映画「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」はロバート・デ・ニーロ主演、ティム・ヒル監督の2020年公開の映画です。
この映画「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
マフィアのボスも演じた名優 ロバート・デ・ニーロが孫と戦争?「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」をお楽しみください。
「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」あらすじ
妻を亡くしたエド・マリーノ(ロバート・デ・ニーロ)は娘のサリー・マリーノ=デッカー(ユマ・サーマン)の家族と暮らすことに。
サリーにはピーター・デッカー(オークス・フェグリー)という小学生の息子がいます。
エドは孫ピーターが使っていた部屋で暮らすこととなり、屋根裏部屋に追いやられたピーターはそれが不満。
ついにピーターはエドを追い出そうとしますが、エドもそれに対抗。
ふたりの爺孫戦争はやがて大騒動に発展します。
「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」ネタバレ
「最悪な1年になる」とぼやく新中学1年生のピーター・デッカー。
言ってるそばから早速、意地悪な上級生にカバンを取られてしまいます。
ピーターはおじいちゃんと同居することとなり、そしてそのおじいちゃんに部屋を取られたのです。
妻を亡くしたピーターの祖父、エド・マリーノ。
ひとりで暮らすようになったエドが買い物に行ったところ、セルフレジが導入されなじみの店員がいなくなっていました。
セルフレジで支払おうとするも失敗したエドは店をそのまま出てしまい、店員とトラブルに。
興奮し転んでしまったエドに、周りの高齢者が加勢します。
娘のサリーはエドを心配し、片道1時間以上かけて様子を見に来ました。
運転免許が取り消しとなり、それでも運転して郵便受けを壊してしまったエドにサリーは同居を持ちかけます。
ピーターは3人兄弟です。
思春期でラッセル(コリン・フォード)というボーイフレンドがいる姉のミア(ローラ・マラノ)と、クリスマスが大好きな妹のジェニファー(ポピー・ギャニオン)がいます。
ミアとジェニファーはふたりで一部屋使っているため、エドは2番目のピーターの部屋を使うことに。
そしてピーターは屋根裏部屋へ移動することとなりました。
不満を持つピーターを、母のサリーと父親のアーサー(ロブ・リグル)は家族の為に犠牲を払うのは仕方がないと諭します。
そしてついにエドがやってきまいた。
ミアとジェニファーは喜んでエドを迎えます。
しかし不機嫌なピーターは顔を出しません。
学校で友達に愚痴を言うピーター。
そんなピーターに友達は、部屋の返還を求めて戦争すればいいとけしかけます。
その夜、ネズミとコウモリが出る部屋にうんざりしたピーターはエドに手紙を書きます。
「戦争宣言」として部屋を24時間以内に明け渡すよう要求する、秘密の戦士からの手紙。
そんな手紙に対するエドのコメントは、「いい字だな」でした。
友人のジェリーに誘われるも出かけるのが億劫なエド。
サリーは電話を取り上げ、ジェリーに出かけると答えます。
ピーターはエドによく眠れたか聞きますが、手紙のことは何も気にしていないようです。
エドはジェリー(クリストファー・ウォーケン)とその友人、ダニー(チーチ・マリン)に手紙のことを話し、本気ではないだろうと言います。
しかしその夜、突然エドの部屋に大きな音楽がかかりました。
ラジコンカーが手紙と鳴っている携帯を運んできたのです。
「部屋をとった者が安眠できると思うな」という手紙。
嫌がらせを繰り返すピーターと話をしようとするエドですが、ピーターは「これは戦争だ」と話を聞こうとしません。
「おじいちゃん愛してる、でも戦争は止めないよ」というピーター。
ジェニファーがエドの部屋に遊びに来ました。
そこでジェニファーはビー玉を見つけます。
エドは「これは特別なビー玉だ」と言います。
建築にかかわる仕事をしていたエドは家を建てるとき、ビー玉を見つけては集めたのです。
しかし、エドが瓶を取ろうとすると細工されていたためビー玉が落ち、さらに床に開いた通気口から落ちてしまいました。
その夜、本当に戦争に行った経験のあるエドは「戦争はテレビゲームとは違う」とピーターを諭します。
しかしそれでも戦争をやめようとしないピーター。
そこでエドは戦争をするなら交戦協定を結ぼうと言います。
家族を巻き込まない事、他の人に戦争のことは言わない事。
エドが秘密の戦士と呼ぶと、ピーターは老いぼれ兵士と返します。
「これからは気を付けた方がいいぞ」というエド。
そしてレコーダやシェービング剤、学校のレポートに細工をして反撃しあうふたり。
そんな時、エドに新たな出会いが。
スーパーで会計方法を教えてくれた店員のダイアン(ジェーン・シーモア)に好意を持ちます。
一方、ミアのボーイフレンドが気に入らないサリー。
エドはサリーがアーサーと付き合うようになった時に親子関係が悪くなった、そのことで2年間を無駄にしてしまったと言います。
激しくなる戦争、エドはジェニファーを間に入れて平和協定を結ぼうとします。
そしてふたりはドッジボールで決着をつけることに。
それぞれ友人とチームを作り対決します。
若いピーターチームが有利かと思いきや、エドのチームも大健闘。
白熱した対決は引き分けに終わります。
ついにエドは仲直りを考え、ピーターを釣りに連れて行きます。
ピーターが大きな魚を釣り上げると、湖の監視人がやってきました。
この湖は釣りが禁止されている場所で、ふたりを追いかける管理人。
ふたりはなんとか逃げきります。
エドは自分が昔建てたという家にピーターを連れて行きます。
そしてエドは家を建てるとこっそりと妻との写真を暖炉の所に張っていたことを教えます。
それを知っているのはエドだけ、エドの秘密がふたりの秘密となったのです。
仲良く帰宅したふたり。
これで終戦かと思いきや、家に帰るとエドのドアにいたずらが。
やられたままでは終われないエドは仕返しに、ピーターのカバンを細工します。
そのいたずらのせいでいじめっ子の上級生に顔にカバンのソースがかかり、殴られてしまいます。
さらにピーターはエドの携帯を細工しました。
そしてエドが友人の葬式に行くと、静寂した会場に音楽が鳴り響きます。
慌てた携エドは携帯を友人の遺体の下に落としてしまいます。
もうすぐジェニファーの誕生日。
さすがにこの期間は戦争をやめようと言うことに。
ジェニファーの誕生日パーティーのテーマはクリスマス。
その誕生パーティーにミアはラッセルを招待しようとしますが、サリーが反対します。
ツリーを飾り、サンタもやってきたパーティー。
大盛り上がりのパーティーですが、途中でネズミが電源の延長コードを噛み砕いてしまいます。
そこでエドが屋根までコードをチェックに行きますが、梯子が倒れて地面に落ちてしまいます。
クリスマスツリーも倒れて火災が発生、さらに木が倒れて家にぶつかり、壁が壊れてしまいました。
しかもその壊れた壁の向こうにラッセルとミアが隠れていたため、サリーに見つってしまいました。
「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」最後のラストの結末は?
病院で手当てを受けるエド。
サリーはふたりの戦争のことは知っていると言い、今回のこともそのせいだと疑います。
さらにサリーはラッセルが病院にいるのを目撃し、ラッセルを追いかけます。
しかしエドからサリーとの時間を無駄にしたことを後悔したと聞いていたサリーは、ラッセルが家に来ることを認めることにしました。
エドが誰にも言わずに家を出ていきました。
ピーターは「エドは釣りの帰りに行ったエドが昔建てた家にいるのではないか」と言います。
そして家族でその家に行くとピーターはエドに謝り、部屋をエドに渡し降伏することを宣言します。
エドは、孫の戦いぶりを褒めピーターを抱きしめます。
戻ってきたピーターは喜び、エドと釣りに出かけようとします。
しかし、ダイアンと付き合うこととなったエドは釣りの予定をキャンセルします。
ダイアンと出かけるエドを寂しそうに見つめるピーターなのでした。
THE END
「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」見どころ
原作は児童書『ぼくはおじいちゃんと戦争した』。
その名の通りおじいちゃんと孫の真剣だけどどこかおかしい戦いの日々が描かれています。
家族のことを考え、ところどころ休戦する当たり本当は仲が良い様子がうかがえます。
終戦し平和な日々が訪れると思いきやおじいちゃんに新しい出会いがあり、遊んでもらえなくなって寂しいピーター。
戦争している時がふたりの程よい距離感だったのかもしれませんね。
実際に戦争を経験した世代として簡単に戦争という言葉を使うことに否定的な態度を示すエド。
平和に仲良くけんかするふたりだからこそ、本当の戦争の恐ろしさを考えさせられる作品となっています。
おじいちゃんと少年の関係を描いた「ウォルター少年と、夏の休日」もおすすめです。

おじいちゃんのエドを演じたのはゴッドファーザーでおなじみのロバート・デニーロ。
幅広い役柄を演じる名優であり、孫と戦う姿からはとてもマフィアのボスの姿が想像できません。
孫娘、ジェニファーから新たな技術を学ぶおじいちゃんの姿もかわいらしいです。
子供から大人まで楽しめる「グランパ・ウォーズ」。
ドタバタコメディーが好きな人、ヒューマンものが好きな人、家族愛を描いた作品が好きな人、そして名優ロバート・デニーロが好きな人におすすめです。
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