「ラッキーナンバー7」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「ラッキーナンバー7」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「ラッキーナンバー7」はジョシュ・ハートネット主演、ポール・マクギガン監督の2006年の映画です。

この映画「ラッキーナンバー7」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。

不運続きの青年、ギャングの親玉、殺し屋たちによるだまし合いが展開する「ラッキーナンバー7」をご堪能ください。

 

「ラッキーナンバー7」あらすじ

偶然居合わせただけの“スミス”(ブルース・ウィリス)に、昔話を聞かされる“青年”(サム・ジェーガー)。

──それは、ある競馬レースで失敗、しかも八百長だったとバレた男とノミ屋の話。

そもそも彼らがレースに賭けたカネの出どころは、小銭でさえ借りたくない犯罪組織。

大負けし、企みがバレた二人は容赦なく殺され、男の妻子まで──

何気ない昔話はシャッフルを始める原点だと、淡々と話すスミス(ブルース・ウィリス)。

そして、青年(サム・ジェーガー)を殺します。

スミスと名乗る男、その正体は殺し屋“Mr.グッドキャット”。

長い間、ニューヨークを離れていた男は仕事のために戻り、二つの犯罪組織のもとへ・・・

 
ニューヨークに住む友人を訪ねた、“スレヴン・ケレブラ”(ジョシュ・ハートネット)。

不運つづきの男は、ニューヨークに来てまでもトラブルに遭遇。

折角のイケメンも、通りすがりの強盗に顔面を殴られ鼻を折られます。

幸いだったのは大事な腕時計を盗られずに、友人のアパートに到着出来た事くらい。

シャワーを浴び、鏡に映る自分の顔を見てため息を吐いているとドアを叩く音が。

バスタオルを巻いただけの、スレヴン(ジョシュ・ハートネット)。

ドアを開けるとズカズカと入って来たのは、向かいに住む“リンジー”(ルーシー・リュー)。

「誰?ニックは?」

「来た時から、留守だ」

スレヴン(ジョシュ・ハートネット)が来た時には、鍵は掛かっておらず誰も居ない。

更に、部屋には怪しい無言電話、発信元はとあるホテルから。

一体、友人の“ニック・フィッシャー”はドコへ?だけど…まあイイか。

 
気ままに過ごしていると、不幸にも黒人犯罪組織の“ボス”(モーガン・フリーマン)とご対面します。

借金9万6000ドルを、まだ未払いだったニック。

きっちりケジメをつける彼らの世界、邪魔者そして不義理をする者の代償は命。

同様に、ユダヤ人犯罪組織の“ラビ”(ベン・キングズレー)にも借金し、負け犬人生を送っていたのがニックの本性です。

身代わりに利用され“不運な男”と笑うしかない、スレヴン(ジョシュ・ハートネット)。

ケリを付けるため、二つの犯罪組織に出入りする事に・・・

 

「ラッキーナンバー7」ネタバレ

ボス(モーガン・フリーマン)とラビ(ベン・キングズレー)は、同一組織から分裂し、現在は自らが組織のトップ。

向かい合う二つの超高層ビル、互いに命を脅かす存在はその一室から相手を睨みます。

停戦状態にあった彼ら、しかし二つの犯罪組織と繋がるノミ屋の男二人を何者かが殺害。

そして、ボス(モーガン・フリーマン)の最愛の息子も命を奪われ、均衡が破れました。

 
混沌とした、この街ニューヨークで生きる者に目を光らせるのは、刑事“ブリコウスキー”(スタンリー・トゥッチ)。

二つの犯罪組織に信頼される、殺し屋Mr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)。

完璧に仕事をこなす彼は、首を突っ込んだスレヴン(ジョシュ・ハートネット)の存在も捉えています。

ある人物が立てた計画、男たちが絡み合ったのは必然でした。

 
息子を殺したのは、ラビ(ベン・キングズレー)に決まっていると言う、ボス(モーガン・フリーマン)。

「ラビの息子も…」

スレヴン(ジョシュ・ハートネット)は、9万6000ドル分の働きを迫られ、返事は明日まで。

警察に行っても無駄だと念押しされて、行く当てもない彼の居場所は、あのアパートと特定済み。

ボス(モーガン・フリーマン)の次は、敵対するラビ(ベン・キングズレー)の元へ強制連行。

こちらの借金は、3万3000ドル。

“殺しの条件”は無かったものの監視下に置かれ、命の危機は続きます。

 
向いに住む、刑事ドラマ好きのリンジー(ルーシー・リュー)は、勝手に事件の捜査開始。

ホテルから無言電話をして来たのは、“スミス”という男。

エレベーターで、彼と遭遇できたリンジー(ルーシー・リュー)がカメラに収めた顔。

それは、殺し屋Mr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)です。

「見覚えは?」

「ない」

更に、後を追ったリンジー(ルーシー・リュー)。

着いたのは向かい合う二つの犯罪組織のビル付近で、彼女は驚きの光景を目にします。

スレヴン(ジョシュ・ハートネット)と、Mr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)がニアミス!

この日起きた出来事(殺人依頼)を、協力してくれるリンジー(ルーシー・リュー)に告白。

嘆くスレヴン(ジョシュ・ハートネット)ですが、到底話が通じる相手ではありません。

 
翌日、ボス(モーガン・フリーマン)を訪ねると、開口一番「(ラビの息子を)殺す…選ぶ余地はなしだ」

早速、その殺害計画を、スレヴン(ジョシュ・ハートネット)に伝えるボス(モーガン・フリーマン)。

ただし、真の計画はスレヴン(ジョシュ・ハートネット)を、ラビ(ベン・キングズレー)の息子殺しに利用するだけ。

その事は、もちろん伏せています。

話が一通り終わると、何食わぬ顔で二人の前に姿を現したのは、Mr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)。

すべての計画を考えたのは、ボス(モーガン・フリーマン)が信頼する彼でした。

不義理をした者も、余計な事に首を突っ込んだ邪魔者も殺す。

この世界を、上手に渡り歩くMr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)に、ボス(モーガン・フリーマン)も笑います。

 
実は、検視官をしているリンジー(ルーシー・リュー)。

最近、運ばれたノミ屋の男の死体と、出会っていました。

そして、彼女の職場・死体保管所には、刑事ブリコウスキー(スタンリー・トゥッチ)も訪れています。

二つの犯罪組織を見ている彼。

ニューヨークに、Mr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)が現れたと知り表情が曇ります。

男たちは皆、20年前からの顔見知りでした。

 
もう一人、ブリコウスキー(スタンリー・トゥッチ)を悩ますのは、正体不明のスレヴン(ジョシュ・ハートネット)。

接触を図るも、犯罪組織に睨まれている彼に、刑事の脅しなんて通用しません。

スレヴン(ジョシュ・ハートネット)の心をとろけさせるのは、恋に落ちたリンジー(ルーシー・リュー)だけ。

抱き合い耳元でささやくスレヴン(ジョシュ・ハートネット)に、彼女も答えます。

 
いよいよ、仕事をする時が来ました。

殺しのターゲット、ラビ(ベン・キングズレー)の息子と接触。

信用されたスレヴン(ジョシュ・ハートネット)は、彼の自宅に入るなりこう言います。

「殺されるぞ…俺にさ」

容赦なく撃ち殺しました。

 
その後の計画は、Mr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)が、邪魔なスレヴン(ジョシュ・ハートネット)を殺す。

しかし、二人は互いを知る共犯でした。

ラビ(ベン・キングズレー)の息子の隣に並ぶ死体は、不義理をした“青年ニック・フィッシャー”(サム・ジェーガー)。

痕跡が残らないよう爆破。

死亡したと思われるスレヴン(ジョシュ・ハートネット)は、Mr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)と歩き出します。

目的を達成するために・・・

 

「ラッキーナンバー7」最後ラストの結末は?

Mr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)と、スレヴン(ジョシュ・ハートネット)。

二人が捕らえたのはボス(モーガン・フリーマン)、そしてラビ(ベン・キングズレー)です。

ある部屋に連れられ、身動きが取れない二人は状況を把握できません。

これは、Mr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)と、スレヴン(ジョシュ・ハートネット)の20年に及ぶ計画。

彼らにとっては、他人のニック・フィッシャー(サム・ジェーカー)。

二つの犯罪組織から借金し、不義理をしたこの男はターゲットに選ばれ計画のため犠牲に。

「カネなら、いくらでもやる」と、生き延びたい一心のラビ(ベン・キングズレー)。

「誰なんだ?」と、スレヴン(ジョシュ・ハートネット)を、全く覚えていないボス(モーガン・フリーマン)。

 
──職場で、特定不能の焼死体を見ているリンジー(ルーシー・リュー)。

一緒に居る刑事ブリコウスキー(スタンリー・トゥッチ)に、新たに二人の死体が出たと連絡が入ります。

一人になったリンジー(ルーシー・リュー)の前に姿を現したのは、Mr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)。

彼女もまた、この事件に首を突っ込んだ邪魔者。

容赦なく、撃ち殺しました。

 
刑事ブリコウスキー(スタンリー・トゥッチ)に、同僚から電話が入ります。

語られるのは20年前、犯罪組織に殺された夫婦と子供のこと。

八百長競馬レースで失敗した男に、カネを貸したのはボス(モーガン・フリーマン)、そしてラビ(ベン・キングズレー)。

当時、彼らの犯罪組織に居たブリコウスキー(スタンリー・トゥッチ)は、同僚の話に言葉を詰まらせます。

 
正体不明の男と、八百長が行われたレースに出走した馬の名前が同じ“スレヴン”。

ブリコウスキー(スタンリー・トゥッチ)は、現れたスレヴン(ジョシュ・ハートネット)に射殺されました。

彼らに両親を殺された、スレヴン(ジョシュ・ハートネット)の本当の名前はヘンリー。

あの時、真っ直ぐに自分を見るヘンリーを、殺す事が出来なかったMr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)。

ヘンリーを生かし、彼の復讐を手助けしました。

 
空港に居るスレヴン(ジョシュ・ハートネット)、そこにリンジー(ルーシー・リュー)がやって来ます。

この世界のやり方、彼女を始末するであろうMr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)。

スレヴン(ジョシュ・ハートネット)は、計画を立てリンジー(ルーシー・リュー)を守りました。

しかし、Mr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)が二人の前に現れます。

「彼女を愛してるんだ」と、あの時のように、真っ直ぐ目を見るスレヴン(ジョシュ・ハートネット)。

Mr.グッドキャット(ブルース・ウィリス)は、彼の思いを受け止め、そっと去って行きます。

THE END

 

「ラッキーナンバー7」見どころ

超豪華キャストが大集結!

それだけでも十分観る価値ありなのに、ストーリーまで面白いという贅沢な映画。

重厚感たっぷりに犯罪組織のトップを演じた名優、モーガン・フリーマンとベン・キングズレー。

更には、刑事役のスタンリー・トゥッチに、殺し屋役のブルース・ウィリス。
(何だかここまで名前を上げた、三人のシルエットが同じですね)

四人合わせると、トンデモナイ数の名作を書き連ねる事になるので割愛させて頂きます。

 
そんな最強な四人をまとめ上げるのが、ジョシュ・ハートネットだなんて最高かよ!

不幸を背負った情けない男が良く似合い、顔面やボディーにパンチを食らう痛々しさが不運に拍車を掛けます。

どこまでが事実なのか分かりませんが(まあ、全部作り話か)ちゃんと、ニューヨークに来るまでの不幸な出来事。

到着してから強盗に殴られるエピソードも、コミカルに映し出されます。

もちろん、殴られて鼻が折れたのは事実!

相手は強盗じゃないですけどね。

初登場シーンからしばらくは、バスタオル一枚だけをまとった姿。

重々しい雰囲気なのに、そんな格好でボス(モーガン・フリーマン)と対面するのが滑稽です。

まさか、こんな男に殺られるなんて・・・

でも、その時はスレヴンの顔つきが、キリッと変わってそれも良い。

憎い復讐相手、ボスとラビ(ベン・キングズレー)にも、最愛の人を失う悲しみを味わってもらう!

大切な両親を殺されたスレヴンが選んだ、二人の殺害方法にも執念が感じられます。

 
もちろん、無関係なニック・フィッシャーを巻き込んだのは強引ですが、この世界のルール…仕方ない。

それを言うと、20年前のMr.グッドキャットもルール違反では?なんて言わないで下さい!

子供時代のスレヴン=ヘンリーの純粋無垢な瞳に、殺し屋も心浄化~!もうホント天使です。

最高の殺し屋にも良心があった!父のようなMr.グッドキャットの眼差しはグッと来ます。

ブルース・ウィリスはドカンドカン大暴れするのも良いですが、渋いのもハマるんだな~。

 
本編の端々に散りばめられたヒントに唸り、ムダ話もクスっと笑えて緊張と緩和のバランスも◎

この字面だけでは伝えきれない、名優たちが魅せる「やられたー」っていう表情。

そして、20年前のブルース・ウィリスの、気持ち増やした髪の毛!

 
リンジー役のルーシー・リューとジョシュ・ハートネットが、とってもお似合い♪

二人のシーンは観ていて楽しいし、ロマンチックムードも素敵ですよ。

黒人犯罪組織、ユダヤ人犯罪組織それぞれの手下の男二人組にも注目して欲しいです。

なかなかキャラ濃い目で、あなたもきっと好きになるかも!?

 
あとは、ボスから殺し役に抜擢されたスレヴンが、やりたくないと渋るシーンがあります。

ホント細かいですが「ふぅん~」と可愛い声で、呆れて首を傾げるモーガン・フリーマンが個人的にツボです。

開始70分を越えると、スレヴンの正体が明かされて行く、ラビの息子殺しの始まり。

詳しい伏線回収は、ボスやラビ、Mr.グッドキャット、スレヴンの口から聞いて下さいね。

111分の本編には、細かい!細か~い見どころがギュギュっと詰まっています。

まさに、名優の競演に胸がワクワク!スタイリッシュな映像にも目を奪われるでしょう。

どうぞ、最後まで楽しんで下さいね!

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