「ザ・キッチン」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「ザ・キッチン」ネタバレ あらすじミステリー/サスペンス

映画「ザ・キッチン」はメリッサ・マッカーシー主演、アンドレア・バーロフ監督の2019年の映画です。

この映画「ザ・キッチン」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。

マフィアの夫が逮捕され、妻たちが敵対組織と闘う「ザ・キッチン」をお楽しみください。

 

「ザ・キッチン」あらすじ

1978年、ニューヨーク マンハッタン──

ヘルズ・キッチン“地獄の厨房”と呼ばれる地区を支配するのは、アイルランド系アメリカ人のギャングです。

何十年も前から、商売人はギャングにみかじめ料を払うのが常識。

図らずもギャングに守られて来た街は現在、その均衡が崩れて始めていました。

街を仕切るボスのジャッキー(マイク・ワトフォード)は、手下にみかじめ料を集金させて後は知らん顔。

落書き、万引きは当たり前、時には銃で脅され売り上げを盗まれるといった被害も。

「カネを払っても、奴らは守ってくれない」

みかじめ料を払うなんて馬鹿げていると、滞納者は続出します。

荒れる街には仕事も無く、ワルが増えるばかりの悪循環。

もっとも、ワガモノ顔のジャッキーに手下たちの中には嫌気が差している者も。

それでも、キレたら何をしでかすか分からないジャッキーに逆らえませんでした。

 
1月のある夜、強盗事件発生、犯人はジャッキーの手下の三人。

ジミー(ブライアン・ダーシー・ジェームズ)、ロブ(ジェレミー・ボブ)、ケビン(ジェームズ・バッジ・デール)。

三人は、張り込んでいたFBI捜査官シルバース(コモン)らに逮捕されます。

懲役3年の実刑判決に胸を撫で下ろしたのはFBIと、夫ロブの暴力を10年も耐え続けたクレア(エリザベス・モス)でした──

夫のギャング稼業で暮らしが成り立っていた妻たちに「安心していい、“家族”は守る」と、ジャッキーは生活費を渡します。

だけどソレはあまりにも少額で、ジャッキーは面倒を見る気は微塵もありません。

女たちはどうするのか?・・・

 

「ザ・キッチン」ネタバレ

夫が居ない生活に緊張が解けたクレアだけは、大丈夫と前を向きますが他の二人は弱気。

ケビンの妻ルビー(ティファニー・ハディッシュ)は「殺されるかも」と、怯えています。

黒人のルビーは反対を押し切ってまでケビンと結婚したのに、今では虐げられる日々。

義母ヘレン(マーゴ・マーティンデイル)は、ギャングのゴッドマザーで嫁姑関係も最悪です。

優しい夫ジミーと子供たちに囲まれるキャシー(メリッサ・マッカーシー)は、他の二人に比べれば幸せそうに見えました。

実際は、“外で仕事するのは俺!家に入って子供の面倒を見るのはキャシー!!”というだけ。

夫を愛しているから従っていたけど、キャシーは長年の鬱憤が溜まっています。

 
ルビーが頼れるのは、この街で生まれ育ったキャシー。

黒人女じゃ相手にしてもらえないけど、アイルランド系アメリカ人のキャシーが居れば!

乗り気じゃないキャシーと二人、生活費の値上げ交渉に行きますがやはり無駄でした。

どうやって、カネを稼ぐ?

迷える二人はヘルズ・キッチンで商売する、人々の悩み(みかじめ料の実情)を知ります。

ギャングの風上にも置けない男に、街を任せる訳にはいかない!

正義感が強く頭の切れるキャシーが中心となり、みかじめ料の集金に回ったり住民の希望を聞いたり。

キャシーは、ギャングのいとこダフィー(ジョン・シャリアン)。

同じくギャングで、古い友人のバーンズ(ブライアン・タランティナ)も引き入れました。

彼らは住民を困らせるワルを追い払い、みかじめ料に見合った仕事をこなします。

 
また、夫の二の舞は御免だと、味方に引き入れたのはNY市警の刑事。

カネをチラつかせ、ギャングのボス・ジャッキーとの黒い関係も解消するよう迫ります。

刑事は「旦那の逮捕はFBIの独断…俺は知らない」と、カネを握って引き下がりました。

ほどなくして、街の異変に気づいたジャッキーが報復を開始。

しかし、背後からクレア(エリザベス・モス)に襲い掛かった彼は銃弾に倒れます。

クレアを救ったのは、殺し屋のガブリエル(ドーナル・グリーソン)。

大仕事を終えて身を潜めていた彼は、クレアの夫が逮捕されたと知りヘルズ・キッチンに舞い戻りました。

美しさと優しさが仇となり、これまで傷つけられてばかりだったクレア。

一途に想い続けてくれる、ガブリエルの胸に飛び込みます。

 
ボスとして、風格が出て来た女たち。

時は1979年3月、夫が逮捕されて1年が経っていました。

次は、住民の雇用確保に乗り出し、ヘルズ・キッチンと目と鼻の先にある47丁目、ユダヤ人の街を仕切り始めます。

だけど、元々ユダヤ人と手を結んでいたのは、イタリア系マフィア。

仕事を横取りされた、ボスのアルフォンソ(ビル・キャンプ)が動きました。

「君たちの旦那は刑期が短縮され、あと4か月で出所する」

ヘルズ・キッチンの現状を知るアルフォンソは、女たちにとって最悪な事実を伝えます。

女たちの手腕に惚れ込むアルフォンソは、後ろ盾になると約束。

更に、イタリア系マフィアが仕切る、街の一部を譲る条件も加え手を結びます──

 
キャシー(メリッサ・マッカーシー)は、仕事も子供たちとの暮らしも順調。

引っ掛かっていたのは“男は仕事、女は家庭”という、夫ジミーの考え方です。

この1年4か月、自分たちが積み上げたモノを、出所した夫がどう思うか不安でした。

そして、暴走気味のルビー(ティファニー・ハディッシュ)も気になります。

だけど、彼女の義母が事故死した真相が、ルビーによる殺害だとは思っていません。

 
他の二人の女とは、違う息苦しさを感じる黒人のルビー。

この暮らしから抜け出したいと、密かに野心を燃やしていました。

ガブリエル(ドーナル・グリーソン)と暮らし始めたクレア(エリザベス・モス)は、出所した夫を殺害。

「殺るか、殺られるか…私だったかも」

脅かす存在が居なくなりルビーとクレアは満足しますが、すでに危険が迫っていました。

同盟を組むイタリア系マフィアが、女たちに伝えたのは「お前らの命が狙われている」

 
首謀者は夫だと知ったルビーが裏切り者の一掃を依頼すると、街には銃声が響きます。

生き残ったのは、キャシーと夫ジミー(ブライアン・ダーシー・ジェームズ)。

夫と義母が死んで、清々しているルビー。

ガブリエルは、愛するクレアを目の前で殺されました。

 
クレアの葬儀で、悲痛な表情を浮かべるキャシー。

実は、クレアを殺したのは彼女が面倒を見ていた若いギャングでした。

ガブリエルとの間には溝が生まれ、キャシーは夫ジミーとも仕事を巡って言い争います。

ずっとジミーに従って来ただけの私が、ヘルズ・キッチンの住民に頼られるようになった。

街を仕切り自信をつけたキャシーは、元通り家庭に収まる気はありません。

この数日、黙って子供たちの面倒を見てきたジミーは、もう限界だと言い出します。

「私は、生まれた日からずっと子供を見てきたの…」

キャシーは、溜めて来た鬱憤を吐き出しました。

 
苛々したまま仕事に掛かるキャシーは、合流したルビーとも口論になり衝撃の事実を知ります。

ずっと家族に虐げられて来た黒人女ルビーは、夫たちが逮捕されるよう画策した張本人。

イタリア系マフィアと手を結んだ時に「仕切る街を譲って」と、言い出したのもルビーです。

ルビーが強気な態度に出れる理由は、FBIのシルバース(コモン)。

仕組まれた逮捕劇、ルビーと深い仲にあるシルバースは彼女の欲望を満たすため同僚まで殺しました。

 
「だけど、ヘルズ・キッチンを仕切るには黒人じゃダメ…」

キャシーを中心に据えた理由は、ここで生まれ育ったアイルランド系アメリカ人だから。

自由とカネ、地位まで手に入れたルビーに、もう怖いモノはありません。

ルビーの暴走を、止める事が出来ないキャシー。

気持ちの整理がつかないうちに、今度は子供たちが誘拐されてしまいます。

 

「ザ・キッチン」最後ラストの結末は?

イタリア系マフィアのボス・アルフォンソ(ビル・キャンプ)に呼び出されたキャシー。

子供たちを連れ出したのは、キャシーの夫ジミーでした。

キャシーにギャングの仕事をやめてもらうよう、アルフォンソを頼ったジミー。

彼は護身のために、子供たちを危険なマフィアの屋敷に同行させました。

自分勝手で情けない夫に怒りが収まらないキャシーは、始末をアルフォンソに任せ子供たちと出て行きます──

 
ジミーの葬儀が行われました。

キャシーの父ラリー(ウェイン・デュヴァル)は、ずっと堅気の仕事に就くよう望んでいたのでやり切れません。

これまでキャシーにも、危険なギャングの仕事から手を引くよう言って来たラリー。

だけど街の住民のため、そして弱い立場の女が怯えないで暮らせるための闘いなんだとキャシーは訴えます。

娘の気持ちを理解したラリーは「時代は変わる 強く生きろ」と、背中を押しました。

 
今すぐキャシーがやらなければいけない事は、脅威となりそうなルビーを殺る……ではなく説き伏せる。

ヘルズ・キッチンの住民に信頼されるキャシーにも、怖いモノはありません。

「私たちは頑張って来た…」と、食い下がるキャシー。

変わらず強気なルビーに「ヘルズ・キッチンを、私なしで仕切れる?」と、言い返します。

キャシーと住民の厳しい視線に、とうとうルビーが折れました。

ボスのキャシー、そしてルビーは男たちの間を颯爽と歩き出します──

THE END

 

「ザ・キッチン」見どころ

パトカーのサイレンが鳴り響く、犯罪が蔓延する街ヘルズ・キッチンが舞台。

冒頭は、重厚なサスペンスを期待させる入りですが、三人の女が主役の『ザ・キッチン』は、ただの犯罪映画ではありません。

夫がムショ暮らしになったキャシー(メリッサ・マッカーシー)が、職安に行くと「子持ちはね…」と、嫌な顔される。

クレア(エリザベス・モス)も、DV夫のせいで流産した過去があります。

黒人女性のルビー(ティファニー・ハディッシュ)に溜まった不満が、そもそも物語の出発点。

三人の他にも、飲食店の女性店主は「老いぼれ亭主は、何も出来ない」と、愚痴る。

更に、街を仕切り始めた三人に「女が強いことを証明して」と、イタリア系マフィアの妻も熱烈応援。

登場は2シーンですが、その女性(マリア役)をアナベラ・シオラが演じています。

 
マフィアの巣窟にまだ幼い我が子を連れて来た、キャシーの夫ジミー(ブライアン・ダーシー・ジェームズ)に「クソったれ」とも。

ギャングと言う、いかにも男の世界で下剋上を果たしたキャシー。

彼女の“これから”への強い決意に、本作が言わんとする事は観ている者に十分伝わるでしょう。

しかし、102分の映画とは思えないダラダラ感があるような。(個人的感覚です)

キャストも良いメンツ揃ってるんですけど、必要ない人物とかシーンがやたらと…。

FBIのシルバース(コモン)のワンショットも、無駄に多い!?

だけど、ルビーとの黒い関係が明かされて以降は、あっさりフェイドアウトします。

なので最後、キャシーが円満に収めた風な幕引きは「シルバースって何だったの?」ポカン…ってなるかも。

 
殺し屋ガブリエル(ドーナル・グリーソン)も、似たような呆気ない感じで去って行きます。

大好きなクレアを失ったから腑抜けになったのかもしれませんが、イカレ野郎の面影なし。

キャシーが「サイコパス」と、恐れる程だったガブリエル。

死体の解体までこなす奴で、クレアの中に眠っていた鬼畜を目覚めさせちゃうんです。

 
個人的に一番面白かったシーンは、ギャングのボス・ジャッキーが死んでクレアが何度も蹴りを食らわす所。

その様子を黙って見ているガブリエル、どう思って見てるんだろう?

恨みが溜まった女を熱演する、エリザベス・モスの憤怒の形相と蹴りは必見ですよ!

それなりに銃撃があるけど一発必中って感じで、ギャングが登場する映画にしては流血が少なめ。

クレアとガブリエルの死体解体も、台詞だけで工程はほぼ映らないのでグロいのが苦手な方でも大丈夫でしょう。

世の中(男)をブッた斬る彼女たちの姿は共感できる部分もあるので、女性のサクセスストーリーとして気楽に鑑賞してみて下さい!

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