映画「キャットウーマン」は、ハル・ベリー主演、ピトフ監督の2004年の映画です。
この映画「キャットウーマン」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見どころについて紹介します。
「バットマン」でおなじみのキャットウーマンを主人公にしたヒロインアクション「キャットウーマン」をご堪能ください。
「キャットウーマン」あらすじ
化粧品会社「ヘデア・ビューティー」のグラフィックデザイナーとして働くペイシェンス・フィリップス(ハル・ベリー)。
アーティストになることを夢見ていたけれど、平凡な人生を送っています。
ある日、新製品のデザインを担当したペイシェンスでしたが、社長のジョージ・ヘデア(ランベール・ウィルソン)にそのデザインを貶された挙句、容姿の事までひどく言われ落ち込んでしまうのです。
翌日の0時までに新しいデザインを提出するようにと言われ部屋でデザインをしていた時、どこかの飼い猫なのか、見たことのない猫が部屋の窓から降りれなくなっているのを助けようとしたペイシェンス。
しかし足を踏み外して落ちそうになってしまいます。
たまたまそこを通りかかってペイシェンスを助けたトム・ローン刑事(ベンジャミン・ブラッド)。
二人はその時から少しずつ惹かれ合っていくのです。
ペイシェンスは新しいデザインを持ってジョージの元を訪ねるのですが、そこでジョージの妻ローレル(シャロン・ストーン)が新しい商品について部下と話しているのを聞いてしまいます。
それは習慣的に使わないと酷い副作用が出るというものでした。
その話を聞いてしまったがためにペイシェンスはローレルの部下に殺されてしまうのです。
息絶えたペイシェンスの元に猫が集まります。
その中には昼間ペイシェンスが助けようとした猫もいました。
その猫はペイシェンスにキャットウーマンとしての超人的な力を与え蘇らせます。
キャットウーマンになったペイシェンスは・・・
「キャットウーマン」ネタバレ
何も記憶がないまま朝目覚めたペイシェンスは自分に何が起きているのか分からずにいると、昨日の猫が現れます。
その猫の首輪についていた飼い主オフェーリア・パワーズ(フランセス・コンロイ)の元を訪ねると、オフィーリアからその猫に不思議な力があると聞かされるのです。
訳の分からないまま出社したペイシェンスでしたが、0時までにデザインを届けなかった事をジョージに責められます。
普段であれば、おどおどとして自身のないペイシェンスでしたが、この日はジョージに「時間を浪費したことを後悔しています。あなたみたいな能力も倫理感もない自己中心的な社長の元で時間を無駄にしたわ。」
そう言い切るのです。
しかし、言い切ったあと、なんてことを言ってしまったのかと後悔するペイシェンス。
言ってしまったことは取り消せずクビを言い渡されてしまうのです。
ペイシェンスは、自分が自分でないようで戸惑いますが、友人のサリー(アレックス・ボースタイン)に背中を押されトムに会いに行きます。
孤児院で子供達と触れ合うトムと一緒にバスケットを楽しむペイシェンスでしたが、その姿はまさに猫のようにしなやかでした。
その夜、どんちゃん騒ぎをしている向かいの部屋に腹をたてたペイシェンス。
いつもなら文句を言えず諦めていましたが、この日のペイシェンスは大胆にもその部屋に乗り込んでその部屋の主に食って掛かるのです。
その興奮のまま、紙をショートに切り革のライダースに身を包んだペイシェンスは派手な化粧を施しバイクを乗り回します。
昼間見た宝石が欲しくなったペイシェンスはその宝石店に忍び込みますが、そこにはすでに強盗たちがいて宝石を盗み出している最中でした。
ペイシェンスは猫のように飛び跳ねながら強盗たちと戦い、全ての宝石を持ち帰るのです。
翌朝、昨晩の記憶がないペイシェンスは大量の宝石が部屋にあることに驚きます。
トムはペイシェンスが盗みに入った宝石店の事件を担当していましたが、そこで猫のような女が宝石を盗んだと話題になるのです。
あまりに自分の空白である時間が気になったペイシェンスはキャットウーマンの事を調べ始めます。
すると、仮面をかぶったキャットウーマンらしき女性の側にはいつもあの猫がいることに気付くのです。
再びオフィーリアの元を訪ねたペイシェンスは、衝撃の事実を知ります。
一度死んでキャットウーマンとして蘇ったのだと。
オフィーリアから運命を受け入れるよう言われ、自由に生きなさいとキャットウーマンのマスクを貰うのです。
ペイシェンスは自分を殺した犯人を捜そうと決意します。
あの夜のことで記憶に残っていることを思い出し、ヘデア社の社員を押さえ込み新商品であるビューリンと自分の死が関係していることを突き止めるのです。
研究室に向かうと、そこには息絶えた開発者の姿がありました。
そこへやってきた他の開発者によって通報されてしまったキャットウーマン。
その開発者を殺した犯人にさせられてしまうのです。
友人のサリーが突然倒れ入院してしまいますが、それはビューリンを使った副作用でした。
ペイシェンスは、もうビューリンを使わないようサリーに忠告します。
週末デートを楽しむペイシェンスとトム。
観覧車に乗って甘いひと時を過ごしますが、機械トラブルで動かなくなってしまいます。
子供が乗っている観覧車の安全バーが外れそうになっていたため、トムは鉄塔を降りて誤作動している機械を止めようとします。
しかし、子供が怖がって安全バーを揺さぶってしまったため留め具が外れてしまうのです。
それを助けたのはペイシェンスでした。
助けられたお祝いに今夜食事をしようとトムに誘われたペイシェンスでしたが、その夜はビューリンについてもっと詳しく探る予定だったため誘いを断ります。
ヘデア家へ侵入したキャットウーマン。
しかし、ジョージは不在でローレルしかいませんでした。
泥棒と間違われローレルと格闘になりますが、ローレルが自分を殺す命令を出した人物だと知らないため、研究員を殺したのはジョージだろうとローレルに話すのです。
ローレルはジョージがいる場所をキャットウーマンに教えます。
ジョージのもとへ向かったキャットウーマンはジョージの口を割ろうとします。
しかし、そこへ警察が突入してきたため逃走しようとしますが、トムがやってくるのです。
トムと戦った後、キャットウーマンは持ち前の能力を活かしその場から逃走することに成功するのでした。
週末、トムとデートをしたペイシェンスはトムを自分の部屋に招き一夜を過ごします。
しかし、ペイシェンスの部屋でキャットウーマンの武器である爪を見つけてしまったトム。
ペイシェンスが使ったコップとその武器を持ち帰り部屋を後にします。
そのままラボで武器とコップを調べキャットウーマンとペイシェンスが同一人物であることを知るのです。
トムが去った部屋で目を覚ましたペイシェンス。
ローレルから着信が入り、ビューリンが毒だという証拠を掴んだが月曜に新商品の発表があるため、それまでにジョージを止めて欲しいと言われます。
ヘデア家に向かったキャットウーマンでしたが、そこには既にローレルに殺されたジョージがいました。
ローレルはキャットウーマンに殺されたかのように沢山の爪痕をジョージに残していたのです。
あらかじめセットしていた警報をならし、警察を呼んだローレル。
キャットウーマンはどうにかヘデア家から逃走しますが、街の液晶にはキャットウーマンがジョージを殺したというニュースが流れていました。
朝部屋に戻るとそこには銃を持ったトムが待っていました。
「すまないペイシェンス。その気になれば銃を奪って逃走できるんだろ?」
そうトムに言われ「その気になればね。」
そう返したペイシェンスは逃げることをせずトムに捕まるのです。
トムとの事情聴取でビューリンのこと、ローレルのことを正直に話し、殺したのは自分ではないと話すペイシェンスでしたが、トムには信じてもらえませんでした。
留置所に入れられてしまったペイシェントでしたが、キャットウーマンの能力を活かして留置所を抜け出します。
「キャットウーマン」最後ラストの結末は?
その頃、ローレルはビューリンの発売に向けて記者発表をし、最終調整を行っていました。
そこへやって来たトム。
ペイシェンスの言葉を信じ、ローレルに真相を告白させようとやって来たのです。
しかし、隙をみせた瞬間ローレルに銃で撃たれてしまいます。
トドメを刺されそうになった時現れたのはキャットウーマンでした。
キャットウーマンはローレルの部下を倒し、ローレルと直接対決をすることに。
しかし、ビューリンを使い続けたローレルの肌はその副作用で大理石のような固い肌になっていました。
そのため、キャットウーマンの攻撃が全く効かないのです。
ローレルからの攻撃をかわせず怪我を負ってしまったキャットウーマン。
しかし、最後の反撃に出ます。
何度もローレルの顔を攻撃し、その肌を崩壊させると、ローレルは窓から転落しそうになります。
宙ぶらりんになったローレルの手を掴もうとするキャットウーマン・・・
しかしローレルはそのまま転落して息絶えるのです。
トムは、ローレルの手下が口を割ればこの事件は簡単に解決するだろうと考えキャットウーマンに「ペイシェンスが朝までに留置所に戻ればキャットウーマンである証拠はなくなる。」
そう伝えます。
それからのペイシェンスはトムの元には戻らず、自由の力を手に入れたキャットウーマンとして生きていくのです。
THE END
「キャットウーマン」見どころ
バッドマンの中に出てくるキャラクター、キャットウーマンを主役にしたこの作品は、キャットウーマンのヒーローでもなく悪役でもないなんとも言えない自由さが見どころです。
欲望を満たそうとする女と束縛を嫌う自由な女・・・タイプの違う強い女性が二人。
このふたりの女性が中心に描かれていてとても見ごたえがありました。
主演のハル・ベリーの素晴らしいスタイルにも圧倒されますが、そのアクションシーンもかなりの見ごたえです!
特にクライマックスのキャットウーマン(ハル・ベリー)とローレル(シャロン・ストーン)との一騎打ちの約5分間。
美女どうしの戦いは見どころです。
ただ今作は2004年の作品、そのアクションシーンのCGは今に比べ動きがイマイチでした。
これは仕方のない事でしょう。
ストーリー自体はシンプルなので、あまり好き嫌いなく見れる作品になっています。
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