映画「沈黙の背信」は、スティーヴン・セガール主演、ウェイン・ローズ監督の2010年のアメリカ映画です。
この沈黙シリーズの第三作「沈黙の背信」のネタバレやキャスト、あらすじ、黒幕と最後ラストの結末を紹介します。
劇薬密売組織と警察内部の裏切り者を追う特捜チームの活躍を描く「沈黙の背信」をお楽しみください。
沈黙の背信のキャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: ウェイン・ローズ
製作: デボラ・ガブラー
脚本: スティーヴン・セガール他
撮影: マイケル・スロヴィス
音楽: タイラー・ベイツ■ 主要キャスト
イライジャ・ケイン:スティーヴン・セガール
ジュリエット・ソーンダーズ:ミーガン・オリー
アンドレ・メイソン:ウィリアム・”ビッグ・スリープス”・スチュワート
サラ・モンゴメリ:サラ・リンド
ヒロ:アレックス・マラリ・Jr.
トミー:マット・ウォード
ゲイツ:カイル・キャシー
ポール:ナサニエル・デヴォー
「沈黙の背信」あらすじ
ナイトクラブで若い女性がドラッグに混入された劇薬で死亡する事件が発生。
ケイン(スティーヴン・セガール)が率いるSIUが捜査を開始しました。
その頃、街中で銃撃事件が発生します。
ケインは面識のある男がいたことを割り出し、やがてふたつの事件の関連が明らかになるが…。
特捜チームと連続殺人に関わる劇薬密売組織の戦いを描きます。
「沈黙の背信」ネタバレ
SIUに新しいメンバーが臨時加入します。
名前はゲイツ(カイル・キャシー)。
市長の甥です。
そんなころ、薬物による連続殺人が起こります。
売人のトミー(マット・ウォード)はその薬物がそんな危険なものだと思っていませんでした。
密売組織も劇薬薬物については認知していませんでした。
組織は誰が勝手なことをやっているのか?探りを入れます。
組織はトミーを探し、人質としてトミーの父、ポール(ナサニエル・デヴォー)を拉致します。
トミーはケインが見つけ拘束しました。
取り調べの結果、劇薬とはトミーも知らなかったと・・・
一方、ゲイツは単独行動で証拠を手に入れていました。
が、その途中、暴漢に襲われます。
暴漢を仕留めたものの自身も重傷に・・・
ケインは警察内部に内通者がいると推理します。
SIUはアジトに乗り込みポールを助け出します。
しかし事態は大ボスの登場でさらに悪化します。
大ボスの命令を受けた殺し屋ヨニに、ゲイツに情報を流した捜査官が殺害され、逮捕された組織のメンバーも口封じのために殺害されてしまいます。
ヨニの最後の仕事はゲイツの殺害でした。
ゲイツに殺された暴漢は大ボスの甥だったのです。
大ボスの命令は甥の仇を取れと・・・
「沈黙の背信」ラスト最後の結末
ゲイツに情報を流した捜査官の上司ゾロと組織のメンバーはいとこ同士でした。
そこまで追い詰めたSIUでしたが、ゾロを殺されてしまいます。
ケインの抹殺のためにメイソン(ウィリアム・”ビッグ・スリープス”・スチュワート)がヨニに拉致されてしまいます。
取引現場に向かうSIU
銃撃戦が始まります。
人質は無事解放され、全員逮捕。
真相が明かされます。
組織とつながっていたのはゾロのさらに上司のジャックだったのです。
ジャックは長い間ヨニに雇われていました。
裏切り者はジャックでした。
事件解決後、ゲイツは正式にSIUメンバーになります。
最後に大ボスの元に「ヨニが捕まった。シアトルでの商売は終わりだ。」との連絡が入り、まだ続きがあることを匂わせ終わります。
大ボスはまだ捕まっていないのです。
THE END
「沈黙の背信」見どころ
テンポがよくあっという間の90分です。
スティーヴン・セガールはどんな強敵が現れても圧倒的な強さで敵を倒すので安心感満点です。
ピンチにも追い込まれることもない絶対的な強さを持っているのでドキドキ、ハラハラはありません。
安心して楽しめる娯楽作品に仕上がっています。
しいて言えばこの作品の結末だとまだ続きがあるような終わり方なのですが、他の沈黙シリーズに今作とつながる作品はありません。
そこが不完全燃焼かな・・・
スティーヴン・セガールが大の親日家なので、アジア系の俳優さんが出演したり、日本をイメージさせる物やシーンが出てきますのでそこもお見逃しなく。
スティーヴン・セガールの沈黙シリーズは、ともすればB級映画的な感覚をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
が、B級映画の中でもトップクラスにおもしろいシリーズです。
食わず嫌いはダメですよ。