映画「アウト・オブ・サイト」は、ジョージ・クルーニー主演、スティーブン・ソダーバーグ監督の1998年の映画です。
この映画「アウト・オブ・サイト」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。
エルモア・レナードの小説の映画化したクライム・ムービー「アウト・オブ・サイト」をお楽しみください。
「アウト・オブ・サイト」あらすじ
銃を使わず頭脳戦で強盗をするジャック・フォーリー(ジョージ・クルーニー)。
ある日の銀行強盗も銃を持たず、担当銀行員の心理を上手くつかい金を出させることに成功します。
しかし、逃走の段階になって車が故障するという不運に見舞われてしまうのです。
駆けつけてきた警備員に捕らえられ、フロリダ州にあるグレイズ刑務所に収監されることに。
その刑務所では服役囚が脱獄を計画しています。
スーパーボウルが開幕される日に決行されるはずでしたが、刑務所の柵が新たに作られることを知った服役囚たちは決行の日を変更するのです。
脱獄の計画に参加しているジャックは決行の日がその日の夜になったことを知り、妻のアデル・デリーシ(キャサリン・キーナー)に連絡を取って相棒のバディ・ブラッグ(ヴィング・レイムス)にそのことを伝えるよう頼みます。
バディが待機する中次々に脱走する服役囚たち。
駐車場にはたまたま連邦保安官のカレン・シスコ(ジェニファー・ロペス)が居合わせ、脱獄を目撃してしまいます。
このジャックとカレンの出会いがこの大騒動の始まりになるのです・・・
「アウト・オブ・サイト」ネタバレ
カレンが監視官に知らせたことで脱獄が見つかってしまいますが、ジャックは看守に成りすまして掘った穴から出てきたため他の看守に目を付けられずにバディと合流することが出来るのです。
カレンはジャックにも銃を向けますが、後ろに控えていたバディに担がれジャックとともに車のトランクに押し込められてしまいます。
トランクの中で二人っきりになったジャックとカレンは互いの事を話し始め少しずつ打ち解けていくのです。
車を乗り換えるためにトランクから降りたジャックはカレンも一緒に降ろそうとしますが、カレンは父親から誕生日プレゼントに貰った銃をジャックに向けます。
トランクを閉めてもトランクの中から銃を撃つカレンにジャックは「銃を捨てて降りてこないとバディがあんたのショットガンで撃つ。」そう言ってカレンを脅すのです。
そこへ仲間のグレン・マイケルズ (スティーブ・ゼーン)が合流します。
素直に車から降りてきたカレンを連れグレンが用意した車で逃走する準備をしていましたが、カレンはジャックとバディが車の外で話している隙に、グレンに「あなたはまあ彼らに手を貸してないのよね?法律的にはまだあなたは彼らと共犯にはならない。」と入れ知恵をしてジャックらを置いて車を発進させてしまうのです。
グレイの運転する車に乗ったカレンはグレンのハンドルを無理やり切り事故に遭って病院に運ばれます。
救急隊が到着する前にグレンは逃走してしまいました。
病室で目を覚ましたカレンはFBIの捜査員にジャックらに連れ去られ事件に巻き込まれた経緯を聴取されます。
一方ジャックらは懸賞金がかけられてしまいます。
ジャックとバディは昔収容されていた刑務所で一緒に服役していたリチャード・リプリー(アルバート・ブルックス)が自宅に隠し持っている500万ドルのダイヤを盗む計画を立てていました。
そんな時、脱獄犯たちがFBIによって捕らえられたという報道が流れます。
まだ捕まっていないチノ(ルイス・ガスマン)がジャックの居場所を聞き出すため妻のアデルの元へ行くのではないかと考えたジャック。
アデルの元へと向かうと、家の周りは変装したFBIの捜査官で溢れていました。
しかもカレンまでそこへやって来たのです。
それを見たジャックはバディと共にデトロイトへと向かいます。
アデルの元にはジャックの予想通りチノが現れますが、カレンによって捕らえられてしまうのです。
カレンはチノを捕えたことで特別捜査班に入れてもらうことができます。
上司からはジャックとバディが潜伏しているホテルに来るよう指示されるのです。
FBIの捜査官たちがジャックらのいるホテルに着いた頃ジャックとバディはホテルを後にしようとしていました。
ロビーで張り込みをしていたカレンはエレベーターに乗ったジャックを目撃しますがそのまま見過ごしてしまいます。
先にデトロイトへと向かっていたグレンはかつての刑務所仲間のモーリス・スヌーピー・ミラー(ドン・チードル)にダイヤ強奪の話を持ち掛けていました。
ジャックとバディはグレンがモーリスを仲間に引き入れたのを良く思わないでいましたが仕方なく一緒に行動することに。
カレンはジャックを追ってデトロイトまでやって来ます。
モーリスの家に行き、グレンの居場所を聞き出そうとしますが収穫はありませんでした。
その夜、バーで再会したジャックとカレン。
銀行強盗犯とFBIという障害は2人の気持ちをより盛り上げ、そのまま一夜を共にするのです。
翌朝、カレンが目を覚ますとジャックの姿はなく枕元にはジャックに盗られていた父親からのプレゼントだった銃がおいてありました。
モーリスらの奇行に怯えたグレンは仲間から抜けようと逃げ出します。
そこへやって来たカレン。
カレンはグレンを逃がしジャックらがリプリーの家に向かうのを尾行するのです。
「アウト・オブ・サイト」最後ラストの結末は?
ジャックらが屋敷に侵入するのを目撃したカレンは応援を呼び屋敷の中に潜入します。
モーリスは屋敷のメイドに金庫の在処を尋ねますが、メイドは知らないと言い張り口をわりません。
モーリスたちが2階を調べている間にリプリーを発見したジャック。
水槽の中にダイヤが入れられていることに気付きバディと共にダイヤを盗み屋敷を後にしようとします。
しかし、メイドが心配になったジャックはバディを先に空港へ行かせ屋敷の中に戻る事に。
屋敷に戻ったジャックはモーリスと銃撃戦を繰り広げます。
弾切れになり取っ組み合いになった時カレンがモーリスを銃殺するのです。
そしてジャックの足を銃で撃ち駆けつけたFBI捜査官に引き渡します。
後日、ジャックの護送を任されたカレン。
護送車にはジャックの他に今まで10回も脱獄をしているヒジュラ・ヘンリー(サミュエル・L・ジャクソン)も乗り合わせます。
2人の会話を聞いているカレンは不敵な笑みを浮かべ、ジャックもまた何かを企んでいるような笑みを浮かべるのでした。
THE END
「アウト・オブ・サイト」見どころ
ジョージ・クルーニーとジェニファー・ロペスの豪華共演が見どころ!
2人一緒のシーンはうっとりとしてしまいます。
強盗犯とFBI捜査官の恋がメインになっているのでアクションシーンなどが少なめなのと時間軸がコロコロ変わるのでストーリーが分かりにくくなってしまうのが少し残念でした。
最後に意味ありげに終わったのは、この先どんな結末が待っているのかを視聴者それぞれが想像できる面白いラストシーンになっていました。
恋仲になったジャックとカレン。
カレンは脱走に力を貸すのでしょうか?
それでいいのかFBI?
実は劇中に登場するマイケル・キートン(レイ・ニコレット役)ですが、同じくレナード原作の映画「ジャッキー・ブラウン」にも同じレイ・ニコレット役で出演しています。
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