映画「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」は矢島晶子主演、本郷みつる監督の1993年の映画です。
この映画「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
4半世紀以上たった今も変わらず日本中の子どもを笑わせてくれるクレヨンしんちゃんの記念すべき劇場版1作目「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」をご堪能ください。
「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」あらすじ
しんちゃんこと野原しんのすけ(矢島晶子)も大好きな人気特撮ヒーロー、アクション仮面(玄田哲章)。
その撮影中、突然爆発が起こりアクション仮面の大切なアクションストーンが何者かに持ち去られてしまいました。
スタジオにはなぞの大きな穴が…
そしてアクション仮面は怪我をしてしまい、撮影は代役が務めることに。
しんちゃんはまさおくん(一龍斎貞友)やネネちゃん(林玉緒)、ボーちゃん(佐藤智恵)とコンビニへ。
アクション仮面のカードが付いたチョコビを買うまさおくんでしたが、出てきたのは何枚も持っているキャラクターのカードでがっかりしています。
アクション仮面カードの話で盛り上がっているとろろにやってきた風間君(真柴摩利)。
風間君はそんな子供っぽいもの集めてないと言いつつ、ぞろ目のカードは出ないと99は幻のカードとマニアックのことを語りだします。
そしてみんなと別れてひとりになると、ママなかなかチョコビを買ってくれないとぼやきます。
家に帰ったしんちゃん、門限を破ったことを注意する母親のみさえ(ならはしみき)を無視してテレビに向かいます。
そしてアクション仮面に夢中になりますが、急にアクション仮面のことをウソんこと言い出します。
さらにアクション仮面が終わったところに一瞬、変なものが映ります。
それはアクションストーンを盗んだ謎の人物です。
その夜仕事から帰ってきた父たひろし(藤原啓治)はしんちゃんにお土産を買ってきてくれました。
欲しかったアクション仮面の本を貰ってしんちゃんは嬉しそうです。
朝からひまわりたいそうをする野原一家、目覚まし代わりに体操の曲を使っているのです。
ちゃんと振り付け覚えてるひろしとみさええらい。
そしてトイレで本を読むしんちゃん、アクションストーンのことも書かれてています。
今日は終業式ですが、本に夢中のしんちゃんは幼稚園バスに乗り遅れてしまいました。
病院で心配そうな顔のアクション仮面のパートナー、ミミ子( 小桜エツコ)。
そこにアクション仮面役の郷剛太郎が松葉づえをつきながらやってきました。
「アクションストーンがないと向こうの世界に帰れない」と言うミミ子に郷は「早くアクション戦士を見つけないと」と言います。
幼稚園からの帰り、しんちゃんとみさえは商店街で買い物をしていきます。
その途中不思議な小道に入ったしんちゃんは、老婆が営む古い駄菓子屋さんを見つけます。
そこでチョコビを買ってもらえることになり、お会計も済まないうちにカードを開けます。
出てきたのは金色のカード、それを見て老婆が微笑みます。
しんちゃん達を見送り「あの子かい」と言う郷、あの老婆はミミ子の変装でした。
公園で友達に99のカードは出づらい、と言う風間君。
そこでしんちゃんはあのゴールドカードを見せます。
興味なさそうなふりをしつつ、やっぱり見せてもらう風間君。
さてさてこれからどんな展開が?・・・
「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」ネタバレ
急に海に行きたくなった、というひろしの提案で海に向かう野原家。
しかし道はすごい渋滞です。
イライラして横道にそれたひろし、海に着きますがしんちゃんは海辺に見つけたアクション仮面アに夢中です。
それはアクション仮面の像が立った不思議な建物でした。
そこにいた男に「野原しんのすけくん」と声をかけられたしんちゃん、男は「ようこそアクション仮面アトラクションランドへ」と続けます。
入場券をもう持っていると言われたしんちゃんがゴールドカードを出すと、そのまま中へ案内されます。
そこで「時空間移動マシン」に乗ったしんちゃん達、「君達をアクション戦士に任命しよう」というアナウンスが流れマシンがそして動き出しす。
その頃マシンの外でこちらミミ子、と通信するミミ子と郷。
その画面にはミミ子と同じ顔が映っています。
マシンに乗ったしんちゃん達、途中同じマシンとすれ違います。
そして気が付いたらすでに夕方で、疲れた3人はそのまま帰ります。
その翌日、新聞には「地球は今、大ピンチ」「早く来てくれアクション仮面!」と言う見出しが。
ひろしは「今日は4月1日か?」とカレンダーを見ます。
今日は幼稚園でプールのしんちゃん、用意してバスを待っているとただ事ならない雰囲気のひろしが戻ってきました。
町中にハイレグの水着姿の人々があふれているというのです。
混乱しつつも「若いギャルの水着姿は嬉しかった」とコメントするひろし。
そんな野原家の前に1台の車が止まります。
出てきたのはミミ子で、追ってきた敵を倒します。
アクション仮面の撮影かと浮き立つ野原家。
「私はリリ子、ミミ子と間違えるという事は…」と言うミミ子。
そしてしんちゃんからカードを見せられ「ミミ子の奴選ぶ子間違えたな」と頭を抱えます。
車から具合悪そうに降りて来た北春日部博士、心配するもただのトイレでした。
テレビで流れるハイレグ姿の人々、アナウンサーまでもハイレグ姿になってしまします。
リリ子は1週間前に宇宙からやってきたハイグレ魔王が、ハイグレ光線で人々をハイレグ姿のハイグレ人間に変えてしまったと言います。
関東圏で徐々に勢力を伸ばしているハイグレ魔王。
トイレの前に置かれた北春日部博士の荷物。
そこに包み紙に包まれたきれいな球を見つけたしんちゃんは、口に入れてしまいます。
そして「甘くない」と残念そうな顔をします。
リリ子の話に混乱気味のひろしとみさえ。
そこでリリコはふたつの地球がありストーンやカードを使ってトンネルで行き来していること、そして手助けの為にカードでしんちゃん達を呼んだと言います。
しんちゃんた達が乗った時空移動マシンはアトラクションではなく本物であった事、今いるのはアクション仮面が本当にいる世界であり自分はミミ子の双子の姉のリリ子だと言います。
その時、トイレから出てきてスペアのアクションストーンが無くなった、と叫ぶ北春日部博士。
詰め寄られたしんちゃんは思わず口に入れていたアクションストーンを飲み込んでしまいました。
「何てことしてくれたんだ」と一同。
しんちゃんが持っているゴールドカードはアクション仮面の手助けをするアクション戦士を探すためにミミ子が用意したものでした。
あのアクション仮面のアクションストーンを奪ったのもハイグレ魔王(野沢那智)だと言います。
力の源であるアクションストーンを失ったせいでアクション仮面は、こちらの世界に返ってこれないのです。
子ども達だけでも避難させようと来てくれたふたば幼稚園のバス。
シロも連れて野原一家と春日部博士、リリ子が乗り込みます。
しかしそこにハイグレ魔王の手下、Tバック男爵が。
アクションストーンをわたすように言います。
しんちゃんのゾウさんを見せて動揺させ、何とかバスは逃げ切ります。
バスは北春日部博士のヒミツ研究所へ向かう事に。
その途中、幼稚園から逃げて来たまつざか先生(富沢美智恵)を乗せます。
そして秘密基地に着きましたが、敵が大群で攻めてきました。
基地の中でアクションストーンのことを聞くまつざか先生。
じつはまつざか先生はハイグレ人間で、腹巻レディースのスパイとして送り込まれたのです。
そして北春日部博士が張ったバリアをまつざか先生が破ります。
さらに腹巻レディース達もやってきました。
しんちゃんだけは守るようにとリリ子に言う北春日部博士。
皆がハイグレ人間になるなか、リリ子はしんちゃんとみさえシロを連れて逃げます。
そしてリリ子はハイグレ魔王の宇宙船がある新宿は地球とつながっていること、しんちゃんがアクションストーンを持っていけばアクション仮面を呼べると言います。
スーパー三輪車を借りたしんちゃんは、三輪車のおかげでしゃべれるようになったシロとともにアクション魔王のもとへ向かいます。
途中腹巻レディースがおってきましたが、三輪車についた機能を使って逃げます。
しんちゃん達を追ってオーバーヒートした腹巻レディース、バイクが壊れて落下しているところをしんちゃんが助けます。
地球人にもいい奴がいたと腹巻レディースはしんちゃんを送り出します。
次に現れたTバック男爵、ミサイルを使ってしんちゃんを追い詰めます。
しかししんちゃんはミサイルに乗っかってTバック男爵に突っ込むことに。
なんとかTバック男爵を撒いて新宿についたしんちゃんですが、三輪車は壊れてしまいました。
しんちゃんはしゃべれなくなったシロに待つように言い、ひとりでアクション仮面を助けると先に進んでいきます。
不思議な建物の中をひとりで歩き、迷ったしんちゃんは正体を隠したハイグレ魔王の人形に連れられて本物のハイグレ魔王のもとへ向かいます。
そしてハイグレ魔王は魔法を使ってしんちゃんのお腹の中のアクションストーンを取り出し壊してしまいます。
アクション仮面が来られない、と焦るしんちゃん。
ハイグレ魔王に摘ままれて逃げようとしたしんちゃんは、イヤリングを蹴ってしまいます。
そしてイヤリングの中に隠してあった盗んだアクションストーンが落ちてしまいました。
ゴールドカードでハイグレ魔王の目をくらましたしんちゃん、パンツにカードとアクションストーンを隠します。
そして「助けてアクション仮面」と叫ぶとズボンのチャック、いわゆる社会の窓から出てきたアクション仮面が出てきました。
ハイグレ魔王は上り棒で決着を付けようとアクション仮面に提案します。
「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」最後ラストの結末は?
ハイレグ魔王の像で上り棒の勝負をするアクション仮面とハイグレ魔王。
アクション仮面に乗ったしんちゃんが先に進んだハイグレ魔王に浣腸して妨害するも、ふたりは同着に。
今度は剣で勝負することになりました。
落ちそうになったハイグレ魔王を笑わせて落とそうとするしんちゃん、しかし圏での勝負だからとアクション仮面が助けます。
そしてアクション仮面が勝って勝負がついたと思いきや、第2携帯へと進化したハイグレ魔王。
アクション仮面はアクションビームで応対します。
アクション仮面を応援するしんちゃん、アクションストーンを握る手からアクションビームが出ます。
ふたりがかりのアクションビームにハイグレ魔王はついに今回は引き下がる、と降参します。
ハイグレ魔王の投げキスに寒気を感じるしんちゃん。
そしてハイグレ魔王は宇宙船で手下と共に去っていきました。
なにかお礼しなくちゃな、とアクション仮面。
そこにハイレグ人間にされていたみんながやってきました。
シロも一緒です。
別れ際、しんちゃんに「お股から出たことは一生忘れない」と言われて「社向こうの世界の皆位は内緒」と頼むアクション仮面。
日常に戻ったしんちゃんのもとにアクション仮面からプレゼントが。
それはアクション仮面スーツをでした。
みさえにアクションビームをするしんちゃん。
やられたふりをするも昼寝おばばと言われて「貴様の攻撃など効かぬは」としんちゃんを追いかけるみさえ、あきれるひろしなのでした。
おしまい。
「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」見どころ
懐かしい声優がそろった記念すべき1作目。
見どころというか聞きどころは一番初期の声優陣の声です。
じつはすでに何度かそれぞれのキャラクターの声は変わっているんですよね。
そのオリジナルというべき声が聞けます。
最近クレしんを知った方には逆に違和感というか新鮮さを感じるかもしれません。
物語は家族に友情に焦点を当てた今とは一味違う、子供らしさ全開の分かりやすいストーリです。
完全にお子様用ですが出てくるキャラクターの個性が強く、キャラクター同士のやり取りから目が離せません。
ちょっとお下品なネタを絡めつつも正義は必ず勝つ、という正統派ストーリーは子供はもちろん、昔クレヨンしんちゃんを見ていた親御さんも楽しめるファミリー向けの作品です。
今なお新作が発表されているクレしん。
その原点をぜひお楽しみください。
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