映画「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」はドウェイン・ジョンソン主演、デヴィッド・リーチ監督の2019年のアメリカ映画です。
この映画「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」のネタバレ、あらすじやラスト最後の結末、見どころを紹介します。
行方不明のMI6の女性エージェントを探せ!「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」をお楽しみください。
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」キャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: デヴィッド・リーチ
脚本: クリス・モーガン
制作: ドウェイン・ジョンソン 他
製作総指揮: ダニー・ガルシア 他
音楽: タイラー・ベイツ
撮影: ジョナサン・セラ■ 主要キャスト
ルーク・ホブス:ドウェイン・ジョンソン
デッカード・ショウ:ジェイソン・ステイサム
ブリクストン:イドリス・エルバ
ハッティ・ショウ:ヴァネッサ・カービー
マグダレーン・ショウ:ヘレン・ミレン
マダムM:エイザ・ゴンザレス
ロック:ライアン・レイノルズ
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」あらすじ
元MI6エージェントのデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)と元FBI特別捜査官ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)は、政府から協力要請を受けます。
内容はデッカードの妹、MI6エージェントのハッティ(ヴァネッサ・カービー)を保護するというものでした。
しかも人類の半分を死滅させるウイルス兵器の回収も・・・
犬猿の仲のふたりはしかたなく組むことしますが、サイボーグのようなテロ組織のリーダー・ブリクストン(イドリス・エルバ)に阻まれて・・・
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」ネタバレ
厳重に警護された装甲車が建物に到着します。
その時、黒ずくめの集団が車を襲撃します。
黒ずくめの集団は英国諜報部MI6の工作員でした。
積み荷の奪取に成功した時、突然現れた男・ブリクストン(イドリス・エルバ)が工作員達に攻撃を仕掛けてきました。
人間離れした俊敏さで訓練された工作員達を一撃で倒し、拳で厚い装甲をブチ破って積み荷を強奪しようとします。
工作員の中で唯一生き残ったハッティ(ヴァネッサ・カービー)は、このままではやられると感じ、意を決して積み荷だったウイルスを自分の体に注射します。
ブリクストンが車内に押し入った時、既にハッティは逃げた後でした。
その後すぐ、今回の襲撃事件の主犯はハッティであり、現在も危険なウイルスを持って逃走中だというニュースが世界中に流されます。
全てはブリクストンと、彼が所属する組織「エディオン」、そしてそれを指揮する「ディレクター」によるメディア操作によるものでした。
その頃、ロサンゼルスに住むFBIアメリカ外交保安部の元捜査官 ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)とロンドンに住む元MI6工作員 デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)は、共に裏世界で人類存亡の危機を引き起こしかねない程の「ブツ」が取引されると言う噂について調べていました。
その途中で二人はCIAに呼び出され、協力してハッティを追跡するように依頼されます。
しかし、タイプが違う上に過去に敵同士だった(ホブスは犯罪組織のボスで、ショウの弟・オーウェンを追い詰め半殺しの目に合わせた事がある『ワイルドスピード ユーロミッション』。
その報復としてショウはホブスを襲撃し、FBI本部を破壊した『ワイルドスピード スカイミッション』)二人は協力などするはずもありません。
しかも実は、ハッティはショウの妹でもありました。
ショウは「これは身内の事だから、俺一人が解決する」と主張しケンカ別れに終わってしまいます。
それぞれ独自にハッティを探し、ホブスが見つけ、反撃をうけながらも何とか身柄を確保します。
そこへショウ、そしてブリクストンも現れます。
街が壊れる事も気にしないブリクストンの攻撃に、仕方なく3人はショウの車でその場から逃げ去りました。
何とか安全な所に逃げた3人。
早速ショウはハッティを問い詰め、スノーフレークと言う致死率100%のウイルスを体内に隠し持っており、しかもそれは残り約40時間で覚醒し、ハッティが死ぬと世界中に拡散してしまうと知ります。
ショウは驚きながらも、何とかハッティを助けようとウイルスの開発者(エディ・マーサン)を探し出し対処法を尋ねますが「ウイルスが拡散する前にハッティを殺し、死体を焼却処分する」「エディオン本部にある除去装置で体内のウイルスを取り除く」の2択しかないと言われます。
勿論、ハッティを殺す訳にはいかず、3人はエディオン本部に潜入する決心をします。
ショウの知り合い(恋人?)マルガリータことマダムM(エイザ・ゴンザレス)の協力で武器や装備を手に入れ、更に追跡者としてハッティを捕えたふりをして、敢えてエディオンに突き出してもらいました。
その一方で、ハッティからの情報でウイルス除去装置を探すためにホブスとショウも密かに本部に潜入しました。
しかし、2人はすぐに見つかって捕まってしまいます。
ブリクストンの前に連れてゆかれたホブスとショウ。
そこでショウとブリクストンの過去が明かされます。
実は2人は特殊部隊「ブラック」の元戦友でした。
しかし、過酷な任務を重ねるうちにブリクストンは精神を蝕まれてしまいます。
そんな時にエディオンから勧誘を受け「人類はこのままでは滅んでしまう」「弱者を排除して世界の人口を削減し、テクノロジーと融合した強く新しい人類を作り出す」と言う理想に感化されてしまったのです。
そして、ショウも仲間に引き入れようとしますが断られ、争いとなってショウはブリクストンの頭を撃ち抜いていたのです。
しかし、ブリクストンはテクノロジーと融合したサイボーグのような強靭な体で蘇ったのです。
ホブスとショウは殺されそうになりますが、ハッティの機転によってできた隙をついて逃れる事に成功します。
ウイルス除去装置も手に入れ、本部を爆破して大型トラックで逃げようとしますが、またしてもブリクストンが追ってきます。
その戦闘能力とパワーの前にホブスとショウは2人がかりでも圧倒されてしまいます。
危ない所をエディオン本部の倒壊に紛れてブリクストンを振り切る事に成功しますが、ウイルス除去装置も壊れてしまいます。
なす術がなくなり諦めかけたハッティとショウにホブスが提案します。
「故郷・サモアにいる俺の家族の所に行かないか?」
実はホブスの父は窃盗団のボスでした。
サモアで平和に暮らしていたホブスと兄・ジョナ(クリフ・カーティス)を仲間に引き入れて盗みを繰り返していましたが、このままでは使い捨てにされてしまうと感じたホブスは警察に父親の事を密告したのです。
そのせいで父親は逮捕され、家族を裏切った自責の念からホブスは故郷を捨てました。
それ以来、ホブスと家族は音信不通だったのです。
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」ラスト最後の結末は?
25年間ぶりにサモアに戻って来たホブスを、最初は兄たちも拒絶していました。
しかし、母親の一喝で渋々ながら協力を承諾します。
更に凄腕の整備士でもあるジョナがウイルス除去装置も修理してくれる事になりました。
ホブス達はここでブリクストンを迎え撃とうとしますが、銃がありません。
島の各所に罠を仕掛け、廃工場で仲間と共に戦う準備をします。
そして、ウイルス除去装置の修理が完了しハッティの体内からウイルスが取り除かれ始めます。
明け方、ブリクストンとエディオンの軍隊が押し寄せてきます。
銃を使おうとしますが、セイフティーを解除するICチップをハッキングされて使用不能にされてしまいます。
周りにガソリンをまかれて火を付けられ、退路を断たれたところを斧や槍など古来の武器を手にしたホブスと仲間達が突っ込んできます。
ホブスやショウは慣れない戦いに動揺したエディオン軍を次々と倒してゆきますが、ハッティが見付かってしまいヘリコプターで連れ去られてしまいます。
ホブス達はトラックのチェーンを巻き付けた上、罠の中に誘い込んで火のついたガソリン入りドラム缶を次々とぶつけ、ヘリを崖下に落とすことに成功します。
一緒に崖下に落ちたホブスとショウはブリクストンに真っ向勝負を挑みます。
最初は、やはりブリクストンに押されますが、片方が殴られている時にもう一人が攻撃する捨て身の戦い方でついにブリクストンを倒します。
ハッティのウイルス除去も成功し、敗れたブリクストンはディレクターによって「シャットダウン」され海に落ちて消えました。
3人は元の生活に戻りました。
ショウは久しぶりに、ハッティと二人で刑務所にいる母親(ヘレン・ミレン)を訪ね、ホブスは初めて娘をサモアに連れてゆき、家族の絆を取り戻した事を実感するのでした。
しかし、事態は一件落着とはいきませんでした。
ホブスの元にまた連絡が入ります。
今度は人の体を溶かしてしまう殺人ウイルスが奪われたと言うのです・・・
THE END
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」見どころ
「ワイルドスピードシリーズ」のスピンオフ作品です。
シリーズの中で最もマッチョなホブスと、犯罪者なのに華麗な戦い方がカッコいいショウがタッグを組むと言うだけでワクワクします。
しかも、今回から参加のMI6工作員で兄にも劣らない戦闘能力をもつハッティと、テクノロジーと融合して人間の限界を超えた肉体を持つブリクストンも予想を超えて見応えのあるアクションを見せてくれました。
本作でもカーアクションは存分に堪能できますが、ブリクストンが操るハイテクバイクのアクションも見逃せません。
そして豪華なアクションの他にも、ショウやホブスの過去が明かされるのも見どころの一つです。
シリーズを通じて描かれている「家族・仲間との絆」は今回もちゃんと描かれており、特にショウが兄弟で盗みをする時に「キース」「ミックジャガー」と名前の付いた作戦を立てていた事が印象的でした。
敵には容赦ないのに娘には甘いホブス、母親に頭が上がらず妹の為に国家をも敵に回すショウの姿はどちらも人間味があって親しみを持てました。
本作を含めて9作品のワイルドスピードシリーズが作られていますが、回を重ねるごとにアクションは豪華になってゆきますね。
「ワイルドスピード MEGA MAX」の記事もどうぞ。