「ワイルドシングス2」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と犯人も!

映画「ワイルドシングス2」ネタバレ あらすじ
ミステリー/サスペンス

映画「ワイルドシングス2」は、スーザン・ウォード主演、2003年のジャック・ペレス監督の劇場未公開作品です。

この映画「ワイルドシングス2」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

莫大な遺産をめぐる争奪戦を描く「ワイルドシングス2」をお楽しみください。

■ スタッフ
監督: ジャック・ペレス
製作総指揮: リチャード・ゴールドバーグ他
製作:マーク・ビーンストック
脚本: アンディ・ハースト他
撮影: セオ・ミュタレヴィック
音楽: アンドリュー・フェルテンスタイン他

■ 主要キャスト
ブリトニー:スーザン・ウォード
マヤ:レイラ・アルシーリ
ブリッジ:イザイア・ワシントン
ジュリアン:ジョー・マイケル・バーク
ナイルズ:アンソニー・ジョン・デニソン

「ワイルドシングス2」あらすじ

母の再婚により、裕福な高校生となったブリトニー(スーザン・ウォード)。

しかしその母が一年前に自殺してしまい、今では嫌味な義父・ナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)との暮らしに息苦しさを覚えています。

そんなある日義父が飛行機事故により帰らぬ人となってしまいました。

これにより始まる彼の遺産相続問題・・・

そこに学校の問題児マヤ(レイヤ・アルシーラ)がナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)の実子であると名乗り出てきてしまい事態は大きく揉め始めてしまいます。

それに加え、彼の事故死を怪しんでいる保険調査員ブリッジ(イザイヤ・ワシントン)まで現れて・・・

果たしてブリトニー(スーザン・ウォード)の運命は―――?

 

「ワイルドシングス2」ネタバレ

広い沼地を擁するフロリダには、野生のワニが生息しています。

車ごと沼に飛び込んで亡くなった母を悼むブリトニー(スーザン・ウォード)は、一年経った今もその死から抜け出せず、どこか憂いを帯びている少女です。

そんな彼女ですが友人は多く、学校ではバレー部に所属しており、人気の部活の花形として活躍する一面も持っています。

ビーチバレーの試合で優勝した今夜は、彼女の自宅で祝勝会が開かれる事になりました。

大勢の若者が集まり、リビングやプールで大騒ぎ。ナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)の留守中に勝手な事をしては叱られると嘆く彼女の心配をよそに、乱痴気騒ぎを続ける学生たち。

帰宅したナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)は激怒して生徒たちを追い返し、彼は謝るブリトニー(スーザン・ウォード)にも、彼女の母親を含めて蔑んだ言葉をかけるのでした。

 
その夜、夢見悪く飛び起きたブリトニー(スーザン・ウォード)の耳に、男の怒鳴り声が聞こえてきます。

モニタールームに行ってみると、そこには玄関先で殴られるナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)の姿がありました。

慌てて駆け出したブリトニー(スーザン・ウォード)が彼のもとにたどり着いた時、男の姿はもうありません。

何があったのかを問う彼女ですがナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)は、なんでもないと答えないのでした。

 
翌日、自家用ジェットで旅立ったナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)・・・

何かトラブルを抱えているようでしたが、ブリトニー(スーザン・ウォード)に詳しい事情はわかりません。

ところが、そんな彼女の日常は校長室に呼び出された時から一変してしまいました。

ナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)が飛行機事故で亡くなったという連絡が入ったのです。

顔をこわばらせ声の出ないブリトニー(スーザン・ウォード)。

彼女は母親に続いて、上手くいっていない義父とは言えど家族を再び失ってしまったのでした。

 
事故の検証を担当するモリソン刑事(リンデン・アシュビー)は、引き上げられた飛行機の残骸を前に原因を探っています。

そこにやってきた細身の黒人。

彼の名前はブリッジ(イザイア・ワシントン)。

ナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)の加入していた保険会社の調査員です。

検証現場に入り込んできた彼にモリソン(リンデン・アシュビー)は顔をしかめますが、そんなことは気にしないブリッジ(イザイア・ワシントン)は事故の遺留物として並べられていた大きめのねずみ三匹の死骸に目を留めます。

このねずみが配線を切ったことによるショートが事故の原因だろうと結論付けたモリソン(リンデン・アシュビー)。

彼はねずみを入れた人物がいると踏んで、ナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)に恨みを持つ人物がいないか、とブリトニー(スーザン・ウォード)を訪ねてきました。

そこで彼女が示したのはあの夜、モニターに映し出された黒人の姿です。

ブリトニー(スーザン・ウォード)はその録画VTRをモリソン(リンデン・アシュビー)に提出したのでした。

 
ナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)が亡くなった事により、遺産相続の手続きが始まります。

弁護士とともに説明を受けに行ったブリトニー(スーザン・ウォード)。

そこで彼女は耳を疑う遺言を聞かされたのです。

なんとナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)が彼女に残した遺産は大学卒業時までの学費と年に2万5000ドルの信託金のみ。

経営していた会社の持ち株は血縁関係の相続人へ、該当者なしの場合にはカントリークラブに寄付されるというのです。

彼の生命保険もカントリークラブへの寄付と聞かされたブリトニー(スーザン・ウォード)はすっかり顔色をなくしてしまいました。

そんな彼女に更なる追い打ちが・・・。

 
なんとナイルズ(アンソニー・ジョン=デニソン)の娘だとマヤ(レイヤ・アルシーラ)が名乗り出てきたのです。

ブリトニー(スーザン・ウォード)を目の敵にして何かと突っかかってきていた彼女が実子・・・

裁判所で顔を合わせることになった二人。

証言台に座ったマヤ(レイヤ・アルシーラ)はいつもと違った落ち着いた服装とメイクで、消沈した様子の娘そのもので話し始めました。

ナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)は私の父でした、と・・・。

そして彼女は父親から出された母への手紙を証拠として提出します。

その内容はマヤ(レイヤ・アルシーラ)の存在を消したいナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)による脅迫状でした。

この問題はDNA鑑定へと結論を持ち越されたのでした。

 
その頃、あのねずみを動物病院に持ち込んだブリッジ(イザイア・ワシントン)は、そのねずみがどこから来たのかを調べて欲しいと頼むのと同時に、ナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)の情報を集めていました。

結婚を繰り返した彼の三番目の妻がブリトニー(スーザン・ウォード)の母であり、彼女が一年前沼に車ごと飛び込んで自殺したこと、その遺体は上がっていないこと、そして自宅所蔵のワインが世界的に有名なことなど、本社の事務員を使って様々な情報を得た彼は、面白くなってきた、とほくそ笑みます。

無類のギャンブル好きだったナイルズ(アンソニー・ジョン=デニソン)が大金を負けていた事なども掴んだのです。

 
いよいよDNA結果が報告される日。

裁判所には大勢のマスコミが集まり、世間の注目度の高さを示しています。

そこで検視官・ジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)が提出した鑑定結果・・・

そこに記されていたのは、マヤ(レイヤ・アルシーラ)とナイルズ(アンソニー・ジョン=デニソン)のDNAが一致したという事実でした。

これにより彼女は一気に億万長者へと成り上がります。

裁判を終え帰宅したブリトニー(スーザン・ウォード)は、ワイン片手にテレビをザッピングしています。

ニュースでは自分たちの遺産相続問題が流れていました。

その中に警察により捕縛された男の姿が・・・。

ナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)の死に関わった可能性があるとして逮捕されたその男は、あの夜彼を殴りつけ脅していた人物でした。

 
そのニュースに顔を綻ばせた彼女は、新しいワインを探しにワインセラーへと向かいます。

ナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)の集めたワインに囲まれたワインセラーは広く、物音を感じた彼女からは奥の様子がよく見えません。

ゆっくりと進むブリトニー(スーザン・ウォード)の前に現れたのは、籠に入ったねずみとマヤ(レイヤ・アルシーラ)でした。

二人は結託してこの計画を練っていたのです。

大成功よと微笑み合う2人に加え、共謀者ががもう一人・・・

株が売れるまで油断はできない、と現れたのはジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)です。

お金が手に入るまではもう会わない、とキスするマヤ(レイヤ・アルスーラ)を皮切りに三人は祝杯を上げつつ熱い夜を過ごしたのでした。

 
母親の亡くなった沼に来ていたブリトニー(スーザン・ウォード)の前に、ブリッジ(イザイア・ワシントン)が現れます。

彼はねずみの胃の中に高級ワインのコルクがあった事を調べ上げており、彼女に疑念を持っているようです。

それでいながら笑顔で近づいた彼は、警戒する彼女に事件とは全く関係ない話を始めました。

沼に生息するマラルカという花の話です。

美しい花だが他の養分を全て吸い取ってしまうため他の花を全滅にしてしまう植物・・・。

その話を皮切りに機内で見つかったねずみの話を始めたブリッジ(イザイア・ワシントン)。

明らかにナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)の死を疑っている様子の彼から、逃げるようにその場を去ったブリトニー(スーザン・ウォード)は、マヤ(レイヤ・アルシーラ)にその不安を訴える事で落ち着きを取り戻したのでした。

 
しかしマヤ(レイヤ・アルシーラ)のもとに不安を訴えるのはブリトニー(スーザン・ウォード)だけではありません。

今度はジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)がやってきます。

彼のもとにもやってきたというブリッジ(イザイア・ワシントン)の揺さぶりに不安になったようす。

ブリッジ(イザイア・ワシントン)はナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)の疾患を調べ上げ、彼が不妊症であった可能性を掴んでいるだけでなく、ハーバード卒のエリートであるジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)が田舎町の検視官をしている事にまで疑惑の目を向けてきたのです。

弱気になっている彼は、もう無理だ、と口走りますがマヤ(レイヤ・アルシーラ)は完全に強気。

彼の事も身体を使って誘惑し、その弱さを金と性への欲で消させてしまうのでした。

 
そんな二人が愛し合うマヤ(レイヤ・アルシーラ)の自宅を、ブリッジ(イザイア・ワシントン)が見張っていました。

夜陰に隠れるようにして様子を伺っていた彼は、近所の住人からマヤ(レイヤ・アルシーラ)の父親についての情報を得ます。

ボビー・サンチアゴという名の父親は年中刑務所に入るような生活を繰り返した挙句、去年死んだと聞かされたブリッジ(イザイア・ワシントン)。

彼はその足で父親の墓へと向かったのでした。

なんとかジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)の不安をごまかしたマヤ(レイヤ・アルシーラ)ですが、彼女は恐ろしい決意を固めます。

ブリトニー(スーザン・ウォード)と一緒になって彼を始末してしまおうと考えたのです。

相続人の手続きを済ませ7000万ドルという大金を手にした彼女にとって、ジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)はもはや、足でまといでしかないのでした。

 
手続きを終えたその夜、ジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)を呼び出したマヤ(ライヤ・アルシーラ)達。

ブリトニー(スーザン・ウォード)は殺人という大きな罪を前に、彼の始末を躊躇っていましたが、逃げるジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)に首を締められ窮地に陥ってしまいます。

そこへ現れたマヤ(レイヤ・アルシーラ)により銃弾を受けたジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)。

二人は倒れた彼を車に積み込むと、ブリトニー(スーザン・ウォード)の母が亡くなった沼に向かって走ったのでした。

到着した沼でジュリアン(ジョー・マッケル・バーク)の死体を捨てようとしていた二人。

しかし通りがかる車のライトを見つけて動きを止めます。

とりあえずマヤ(レイヤ・アルシーラ)がその対応に向かい、ブリトニー(スーザン・ウォード)が死体と共に沼の側に残ることになりました。

ところが、マヤ(レイヤ・アルシーラ)の前に現れたのはパトロール中のパトカーだったのです。

 
街灯一つない真っ暗な場所に若い女性がいることに不信感を持っている警官に向かい、友人において行かれたので街まで乗せて行って欲しい、と頼むことでその場から遠ざけようとするマヤ(レイヤ・アルシーラ)。

その頃必死で死体を片付けようと奮闘するブリトニー(スーザン・ウォード)でしたが、死んだかと思っていたジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)が急に起き上がったことで叫び声を上げてしまいました。

それでも何とか一人で、今度は確実に彼の息の根を止めたブリトニー(スーザン・ウォード)。

ブリトニー(スーザン・ウォード)は、警官の車でその場を離れたマヤ(レイヤ・アルシーラ)からの連絡を受け、ジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)の自宅で彼女を待ちます。

返り血を浴びた彼女の姿は誰に見られるわけにもいきません。

 
ところがそんな彼女を見ている者がいました。
ブリッジ(イザイア・ワシントン)です。

彼はジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)がクスリの不祥事で診療所を閉鎖した過去を持っている事を掴み、彼に会うために自宅を訪れていたのです。

鍵穴を探っていた彼は車のライトにより身を隠し、やってきたブリトニー(スーザン・ウォード)を見たのでした。

辺りを伺う彼女に見つかる覚悟もした彼ですが、そこにやってきたマヤ(レイヤ・アルシーラ)によりブリトニー(スーザン・ウォード)が去ったことでピンチを脱します。

そして彼は見つけたのです。

ブリトニー(スーザン・ウォード)の乗ってきた車のタイヤに挟まったマラルカの花を・・・。

 
そこでブリッジ(イザイア・ワシントン)は朝を待ってモリソン(リンデン・アシュビー)を沼に呼び出します。

ジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)がここに捨てられているはずだと捜索を依頼したのです。

しかしそこからは何も出てきません。

大掛かりな搜索の指揮を取ったモリソン(リンデン・アシュビー)は怒り狂っています。

それでも諦めきれないブリッジ(イザイア・ワシントン)。

彼はふと思いつくと、そのままワニのいる沼に飛び込みます。

マラルカの木に飛びついたのです。

 
その頃、ブリトニー(スーザン・ウォード)は自宅で新聞の切り抜きをしていました。

そこにかかってきたマヤ(レイヤ・アルシーラ)からの電話。

彼女たちは今夜この街を発つのです。

ところが、迎えに来たマヤ(レイヤ・アルシーラ)がクラクションを鳴らしてもブリトニー(スーザン・ウォード)が出てきません。

迎えに走ると彼女は自宅のプールサイドにいました。

しかもそこにはブリッジ(イザイア・ワシントン)の姿も・・・。

全てを解き明かした彼は、警察ではなく彼女たちを脅す事にしたのです。

 
ねずみに飛行機を落とさせその罪をキューバ人にかぶせた彼女たちの計画は、そもそも飛行機の中にマヤ(レイヤ・アルシーラ)の父親を墓から掘り返して乗せてナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)をすり替えたことから始まっており、これによりDNA鑑定の結果も正真正銘父娘だと証明されたというわけです。

しかし殺されたジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)の血液をマラルカの木から採取したブリッジ(イザイア・ワシントン)は、その証拠を突きつけ彼女たちに手に入れた金を寄越すよう迫ります。

電話を取り出しモリソン(リンデン・アシュビー)にかけながら迫る彼を前に、先に観念したのはマヤ(レイヤ・アルシーラ)でした。

要求通り半分譲ると言った彼女の言葉を聞いて電話を切ったブリッジ(イザイア・ワシントン)。

しかしブリトニー(スーザン・ウォード)はその要求を拒否します。

いやよ、というと後ずさりして別室へ向かうブリトニー(スーザン・ウォード)。

彼女はモニタールームに向かうと、話をしているブリッジ(イザイア・ワシントン)とマヤ(レイヤ・アルシーラ)の姿を見ながら再度、渡さないわ、と決意を固めてつぶやくのでした。

 
これまで11年間ずっと真面目に働いてきた彼の突然の方向転換に、マヤ(レイヤ・アルシーラ)は笑顔を見せながら彼に寄り添います。

そして二人はそのまま外のプールサイドへ。

そこへやってきたブリトニー(スーザン・ウォード)の手には銃が握られていました。

銃口を向けてくる彼女に笑顔を見せるマヤ(レイヤ・アルシーラ)と表情を固まらせるブリッジ(イザイア・ワシントン)。

しかし撃たれたのはマヤ(レイヤ・アルシーラ)でした。

表情一つ変えずに引き金を引いたブリトニー(スーザン・ウォード)は、ブリッジ(イザイア・ワシントン)に手伝わせてマヤ(レイヤ・アルスーラ)の死体を車に積み込みます。

そして再びあの沼に向かって車を走らせたのです。

ところがその途中のことでした。

信号で止まった時、ブリトニー(スーザン・ウォード)が急に助手席から降りたのです。

わけがわからないブリッジ(イザイア・ワシントン)。

彼女を追おうにも後ろにはパトカーが止まっており、死体を積んだ車を捨てて降りることは出来ません。

彼はハメられたのです。

ブリトニー(スーザン・ウォード)は公衆電話から警察に連絡を入れ、たった今自分が降りた車の詳細を伝えたのでした。

 
すぐに逮捕されたブリッジ(イザイア・ワシントン)。

無実を訴えても誰も聞く耳を持ってくれません。

真犯人のブリトニー(スーザン・ウォード)が逃げてしまうと伝えるも、モリソン(リンデン・アシュビー)が取り出したVTRで彼は逃げ場をなくしてしまいます。

それはブリッジ(イザイア・ワシントン)がマヤ(レイヤ・アルシーラ)相手に金を要求する姿が残された映像でした。

すっかり力をなくした彼が呟きます。
認める、けど殺してはいない、と―――。

 

「ワイルドシングス2」最後のラスト結末

その時、テレビではナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)の死に関与したとして逮捕されたキューバ人の供述により、彼の会社が家宅捜索を受けるというニュースが伝えられていました。

ギャンブルにのめり込んだナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)が会社の金を不正に流用していたとのその内容に目をしばたかせたブリッジ(イザイア・ワシントン)は叫びだします。

ナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)は生きてると。

彼は不正がバレる前に芝居を打ったんだ、と叫ぶ彼ですが、その言葉は署内に虚しく響くだけ・・・。

少女殺しの疑いをかけられたまま、彼は連行されていったのでした。

 
ブリッジ(イザイア・ワシントン)の推理通り、ナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)は生きていました。

ブリトニー(スーザン・ウォード)の操縦する飛行機に乗って街から飛び立ち、途中パラシュートで降りる事で二人はその消息を完全に断つ事にしていたのです。

しかしここがブリトニー(スーザン・ウォード)の計画の最終仕上げでした。

彼女はナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)のナップにパラシュートではなく新聞の切り抜きを詰め込んでいたのです。

札束の代わりに紙くずをまき散らしながら落下していくナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)。

ブリトニー(スーザン・ウォード)は、結婚しても女遊びをやめず母親を苦しめた義父を許せずにいたのでした。

 
復讐を果たし、悠々とパラシュートで舞い降りたブリトニー(スーザン・ウォード)。

湿地帯に舞い降りた彼女を迎えに来たのは、なんと自殺したはずの母親でした。

抱きしめ合う二人。

母親の自殺を復讐のスタートにして計画を練っていたブリトニー(スーザン・ウォード)は、キューバ人への借金から窮地に陥ったナイルズ(アンソニー・ジョン・デニソン)に寄り添いながら、彼と関係を持っていたマヤ(レイヤ・アルシーラ)をコマの一つにしていたのです。

そして彼女を使ってジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)を計画に引き込むと、あとは全てブリッジ(イザイア・ワシントン)の推理通り実行に移していったのでした。

バカンスを楽しむ母娘は、スイスの口座に大金を移すとこれからの生活に笑顔を浮かべながら乾杯を交わします。

これからの未来に期待を寄せながら、それでも二人のあいだにはある種独特な緊張感が漂っているようでした・・・。

THE END

 

「ワイルドシングス2」見所ポイント!

劇場公開されませんでしたが、なかなかの秀作です。

裏切りに次ぐ裏切りのどんでん返しも見事でした。

え!マヤはグルなの?
ナイルズが生きてる!
え!母親も!!

完全に巻き込まれてちょっと欲をかいたがために人生を棒に振ったブリッジなどは可哀そうな人もいましたが・・・

お金って怖いですね・・・

 
一作目ほどの有名俳優もキャラのたった人物も出てきませんが、アチコチに突っ込みどころが落ちていますので、友達と拾い上げなら見るのが楽しいかもしれませんね。


ちなみに前作「ワイルドシングス」とは関連性はまったくありません。

そもそもなぜ「ワイルドシングス2」にしたのでしょう?

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