「脳内ポイズンベリー」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末は?

映画「脳内ポイズンベリー」ネタバレ あらすじ
ラブストーリー

映画「脳内ポイズンベリー」は、佐藤祐市監督、真木よう子主演、2015年の日本映画です。

そんな、映画「脳内ポイズンベリー」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

アラサー女子の悩める恋の行方を決めるのは脳内会議?「脳内ポイズンベリー」をお楽しみください。

原作は水城せとなさんの漫画です。

 

「脳内ポイズンベリー」スタッフ・キャスト

■ スタッフ
監督: 佐藤祐市
製作: 石原隆、渡辺直樹、市川南
脚本: 相沢友子
撮影: 清久素延
音楽: 井筒昭雄

■ 主要キャスト
櫻井いちこ:真木よう子
吉田:西島秀俊
石橋:神木隆之介
池田:吉田羊
ハトコ:桜田ひより
岸:浅野和之
早乙女亮一:古川雄輝
越智:成河
早乙女の元カノ:岡本玲
川上礼子:野波麻帆

 

「脳内ポイズンベリー」あらすじ

物語は、桜井いちこ(真木よう子)が落としたペンダントトップを早乙女亮一(古川雄輝)が拾った場面から始まります。

そんな彼を、駅で見つけた事はいちこ(真木よう子)にとって大きな出来事でした。

あっという間に様々な感情が頭の中を占め固まるいちこ(真木よう子)。

彼女の頭の中では、議長・吉田(西島秀俊)、ネガティブ池田(吉田羊)、ポジティブ石橋(神木隆之介)、ときめきハトコ(桜田ひより)、記録係の岸さん(浅野和之)の五人が大声で意見を戦わせながら奮闘しています。

一人の女性の人生をより良いものにするために、脳内ではどんなことが起こっているのか―――?

恋と仕事と人生と、自分にとって大切な事はなんなのか、恋愛中に揺れる恋心が手に取るように具現化されたおススメの作品です。

 

「脳内ポイズンベリー」ネタバレ

散々会議を重ねた挙句、話の成り行きで早乙女(古川雄輝)の自宅に行く事になったいちこ(真木よう子)ですが、早乙女(古川雄輝)の家を片付ける名目で上がり込んだものの、このまま帰る、帰らないで揉める脳内に、突然ボンテージ姿の美女(真木よう子)が現れ…

気が付くといちこ(真木よう子)は早乙女(古川雄輝)と一夜を共にしていたのでした。

状況が把握できず大慌てで家に逃げ帰ったいちこ(真木よう子)ですが、小説を書籍化しないか、と言う出版社との打ち合わせの帰り、待っていた早乙女(古川雄輝)と再会してしまいます。

彼女の担当をしてくれる越智(成河)の元で働くアルバイトが早乙女(古川雄輝)だった為、、来ている事を聞いたから待っていたというのです。

嬉しそうに駆け寄ってくる彼に揺れるいちこ(真木よう子)の脳内。

その登場に喜ぶ石橋(神木隆之介)とハトコ(桜田ひより)と、どこまでも否定的な池田(吉田羊)がぶつかる事で、いちこ(真木よう子)の口から出るのは、全てを無かったことにしようとするものばかり。

しかし、あの日脳内が気絶しているいちこ(真木よう子)から告白を受けていた早乙女(古川雄輝)は、彼女の態度に苛立ちます。

あなたと話していると頭の中がワーワーなって大変なの!と言い切る彼女に、頭の中だけで話さずに俺に話せよ!とつめより、再び彼女の口から『好きです!』との言葉を引き出したのでした。

 
こうして2人は付き合う事になりお祭り騒ぎの脳内メンバー。

しかし年齢を告げた途端の彼の反応に傷ついてしまったいちこ(真木よう子)は、またも走り去ってしまうのでした。

翌日、2人は早乙女(古川雄輝)の最寄りの駅で会います。

昨日の事について話合おうとする早乙女(古川雄輝)ですが、そこに現れた元カノによりそれどころじゃない状況になってしまいました。

ぼんやりと二人の喧嘩を見詰めるいちこ(真木よう子)の脳内では、黒い付箋のついた記憶のページがめくられています。

脳内会議では、早乙女(古川雄輝)の事は置いておいて、とにかく今は仕事にまい進する方向で話がまとまり、彼女はその場を立ち去ったのでした。

 
越智(成河)と取材がてら鎌倉ドライブに出かけたいちこ(真木よう子)は、前回更新の小説について主人公の幼さを指摘されます。

越智(成河)の物言いは優しいものの、いちこ(真木よう子)の脳内で再び開かれたのはあの黒い付箋のついたページ。

彼女は、かつて婚約した直後、相手の浮気相手が妊娠したことにより全てを失った経験があったのです。

彼は、どうしていいか分からず泣きも怒りもしないいちこ(真木よう子)ではなく浮気相手を選んだのでした。

それ以来、自分が駄目なんだなと思い続けてきたと泣きながら告白するいちこ(真木よう子)に突然キスする越智(成河)。

脳内はまたハチの巣をつついたような騒ぎに!!

越智(成河)はいちこ(真木よう子)が好きなのか!?と大騒ぎした挙句、越智(成河)からのキスについてはスルーする方向で話がまとまる脳内。

2人は特にキスに触れる事なく帰宅してしまったのでした。

 
いちこ(真木よう子)の自宅を訪れた早乙女(古川雄輝)に、脳内のハトコ(桜田ひより)のトキメキは一気に高まります。

やっぱりこの人が好きだな、と実感するいちこ(真木よう子)ですが、その時彼女のスマホにメールが…。

越智(成河)とのドライブデートはどうだった?それを見て機嫌が急降下した早乙女(古川雄輝)と喧嘩別れのようになってしまったいちこ(真木よう子)は、一カ月待っても何の連絡もなければこの恋はおしまいにする、と心に誓います。

そんないちこ(真木よう子)の本が完成します。

初めての本を受け取ったその帰り道、越智(成河)から結婚を前提にした交際を申し込まれます。

しかしいちこ(真木よう子)は早乙女(古川雄輝)と別れているわけではありません。

そのことを正直に告げる彼女に、早乙女(古川雄輝)には人を引き付ける何かが出てるんだろう…俺は勝てない…とどこか諦めたような表情で語る越智(成河)。

それでも、答えは今すぐじゃなくていいから考えてみて欲しいと言い残して去ってゆくのでした。

 
いちこ(真木よう子)の本は順調に売り上げを伸ばし、彼女自身も多忙な毎日を送るようになります。

その間も連絡を寄越さない早乙女(古川雄輝)に、自分から別れのメールを送るいちこ(真木よう子)。

早乙女(古川雄輝)からの反応が全くないままのある日、越智(成河)から電話がありました。

次回作について打ち合わせたいという彼に、早乙女(古川雄輝)と別れた事を伝えるいちこ(真木よう子)。

すると越智(成河)は、今から告白しに行くから待っていて、と言うと急いでタクシーを飛ばし彼女の元へ駆けつけようとします。

越智(成河)を待ついちこ(真木よう子)ですが、しかしそんな彼女の電話が再びなったのは早乙女(古川雄輝)からの着信でした。

やり直したいと告げる彼の言葉を聞きながら、再び大揺れに揺れるいちこ(真木よう子)の脳内。

あれだけの決心をして別れたのにまだ彼の事でこれ程揺れるのか、と呆然とする吉田(西島秀俊)の前に、いつかのボンテージ美女(真木よう子)が再び現れるのでした。

 
結局いちこ(真木よう子)は早乙女(古川雄輝)を選んだようです。

一見穏やかで幸せそうな二人。

しかしいちこ(真木よう子)は彼の振るわない仕事に遠慮して、次回作の話や映画化が決まったことなどを伝えられずにいます。

脳内では早乙女(古川雄輝)を選ぶべきだと主張した石橋(神木隆之介)が池田(吉田羊)から激しく責められた結果、静かに議場を後にしてしまいます。

しかも彼らの城自体にも大きな揺れが起こり、石橋(神木隆之介)は黒い糸に絡め取られて眠りについてしまったのでした。

 
しかし作品の映画化については偶然会った越智(成河)からの言葉で早乙女(古川雄輝)に知られてしまいます。

案の定機嫌を損なった早乙女(古川雄輝)は、映画化決定の祝賀パーティーにも顔を出しません。

淋しそうないちこ(真木よう子)に声をかけてきたのは越智(成河)でした。

彼は次回作の感想を伝えがてらどこかに呑みにでも行く?といちこ(真木よう子)の淋しさを思いやりますが、彼女はそれを断って帰宅の途につきます。

 

「脳内ポイズンベリー」最後のラスト結末

その帰り道早乙女(古川雄輝)を発見した越智(成河)。

何故パーティーに来なかったのかと責める越智(成河)と、ふてくされたような態度を取る早乙女(古川雄輝)は、過去の因縁もあって次第にヒートアップしていきます。

そこへ現れるいちこ(真木よう子)。

何故戻ってきたんだ!と詰り、キスも告白もスルーされて俺が何も感じてないと思っているのか!!と、いつもの穏やかさをかなぐり捨てた越智(成河)の本音に触れたいちこ(真木よう子)は頭を下げる事しかできませんでした。

 
帰宅した二人ですが、売れるか売れないかなんてさ、結局運じゃん、と言い放つ早乙女(古川雄輝)に同調するようにヘラヘラ笑ういちこ(真木よう子)。

自分の気持ちに蓋をして、相手の機嫌を損ねないようにとそればかりを考える彼女の脳内では、遂に雨が降ってきてしまいパニックに陥ってしまいます。

荒れる早乙女(古川雄輝)を前に謝るしかないという脳内メンバーにストップをかけたのは、目を覚ました石橋(神木隆之介)でした。

それにより更に揉める脳内。

するとそこへ、またもあのボンテージ美女(真木よう子)が現れます。

いつものように気絶させられて終りかと思われましたが、今回は吉田(西島秀俊)が頑張りました!

早乙女(古川雄輝)を選んで石橋(神木隆之介)が眠ってしまったように、自分の一部を殺してまで一緒にいる必要はない、との決断を下したのです。

 
気持ちを隠すことなく伝えたいちこ(真木よう子)はそっと家を出てゆきます。

後ろから早乙女(古川雄輝)が追いますがもう振り向きません。

記憶に貼られた黒い付箋が飛んでゆきます。

それと同時に、朝日に照らされた彼女の表情も明るくなってゆくのでした。

エピローグ。

再び飛んでしまったいちこ(真木よう子)のペンダントトップ。

それを拾ってくれたのは…?

脳内では吉田(西島秀俊)が静かに口を開きます。

では、会議を始めよう。

完。

 

「脳内ポイズンベリー」見所ポイント!

物語の始まりと終わりが上手くリンクする演出や、頭の中で大騒ぎする脳内メンバーなどとにかく発想が面白かった作品です。

芸達者が揃っているので、ワーワーと言葉が飛び交う脳内の様子が面白く、分かる分かる、と恋をしたことがある人ならだれでも頷いてしまうような展開が続くかと思えば、徐々に明るさばかりではない状況に様相を変えていくのがリアルでした。

 
劇中で吉田(西島秀俊)が言う、大切なのは誰が好きかじゃない。誰といる自分が好きかという事だ、と言う言葉。

分かっているようで分かってない、恋に落ちると見失いがちな大切な言葉だと思います。

 
新しい着眼点から観る恋の物語。

身構えることなく観られて、鑑賞後には何か胸にポッと明るい光が灯るような作品です。

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