映画「007 慰めの報酬」はダニエル・クレイグ主演、マーク・フォースター監督の2008年のイギリス映画です。
この映画「007 慰めの報酬」のネタバレ、あらすじやラスト最後の結末、見どころを紹介します。
愛した女性の死で哀しみと怒りを抱えたボンドは・・・「007 慰めの報酬」をお楽しみください。
「007 慰めの報酬」は、007シリーズの第22作目になります。
「007 慰めの報酬」キャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: マーク・フォースター
脚本: ジョシュア・ゼトゥマー 他
制作: マイケル・G・ウィルソン 他
製作総指揮: カラム・マクドゥーガル 他
音楽: デヴィッド・アーノルド
撮影: ロベルト・シェイファー■ 主要キャスト
ジェームズ・ボンド: ダニエル・クレイグ
カミーユ: オルガ・キュリレンコ
ドミニク・グリーン: マチュー・アマルリック
M: ジュディ・デンチ
ルネ・マティス: ジャンカルロ・ジャンニーニ
ストロベリー・フィールズ: ジェマ・アータートン
フィリックス・ライター: ジェフリー・ライト
グレッグ・ビーム: デヴィッド・ハーバー
ミスター・ホワイト: イェスパー・クリステンセン
「007 慰めの報酬」あらすじ
前作『007 カジノ・ロワイヤル』からの続編です。
前作のラストシーンの直後からストーリーが始まります。
この映画は、ストーリーがわかりやすいためどなたでも楽しめると思いますが、深く味わいたいという方は前作のカジノロワイヤルを観ることを勧めます。
愛する人を失ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、彼女を操っていたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を追及するうち、新たな悪の組織の陰謀を掴みます。
その謎の組織のボス、ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)はクーデター支援と、南米の天然資源を狙っていました。
ボンドはいかにして阻止するのか?・・・
「007 慰めの報酬」ネタバレ
カジノロワイヤルの最後にボンド(ダニエルクレイグ)は悪の組織の黒幕ホワイトを捕らえた。
慰めの報酬はその続きで、ホワイトをM(ジュディデンチ)のところへ届けようとして、そこを敵に見つかってカーチェイスをするシーンから始まる。
ここでは、アルファロメオ(敵)とアストンマーチン(ボンド)の激しいカーチェイスが見どころだ。
ボンドは敵を崖へ落として、無事Mの元へホワイトを届けた。
そこで、Mはホワイトから悪の組織のことを暴こうと拷問しようとするが、MI6の職員が裏切りホワイトを逃がす。
ボンドはすくさまその職員を追いかけ、イタリアのローマの街中を走り回り、職員に追い付いたが、格闘になり、その職員を殺してしまった。
そこで、ボンドはその職員の家を捜索し、そして手がかりを得たボンドはハイチへと飛んだ。
しかし、ホテルで暴漢に襲われまた殺してしまい、Mに怒られる(殺すことで情報を得ずらくなるため)。
また、そこでボンドのもとに、カミーユ(オルガキュリエンコ)という女性が現れる。
ボンドはアタッシュケースを開くと、そこに彼女の写真があったので彼女はボンドに発砲する。
彼は車から降りると、バイクを奪い、彼女の後を追う。
次に、カミーユはドミニクグリーン(マチューアマルリック)に会い、グリーンは自分のお客様であるメドラーノ将軍に紹介して、一緒に船に乗り込む。
それを見たボンドはボートを奪い、2人が乗っている船に体当たりする。
そして、海上でボートチェイスが始まる。
ボンドはカミーユを取り戻すことに成功するが、カミーユは母の仇である将軍を殺そうとしていたので、納得がいかない様子だった。
カミーユの母はメドラーノ将軍に殺されたのだ。
Mに連絡をしたボンドは、グリーンが環境団体のグリーンプラネットのCEOであることが分かった。
グリーンは飛行機でプラハに向かいます。
そこには、CIAのカジノロワイヤルでも登場したボンドの友人であるフィリックスライターも同乗しており、局長らグリーンに協力すると言う。
ライターは浮かない顔をするが何も言わない。
プラハにてトスカの上映がなされる中、ボンドは政府要人が内密の話をするところを盗聴し、それに感ずいたグリーンはボンドから逃げる。
そこでボンドはある男ともみ合いになり、殺すがその男はCIAの諜報部員だった。
次にボンドはマティスに助けを請う。
ボリビアのラパスについたボンドは、現地連絡員のフィールズとともに、教師と偽り、高級ホテルにチェックインし、グリーンの主催するパーティへ参加する。
参加後に、汚職警官から自身のマティスを殺されたボンドは、彼をゴミ置場に放置した。
マティスは最後にヴェスパーはいい女だったと言う。
「007 慰めの報酬」ラスト最後の結末
ボンドは砂漠の飛行場へ行き、輸送機を調達し、グリーンの秘密を探る。
途中戦闘機とヘリコプターに襲われたボンド達は激しい攻撃を受けながらも飛行機から脱出し、不毛の土地へ降り立つ。
しかし、そこには水があり、グリーンの狙いが水の独占であることが分かった。
グリーンは水の湧き出すところを独り占めして、あたりを水不足にし、水を売ろうとしていたのだ。
ボンドがホテルに戻ると、フィールズが石油まみれで死亡していた。
このシーンは酷くて有名ですね。
そこで、Mはボンドとの契約を解除し、ボンドを逮捕しに動きます。
ボンドは逃げ、カミーユに拾われると、ライターのもとへ行き、ライターからメドラーノ将軍がグリーンと取引をするホテルを教えられる。
ボンドとカミーユはライターに教えてもらったホテルに侵入し、ボンドは正面から突破して、ガス管を爆発させ、ホテルに火をつける。
1人でメドラーノ将軍の部屋へ入ったカミーユは、復讐の弾を彼に放った。
ボンドはグリーンを見つけると、火に囲まれた中戦い、カミーユの救出に向かう。
そして、カミーユと外へ脱出する。
そして、グリーンも脱出した。
ボンドは車を運転すると、グリーンを捕らえ、水の代わりにガソリン缶と銃を与えて砂漠の真ん中に置き去りにした。
カミーユと別れたボンドは、ロシアへ行き、ヴェスパーの元恋人に銃を突きつける。
その男は、ヴェスパーと同様に他の女性諜報員を騙そうとしており、ボンドは彼女に真実を伝え、男をMに引き渡す。
Mはグリーンが頭部に2発の銃弾と胃にはガソリンがあった死体で見つかったと告げます。
そして契約解除したボンドに、職務に戻ってくれるかと聞きますが・・・
ボンドは離れた覚えはないと言うのでした。
その後、ヴェスパーとの思い出のペンダントを雪の上に捨てて・・・THE ENDです。
「007 慰めの報酬」見どころ
ダニエルクレイグが演じるボンドはアクションシーンが激しくて観ている側はとてもハラハラしますよね。
また、今回はカーチェイス、ボートチェイス、飛行機のチェイスがあり、陸、海、空のチェイスが一作品の中にあるのはボンドで初めてではないでしょうか。
どれも面白かったですね。
オルガキュリエンコ演じるカミーユはボンドと珍しく身体の関係はもちません。
オルガキュリエンコは強くてたくましい女性を演じました。
最後のシーンでペンダントを雪の上に捨てて映画は終了します。
これは、ボンドがヴェスパーを忘れることを意味します。
ヴェスパーの元恋人を殺さなかったのは意外でした。
ダニエルクレイグの作品は他のボンドシリーズと比べてシリアスで、中でもこのシーンはボンドがヴェスパーに対して抱く気持ちがシリアスに写されて、観ている方も考えさせられます。
是非、ご覧ください。