映画「ひつじのショーン バックトゥザホーム」は、マーク・バートン監督の2015年のクレイアニメ映画です。
この映画「ひつじのショーン バックトゥザホーム」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころを紹介します。
ひょんなことから都会に来てしまったショーン達の大冒険!「ひつじのショーン バックトゥザホーム」をお楽しみください。
これで「ひつじのショーン バックトゥザホーム」のすべてがわかります。
「ひつじのショーン バックトゥザホーム」あらすじ
牧場で幸せに暮らしている牧場主とひつじのショーンたち。
でも、牧場での毎日は退屈でショーンは牧場主にあるいたずらを仕掛けます。
そのいたずらがきっかけで、牧場主がいなくなってしまい、ショーン達は、牧場主を探すために大都会に出かけるのです。
しかし街には危険がいっぱい。
果たして、ショーンたちは牧場主を見つけ牧場に戻ることができるのでしょうか?
「ひつじのショーン バックトゥザホーム」ネタバレ
とある田舎の牧場で、牧場主と牧羊犬のビッツァーと暮らす羊のショーンたち。
毎日同じことの繰り返しに嫌気がさした頃、街を走るバスに“たまにはお休みしよう!”という文字が書いてあるのを見たショーンはあることを思いつきます。
素敵な休日を過ごすために仲間の羊たちと相談し、他の動物たちにも賄賂を渡したりしながら協力してもらい作戦を決行するのです。
まずは牧羊犬のビッツァーを餌で釣って注意を逸らし、牧場主がちょっと目をはなした隙に柵から外へ飛び出します。
牧場主はそれにすぐに気づいてショーンたちを柵の中に戻します。
しかし、これはショーンたちの作戦でした。
柵から入ったショーンたちは生垣からまた外へ出て何回もぐるぐるとその場を回ったのです。
そんなショーンたちを見ていた牧場主はだんだん眠くなり、その場で眠ってしまいます。
牧場主を眠らせることに成功したショーンたちは、キャンピングカーに牧場主を閉じ込めて、やりたい放題過ごすのです。
そんな時間もつかの間、ビッツァーに気付かれキャンピングカーのドアを開けられそうになってしまいます。
しかし、中々開かないドアに手こずるビッツァー。
見かねたショーンたちはビッツァーと一緒にドアノブを引っ張りますが、あまりの衝撃にドアノブは外れ、車止めも外れてしまい、牧場主を乗せたキャンピングカーが勝手に動き出してしまいます。
慌てたビッツァーが追いかけますが、猛スピードで走るキャンピングカーには追いつけず、車は都会までやって来てしまうのです。
車の中で目を覚ました牧場主は、まさか車が動いているとも知らずいつもの朝と同じように過ごします。
しかしその時車が電柱に衝突し、その衝撃で頭を強く打ってしまうのです。
ビッツァーが駆けつけた時には牧場主が救急車で病院へ運ばれるところでした。
ビッツァーは病院へ向かいますが、動物禁止の看板がありいれてもらう事ができません。
牧場主は診断の結果、記憶喪失だということが分かります。
一方、牧場主もビッツァーもいない牧場では皆が自由気ままに過ごしていましたが、お世話をしてくれる人がいないという事は餌ももらえないという事。
ショベルカーを動かして高い所にある餌を取ろうとしたショーンでしたが、見よう見まねで動かしたショベルカーが暴走し牧場は悲惨な状態に。
どうにもできなくなったショーンはバスに乗って牧場主を探しに都会へ出かけるのです。
都会に降り立ったショーンでしたが、そこでゴミ箱をあさっている野良犬と目が合います。
その時、動物収容センターの職員にその野良犬が捕まってしまうのです。
そんな所を目撃してしまったショーンは捕獲員に見つからないように隠れますが、そこへ牧場に残っているはずの羊たちがバスに乗って現れます。
捕獲員の目を盗みながらどうにか衣服店に逃げ込んだショーンたちは人間のように洋服を着てその場を切り抜けることに。
病院で一匹佇むビッツァーは、清掃員が運ぶカートに紛れて病院へ侵入し、手術着を来て牧場主の病室を探します。
たまたま手術室に入ってしまったビッツァーは、看護師に担当医だと間違われ手術をするよう促されます。
焦りながらも手術台に立ったビッツァーは、模型の骨に反応して尻尾を出してしまいます。
犬だとバレてしまい病院はパニックに。
入院している牧場主はカルテに記憶喪失だと書かれているのを見てしまい、医師が壁に釘をさすために持ってきたか金槌を自分に振り下ろされるのだと勘違いし病院から逃げてしまうのです。
ショーンたちは牧場主を探すため、街のあらゆるところに出かけ牧場主と似ている人に片っ端から声を掛けます。
しかし中々見つかりません。
疲れたショーンたちはあるレストランに入ります。
マナーが分からないショーンたちは近くに座っていた客の真似をして見ることに。
しかし、フォークを落としてしまうところやゲップまでも真似をするため店員に訝しそうな目で見られてしまうのです。
そんな中、テーブルの下に隠されてしまった赤ちゃん羊のティミーが、こっそり抜け出しケーキを食べてしまいます。
それに気づいたショーンは静かにティミーを回収しに行きますが、着ていたニットがケーキのおいてあるカートにひっかかりほどけてしまうのです。
人間ではなく羊だという事に気付いた店員や客は大騒ぎ。
店員が通報し、動物捕獲員が店に現れます。
それはバスを降りた時に野良犬を捕獲した職員でした。
ショーンはその捕獲員に捕まり動物収容センターに連れられてしまうのです。
その途中でショーンは牧場主が歩いているのを発見し大声で鳴きますが牧場主には気付いてもらえませんでした。
牧場主はある美容室の前で足を止めます。
美容室の中にあるバリカンを見た牧場主は、羊の毛刈りをしている記憶を思い出します。
店内に入り、客の頭を刈り始めるのです。
その男性はショーンたちが騒ぎをおこしたレストランでショーンたちの近くに座っていた客でした。
騒ぎで髪型がぐちゃぐちゃになってしまい美容室へ来たのです。
勝手に髪の毛を刈られ始め、怒りだしたその男性。
しかし、鏡で自分の髪型を確認すると、とても気に入った様子でその男性は店に大金を払って出て行くのです。
芸能人らしきその男性は店を出るなりファンから写真を取られまくります。
その写真は瞬く間にSNSで拡散され、皆がしたい髪形に!
牧場主はその美容院でそのまま働きカリスマ美容師Mr.Xとして有名になるのです。
捕獲されたショーンは動物収容センターで同じく捕獲されたビッツァーと再会します。
そこにはバスターミナルで捕獲された野良犬もいました。
中々そこから脱出することができないままのショーンでしたが、そこへ他の羊たちがショーンを助けにやってきます。
人間のフリをした羊が捕獲員を足止めしている間に、他の羊たちが壁を破って中にいるショーンたちを逃がす作戦でしたが、それが失敗し人間のフリをしていたのも羊だとバレテしまうのです。
ショーンを助けに他の仲間がやって来たと感づいた捕獲員は檻に急ぎます。
そこで壁に穴が開いているのを発見し急いで檻の鍵を開けて中に入るのです。
しかし、それはショーンが咄嗟に思いついた罠でした。
壁にチョークで絵を描き穴が開いているように見せかけたのです。
捕獲員はまんまとその罠にひっかかり、ショーンはビッツァーと野良犬を連れ外へ逃げ出します。
街へと逃げたショーンたちは、牧場主が大きく映された看板を発見しその美容室まで急いで向かう事に。
やっとの思いで美容師までたどり着いたショーンたち。
店の中にはずっと会いたかった牧場主がいます。
こっそり店に入ったショーンは牧場主のお尻をそっと叩きます。
振り返った牧場主はショーンを見ますが、記憶喪失でショーンの事を覚えていませんでした。
牧場主から追い払われてしまったショーンやそれを見ていた他の仲間はショックを隠せません。
そんなショーンを庇うようにビッツァーが牧場主の前に出ますが、それでも牧場主は気づいてくれませんでした。
店から追い出されたショーンは悲しくて涙を流します。
落ち込んだまま野良犬の住処に案内されたショーンたちは、そこでしばらく住まわせてもらう事に。
一方、ショーンたちに逃げられて悔しい捕獲員は、捕獲の道具を改良し復讐心を燃やします。
いつもと違う環境に慣れない赤ちゃん羊のティミーがぐずりだしてしまい、ショーンはテープレコーダーから音楽を流します。
しかし、テープが伸びてすぐに使えなくなってしまったので、皆が歌を歌ってティミーをあやすのです。
その歌声は美容室にいる牧場主の元にも届きました。
牧場主もその歌声に合わせて歌います。
それでもまだ記憶の戻らない牧場主は、病院から持ち出したカルテを窓の外に放り投げます。
風に飛ばされたカルテは、ショーンたちが火を起こしているドラム缶の中に入り込むのです。
カルテの写真に牧場主が映っているのに気付いたビッツァーとショーンはどうにかそのカルテを拾い上げます。
カルテを見たショーンは、牧場主が記憶喪失になっていたから自分たちの事が分からなかったのだと気付きました。
そんな中、あの捕獲員がショーンたちを追ってすぐ近くまで来ていたのです。
敵がすぐ近くにいるとも知らず、ショーンたちは牧場主を連れて牧場へ帰るための作戦を練ります。
都会へ来た時と同じように、牧場主を眠らせて運ぼうという作戦に決まり、早速牧場主のいる美容室の前で羊たちが柵を飛び越え眠らせる作戦を決行するのです。
それを見た牧場主やその周りにいた人たちは皆眠りにつき、牧場主を店から連れ出すことに成功します。
ショーンたちは、馬の被り物をみんなで着てその上に牧場主を乗せて歩くことに。
そこへ、特殊なメガネでショーンたちの足跡をたどって追ってきている捕獲員に遭遇してしまいます。
しかし捕獲員は牧場主が乗っているという事もあってショーンたちには気付きません。
どうにかやりすごしてその場から立ち去ろうとしたショーンたちでしたが、被り物から羊の毛がホワホワと飛んでいるのに気付いた捕獲員は被り物を破ってその中に頭を突っ込むのです。
あの手この手で捕獲員から逃げようとするショーンたち。
被り物の足から車輪を出しガスの噴射を使って走り出します。
捕獲員が使った最新道具は被り物に絡まり、捕獲員も一緒に引きずられてしまうのです。
道具から手を離してしまった捕獲員はそのまま道路に置かれたゴミ置き場に突っ込んでしまいます。
どうにかキャンピングカーまでたどり着き、牧場主を乗せることに成功したショーンたち。
そして、通りかかったバスとキャンピングカーをロープで繋ぎ、バスに牽引してもらいながら牧場まで帰るのです。
「ひつじのショーン バックトゥザホーム」ラスト最後の結末
安心したのもつかの間、捕獲員がキャンピングカーの下に張り付いて牧場までついてきてしまいました。
ショーンたちは捕獲員の姿を見て急いで羊小屋に隠れます。
しかし、正気を失った捕獲員はショベルカーを使って羊小屋を谷底に落とそうとして羊小屋を転がし始めるのです。
ショーンはどうにか牧場主を起こそうとしますが、中々起きてくれないまま小屋は谷底へ落ちるギリギリのところに…。
もうだめだと思ったショーンたちが牧場主に抱きつくと、そのぬくもりで目を覚ました牧場主。
やっと記憶を取り戻します。
こんな状況になっていることに文句を言おうと小屋の扉を開けた牧場主でしたが、そこにはもう地面が無く、そこから落ちそうになってしまいます。
ビッツァーがどうにか牧場主を支えますが、小屋は落ちる寸前なのです。
ショーンはショベルカーを伝って捕獲員が操縦している所まで行き、どうにか小屋を地面に着く所まで引き戻します。
しかし、捕獲員に捕まってしまったショーン。
谷へと放り投げられてしまうのです。
そんなショーンを崖ギリギリのところでキャッチしたのは牧場主でした。
捕獲員はその場から逃走しようとしますが、ショーンたちと一緒に来ていた野良犬に足を噛まれ身動きが出来なくなってしまいます。
そこへ雄牛が現れ捕獲員を谷へと飛ばすのでした。
ショーンとビッツァーは抱き合って喜びます。
そんな中、ショーンは野良犬からのメモを見つけます。
急いで野良犬の後を追ったショーンでしたが、野良犬がバスの運転手に拾われていく所を目撃します。
二匹は笑顔で別れの挨拶を交わすのです。
そしていつもの朝がやってきます。
びっしりと埋まったスケジュールを見て肩を落とす牧場主を見たビッツァーはそのスケジュール表を破り捨て、みんなでゆったりとした時間を過ごすのでした。
THE END
「ひつじのショーン バックトゥザホーム」見どころ
イギリスで制作されたストップモーションアニメーションで、「ウォレスとグルミット」に出てくるキャラクターの羊を主人公にした人気作品です。
劇中のセリフは一切ないのですが、セリフが無いのにかなり面白いことにビックリしました。
動物たちの行動が可愛くて面白く、子供から大人まで年齢問わず楽しめる作品です。
また、動物たちの表情がとても豊かで、これをコマ撮りしているのかと思うと本当に素晴らしいです!
物語はコミカルなシーンが多く、ショーンたちが人間のフリをしているシーンはクスクスと笑いが止まりません!
特に、レストランのシーンはかなり笑えます!
牧場主との再会シーンや、記憶を取り戻したシーンなど、ちょっと泣けるシーンもあったりして、セリフがなくても飽きることなく視聴する事ができますよ。