていたエディが途端に静かになってしまった事に違和感を覚えるジャック。

そんなジャックに気付いたフランクは訳を話します。

エディはニューヨーク市警の汚職に関係した裁判で証言する人物だったのです。

その証言をさせないために最初からエディの護送時を狙って襲撃する計画が立てられていました。

 
ジャックに「お前はこいつを逃がそうとした悪党を銃で撃ち、こいつがその銃を奪いお前を人質にしたということにしよう。そしておれたちが助けに来た。それでこいつが射殺される。」そう提案するフランク。

ジャックはその提案を受け入れたように見せて、エディを押さえつける刑事の一人を撃ちます。

ジャックはそのまま銃をフランクに向けて脅し、エディを連れてその場から逃走するのです。

人込みに紛れて逃走するジャックエディでしたが、フランクはアン・バーグルー分署長(ケイシー・サンダー)と情報を共有し内密にジャックとエディを始末しようと考えます。

ジャックは夜勤明けの上に酒に酔った状態で逃げているためそう遠くには逃げられないと考えたフランクはある場所を思い浮かべ仲間の刑事にそこへ行くよう指示するのです。

 
その頃、息が切れてヘロヘロな状態のジャックは、銃を手に入れるためあるアパートへやってきます。

ベルを鳴らしても住人がいないため、隠されていた鍵を見つけ中に入るのです。

その部屋にはジャックの写真も飾られています。

エディは「何で撃った?普通、警官は仲間を撃ったりしない。俺なんかの為に…。ありがとう。感謝してるよ。」とジャックに話しかけます。

その時、フランクの指示で刑事の一人がそのアパートへ忍び込んできたのです。

それに気づいたジャックは銃をその刑事に向けて脅し、その刑事を部屋の柱に手錠で繋ぎます。

しかし、その間に部屋から逃げてしまったエディ。

ジャックはすぐにエディを追いますが、刑事から奪った携帯にフランクから着信が入り、ジャックが逃げたことがバレてしまいます。

 
地下鉄で逃げようとしていたエディでしたが、そこへ駆けつけるジャック。

「俺はお前の味方だ。」というジャックに「お前といるとあんたの仲間に狙われる!」と言ってエディはジャックから逃げようとします。

そこへフランクの仲間の刑事が二人を追ってやってくるのです。

どうにか逃げることが出来た二人。

しかし、刑事から奪った携帯のGPS情報が筒抜けでした。

フランクはジャックたちがいる場所を突き止め仲間をそこへ向かわせます。

 
行く手を阻まれてしまったジャックとエディでしたが、携帯の存在に気付きそれを捨て、店の裏口を使って逃げるのです。

しかし、追手に気付かれ手を撃たれて傷を負ってしまうジャック。

どうにかその場から逃げることに成功しますが、すぐに追手がやってくるのです。

フランクと対峙したジャックは「そいつといると死ぬぞ。おまえはそいつのために仲間を犠牲にするのか?」と言われますが「問題はお前らの違法行為だ。」と言い返します。

 
エディの犯罪歴を話しジャックをこちら側に引き戻そうとするフランク。

しかし、ジャックはエディを連れて逃げることを選びます。

エレベーターに乗って逃げたと思わせてフランク達を上の階に誘導したジャックは、その建物に住むアジア系の老人の部屋に匿ってもらうことに。

ジャックはその部屋の電話を借りてマクドナルド地方検事補(ブレンダ・プレスリー)に電話をし「あと7ブロックだが仲間に邪魔されている。エディを殺そうとしているんだ。そっちの周辺からも情報が洩れているかもしれない。」と伝えます。

 
また逃走するため、エディを着替えさせ銃を持たせるジャック。

その頃、フランクの元にもジャックたちが隠れている部屋の情報が伝えられていました。

内通者がいるのです。

しかし、部屋番号をわざと間違えて伝えていたため、二人はどうにか逃げることに成功します。

 
バスに乗り込んだジャックとエディ。

ジャックは銃で運転手を脅し、追手を撒くよう指示します。

乗客はジャックの銃を見てパニックになりますが、バスはジャックの指示に従い暴走を始めるのです。

しかし刑事が銃でタイヤを撃ち、パンクしたバスは制御不能になり止まってしまいます。

バスはパトカーに包囲されますが、ジャックは乗客に立って窓を塞ぐよう協力を仰ぐのです。

そして新聞紙で窓を覆うよう協力してもらいます。

ジャックは乗客に「ご協力ありがとうございます。私は警官です。全員無事に避難させます。」と約束をするのです。

 
交渉人のマイク・シーハン(ピーター・マクロビ)が現場に到着し、ジャックとの交渉が始まります。

電話を受け取ったジャックは、人質の数を聞かれバスの乗客を実際よりも多く40人くらいだと答えるのです。

マイクはこのブロックが封鎖されているとジャックに伝えます。

静まり返るバスの中で幼い子供に話しかけるエディ。

自分の作ったケーキのレシピを見せその子供の誕生日を聞くと、その子からエディの誕生日はいつかと聞かれ、今日だと答えるとエディは乗客から誕生日をお祝いされます。

エディの話で和む車内。

 
ジャックはマイクにマクドナルド検事補と法廷速記者、そしてマスコミをこの場に呼ぶよう要求します。

ここで正式な証言が記録されたら人質を解放すると条件をだしたのです。

15分と条件をだしたジャックでしたが、誰も来ないことは分かっていました。

諦めたとき、乗客の中にスーツを着た男性がいることに気付いたジャックはその男性とエディも服を交換することを思いつきます。

警察が突入してくる前に乗客をバスから降ろすジャック。

予期せぬことに警察は混乱します。

ジャックはエディに「乗客に紛れて降りたら、雑踏に紛れて出来るだけ遠くに逃げろ。」と指示するのです。

 
乗客と運転手を無事解放し一人車内に残り警察の突入を待つジャック。

外では、ジャックが報告した数と解放された乗客の数が合わずまだ混乱が続いていましたが、運転手が、自分が最後だったと刑事に報告したため突入が始まります。

乗客が残したバックからレコーダーを見つけたジャックは、自分の名前と警察バッチの番号を呟き、妹のアイアン宛に遺言のようなものを録音するのです。

 
人込みに紛れて逃げることに成功したエディでしたが、ジャックがいるバスへと戻ってきてしまいます。

銃を構える刑事たちの前に出て「撃つな!」と叫ぶエディ。

バスに乗り込んだエディは「チャック・ベリーもバリー・ホワイトも罪を犯したけど、改心した。人は変われるよ。」とジャックに話すのです。

そんなエディに「台無しだよ…。」と呟いたジャックは、無理やりバスを発車させます。

 
路地に入り込んで立ち往生したバスからビルへと逃げた二人。

人込みに紛れて逃げていましたが、バスへ打ち込まれた銃でエディが負傷していたのです。

携帯を借りて救急隊であるダイアンに連絡したジャックは、エディの手当てを頼みます。

救急車で駆けつけたダイアンに助けられ、応急処置をしてもらうジャックはダイアンがジャックの妻だと勘違いしますが、妹だと分かると自分にも妹がいると話し始めるのです。

誕生日も今日じゃないし、本当の誕生日は分からないと言うエディ。

妹の存在も最近分かったとジャックに話します。

そんなエディに自分もろくな刑事じゃないと話すジャック。

エディが証言する事件の一味だったことを告白するのです。

 

「16ブロック」最後ラストの結末

その頃、ダイアンが管轄区域を出ていることに気付いたフランクは、ダイアンが乗る救急車を止め、中を調べます。

しかし、ジャックとエディは、すでに他の救急車に乗り換えていました。

6年前に自分が証言すべきだったのにその勇気が無かったと話し、エディに謝罪するジャック。

エディは「あんたが迎えに来てなければ俺はもう死んでた。だから…。」と言うとジャックが「俺とお前は出会う運命にあった。そのサインも出てた。」と続けるのです。

互いに感謝の言葉を言った後、ジャックはエディを救急車に残し、自分が証言するため一人裁判所へと向かいます。

 
裁判所の駐車場でフランクと鉢合わせしたジャック。

懐に忍ばせたレコーダーにフランクとの会話を録音します。

そのまま法廷へと向かいますが、フランクの指示で命を狙われてしまうのです。

裁判所に現れたジャックに周りの警備員たちが銃を向けますが、マクドナルド検事補にエディの代わりに自分が証言すると話すジャック。

エディの犯罪記録を抹消することが証言する条件だと伝えます。

 
警備員たちは銃を降ろしますが、後ろからジャックを狙うフランクの仲間。

ジャックがポケットからレコーダーを出そうとしたとき、その刑事が「銃だ!」と叫びジャックを撃とうとしますが、特殊部隊の刑事がその刑事を撃ったため、ジャックは無事証言台に立つことに。

全ての悪事がジャックによって晒され、刑務所に収監されることになったジャック。

 
それから2年がたち、出所して家に戻ったジャックの元にエディからバースデーケーキが届きます。

エディは夢だったケーキ屋を開いていたのです。

ケーキには“チャック・ベリー、バリー・ホワイト、エディもジャックも人は変われる”と書かれていました。

そして手紙には、シアトルで夢を叶えたことが書かれ、写真にはエディ&ジャックというケーキ屋の前でポーズを決めるエディの写真が添えられています。

そこには妹や仲間、そしてエディから送られたケーキに囲まれ幸せそうな笑顔を見せるジャックの姿がありました。

THE END

 

「16ブロック」見どころ

アクション物ですが、ジャックを演じるブルース・ウィリスのちょっとヘタレた姿が新鮮です。

酒に酔い、夜勤明けでヘロヘロな姿なので、機敏に動くブルース・ウィリスはいません(笑)

それでも、かつての相棒だった刑事やその仲間刑事からの逃走劇を描いているので、ハラハラドキドキがあって飽きずに最後まで視聴できます。

 
アルコール依存症の厄介者の刑事が、仲間の汚職警官からの提案を拒み正義に突き進む・・・

しかも終盤ではその証人が証言すれば自分も罰せられる事がわかっても守り通す・・・

ヘロヘロなジャックが証人の命を守るために走り回る姿は、たとえ汚職警官であっても警官なんだ。という強い意思を感じます。

アクションシーンはそれほど派手ではありませんが、ジャックとエディが心を通わせていく過程がちゃんと描かれていて、ラストはジーンときてしまいます。

 
同じブルース・ウィルス主演の「ティアーズ・オブ・ザ・サン」も、命令違反を犯してまで任命を守る男が描かれていますが、こういう役のブルースはほんとかっこいいです。

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大ヒットした「アルマゲドン」も自己犠牲をいとわず地球を守る話でしたね。

ブルースのヘロヘロ姿と反比例する正義を貫く姿を楽しんでください。

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