「トゥモローランド」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見所も!

映画「トゥモローランド」ネタバレ あらすじ
SF/ファンタジー

映画「トゥモローランド」は、ジョージ・クルーニー主演、ブラッド・バード監督の2015年のアメリカ映画です。

この映画「トゥモローランド」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

未知なる世界「トゥモローランド」をめぐる物語をお楽しみください。

 

「トゥモローランド」スタッフ・キャスト

■ スタッフ
監督: ブラッド・バード
製作: ブラッド・バード、デイモン・リンデロフ、ジェフリー・チャーノフ
製作総指揮:ジョン・ウォーカー、バーナード・ベリュー他
脚本: デイモン・リンデロフ、ブラッド・バード
撮影: クラウディオ・ミランダ
音楽: マイケル・ジアッチーノ

■ 主要キャスト
フランク・ウォーカー:ジョージ・クルーニー
デイヴィッド・ニックス総督:ヒュー・ローリー
ケイシー・ニュートン:ブリット・ロバートソン
アテナ:ラフィー・キャシディ
エディ・ニュートン:ティム・マッグロウ
ウルスラ:キャスリン・ハーン
ヒューゴー:キーガン=マイケル・キー
フランクの父:クリス・バウアー
幼い頃のフランク:トーマス・ロビンソン
ネイト・ニュートン:ピアース・ガニォン
デイヴ・クラーク:マシュー・マッカアル
ジェニー・ニュートン:ジュディ・グリア

 

「トゥモローランド」あらすじ

1964年のニューヨーク万博。

フランク・ウォーカー(トーマス・ロビンソン)少年は自作の飛行機械ジェット・パックを抱え意気揚々と発明コンテストにやってきました。

しかしそんな彼の前に立ちはだかったのは審査受付を担当したニックス総督(ヒュー・ローリー)・・・。

操作性のないジェット・パックでは意味がないと却下されてしまったフランク(トーマス・ロビンソン)でしたが、突如現れた美少女アテナ(ラフィー・キャシディ)により、まるで夢のような国へと誘われました。

そして時が経ち、物語は現代へ―――。

幼い頃から宇宙の星に心奪われるケイシー・ニュートン(ブリット・ロバートソン)の身に摩訶不思議な現象が起こる事から物語が動き出します。

彼女が手にしたものは一体なんなのか・・・?

今壮大な宇宙と未来のお話が幕を開けます。

 

「トゥモローランド」ネタバレ

父と弟の三人家族で暮らしている女子高生ケイシー(ブリット・ロバートソン)は、夜な夜なとある施設に忍び込んで何やら良からぬことを行っている様子・・・。

それはNASAのエンジニアである父の為に彼女が考えた、ロケット打ち上げ施設解体の妨害行為でした。

しかし度が過ぎてしまった彼女は、警戒していた警備員等により取り押さえられ警察沙汰となってしまいます。

厳重注意ということで帰宅が許されたケイシー(ブリット・ロバートソン)でしたが、彼女が自分の所持品を受け取りに行った時、不思議なことが起こったのです。

見覚えのないバッジを触った途端、そこは警察署ではなく広がる麦畑の真ん中でした。

咄嗟のことに驚きバッジを落としてしまったケイシー(ブリット・ロバートソン)。

するとそこは先程までと変わらぬ警察署内。

どうもそのバッジに触れることであの不思議な世界へとトリップできるようなのです。

その事に気付いた彼女は、激怒して迎えに来た父親の怒りなどどこ吹く風。

とにかく不思議なバッジを父親に体感させたくて仕方ありません。

しかしそれは父が触っても何の変化も起こさないのです。

なぜ自分にだけ見える世界があるのか・・・

 
深夜、彼女は何にも遮られることなくバッジの世界を体感するため、公園へと自転車を走らせました。

そしてだだっ広い空間で再びバッジに触れた彼女の前にまた、あの不思議な世界が現れたのです。

警察署では麦の間に立ち遠くに見えた高い塔を要する夢のような超近代的国家がもうすぐ目の前に広がって居ることに大興奮のケイシー(ブリット・ロバートソン)。

乗り物や人が宙に浮かんで移動し、そこで暮らしている人々の会話や格好はまるでSF映画の中のようです。

そんな空間に胸を躍らせ、足を進める彼女ですが突然歩きづらくなってしまいます。

足が地面にめり込んでいるのです。

それと同時にピーピーと成り始めたバッジ。

その裏で数字をカウントしていたバッテリーが切れたことにより、彼女は夢のような世界から現実へと引き戻され、気付くと足は沼にはまり込んでいるのでした。

 
夢のような時間を止められたケイシー(ブリット・ロバートソン)は大急ぎで自宅に帰ると、このバッジについてネットで調べます。

そしてこれが1964年の万博記念に作られたとてもレアなものだと知ると、これを取り扱っている店舗へ向かうことを決めたのでした。

協力してくれた弟にだけ、自分は「未来」に行ったんだと話し家を飛び出したケイシー(ブリット・ロバートソン)。

しかしそんな彼女を訪ねてきた少女がいました。

アテナ(ラフィー・キャシディ)です。

彼女は弟からケイシー(ブリット・ロバートソン)がいなくなった事を聞くやいなや猛然とあとを追うのでした。

 
ケイシー(ブリット・ロバートソン)は目的の店にたどり着きました。

そこは、ありとあらゆる宇宙に関するものを取り扱うお店のようで、店員の女性の雰囲気も怪しく・・・。

そこでケイシー(ブリット・ロバートソン)はあのバッジを取り出して見せながら説明を求めます。

すると奥から現れた男が、このバッジを誰に貰ったのか?と聞いてきました。

男もまたこのバッジに触ったときに見るあの「未来」を知っているようです。

あれは世界中の天才的な独創家たちが作った想像を絶する世界だ、そういう男は、いつの間にか荷物に紛れ込んでいたと説明するケイシー(ブリット・ロバートソン)の言葉を信じていません。

異様な店員二人の空気に気付いた彼女はその場から逃げ出そうとしますが、入口の扉を封鎖され見たこともない武器を使って攻撃されてしまいました。

あの少女のことを話せ!と執拗に追ってくる二人から逃げ惑うケイシー(ブリット・ロバートソン)ですが、狭くゴチャゴチャとした店内をところ構わず爆破してくるような二人相手では逃げ切れようはずもありません。
と、その時!アテナ(ラフィー・キャシディ)が飛び込んできました。

彼女は時間を止めることで攻撃を交わし、ケイシー(ブリット・ロバートソン)を助けてくれたのです。

 
普通の人間だと思っていた店員がロボットで、しかも急に現れたアテナ(ラフィー・キャシディ)もまた精巧なロボットであることにパニック状態のケイシー(ブリット・ロバートソン)。

なんとかアテナ(ラフィー・キャシディ)から逃げようとするも簡単に追いつかれてしまうケイシー(ブリット・ロバートソン)は、彼女からこれが最後のバッジなのだと言われたことで面食らいます。

あの世界にあなたが来なければ消えると言われたケイシー(ブリット・ロバートソン)は、とりあえずアテナ(ラフィー・キャシディ)と行動を共にする覚悟を決めたのでした。

アテナ(ラフィー・キャシディ)が向かっていたのは、あのフランク・ウォーカーの自宅です。

そこで一人車から下ろされたケイシー(ブリット・ロバートソン)は、途方に暮れながらも恐る恐るその家をノック。

しかし出てきたフランク(ジョージ・クルーニー)は渋い表情で彼女)の見せるバッジを否定します。

あれはCMで、君は特別だと思わされていると言った彼はあっという間に家を閉めてしまいました。

 
夜になっても行き場のないケイシー(ブリット・ロバートソン)は家の軒先に座り込んだまま。

その様子を家中に取り付けた監視カメラで見ているフランク(ジョージ・クルーニー)でしたが、彼は庭先で炎が起こっていることに慌てて外へ飛び出してきました。

その隙に家の中に入り込んだケイシー(ブリット・ロバートソン)にはフランク(ジョージ・クルーニー)も参ったようです。

彼女を受け入れ、君は自分の死ぬ時間がわかるとしたら知りたいか?と尋ねてきました。

知りたい、ケイシー(ブリット・ロバートソン)がそう答えた時でした。

監視カメラのモニターに侵入者が映ります。

それと同時に鳴り響く警告音。

黒いスーツで身を固めた侵入者の正体はニックス総督(ヒュー・ローリー)の命によってケイシー(ブリット・ロバートソン)を追ってきたロボットです。

かくまっている逃亡者を差し出さねば抹殺する、そう言いながら侵入を開始し始めた男たち。

フランク(ジョージ・クルーニー)は家中に仕掛けられた罠を駆使しながら時間を稼ぎ、バスタブに彼女と共に座り込むとロケットのように打ち上がることで家から脱出したのでした。

 
常日頃からこういった危機に備えていたフランク(ジョージ・クルーニー)のおかげで、逃げ切れたケイシー(ブリット・ロバートソン)は、迎えてくれたアテナ(ラフィー・キャシディ)と合流しパリのエッフェル塔へと向かいます。

そこには著作権者のエッフェルが作った別世界への入口があるというのです。

蓄音機を流すことで動き始めた歯車たち。

すると突然エッフェル塔が縦に割れ、その下からはロケットが上がってきたではありませんか。

彼らはこのロケットに乗り込んで宇宙へ飛び出したことで別次元に飛び込み、そうしてあの世界にたどり着いたのでした。

しかしそこはケイシー(ブリット・ロバートソン)が見た、あのキラキラとした笑顔に満ちる世界ではありませんでした。

荒廃し人気の少ない街・・・

ケイシー(ブリット・ロバートソン)が戸惑っているそこに、ニックス総督(ヒュー・ローリー)がやってきます。

 
そして彼ら四人が向かったのは不思議な球体の中・・・。

そこで総督(ヒュー・ローリー)は三日前のケイシー(ブリット・ロバートソン)と父親の会話をモニターに映し出しました。

続いて見せたのは滅び行く地球の姿・・・。

彼は、地球の終わりが今から58日後に訪れることを静かに告げるのでした。

しかし地球が死んでもここ「トゥモローランド」は安泰だと誇る総督(ヒュー・ローリー)。

彼は地球に住む人々がどうなろうと、野蛮な彼らを受け入れるつもりはないというのです。

そしてケイシー(ブリット・ロバートソン)やフランク(ジョージ・クルーニー)を地球に強制送還する手筈を整え始めるのでした。

 
別室に隔離された三人。

するとその時ケイシー(ブリット・ロバートソン)が気付きます。

モニターがアンテナとなって将来起こりうることを増幅して地球の人々の脳内に送信していること、それにより現実は予測を自己実現しているのだ、と。

そしてモニターを切るようにと訴えるケイシー(ブリット・ロバートソン)。

しかしモニターに停止ボタンはありません。

これは総督(ヒュー・ローリー)による地球滅亡の陰謀だったのです。

総督(ヒュー・ローリー)は環境破壊や温暖化による地球滅亡のシナリオは見えているのに何の行動も起こさず、それをゲームや映画などの娯楽にして正面から受け止めていなかった地球人に見切りをつけていました。

そんな彼にケイシー(ブリット・ロバートソン)らの言葉など届きません。

無人島を送還場所に決めた総督(ヒュー・ローリー)に抗う三人。

 

「トゥモローランド」最後のラスト結末

ケイシー(ブリット・ロバートソン)の役目は、フランク(ジョージ・クルーニー)が自作し持ち込んでいた爆弾をプラットホームに運ぶことです。

しかし抵抗する総督(ヒュー・ローリー)ともみ合っているうちに起動時間が迫ってしまい、自爆するわけにも行かず爆弾を無駄に爆発させてしまいました。

これにより爆弾を失ってしまった彼らはもう地球を救う術を失ってしまったかに見えました。

しかしその時アテナ(ラフィー・キャシディ)が言うのです。

自分の起爆装置を動かして欲しい、と―――。

総督(ヒュー・ローリー)が放った銃弾からフランク(ジョージ・クルーニー)をかばった彼女の命はもう長くはありません。

幼い頃とても仲が良かった二人。

共に過ごした「トゥモローランド」での思い出は数えきれません。

そんな彼女の願いはただ一つ。

夢見る人は団結しなくちゃ。

プログラミングされた言葉ではなく、それは彼女自身の意見でした。

 
アテナ(ラフィー・キャシディ)を抱えたフランク(ジョージ・クルーニー)はジェットポンプで舞い上がりプラットホームへ。

そこで彼女は最後の最後、今まで見せたことのなかった笑顔で、さよなら、と言うとそっと目を閉じたのでした。

モニターを爆破させたことで地球が救われたあと・・・。

ケイシー(ブリット・ロバートソン)はフランク(ジョージ・クルーニー)、そして父親らと協力して新しいバッジを作り出しました。

彼らはそれをアテナ(ラフィー・キャシディ)と同じく子供の姿をしたリクルーター達に持たせ、地球のあちこちへと送り出します。

リクルーターの使命は、夢見る人を探し出してくること。

彼らは地球で見つけた人々にそっとバッジを忍ばせてくるのです。

 
こうして今も「トゥモローランド」には続々と人が集まってきています。

夢に向かう勇気と努力を惜しまない人々が降り立つのは、ケイシー(ブリット・ロバートソン)と同じあの麦穂が揺れる畑でした。

THE END

 

「トゥモローランド」見所ポイント!

物語のラストで語られる、夢に向かう勇気と努力を惜しまない、という言葉こそがこの作品の肝なのだろうと思います。

ウォルト・ディズニーの精神を大きく受け継いだ形で、まるで漫画の中の世界のような未来を提示するのと同時に、今現在私たちが抱える地球の問題を見て見ぬふりするな、というメッセージも感じました。

そう言った意味でとてもメッセージ性の強い作品だと思います。

 
若干、これ自体が我々地球人という大きなくくりに絞った人類に対する警鐘VTRの様相も呈している気がします。

だからなのか、とても簡単で掴みやすいテーマにもかかわらず、物語をわざと複雑化させているような印象さえ持ちました。

星への憧れを持っているものの、している努力はといえばロケット解体の妨害―――ケイシーが果たして、夢に向かう勇気と努力を惜しまない人、なのかどうか・・・という疑問は残りますが、自分の好きなこと・夢に抱く未来を具現化された時全く恐れを感じることなく前に進む度胸はすごいなと思いました。

 
一回の視聴ではなく、何度か繰り返してみることで自分の中の印象や考えが変化しそうな作品です。

一人で見るのもいいですが、お友達とワイワイ「これはどういうこと?」などと話しながらご覧になるのが楽しい作品だと思います。

秋の夜長に是非、いかがでしょうか?

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