「トレマーズ」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「トレマーズ」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「トレマーズ」はケヴィン・ベーコン主演、ロン・アンダーウッド監督の1989年公開の作品です。

この映画「トレマーズ」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末と見どころについて紹介します。

砂漠に住む巨大生物との闘いを描くパニックアクション「トレマーズ」をお楽しみください。

 

「トレマーズ」あらすじ

広大な砂漠地帯にポツンとある人口わずか14人の町で、不穏な出来事が起こります!

鉄塔に登ったまま脱水で死んだエドガーじいさん、畑に首だけ残ってたフレッドじいさん。

家畜も殺されて、道路工事をしていた2人の作業員は木っ端みじん!?

一軒の生活用品店に集合した住民は、普通よりも大きくて不気味なヘビの死骸を発見。

でも、これ1匹の仕業とは思えません。

 
悲劇は続き、医師のジムと妻ミーガンまで地中に引きずり込まれ、車も丸ごと埋まります。

のどか~な田舎町に突如出現し、住民を騒然とさせた正体は巨大生物!

地中に潜み、わずかでも地面からの震動や音を感知したら、ガバッ!と姿を現す。

どデカイ図体の割に俊敏で、触手みたいに口からウジャっと出たヘビが獲物をガブリ!

そんなバケモンに出くわし、猛ダッシュで逃げ切った末にやっつけた男女がいました。

町の便利屋、バル(ケヴィン・ベーコン)とアール(フレッド・ウォード)。

長年この町で地震の研究をする大学からやって来た、新顔のロンダ(フィン・カーター)。

ところが、地震計の記録では、バケモンはあと3匹もいるってヤベぇ事実が判明します!

 
東西は山、北は断崖。

隣町への道路は岩場崩落で車が使えないし、電話線もイカれて助けを呼べません。

「決めた!名前は大蛇もどき“グラボイズ”だッ!」

「誰かが気づいてくれるまで待とう!」なんて、バケモンを見てない住民は結構のんき。

すると、外で遊ぶ子供の震動がバケモンを引き寄せ、とうとう住民の前で大暴れ!

掘っ立て小屋や家の屋根に上がったり、車の上に避難してどうにか命拾い。

でも、店主のチャンが、床を突き破って出現したバケモンに丸飲みにされました。

便利屋バルとアールたち町の住民9人、研究で来ているだけの不運な大学院生ロンダ。

生き残りを懸けた、バケモンとの真剣勝負が始まります!

 

「トレマーズ」ネタバレ

“喧嘩するほど仲がいい”って言葉が、ぴったりな男2人。

便利屋のアール(フレッド・ウォード)と、年下の相棒バル(ケヴィン・ベーコン)。

住民からの頼まれごとや、3K(きつい、汚い、危険)的な仕事をこなす日々に飽き飽き。

自由で居心地イイけど、俺たちだって一花咲かせたいから「こんな町なんか出てってやる!」

とうとう隣町に引っ越そうとした日に、バケモンが出るなんてツイてなさ過ぎ。

 
およそ20億年も人間に気づかれずに、地中に潜んでいたバケモン?

放射能による突然変異?それとも政府が作った秘密兵器?宇宙怪物かも!?

何となく分かった事は、バケモンは耳が良くて震動や音には敏感だけど目は見えていない。

柔らかい土の中は動き回るけど、硬い岩には敵わないし、高いトコまでは追って来ない。

 
生き残った10人中、高いトコに上がったのは8人。

バケモン大暴れ!の時は不在だったガンマー夫妻は、その恐怖をまだ知りません。

夫バート・ガンマー(マイケル・グロス)と、妻ヘザー(リーバ・マッキンタイア)。

四駆に乗ってバケモン捜索をした2人は、生活用品店から離れた場所にある家に戻ります。

双眼鏡で町の中心部を眺めると、アレ?みんな高いトコに上がっている!?

無線機で繋がった便利屋バルに「バケモンが、お前たちを狙ってる!」と、忠告されるガンマー夫妻。

引き寄せているなんて知らず、のんきに大きな震動を立てていました。

新たな獲物を感知して爆走するバケモン、「早く屋根に上がれー!」と叫ぶ、便利屋バル。

“ガンマニア夫妻”が取った行動は、自慢の銃コレクションを駆使して正面突破!

激戦を制し、バケモンを始末しました。

 
これで残りのバケモンは2匹、凄腕のガンマー夫妻なら全滅できると思いきや!?

実は頭脳派だったバケモンは、銃弾を避けるように地上に姿を見せなくなりました。

更に、便利屋たちが避難した生活用品店、ヘタり込む母娘が居る家を崩壊させようと攻撃!

「建物のドコかに居るってのは、分かってるんじゃないか?」

獲物を地面に落とす作戦に出たバケモン。

その犠牲になったのは、車の屋根に上がっていたネスター。

「俺のそばに来たら、ツルハシでブッ叩いてやるさ!」と、威勢が良かった男は、地中に消えました。

 
ガンマー夫妻の四駆もバケモンに沈められ、誰ひとり屋根から下りられず万事休す!

追い込まれた便利屋アールが絞り出したアイディアは、ブルドーザーでの脱出。

速さは期待できないけど、さすがのバケモンも重量30トンに食らい付くのは無理なハズ!

でも「ブルドーザーに全員乗ることは出来ん…」と、残念がる年長者ミゲル。

すると、もう1人の便利屋のバルが「後ろに、車か何か引っ張ることは出来る…」と。

そして、全員が乗れる“セミトレーラーとブルドーザー連結作戦”を思い付きました。

生活用品店の屋上から、その2つを眺める便利屋の2人。

「…だが、あそこまで辿り着けるかどうか」と、店からは結構な遠距離だと気づきトーンダウン。

 
地震の研究で来ているだけなのに、とんだ災難に巻き込まれた大学院生のロンダ。

彼女もバケモンに食われそうな恐怖を味わったけど、前向きに脱出を考えています。

「ねえ、聞いて!バケモンは震動に反応するから、何かでおびき寄せれば!」

“おとり”になる人物候補は、いつも町のジジイを小馬鹿にする悪ガキのメルビン!?

1人で掘っ立て小屋の屋根に上がった彼は当然、中指を立ててお断り!

 
生活用品店の崩壊は、時間の問題。

結局“トラクター無人で暴走作戦”が採用され、発案した年長者ミゲルがハンドルとアクセルを固定します。

あとは便利屋バルとアールの、どっちがブルドーザーまで走るのか?

いつもなら、ジャンケンで負けた方や、年下のバルが“やらされる”のが定番。

ところが、勝ったアールが男気を見せて「行く!」と、言い出します。

 
思った通り、2匹のバケモンは動き出したトラクターを猛追し始め、作戦大成功!

そして、屋上を下りるはずのアールは、バルの“みぞおち肘鉄”を食らい崩れ落ちた!?

相棒を危険に晒すなんて出来ないバルは、ブルドーザーに向かって豪快に飛び出します。

でも、無人トラクター横転という緊急事態発生!

獲物をバルに変更した、バケモン2匹は全力でUターン!

ブルドーザーを目前に(震動を立てないよう)直立不動のバルは、絶体絶命です!

 
すると「こっちへ来ーい!ナメクジのバケモンめー!」と、大声を出すアール。

「イモムシの出来損な~い!」と絶叫して、水道管も破裂させた“おとり作戦”を敢行!

バケモン2匹は町の中心部へと進路を変え、バルはセミトレーラーとブルドーザーを連結。

屋根の上に残されていた6人を救出して、ガンマー夫妻の家へと向かいます。

 
戦闘技術に長けた“ガンマニア夫妻”と、彼らお手製ダイナマイトも無事に合流。

一行は隣町に抜けられる、西側の山を目指します。

一方、ブルドーザーの前では無力だったバケモン2匹は、遠くの方で砂煙を上げて大暴れ!

「まとわりつかなきゃ、何しててもイイさ…」

そう思って放って置くと、奴らが掘った落とし穴にブルドーザーがハマり走行不能に。

もはや、全速力で走るしか生き残る方法がない一行。

ブルドーザーが沈む前に、結構遠いけど前方のデカイ岩への移動にチャレンジします。

 
耳が良いバケモンは、ガンマー夫妻が作った自慢のダイナマイトの爆音が苦手でした。

ダイナマイト点火、放り投げて奴らを追っ払った隙に、猛ダッシュする一行のチャレンジは成功します!

もう、地中に引きずり込まれる心配はないけど、まだまだ遠い山まではどうするか?

 
ロープにダイナマイトをくくり付けて“釣り”を始めると、バケモン1匹が掛かり爆破!

一行は、残りの1匹も早く釣りたいけど、頭脳派のバケモンは姿を現しません。

やっと顔を出したと思ったら、驚愕の“掛かったフリしてダイナマイト投げ返し”で報復!

地面へと吹っ飛んだ便利屋のバルとアール、大学院生ロンダは直立不動。

デカイ岩に残った全員で“おとり作戦”を始めても、同じ手には引っ掛からないバケモン。

ガンマー夫妻のダイナマイトは、直立不動中のバルが握る1本しか残っていません。

頭をフル回転させたバルは突然走り出し、バケモンとの最後の勝負に出ました!

 

「トレマーズ」最後のラストの結末は?

全力疾走のバルとアール、ライターを持ったロンダも猛ダッシュして向かったのは崖っ淵。

猛追するバケモンを十分に引き付けるバルは、狙い通りダイナマイトを奴の後方で爆破!

その爆音に驚くバケモンは、まっしぐらに突き進むと崖の底へ転落して息絶えます。

 
広大な砂漠地帯にポツンとある田舎町に、平和が戻りました。

バケモンの話題で大儲けしようと意気込む、便利屋のバルとアール。

地震の研究で来ていた大学院生ロンダも、バケモン調査に参加するため多忙な日々が待っています。

第一印象では、タイプじゃなかったロンダに、すっかり惚れてしまったバル。

ロンダもバケモンから命懸けで助けてくれたバルに、好意を持っているのは明白でした。

でも、互いに気持ちを伝えられないまま、別れの時がやって来ます。

 
そんな若い2人がもどかしくて堪らないアールは、相棒バルの背中を押しました。

普段は強気でも「俺なんか…」と、恋に憶病なバルが勇気を出して告白!

「ロンダ、あのぉ~俺の気持ちは…」

見つめ合うバルとロンダは、キスを交わすのでした──

THE END

 

「トレマーズ」見どころ

減らず口叩いて笑い合うのが、この砂漠の町に住む奴らのコミュニケーション方法!

冒頭から、年甲斐もなく“おちゃらける”便利屋のバルとアールに、妙にホッとしちゃう『トレマーズ』は1990年公開作品です。

フレッド・ウォード演じる年上のアールは、威厳がありそうに見えてチョット抜けている!?

それをイジり倒すバルのイタズラな表情は、ケヴィン・ベーコンの魅力5倍増しってくらい◎

B級モンスターパニック映画らしく!?住民もクセ強めだから、ニヤニヤが止まらないかも!

だけど、その緩さのなかに緊迫感をガッチリ組み込んだ『トレマーズ』は、間違いなく名作なのです。

まだ未鑑賞なら、“人間VS巨大な地底獣グラボイズ”その死闘の目撃者になるべき!

そして見直し世代のあなたも、不思議と湧き上がる熱気と爽快感を今一度体感しましょう。

 
「地震計に妙な数値が出てる…」と、最初に異常に気づいたのは、地震の研究中だったロンダ(フィン・カーター)。

その姿は見えずとも、盛りっとする地面。

バケモン目線で彼女に迫るけど、ロンダは気づかないって言う、ド定番な演出は何度観てもワクワク!

そして、じいさんや工事作業員、医師夫婦をバケモンが襲う衝撃映像は、かなり見応えありです。

 
謎の死が続き、電話も道路も不通で陸の孤島と化した砂漠の町。

パニックになる者も居れば、(どデカいバケモンの触手部分の)ヘビの死骸を欲しがる強者も居ます。

そいつは、生活用品店の店主チャン(ヴィクター・ウォン)。

きっと、町で唯一だと思われる彼の店は、住民の憩いの場。

そこで、あーでもねぇこーでもねぇ言うシーンでは、皆の性格が分かるでしょう。

 
チャンは死骸との撮影会まで商売にして、笑顔が引きつる少女ミンディ(アリアナ・リチャーズ)が第一号の客。

ドン引きの娘に「どうしたの?怖くないのよ!」って、なかなか強引な母ナンシー(シャーロット・スチュワート)も、のちに恐怖を味わう事に!

この砂漠の町で、エネルギーを持て余しているのは、悪ガキのメルビン(ロバート・ジェイン→本作での活動名はボビー・ジャコビー)。

しょっちゅう大人に叱られる彼も、バケモンに遭遇すると「うわぁぁ!」って大パニック!

 
本作の折り返しとなる、メルビンの絶叫が響くのは本編48分過ぎです。

そこでの本格的なバトルは、まばたきを忘れそうなほど怒涛の展開が押し寄せますよ。

そして後半戦は、いよいよあの“ガンマニア夫妻”が絡み、バトルはヒートアップします!

気合い満点で砂漠の町に住み着いた、バート・ガンマー(マイケル・グロス)と、ヘザー(リーバ・マッキンタイア)。

バートは熱い(暑苦しい!?)男ですが、それ以上に妻ヘザーの心意気がめっちゃ男前で個人的に好きなキャラです。

撃って撃って撃ちまくった末に、バケモンを仕留めたバートが放つ勝者の雄叫びも、お聞き逃しなく!

 
その後、知恵を出し合いトラクター作戦、そしてブルドーザー作戦を決意。

ここは生意気な年下バルが、相棒アールを大事にしている“便利屋のバディ感”が堪らない!

ケヴィン・ベーコンが、めちゃくちゃカッコ良いのです。

でも直後、やっぱり笑っちゃうのが『トレマーズ』で、ソレが良いところ!

トラクター作戦が中途半端に終わり、バケモンに突進されるバルが始めたのは“だるまさんが転んだ”!?
※私の世代的に、息止めればOKな、“キョンシー”がパッと浮かぶ珍!?場面ですね。

目の見えないバケモンにバレないよう動かないバルと、ギャーギャー騒ぐアールたちが滑稽で最高です。

 
どうにか生き延びた一行は、いよいよブルドーザーに乗って危険な砂漠の町を脱出だ!

ここで本編の残りは15分ほど・・・って事は、バトルの最高潮はこれからって既定路線。

すると、一致団結も虚しくバケモンに弄ばれて、もう疲れ切った暑苦しい男バートが・・・

一体、何が始まるのか、そして“あの作戦”が誕生する様子は本編で!

 
蛇足になり兼ねない展開も結局キレイに納まっちゃう本作は、ホント良く出来た映画です。

頭脳派バケモンの真骨頂に感動すら覚えるし、必死に知恵を絞る人間の底力にも唸ってしまう!

最後の最後まで手に汗握る、バッチバチの攻防戦を描いた『トレマーズ』。

是非、ワーキャー言いながら、心ゆくまで楽しんで下さいね!

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