映画「沈黙の鎮魂歌」は、スティーヴン・セガール主演、ジェフ・F・キング監督の2009年の映画です。
この映画「沈黙の鎮魂歌」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、無料動画や見どころについて紹介します。
元マフィアの小説家が家族を奪われ復讐を開始するアクション「沈黙の鎮魂歌」をご堪能ください。
「沈黙の鎮魂歌」あらすじ
現在は作家のルスラン(スティーヴン・セガール)、その過去はロシアン・マフィアのボス。
刑務所暮らし、血で血を洗った日々を描いた自伝的小説も好評。
カリフォルニアで、穏やかな日常を送っています。
そんなルスランに、元妻・キャサリン(インナ・コロブキナ)から電話が入りました。
「娘が結婚する…でも彼は、父親と違ってマフィアじゃない」
かつて、ルスランと敵対関係にあったミカエル(イゴール・ジジキン)。
その息子・ステファン(ドミトリー・チェポヴェツキー)が娘の婚約者でした。
まだ、マフィアの世界に身を置いているミカエルが義父に……
ルスランは、素直に祝福できません。
マフィア時代に暮らし、今も圧倒的に敵のほうが多いニューヨークに帰って来たルスラン。
初対面で、あからさまに嫌な顔をするゴールドステイン(ロバート・ウィスデン)の職業は弁護士。
キャサリンの再婚相手である彼は高圧的な態度で、夫婦仲は上手く行っていませんでした。
その気持ちは娘・レニー(ローラ・メネル)も同じ、実父・ルスランとの再会を心から喜びます。
レニーの婚約者・ステファンの手に刻まれたタトゥー。
現役マフィア・ミカエルの跡取り息子・ステファンも、一度は足を踏み入れたマフィアの世界。
それなりに悪さをしましたが、検事だったレニーのお陰で改心し、彼女のために組織を抜ける決意をしました。
ステファンの気持ちを汲んだルスランは、母の形見・結婚指輪をレニーに贈り一足先に式場へ。
すると、家の外に居た怪しげな男たちが計画を実行します・・・
「沈黙の鎮魂歌」ネタバレ
式場へ向かう準備をしているレニーと、母・キャサリンに襲い掛かる男たち。
形見の指輪を強奪、さらにキャサリンの命を奪い、レニーも瀕死の重傷を負います。
これは、大事な後継者を奪われたミカエルの報復!?
もしそうなら、レニーが一命を取り留めたと知れば、奴らはまた来るかもしれない。
娘の痛ましい姿に、レニーが生きている事実を口外しないよう警察に願い出るルスラン。
ミカエルの息子・ステファンと、キャサリンの再婚相手・ゴールドステインにも秘密!
ルスランとミカエルの関係を掴んでいる警察は、彼らを泳がせます。
キャサリンの再婚相手・ゴールドステイン。
ルスランを見るなり、険しい顔で「…復讐したいんだろ?私もだ」と、持ち掛けます。
弁護士という仕事柄、顔が広い彼は裏で銃を売買する男をルスランに紹介しました。
男から銃を買ったルスランは、早速そこで命を狙われる銃撃戦を展開!
ルスランを警戒する男に“奴は刑事だ”と、嘘を吹き込んだのはゴールドステイン。
どうやら、今回の事件に関与しているようです。
ルスランと敵対するミカエルが顔を合わせ、彼の息子・ステファンも同席。
「愛する者を殺されたら、復讐する」
そう言って、レニーの死で深く傷付くステファンを、ルスランは立ち上がらせました。
娘・レニーに贈った結婚指輪を質屋から取り戻すと、マシンガンをぶっ放し犯人を追い詰めるルスラン。
しかし、実行犯となる数名の男は逃げ出します。
初めて人を殺したステファンと、わずかな手掛かりを頼りに次の場所へ向かうルスラン。
今回の事件は息子・ステファンを、立派なマフィアにしたい父・ミカエルの指示でした。
息子の恋人で検事のレニーが消えるのは、ミカエルにとって好都合。
彼女を失い大きな復讐心が芽生えたステファンは、マフィアとして大成すると考えました。
ところが、ステファンが付いて行くのは憎い男・ルスラン。
思惑をぶち壊され怒りがこみ上げるミカエルは、ルスランを始末し息子を取り返すため執拗に追い掛けます。
ルスランとステファンが来たのは、ストリップ・バー。
ここは、ミカエル同様、ルスランを敵視するイリヤ(セルゲイ・ナシボフ)の縄張りでした。
しかし、そんな事はルスランには関係ありません…そう、奴らはきっとココに来る!
扉が開くと、思った通り四人の男たちがナイフを手に現れます。
一人、二人と倒して行くルスランは、敵対するイリヤも容赦なく殺しました。
惨劇に呆然とするステファンは、レニーの命を奪ったのが父だと知ります。
「彼女が死んだのは、手違いだ…」と、言い訳をする父・ミカエル。
ステファンは弾に怒りを込めて発砲し、姿を消します。
ストリップ・バーの騒動に警察が出動。
ルスランやマフィア・ミカエルの手下たちは、取り調べを受けますが悪徳弁護士・ゴールドステインによって釈放されます。
その理由を「ミカエルが自分の手で、ルスランを殺す為…」と、睨んだ刑事の読みは当たっていました。
ゴールドステインと駐車場に来たルスランを待っていたのは、ミカエルの手下の男たち。
悪徳弁護士・ゴールドステインは、この事件に自分も絡んでいる事を告白します。
ミカエルに借金をした彼は、この事件の直前に妻・キャサリンに多額の保険金を掛けました。
この最低な男の思惑によって、命を奪われた彼女。
このままルスランも殺されれば、ゴールドステインにとって面倒な問題はすべて終わる。
安心してその場を去る彼は、ルスランが男たちを皆殺しにするとは思っていませんでした。
警察の内通者から「義娘のレニーが生きている」と、知らされたミカエル。
同じ頃、姿を消していた彼の息子・ステファンが、ゴールドステインの前に現れます。
手には銃を持ち、ゴールドステインがレニー殺害に関与していると疑うステファン。
今にも発砲しそうな彼を、ルスランが止めます。
三人揃ったところに、病院からレニーを護衛する刑事が居なくなったと連絡が入りました。
危険を察知したルスランは、事実を知ったマフィアが到着する前に、レニーを移動するように願い出ます。
レニーが生きていると聞かされ、ステファンは安堵。
一方、青ざめるゴールドステインは「私を殺したら、裏社会に逆戻りだぞ」と、悪あがき。
しかし「戻ってるさ…とっくにな」と、もう誰もルスランを止められません!
「沈黙の鎮魂歌」最後ラストの結末は?
その頃、警察でも悪徳弁護士・ゴールドステインの、保険金殺人疑惑が浮かび上がります。
ルスランの娘・レニーはマフィアが到着する前に、今は使われていない病棟に移動。
ステファンは、愛するレニーと再会しました。
彼女が消えた院内を、警察になりすまし捜し回るミカエルや手下の男たち。
終幕へ向けて、一気に動き出します!
病院に鳴り響く非常ベルに人々は逃げ出し、ルスランはマフィアに向かって銃を乱射!
ガスボンベが爆発、手りゅう弾も投げ込まれ凄惨さを増して行く院内。
身を潜めていた医師もミカエルに見つかってしまい、レニーの居場所を知った男たちは病棟へ。
病棟の入り口を見下ろすルスランは、マシンガンで容赦なく男たち撃ち殺し、その音にステファンにも緊張が走ります。
たった一人で次々と敵を仕留めて行くルスランは、とうとう宿敵・ミカエルとさしで勝負!
「娘も殺してやる!」と、激高するミカエルに、ルスランは殴る蹴るの応酬。
全く歯が立たないミカエルは銃を発砲し応戦しますが、反撃に遭い左目を撃ち抜かれ死にました。
レニーとステファン、ゴールドステインの居る病室へ戻ったルスラン。
命拾いしたゴールドステインは、殺人教唆と詐欺の容疑で警察に連行されます。
ルスランは母の形見である結婚指輪をステファンに渡し、娘・レニーとの結婚を心から祝福。
カリフォルニアへ帰り、原稿を書くいつもの日常を過ごします。
THE END
「沈黙の鎮魂歌」見どころ
毎度お馴染み『沈黙』シリーズ、本作は第17弾。
ビビりだけど、たまにはバンバン撃ち合うアクションを楽しみたい!
そんなアナタには、ハラハラ感と笑い!?を堪能できるセガールの復讐劇は最適です。
全編を通して、ほとんど昼間か電気の点いた部屋での戦いなのでスリルは軽減。
でも、銃をぶっ放したり、ナイフをグサッ!ブシュ!!骨をボキボキとかは沢山しています。
敵をコテンパンに痛めつけるのは分かりますが、セガールの気に障っただけで犠牲になるタフなオジさんは可哀想。(笑)
ラスト15分は、ちょっと薄暗くなるのでビビりの方は要注意ですよ!
刃物、アイスピック、釘にハサミといった、刺さったら痛い鋭利な物を集めだすセガール。
地味な作業して何するの?と思ったら、ちゃんと派手な事します→キャンプファイヤー!
是非、本編でチェックを。
裏がありそう…と、誰もが思う!?ベタに怪しいセガール娘の婚約者・ステファン。
セガールと敵対した、マフィアのボスの息子なんて信じられない!
でも次第に“一番マトモなイイ男”と気づくと、(セガール含め)こんな奴らに囲まれて不憫すぎると同情しちゃいます。
彼のお父さん・ミカエルの、部下を組織の駒としか思わない非道なアレを観たら、恐怖で縮み上がりますよ。
レニーと出会って、マフィアをやめて正解です。
是非とも、セガール娘・レニーと平穏で幸せな結婚生活を送って欲しいものですね。
最後はセガールとマフィア・ミカエルの、拳と拳の正々堂々とした勝負!
セガールもほんの少しだけブスッと刺されますが問題なし、無双ですから。
ボッコボコにされ金的ヒットも食らったミカエルはやっぱり頭に来て、無双過ぎるセガールに銃を発砲。
素手の勝負はムリと悟って武器を取る、さすが…セコイ。(笑)
けど、結果的に自分が手にした銃で殺されるからしょーがない、終わりチャンチャン♪
とどめを刺して「クソ野郎め」と、捨て台詞を吐くセガール。
自分は無傷でいっつも敵だけをボコるっていうのも、なかなかのクソ野郎ですけどね。
『沈黙』シリーズなんて、腐るほど観たわ!と言う上級者も多い定番のアクション作品。
2021年3月時点での作品総数は、およそ48作。(細かく区切れば増えます)
“人類最強のオヤジ”スティーヴン・セガールを、よく知らないというアナタ!
観る順番なんて関係なしの人気シリーズの一本を、この機会に一度お試しあれ~。
みんなの感想